山登り

栃木県日光市(足尾)
中倉山〜オロ山
なかくらさん:1530m
おろさん:1821.8m


                  



2023,2,9 訪問


(あまり参考になりません)
              
 1/2 親水公園〜1469m級ピーク   2/2 〜オロ山〜下山
 樹木のない1690m級ピークに立つと、冷たく強烈な風が松木側から吹き上げてくる.そんな所、長くもいられないから、パパっと撮って移動.少し下って沢入山への登りになる.沢入山は目の前にそびえてはいるが見た目ほど登りは厳しくなく、鞍部を過ぎると不思議と風も少し弱くなってくる.風が極端に強ければ、仁田元側(樹林の中)の斜面につけられた鹿道トラバースを通ればいいが、稜線を登る事にした.

 登り切って一瞬沢入山の山頂か?と、思える低木が数本ある所に出るが、山頂はその少し先.此処も雪は風に吹き飛ばされてしまうのかふんわりあるだけ.時間が掛かったけど沢入山の山頂には10:30過ぎ.何とか正午迄にオロ山に着きたいのだが、どうだろうか.こんな遅足だと当初計画していた塔ノ峰巡り周回は無理かもしれない.チラチラ枯れ頭に撤退の文字がよぎる.それでもお腹が空いて、仁田元の樹林内で風を避け、アップルデニッシュを2個食べ、ついでにチェーンスパイクをアイゼンに替えて出発.

 下手ですがD810で撮った画像もご覧になって下さい
 



沢入山(左のピーク)への稜線、岩場もあるけど難しくはない



天気は良いが、風が強い 平らな山並みは古峰ヶ原高原


男体山の雲は取れている


1650m級ピーク


塔ノ峰、庚申山、オロ山


沢入山も結構遠いなあ、、


仁田元側の鹿道



大平山




丹平治沢ズーム



左斜面に鹿道トラバースがあるが、冷風を我慢して直登


沢入山 10:35



 此処(沢入山)からもオロ山と皇海山の姿がコラボで見られるのだが、その先の小ピークの方が、オロ山北尾根(通称:北の台地)とが同時に見られる.沢入山迄来たら、そこまでは僅かの時間と距離だから、行ってみると良い.

 一旦、雪雲(?)に隠れた皇海山は、少し霞んではいるが良く見えている.だったが、そこから下っている内に皇海山は段々雪雲の中に隠れてしまった.駄目かなこりゃ.


 ←2013年4月当時の沢入山山名版




良い風景です.



振り返って


沢入山少し先の好展望地へ着いたら、えーーッ



地図で調べてみた.中央の沢は三沢.少し下の方は二俣で拡大すると左俣出合の滝が見える
二俣からせり上がる尾根のピークがシゲト山、左の三角は1928Pdろう.その左は名前のない1920m級ピーク
そして、その左が三俣山(少し三角形) その下に小足沢 シゲト山の後方に白根山(雪雲の中)




こちらはお馴染み



*


*



鹿トレース、右は仁田元川

 その小ピークから下降する斜面には多くないけど積雪がある.固くチェーンスパイクの効きがいい.しかし鞍部付近からは松木側からの風が強くなる.この風の強弱は地形にあるんでしょうかね.1682Pへの登りでは稜線を通るのが躊躇われ、大岩の近くをトラバースするようにして1682Pを回り込む.
 時々、稜線からの風景を見ようと上がってみるが、その風の冷たさに閉口しトラバース道に戻る.1682Pを過ぎると広い疎林帯に出て積雪もそれなりに多くなる.持ってきたスノーシューを着けようと思ったが、鹿の足跡が無数にあり、その上は全く沈まない.つまり、快適に歩ける.

 樹林の中の登りは雪が少なく、パリパリしてて登りやすい.1750m級ピークでは積雪が多く、鹿の足跡をトレースしてしても、時々膝上まで沈むが鹿トレースがオロ山の裾までずーっと続いているから、シューは着けずにツボ足.但し、チェーンスパイクはアイゼンに履き替える.

 倒木の向こうに鹿の群れが、笹か何かを一所懸命食べている.こちらに未だ気が付いてない様だ.そーーッと近づいて行くが、固い雪の上に足が乘ってしまい パリッ 鹿が一斉に逃げてしまった.カメラを構えていたので一カットだけ撮れた.鹿の背中って、あんなに黒かったんだっけ?




笹斜面の中の大岩



この辺りも風が強くて、、


パッと撮って斜面に戻る



鹿



風は樹林に遮られ殆どなし


何日か前のトレース跡? 此処だけあった
 (多分)1750m等高線辺りで、鹿トレースは左方向にトラバースするようについている.(←本当はこれが正しいルート) こちらは山頂を目指すのだ、とばかりに直登(←これ、間違い) 目印の夏道テープも見つけられずに、ツボ足で膝上まで沈ませながらノロノロ登る.少しでも楽しようと右へ右へと行くもんだから山頂からは離れる一方.吹き溜まりの所は腰まで埋まり、出るのにジタバタすること二度.
 時間はドンドン過ぎていくが、上の方に山頂らしき開け方が見えて、そのまま直登.後ろを振り向くと木の間から北尾根が背中方向(真北)に見えた.

 傾斜はなくなり、進行方向に細長く平らになった所に出た.此処を前方行けば山頂だという事は明白.やや深い積雪の中から、シャクナゲが枝を出している.この辺り、鹿のトレースは全くない.二、三歩 歩いていきなり足が雪の中に隠れているシャクナゲの間にズボッ.抜け出そうとして違う足を又ズボッ.溜まらず戻って、鹿トレースを探し、何とか文字が消えかかって読めない板をみつけ、上がって行くと、そこは山頂だった.何と、裾への取り付きから1時間弱掛かってしまっていた.



この雪原を突っ切るとオロ山の裾


樹林の中、意外に積雪が多い



鋸山と皇海山

 オロ山山頂に着くと今まで(雪雲に)隠れていると思っていた皇海山が、何と全身を現していた. 鋸山も近いのだが、手前に樹木があってスッキリという訳にはいかない.それでも、何とか見られた事は嬉しい.
 山頂の三角点は頭を数センチ出しているだけ.ブルーの山名版も殆ど雪の中に隠れている.時刻は13:15分.何だかえらい時間がしまった.こんな時間から塔ノ峰へ回るには時間が遅い.例え、塔ノ峰までの行程に難儀な場所はなくても距離がある.
 計画ではオロ山から仁田元川源頭を横断し塔ノ峰へ.そして、熊ノ平から一か八か沢♂E岸尾根を下降して仁田元林道に下り立つ、、というものだった.※一か八か沢の下降は滝が凍り付いてる為、困難と思う

 何処で暗くなるかだけど、周回した場合一か八か沢右岸尾根の途中.これまでそこを登下降したことがないから、様子が不明.一方、戻った場合は中倉山過ぎて、林道出口手前の登山道だろう.後者は道がハッキリしているし、ヘッデン下降も問題ない.そうと決めて下山にかかる.

 


ぽっかり空間でお昼休憩 出発は13:40


鹿トレースを辿って楽々下降



オロ山の裾に戻る

 文字が消えかかって読めない板の所から、樹林の中に入って往路の足跡を戻るのは止め、鹿のトレースを辿る事にした.あのジタバタした登りに比べ、順調に下降していることに安心したら、お腹が空いてきた.丁度、木が倒れたりしてポッカリと空が見え、腰かけるのに具合の良い倒木もあって遅いお昼休憩にする.

 帰路は沢入山手前から、仁田元側につけられた鹿トレースを使って、風の強い稜線を避けて歩く.中倉山にも寄ることなく一気(ノロノロだけど・・)にリョウブ斜面の登山道に合流.林道に出るまでヘッデンのお世話になる事はなかった.少し急いだのでジャケットの下は汗だく.林道歩きではそれが風に吹かれて、寒かった. 

 ※後日談:D5600の露出オーバー気味と言える画像は、結構多かった.何故そういう風に撮れたのか判らないが、自宅周辺で十カット程撮ってみたが、異常は見られなかった.少し安心したが、次に行く所で又症状が出やしないかと、いささか心配である.

 林道、17:40 銅親水公園P、18:30



庚申山



*


オロ山北尾根


稜線の向こうは相変わらず風が強そうだ


帰りは大岩の下を



仁田元川と古峰ヶ原高原 本当は右の尾根を下る筈だった




あそこの登り返しは途中まで、鹿道




*




帰りに

 Photo Nikon D5600 

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