山登り

日光市(足尾)
皇海山展望地〜塔ノ峰
とうのみね:1738m


                  



2024,10,21 訪問


(参考になりません)
              
 1、銀山平〜皇海山展望地   2、展望地〜塔ノ峰〜銀山平
 朝2時半過ぎに家を出て、途中コンビニに寄り食料の買い出し.紅葉シーズン真っ盛りだと思うがこの時間帯に走ってる車は限りなく少ない.足尾銀山平の登山者用駐車場(上の方)に着いたのは4時半位.先着車は他県Noのレンタカーが一台.こちらが支度している間に出ていった.二人.こんな早い時間だから皇海山でしょうね. 群馬県側からは登れないらしいから、殆どの人達は足尾側、それも鋸尾根(鋸十一峰)を越えて行く.長いルートだ.爺では日帰りは無理.    

 朝飯の力カップうどんを食べ、出発は丁度5時.気温は(車載で)3度.結構寒いので中厚手のセーターを着て、上着は中厚手のパーカー.丁度良い.登りに入ると熱くなるでしょうが、林道歩きではベストな選択かな.
 歩き始めて、丸石沢手前の斜面が大きく崩れ、大量の土砂が道に山積みになっていた.いつの事でしょうかね.その後も、大木やら小規模の土砂崩れがあった.

 オロ山から庚申山に続く縦走路には、皇海山が良く見える適地がある.此処からの(皇海山の)展望は恐らくベストなのではないかと、爺は(勝手に)思っている.遮るものはなく、鋸山とのコラボは実に見事なロケーション.紅葉時期はどういう姿なんだろうか、、、と、この季節になる度に気になってはいた. 


出発は午前五時 未だ真っ暗


ゲート 大きな看板の右側に庚申山荘使用禁止≠フ案内板
 その好展望地は、1745Pの鞍部よりやや東寄りの斜面で、遠いし時間が掛かる.道も殆どないに等しい.普通に行くとすれば、考えられるのは3通り.1、中倉山、沢入山、オロ山を等を経る長い道程.2、庚申山に登ってから逆回りで、、. 3、塔ノ峰を経由し、庚申山からの道≠ノ出て、、、という3通り.1と2はかなり長い歩きと、上り下りを強いられる.3は塔の峰からの道筋が不明瞭.※1の場合でもオロ山辺りが判りにくい.その先は踏み後を探しながらだが、基本松木川の渓側を歩けば、行き着ける.ただ、これも長いし、中倉山や沢入山などの登りがあり、きつい.

 地図を見て、庚申山の登山道を利用できないか、検討してみる.→検討してみても、道がないのだから検討のしようもないのだけど・・・ 目的地に向かってほぼ一直線に歩けば、ササ藪漕ぎはあるだろうけど割と短い時間で辿り着けるのではないか? ササはチシマザサではないから、案外抵抗も少ない.

 
(藪漕ぎの)スタートは仁王門を過ぎた辺りの1420m付近.此処へは以前笹ミキ沢を遡行して、出てきた所である.笹ミキ沢右岸尾根から下降する際、時間があまりなかったので、ザイルを使用して下りて来たが、探せば、楽に上り下り出来る場所はみつかるだろう.



庚申川対岸斜面 未だそれ程紅葉してませんね



一の鳥居


庚申七滝入口
 笹ミキ橋を渡ってすぐに、今年3月に起きた出来事の場所.手を合わせ、一分間の黙祷をしてから通過する.一の鳥居から、庚申七滝休憩所へ行ってセーターを脱ぐ.スパッツとヘルメットを着けて出発.少しスースーするけど、やがて暖かくなるでしょう.沢に水の面沢沿いの登山道(参道)を緩く登って、取り付き点に着く.

 此処は(多分だけど)笹ミキ沢の滝を撮りながら遡行し、沢から笹ミキ沢右岸尾根を乗越して出た所だ.その頃に、GPSデータを取っておけば良かったのだが、登山道に出るのにそれ程難しくなかった為(軌跡データを)取っていなかった.記録でも仁王門のちょっと上に出たとしか.



登山道(参道)


一つ目の橋


二つ目の橋


橋の上流



新緑みたい



倒木


ゴマナ?


三つ目の橋


*



マクロ


四つ目の橋


夫婦蛙岩


大岩を見ながら登って


仁王門
 GPSをONにして百十二丁目の標石がある所を、右の緩斜面に取り付く.登り始めてすぐに、倒木に打ち付けられている金属片を見る.ここら辺には舟石新道≠フ出口があり、踏み後は既に消えてしまっているのだけど、その痕跡がこうして残っている.少し離れた立木にも一枚見た.今日はその道探しはしない.とにかくまっつぐ登って笹ミキ沢右岸尾根に登り上がれるルートを探す.

 壁が出てきて、基部を鹿道が踏み後を造って上に延びていた.これを辿っていきましょう.やや幅の広いルンゼ(泥付き)に出て、鹿道はそこを登っている.急で掴まる立ち木などはないが、木の根っこが所々にあるから、掴まりながら登って(笹ミキ沢右岸尾根の)枝尾根に出た.そこは割と緩やかで、前方に右岸尾根が見えた.少し登ると左の急な窪地を挟んで、その向こうにも枝尾根が見える.前回はあの枝尾根を下降したような気がする.ま、山の中の尾根の風景はどれも似たようなもんだけど.

 1520mの辺りで右岸尾根に到着.此処までは思ったより楽だったなあ〜 ホッ


百二丁目


名残り 辺りを見ても道は無し



登って行くと壁の基部に鹿道があった



ヘーヘーとルンゼ登り


立って入る所は右岸尾根、前方に下り易そうな枝尾根と斜面
 計画ではこの尾根を少し下って笹ミキ沢本流1450m付近へ下降し横断.1662Pと1750m級Pの中間から派生する尾根を登るというものだったが、すぐ北側に下り易い枝尾根が見えた.(標高差)30m位下降して沢へストン.沢を横断した所に、尾根の末端があった.地図を確認すると、1750m級Pの南に延びる尾根だ.ま、何処を登るのも同じ様なものだから此処を登って行きましょう、、と、膝上程度のササ藪を登って行く.幸いにも、途中から(直登だけど)ササ藪の中に鹿道をみつけ、割と楽に登る事が出来た.

 とは、言ってもそこは鈍足爺、ノタノタと時間が掛かるのに変わりはない.加えてこの尾根、ヤシオツツジ(アカとかシロとか)が多い様で、それが紅葉している.見物で足が止まり、疲れて足が留まり・・・まともに着くんだろうか? 見通しも効かないから余計に不安さえ感じてしまう.時々GPSを見て うん、大丈夫 と、確認.


笹ミキ沢1500m付近で 対岸尾根に取り付く


始めは緩く登るけどすぐに急になる



登ってる途中 1530m付近




*




1580m付近 太陽の透過光ならもっと綺麗



いやあ、、足が・・・


止まってばかり、、



*



この辺りは腰高


笹の下に鹿道があるのだけど、1650m付近



紅葉が無くても



ヨイショヨイショと


フーフーと 


疲れて振り返り


1750m級ピーク 濃いササ藪から開放され足が軽くなる
 鹿道を追って1750m級ピークは樹林の中、林床は膝下位の笹.此処を通過するのは何度目だろうか? このピークで休む事とかしてないから、景色の記憶は皆無.いつも初めて歩く所の様.
 西寄りに下ると木の間からオロ山が見える.これで、GPSに頼らなくても自分の進む方向が判る.更に下ると、ヤシオツツジが多くなり色を付けてているけど、太陽が出てないせいかあまり鮮やかとは言えない.

 緩く下って仁田元川源頭は疎林、というより、木のない開けた気分の良い所だ.笹のない所の砂地には霜柱がビッシリ.今年は随分暖かい日を過ごしているけど、季節はそれなりに進んでいるのでしょう.又、有難いことに此処から目的地のオロ山〜庚申山稜線の1745m鞍部が手に取るように見える.もうすぐだなあ・・と、ルンルン気分.辛い藪歩きが待っているとは露知らず、、、. 



春に来ればヤシオツツジの花が見られる所 



凹んだ所へ向かって行けばOK


オロ山


道の様に見えるのは沢形


胸ほどのササ藪漕ぎ シンドイ
 鞍部目指してササ藪の中を直線的に歩いて行く.始めは腰高だったが、すぐに胸高になって、沢形を横断してからは背丈を越える位になった.幸い、チシマザサではなくクマザサ? 割としなやかで抵抗はないから(登り気味の所は)両手で掻き分けながら進むことが出来る.ただ、大きな倒木が結構あり、回り込んだりする時の横移動には疲れた.が、とにかく稜線を目指せば良いので、うんせうんせと声を出しながら登って行く.そう言えば、鹿道がない、鹿も熊も見ない.

 深い笹帯の斜面を越えて稜線に着くと、目の前に盟主皇海山が大きい.ただ残念な事に頭を少し雲に隠している.鋸山は標高が若干低い分だけ、全身を見せている.皇海山や鋸山、庚申山などの裾野には広がる紅葉が見えた.盛りなのか、これから旬がくるのか初めて見る景色だから判らないけど、とても良い眺めだ.此処でも充分眺めが良いのだけど、全面ササ藪で休憩する所がない.もう少しオロ山よりへ行くと庚申山の裾を含めた風景が見られるはず.で、樹木の中を抜けて.   ・・・続きます



鞍部到着



お!


そこを越えて、もっと良く見える所へ行きます



ね!

 Photo Nikon D5600 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.