山登り

日光市(足尾)
塔の峰、オロ山、沢入山、中倉山
とうのみね:1738m
おろさん(おろやま):1821.8m
そうりやま:1704m
なかくらやま:1570m



                  



2021,3,4 訪問


(あまり参考になりません)
              
 三川ダム〜一か八か沢=`熊の平〜塔の峰〜オロ山〜沢入山〜中倉山〜三川ダム
 2/2  記事1/2


 仁田元川(上流左俣)源頭からカラマツ林の中に入って行くのだが、雪が多い.雪面は案外固く踝まで沈まない.ツボ足でも大丈夫と思ったが、踏み抜くと疲れる.此処はチェーンスパイクを外しワカンを着ける.結構快適に歩き、1662Pを過ぎて次の1750m級ピークは、その裾を高度を落とさずにトラバースすることにした.樹林の中は下生えも藪もない.

 しばらく樹林の中を歩いて行くと、雪のある所が少なくなってきて露出した地面は凍り着いてる.構わず歩いていたが、凍ってる所は滑るのに注意が必要. 笹の多い所でワカンの紐が笹にからまったのか、足を取られ前のめりにすっ転び.転んだところが雪の上で何ともなかったが、(手袋をはめた)手を着いた所が鹿の糞の上.幸いその糞は古く凍っていた為、崩れることもなく、、ベッタリすることもなく、匂いもなく・・・ 不幸中の幸い. ワカンは止めて再びチェーンスパイクにする.めんどくさいなあ・・・ 

 コメツガとダケカンバの樹林になり、仁田元川源頭に近づくにつれ、雪が多くなってきたが締まっていて踏み抜くことはなかった.ただ、倒木があると思われる、モッコリの脇に足を置くと、かなり深く踏み抜くことがあったので、そういう所は避けて歩いた.

  デッパチ(D810)で撮った画像もどうぞご覧になって下さい  1/1  1/2



カラマツ林の中へ入って行く 左上は1662P



コメツガ(?) 樹林帯へ


仁田元川源頭を横断 1680m付近


登って 


開けてるあそこへ 何が見える?
 コメツガ(?)の樹林帯を抜け仁田元川の源頭に出る.コメツガとは違うような松系の高木が点在し、広々と開放感のある中々奇麗な所だ.こういう場所は気分が良く好きである.雪のない時はどれ位のササ藪になるのかな? 反時計回りの前回はこの辺りを通ったのだと思うけど、あまり記憶にない.当時のコンデジ画像を見てみると、コメツガ(?)樹林帯の下生えは腰高の笹、此処源頭付近は膝下(せいぜい足首)程度の様な.

 源頭のはっきりしない形状の窪地を横断.緩く登って行くと前方が開けていて、青空が良く見える.あそこへ行くと何が見えるんだろうか? ワクワクしながら登り着くと、目の前に雄大な(本当に雄大な) 皇海山が聳え立っている.しかも、従者と呼ぶには惜しい鋸山を左に、これも大きい.皇海山は塔の峰で見ているのだけど、そちらは、素晴らしい光景の一部.が、此処では正に息を飲む光景の主役・・といっても、過言ではない(←個人の感想です).デッパチを出して時間をかけ、撮影に興じる.

 ※この光景は以前も見ている筈なんだけど、感動のパーセンテージが違う気がした.反時計回りだとオロ山やその後にも観ているからだろうか.

 コッペパンを食べオロ山に向け出発.が、すぐに岩場の好展望場所.又、ザックを下ろす.




皇海山、鋸山




三ヶ峰とかいう山か? (一応地形図で調べてみた)




庚申山 (山頂は見えるピークのずっと奥)



さっきまでいた塔の峰


鹿の足跡だけ
 この稜線には、しっかりした踏み後がある筈だけど、今は雪の下になっている.テープ等も見当たらないが、基本、渓に近い稜線を歩いて行けば問題ない.(進行方向左の)渓側に下りなければオロ山に行ける.むしろそっちの方が雪が消えている所が多く、歩き易い.その後も展望の良い所があり、ザックを下ろしてはデッパチを出すから、鈍足に足枷が掛かってしまう.明るいうちに林道に下りよう、、などという計画は とっくに頭の中で散らかってしまっている.

 雪のない所でテープと踏み後をみつけ、別にそこを歩かなくてもいいのだが、性なのか踏み後を追っていったりすると稜線の中央付近を歩くようになる. その辺りはは積雪が多く倒木も隠れている.ただ雪は結構締まっていて若干沈むくらい.ワカンを着けなくても結構快適に歩くことが出来た.この辺り鹿は見ない.




そこも好展望




右、錫ヶ岳 その左は笠ヶ岳 調べたばかりの三ヶ峰 手前は三俣山などの稜線




皇海山の右奥に白い武尊山




もっこりお山は1665P



渓側は雪が殆どない


真っ白な白根山


ワカンなし 沈み具合はこれくらい


稜線の中央付近を歩く
 オロ山に近くなり、山頂へは何処を登って行くんだっけ?と、歩ける(登れる)所を探しながら樹林の中に入って行く. 斜面にはそれ程多くない雪が積もりそれが凍り付いている.アイゼンは持って来てないのでちょっと心配したが、チェーンスパイクの利きは良く、ノープロブレムだった.

 踏み後が良く判らないが、登れる所を選んで登って行く.上に行くに従って葉をすぼめたシャクナゲが多く出てくる.しゃにむに掻き分け登って行くと、そのすぐ脇にシャクナゲが切れて踏み後の様なものがあった.で、そこに抜けるとあっさりと山頂に出た.



オロ山への登りに入る


武尊山ですね


シャクナゲ藪を突っ切って・・・


オロ山 山頂 14:05

 

 山頂の三角点は雪が彫られて10p位出ていた.どなたかが掘ったんでしょうね.その周囲は踏み後か、少し窪んだ浅い溝が出来ていた.昨日とか数日前とかの足跡ではないようだが、最近(冬場)来ている人もいるようだ.オロ山からの展望は皇海山や遠くに武尊、若干木が邪魔してはいるが白根山などが望める.ただ、これまでに素晴らしい光景を見てきた為か、イマイチ感動が薄い.周回での一ピークを踏んだだけの気分、、というと怒られるだろうか?

 山頂は座る所もないから、すぐ下りる事にした.下りる所はテープで判ったが、それからの踏み後をすぐに見失い、適当に稜線に向けて下降.そこそこ問題なく稜線の(雪が消えている所の)踏み後に出る.樹林帯から出てホッとする.雪も多くない.開放感のある稜線は気分がいい.この辺りで雪面に数日前?かと思われるワカンの足跡を見る.単独かな.1682Pでコメツガ(?)が生えるピークを越え凍って固い地面の急降下.此処はテープなどが多く付けられていて、踏み後もハッキリしている.


   
オロ山の山頂から




白根山




男体山




北の台地



下り口


あそこが稜線


沢入山は近い・・と、思っていたけど、、


案外遠いなあ(黒っぽいピーク)



左、錫ヶ岳の頭がちょこっと  三俣山の後ろに白根山




平らです

 沢入山手前のピーク(というか肩というか)で、オロ山と皇海山が並ぶ光景を撮り、沢入山は山名版を確認しただけでほぼ素通り.綺麗な山名版がどなたかによって取り付けられているが、あの丸っこい山名版も味があったので惜しい.2015年には文字も殆ど消えていたが、まだ木にぶら下がっていた.

 1539P手前の松木川まで急峻に落ち込んでいるザレの所、笹地との境に地割れの様な筋が出来ている.雨水とかの流れた跡とは違う気がする.いずれ、此処から崩れていくのかも知れない亀裂ではないか? .以前はどうだったか、覚えていない.三川ダム周辺は復旧が多少なりとも進んでいて現在も続いているが、こちらの方はまだまだだ.険しさは三川ダム周辺とは比較にならないだろうから、難しいんだろう.雲が多くなり、皇海山も男体山も雲に覆われ始めているのを見ながら、柄にもなく思ってみたのでした.


木のない稜線歩き





オロ山、皇海山



道はちょっとドロドロ


沢入山 15:50


雲が多くなってきた


庚申山



次は中倉山だけど、中々遠いね・・・




真下に松木川



亀裂じゃないか? これ


・・・



 中倉山に着いたのは16:40位.曇ってるせいか何となく薄暗くなっている.此処の山名版はいつからか変わってるんですね.前のは風にでも飛ばされてしまったんでしょうか? 此処は、風が強いからなあ、、長い事此処を訪れる人たちに親しまれてきた山名版だったから、惜しいですね.

 あまり時間がないけど座ってデコポンを食べる.下降に元気が必要.ヘッデンをヘルメットに装着し暗闇対応万全(笑) 一般道を下りるか、井戸沢右岸尾根にするかちょっと迷ったが、この時間なら林道まで明るいのは後者だろうと、当初の予定通り井戸沢右岸尾根を下降.石塔を見て、問題なく下降していくが、1050m辺りで暗くなってしまった.ヘッデンを点けて焦らず下る.
  林道着地は18:15.駐車場帰着は18:50でした.あ〜疲れた・・




ブナ=@今日は井戸沢右岸尾根下降予定なので、中蔵山を越えて行きます.ううう、意外に足に応える



中倉山 16:45



石塔

デッパチ画像 1/1  1/2   Photo Nikon D5600 
HOME  /  閉じる

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.