山登り

栃木県日光市(足尾)
中倉山〜オロ山
なかくらやま:1530m
おろさん:1821.8m


                  



2023,2,9 訪問


(あまり参考になりません)
              
   1/2 親水公園〜1469m級ピーク   2/2 〜オロ山〜下山

皇海山をうんッと間近に見て、どんッと言う姿を望むには 庚申山西側の展望地とそこから北東に延びる稜線の1745P鞍部から前後の付近がベスト.(←爺の独断です) 厳冬期(2021,1月)は庚申山展望地からだったが、天候が良くなく、スッキリした風景という訳にはいかなかった.残雪時期の姿は2021,3月に塔の峰からグルっと回って観ている.この時はとても良いお天気で、鋸山との見事なコラボが眺められ、感動ものだった.

 今回、前回(塔ノ峰〜中倉山)とは逆の半時計周りで行ってみる事にした.寒波がやってくるというのでその一日前の2月9日.風の具合はどうだろうか? 中倉山空の稜線は遮る樹木がないから、風当たりが強いからなあ.

 (2/9))午前2時45分頃、家を出る時 前夜降っていた雨は上がり、月が明るかった.久々の銅親水公園には、午前4:30分頃着、勿論誰もいない.車載温度計は-6度かあ.寒いねぇ.力カップうどんにお湯を入れ、ダラダラと身支度.あ!ピッケル忘れてきた・・が、殆ど使わないだろうからいいか.

 アイゼン、チェーンスパイク必須.新しくしたスノーシューは前のに比べて大きさはあまり変わらないけどかなり軽い.この前の山行ですっぽ抜けしたポールは、可動部分を新たにテープでぐるぐる巻きにして完全固定. 出発は5:15分 未だ暗いからヘッデン点けて.


駐車場


登山口
 林道を歩いてい松木川に出ると、その上流方向から強い風が吹いてくる.むむむ、やはり今日は強風かなあ.あまりひどければ無理せず何処からでも撤退を決める.年をとるにつれて、目的地、目的あるいは計画実行などへの執着心が薄れてしまった.良い様な悪い様な・・

 ヘッデンの光に時々白いものがパラパラ.風花ですね.

 井戸沢を横断し、右岸尾根末端付近から取り付く.ザレ場に出たら猛烈な風が叩きつけてきた.いやあ、この尾根登りは止めた方がいいだろう.木もない痩せ尾根で風に吹かれたらちょっと面倒なことになりかねない.林道に戻り、一般ルートで登る事にした.空を見上げるが、星が見え雲も殆どないのに、風が梢を揺らす音が大きい、風花もフワフワ.


日が昇る


我慢の登り



 一般ルートの登山道入口に着いて、ヘッデンを消し多くのハイカーに歩かれてしっかりした道を登って行く.枝尾根を回り込んで広い落ち葉の斜面に入ると、それまで聞こえていた風の音は聞こえなくなり、風花も感じられなくなった.風が殆ど遮られているリョウブなどの灌木帯の中で、登り始めるとすぐに暑くなってザックを背負う背中が汗ばんできた.尾根に出て、厚手のジャケットの下の中厚手のセーターを脱いだ.

 樹幹の間から仁田元川上流方向(西側)が見える.雪雲に包まれてるのか白く覆われていた.風花はそっちから飛んできてるのか?

 尾根登りでは、風が時々吹き付けてきてスースーするけど、寒くはない.



尾根に出て仁田元川上流方向は何だか白く煙っている



尾根登り


展望岩 此処は中倉山の巻きルート分岐でもある



展望岩から、仁田元川上流 雲が取れてますよ!



尾根登り、振り返って


雪はフワッとほんの僅か
 尾根はそれ程急ではないから快適な登りになっている.積雪も殆どなく、少し抉られた道に残っている雪が凍っている程度.1390m級ピークを過ぎて気が付くと、風の音がしない.上を見上げると梢の間から雲が殆どない青空が、見えている.これは期待していいかも知れない.と、テンションアップ.

 確か、前山≠ニか呼ばれていた三角点手前のピークに寄り、男体山、大平山(松木山)などの風景をD810に収めておく.男体山は頭に雲を被っていたが、その他は稜線含めてクッキリ.

 ツツジの中の道は積雪が20cm程.前の靴後などは隠れて新雪が固くなっていた(何か表現が怪しいけど・・).ツツジなどの低木帯を抜け、展望が開ける所でまた撮影休憩.鈍足なのに時間が掛かってしまっては、、と、思うのだけど、大展望を見るとザックを下ろしてしまう.



男体山、雲が若干


1480m級ピーク(三角点東側)



大平山



中倉山(見えてるのは手前ピークだけど)


雪は多いけどトレースの上の新雪は僅か



又、大平山




東南側、三角は柏尾地蔵岳




オロ山の奥、皇海山が見えるがちょっと白い霞が、、



あそこ、


中倉山山頂 8:40
 風が少し強くなり始めた中倉山の山頂は、2年振りだ.特別感慨深さなどはない.(以前のではない)山名版は倒れて転がっていた.又、ザックを下ろし、先程と同じ様な風景を撮りまくるが、あれッ皇海山が霞んで見えなくなっている.雪雲の中か? 例のブナが見える所まで行ってみる.此処から見える稜線上には雪がない.ま、歩き易くて良いのだけど、背中のスノーシューが何だか大袈裟にみえる.



 



山頂から




男体山、手前に被って社山、右に半月山




南西側 奥にちょこっと、霞んで小法師岳か?




庚申山、左は塔ノ峰



あららーッ
 さて、此処からが本日の本番.ハイライトでもある.皇海山の綺麗な姿が見られる事を祈りながら出発.すっかり有名になってしまったブナの木を一瞥し、稜線を進み岩場に積雪があるとやっかいだ、、と、心配したが積雪も凍り付きもなく通過は易かった.

 この辺りからカメラ(D5600)にアクシデントが起こっていた.爺の場合、撮影した後めったにモニターなどでは確認していない.風景などRAW記録する場合はとる毎に(モニターを)見てはいるのだけど.D810を持っていく時は風景撮影などそれがメインになる.D5600は記録が出来てれば良いというスタンス.
 家に帰ってD5600の画像データをパソコンに取り込み、確認したところ画像の一部で極端な白飛び≠ェ起きていた.カメラのセンサーの故障だろうか? 今現在(2/15)はその現象は起きてないけど、次の山行にで持っていく時にどうなのか心配になってしまう.ま、使い方も荒い方だし落としたこともあるからなあ.このページの最下部にそういう現象が起きた画像を掲載(あまり意味ないけど・・・)


 此処の岩場は、通過が面倒だと思えば仁田元側に巻道がある(鹿道+ の様なものだけど、) 風が強い時などにも利用できる.(復路で利用した) 


皇海山は見えなくなってしまった


振り返って


風が強いなあ・・


岩場も雪がない
 1539Pを越え松木川がほぼ真下に見える鞍部に着くと、これまで風は弱かったが下からかなり強く風が吹き上げてくる.しかも非常に冷たい.松木川の渓から吹き上げてくるのだから、煽られても(多分)仁田元側に転げるから、ま、大丈夫だろう(何が(^_^;; )

此処からは出来るだけ風を避ける様に仁田元側を歩いて行く.


岩場通過後、振り返って


沢入山は意外に遠い.見えるのはその手前の1650m級ピーク



風がなければ気持ちよさそうなんだけど、鹿の糞が至る所に




夏の暑い時は匂いしそう



*


*



あそこは1650Pかな




 
 1650m級ピークは波平ピーク≠ニ呼ばれているらしい.誰かが、木の枝を立てて、それを髪の毛に見立てたものだろうけど.そう言えば、井戸沢右岸尾根には波乗りジョニー≠ネどという板が架かってた木があったなあ.

 岩場の急な痩せ尾根を見上げながら、そんな事を思い出した.  

 1650m級ピークへの登りは、道の中の残雪が凍っている.道脇に積雪はないけど、地面が凍っていて固い.(鹿に喰われて)矮小な笹が露出しているから、滑る事はないけど念の為チェーンスパイクを着ける.岩場になると雪が無くなり歩きづらいが、そのまま登る.  
   
続きます



風が強くなければ快適なんだが


ザレ場斜面、チェーンスパイクが良く効きます



お、皇海山が見えてる!




沢入山が見えてきた




振り返って




沢入山からオロ山にかけて撮った画像に顕著

 Photo Nikon D5600 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.