山登り
長野県松本市他
奥穂高岳 1
おくほたかだけ:3190m


                  


2025,7,24-25日 訪問

(大して参考になりません)
              
 1、新穂高温泉〜奥穂高登山口〜重太郎橋〜ガレ斜面登り(本レポ)
 2、ガレ斜面登高〜穂高岳山荘〜奥穂高岳
 3、奥穂高岳〜穂高岳山荘〜白出沢下降〜登山口〜新穂高温泉

 
午後8:30に駐車場に着いてビックリ.駐車スペースが殆ど埋まってしまっていてやや焦る.回っていて数ヶ所の空きをみつけたが、どれも両側に大きな車が駐まっていて、そこに駐車することが出来ても、両側の扉が開きが厳しい、駄目なら仕方がないけど・・・と、もう少し移動してみると、ラッキーなことに沢側の結構広いスペースが空いていた.←普通に動いていたら見にくい所.

 楽に駐めて途中のコンビニで買った親子丼を食べる.で、荷室に横になる.すぐに眠れるものではないが、窓の外の星空を眺めていて、ウツラウツラ.未明を過ぎて何台か駐車場所を探しているのか、車が場内を回っている.

 午前3時過ぎに出発.ロープウエイ用駐車場まで来たところでサングラスを忘れた事に気が付き、取りに戻る.途中トレラン風の人と擦れ違う.



奥穂高岳登山口(白出沢口)


さ、がんばろう!
 右俣林道は一度歩いているから、よく覚えている.ヘッデンは電池が消耗してるようであまり明るくない.林道の状態は非常に良いから、舗装してない所からも荒れてる所は全くない.ヘッデンのやや暗い照らしも気にならない,これから、明るくなって来るのだし.

 途中、(穂高平への)近道入口があるのだけど、歩いた事がないし、様子が判らないから林道を歩いて行く.若いハイカーさん二人に追い越されました.皆さん早いなあ・・・

 明るくなった奥穂高岳登山口に着き、ちょっと休憩&朝食のランチパックを食べます.今日は穂高岳小屋を予約.一日目は奥穂高を登って泊.翌日は北穂高迄往復して、同じ白出沢ルートを下山.と、いう計画.無理はない(と、思う) 休憩を終えて出発しようとしていたら、(40代位?)の男性ハイカーさんが着いた.少し話をしたら、何と奥穂高岳を日帰りするんだそうだ.桐生の人で、すげーですなあ.お先にどうぞ.どうせすぐに多い越されるのだから.と、言ったら、少し休むので、、だって.
 先に登っていったが、当然すぐに追い越されました(笑)



登山道





笠ヶ岳、抜戸岳     



登山道


クガイソウ


ヨツバヒヨドリ


*



奥に稜線が見えてきた.地図を見ると「天狗の頭」方向だが 1780m付近

 花を期待して登って来たけど、意外に咲いてる花は少ない.今日はマイクロレンズの他、D810も持って来た. 三脚も持って来たかった.穂高岳小屋近辺での夜間撮影の為であるが、軽いバサルトとはいえ自由雲台含めると2kgを越える.するとD810と記録用D5600を含めると6kg近くなる.若かった頃ならいざしらず、体力無比の昨今 としょりでは、登り早々に参ってしまうでしょう.三脚は持ってかない.

 今回、新調したものが二つある.ザックと登山靴で、ザックは40+5リットル.これまで使用してきたミレーの45リットルだったけど、縫い目が切れて穴が開いてしまった.ま、10年以上使ってたからなあ.靴は同じメーカー(SCARPA)の同じサイズで同じ型のもの.が、¥4000位高くなってしまった.とほほ・・・仕方ないか.

 標高1750m付近、灌木帯になり上空は青空(ちょっと雲がある.早速登るのに疲れて立ち止まり、後振り返ると後ろが開けている.雲が中腹に帯を作り、その上に笠ヶ岳が凛々しい.好きな山だ.



振り返ると雲が取れていた




それぞれをズーム (上画像)左から笠ヶ岳




抜戸岳




弓折岳でしょうかね?




クガイソウ



シモツケソウ

登山道、歩き易い、、とはいえない 1820m付近



正面に滝らしきものが見えます 白出大滝?



涸れ沢横断


ゴゼンタチバナ沢山


補修用木材という事は端が近い


アルミ梯子が二ヶ所沢に角材の端



 大きな岩が積み重なった涸れ沢を2ヶ所横断.割と水量の多い白出沢に向かって下降.真下に角材を束ねた重太郎橋≠ェ見えてきた.4段位のハシゴ、2ヶ所下って沢に立つ.重太郎橋を渡って対岸の河原へ. 道はしっかりしていて壁下迄登ると、ほぼ水平に壁を削り道(細い廊下)が造られている.
 上から若い単独女性が下りてきてご挨拶.少し情報交換.分かれて何を思ったかその女性、道を外れ真下に下りて行った.「そっち、違いますよ、赤い布が見えるでしょ」 指差して教えてやる.「あら!下に見える大きな倒木が重太郎橋かと思った」と、苦笑いしながら上がってきて、登山道に復帰.まあ、元気ですね.

 鎖に掴まりながら細い道を横断.造られている所がそれ程高くはないから、高度感はさほど感じられないけど、落ちたら岩ゴロだし軽傷では済まないでしょうから、ゆっくりと注意しながら.



対岸(右岸)に渡って上流方向



登って壁に近づくと


鎖付きのトラバース開始


 
こんな感じ 尖がった稜線が上にチラチラ 正面の涸れ沢は天狗沢

 鎖付きのトラバースが終って、二俣本流右岸の草付きを、やや登るようにトラバースしながら回り込む.鎖+縞鋼板を加工したステップが設置されてる壁があり、登りきると今度はかなり長い鉄梯子.上の方は低灌木の枝葉に隠れて見えない.ガッチリ固定されていて動かないので安心.草付き斜面のトラバースになり、眼前の本流は数段の滝をかけているのが見える.地図にある白出大滝はうんと上の方だから、此処からは見えないのだろう.

 水が僅かに流れ落ちている沢でペットボトル二本分に採水.上から壮年の男女ペアが下りてきてご挨拶.若干の情報交換.「長いガレ斜面の登高は日差しを遮るものがないから、注意して」 と、アドバイスを受けた.感謝である.

 涸れ沢を横断し、左岸を少し登ると滑岩(崖もどき)の¥に鎖が、割と長く垂れ下がっていた.足掛かりの乏しい箇所には、下にもあった同じ構造形状の鋼板ステップが設置されているからノープロブレム.結構快適に登高出来た.


コバギボウシ


ニッコウキスゲ


ヨモギの仲間


ダイモンジソウ



上から吹き下ろしてくる風が結構冷たく心地よい



山ホタルブクロ


ミヤマアキノキリンソウ



崖と青空




小滝が連続 上の方、左に曲がった所で大滝が見えるのかな? が、あそこ迄遡行するのは無理か・・・




鎖の上に長いハシゴ



エゾシオガマ


このハシゴ、名前の板が貼ってあったんだが・・・

オオカサモチ?それともハナウド?


ヤマハハコ



お二人さん いろいろアドバイス、ありがとうさん.下降気を付けて



黄色い花は難だろう? 未だ蕾


クサリ場



横断した涸れ沢上流の滝



登山道 2095m付近


登山道


陽の当たる所は辛い


ちょっと下りになる
 2200mを越えた辺り、尾根を回り込むと涸れ沢の中に数人(多分3人)のハイカーさんがしゃがんで何かしているのが見えた.もしかしたら湧き水場所か何かで、その水でも汲んでいるのではないかと思った.その奥の上の方にはガレ斜面の下部が確認できる.ははあ、下で教えてもらったあそこが身を隠す場のないガレ登りだな.そこに備えてお握りを食べておきましょう.水もたっぷり飲んで準備万端.休憩中、大ザックを担いだ男性3人パーティが通り過ぎていった.すげーなー、、あんなの担いだら一歩もあるけないだろうなあ・・

 休憩を終えて下って行くと男女三人パーティが登って来たのと擦れ違いご挨拶.あそこの涸れ沢にいた人達ですね. 湧き水だったかどうか聞こうかと思ったけど、どうせそこを通るんだから、聞かなくてもいい.

 灌木帯の下り斜面を抜けると、導標が建っていた.このルートでは入口にあったのを入れても二つ目だったかな.あのしゃがんでたハイカーさん達がいた所に着いてその辺りを見てみると湧き水の気配はまるでなく、幾つかのブーケ状になってイワツメクサが咲いていた.彼らが見てたのはこれか?

 続きます.



2200m付近から 奥にガレ斜面




重太郎橋からクサリ場が第一の核心部とすれば、此処からが第二の核心部
日陰が殆どないガレ斜面登り.ルートも不明瞭.お天道様に焼かれながらの苦行

 Photo Nikon D5600 
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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.