山登り

栃木県鹿沼市
羽賀場山〜お天気山
はがばやま:774.5m
おてんきやま:777m


                  



2022,1,9 訪問

爺 & nob
(あまり参考になりません)
              
 年明けて一番目の山行は栃百ツーターン目の羽賀場山へ行く事にした.年始休暇で休んでいる(っても9日は成人の日祝日だけど) nob を誘ったら行くべよ、という事で年間に何回あるかないかの複数登山.

 一度目の羽賀場山は2010年6月に登っている.引田(ひきだ)の長安寺近くに登山口があって、殆どは植林帯の中の歩きだったと記憶している.それ以外殆ど覚えてないから、あまり特徴とか展望とかはない山なのだろう. 登る前に取り敢えず前回登った時撮ってきた写真画像を眺めておく.この時、長安寺付近の登山口から羽賀場山〜お天気山(天強山)を経て上大久保の下山、県道を歩いて長安寺に戻った.

 長安寺は、参道の階段にイワヒバ≠ェ下から上まで生えているのが特徴.これだけでも(長安寺を)見る価値がありそう. ※長安寺自体は2020年9月に訪れている 

 朝飯食べてのんびり出発.我が家から長安寺までは車で1時間もあれば着く.コンビニ寄って食料を買い、お寺に着いたのは9:30頃.3台位駐められるスペースに工事用の仮設ハウスが設置されて、工事関係と思われる人が二人、何やら作業をしている.登山口のある林道入り口にはバリケードが設置されて通行止めになっていた.


駐車スペース 9:40出発


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 「こんにちは〜」 と、声を掛けたら、「こんちわ、ハイキングかい?」 と、現場監督さん風の人 「はい、そーなんすけど羽賀場山の登山口はそっちですよね、今は通れないんですか?」 「ああ、こっちは斜面が崩落していて危険なんで、通行止めにしてるんですよ.長安寺の裏手に登山口があって、立札もありますよ」 「あ、そーですか、ありがとうございます.で、車は此処に置いといて大丈夫ですか?工事の邪魔になりませんか?」 「それでしたら、心配いりませんよ.今日は此処の工事はないから.楽しんできて下さい.途中も崩落個所があるのでね、気を付けて」 「いやあ、重ね々々ありがとうございます.」 親切にされると、やはり気分が良い.

 簡単に支度して出発.長安寺をサッと観て、教えてもらったお寺の住宅の方に向かうと、二人(下の人とは違う人達)の作業員が休憩していて、我々が行くとサッと立ち上がり「こっちこっち!」 と手招きして教えてくれた.いやあ、何とも.今日は良い山行が出来そうだ.お天気も良いし.



林道を緩く登って


すぐに開けます 崩落地だけど道幅は広く残っているから安心


見えるのは2番目の鉄塔かな?


風はなく快適



 立札の通り作業林道を登って行くと斜面は伐採されていて、展望が良い.送電線鉄塔がある鳴蟲山が良く見える. あそこも、まだ一回しか登っていないんだよなあ.林道の崩落は大きなものではなく、普通に通れば危険はない.

 林道は概ね日向で暖かくそこそこ気分がいい.380m付近で尾根に上がる.尾根上は踏み後があるけど案外薄い.一回目に行った当時は植林の中だったから良く覚えていない.少し登って行くと前方に送電線の鉄塔が見える.その辺りも伐採され、植樹はされているがまだ樹高が低いので開かれている.

 風景を撮りながら鉄塔下に着く.ちょっと休憩.着ていた中厚手のセーターを脱ぐ.水飲んでアップルデニッシュを一個食べ、風景を眺める.




奥の二つのピークに鉄塔が見える.そこが鳴蟲山



仕事用林道なので機械で粗削り


いつ頃行われたんでしょうか、道はカヤが藪化



登るに従って遠くの山も見えてきます 山座同定は出来ないけど

 筑波山が見えるのだがかなり霞んでいる.爺は偏向サングラスを掛けているせいかしっかり見えるけど、nobは良く見えないという.ま、nobも目はあまり良い方じゃないしな.山の間からは古賀志山が僅かに特徴のある猪落し=iししおどし)が見えるのだが、これは上手く説明出来ないから、やはり良く判らないらしい.ま、興味もないみたいだし.

 鉄塔を後にし、此処からは植林帯の中.その、植林帯の中というのは概ね何処も同じようなもので、歩いた事があるような、ないような・・・ いや、実際通っているんだけど.特に記すようなものもなく、ちょっと藪めいたのが出てきて二つ目の鉄塔に着いた.展望はそれ程でもないけど、杉木立越しに西側が見える.此処からは再び植林帯に入り、やや長く感ずる樹林の中歩き.



一つ目の鉄塔から 塩屋方向




僅かに古賀志山の猪落しが見える



こういう所を歩いたなあ、、という感じはある


こういう所も



570m級ピークで あれは羽賀場山か?と思ったが、羽賀場山はもっと左で見えない



二つ目の鉄塔は素通り


前方、ロープのある岩場になっている
 大きな起伏こそないものの、ポコポコと登ったり下ったりを繰り返す.ロープのある岩場も出てきて..え?こんな岩場なんてあったんだっけ? あそこを登れば山頂か、、という所は750m級ピークで、やや気落ち.良くある事だけど.
 
一等三角点のある羽賀場山の山頂に着く. 樹林に囲まれているせいもあるけど、華やかさというか、祠の類もない.寂しいという表現が当てはまる様な山頂である.但し、一等三角点≠ェあるのだよ、という前提があるからで、自然とか、普通とかの山だったらこれは、これでいいのではないかとさえ思う.

 特に感慨に浸る様な訳でもなく、日の当たらないやや陰気な所で休む気にもなれない.栃百という御名目がなかったら、来ていただろうか、、、

 数えて二つ目のピークは北に延びる尾根との分岐.お天気山は西へ下るのだけど、現場では直進してしまう(北方向への)可能性が高い.あまり目立たないから見落としてしまうかも知れない.

そこは750m級P


一等三角点は大きな標石


山名版は2枚


お天気山の導標がある 二つ目のピーク 770m級で尾根分岐



結構下りますね・・



ロープもある急降下


3っつ目のピーク 730m級
 お天気山へ向かい、羽賀場山から数えて3っつ目のピークを越えて日の当たる場所に出た.お昼も過ぎているから、此処でお昼休憩.時々北側から吹き上げてくる風は強くないけど冷たい.長居する所でもないし、適当に休憩を終え、いきなり岩場の下り.此処はロープがあって、バランスをとりながら下降.又、ポコポコと登ったり下ったり.意外に岩のピークがあって、直接登る(そのピークを越す)のは難儀なのか巻道がついている.こんな所、通っている筈なのに、やはり記憶がない.

 最後の登りとなる所も岩場のやや急斜面.登れると思うけど此処にも巻道がついていた.岩場があまり得意ではないnobがいるから、此処は普通に慎重に.枝尾根を回り込んで道が消えたと思い、あれかな、これかな?等と探していると、尾根上に道があり、テープが見えるけど、と、nobが尾根を指差していた.はあ、、此処はあのピークを越えるのね・・・ 

 辺りは灌木になって、まだもう少し先だろうと思っていたお天気山(天強山)は、案外すぐだった.一時間半はかかっているのだけど.



中々の岩場下降

あそこ、四つ目のピーク 720m級



此処の岩場は左に細い巻道が付いている



お、導標ですよ


お天気山(天強山)山頂 13:30
 お天気山には大きさの割に凄く簡素な絵の案内板があったのは覚えている.山頂からほんのちょっと北側へ行くと男体、女峰の日光連山.小さく日光白根山、三角の皇海山も見えた.こう列記すると大展望の様に思えるけど、展望は樹幹の間から僅か.それでも、見えないよりはいい.

 山名版や壊れた祠を撮ったりして、下山にかかる.二の宮&向に下ろうとするとnobが あれ?戻るんじゃないの? と不振顔.いや、上大久保に下りるんだよ、というと、又、あのデコボコを上り下りするのかと、思ってたよ.良かった〜 と、ホッとした安堵顔.え?言ってなかったけか.

 急斜面を終え、二の宮を過ぎて一の宮の分岐は迷わず下山路へ.一の宮(確か祠しかなかった)に寄る必要はなし.




日光連山




横根山とか



日光白根山


皇海山、ですね


急な下り


です


一の宮には用事ないから寄りません


落ち葉斜面のトラバース
 落ち葉の斜面をトラバース気味に下っている途中、後ろから大きな声.nobが落ち葉に滑って転倒.その弾みで道を外れ、斜面に腹ばいになって切り株に掴まり、ずり落ちるのをこらえていた.足をズリズリやりながら道に上がって来たnobは、何故かステッキではなく枯れ枝を握っていた.ステッキは(落ち葉で)滑った所の脇に突き刺さっていた.ケガなどはないようだった.落ちた所が崖でなくて良かった.何で俺枯れ木握ってんだ?と、不思議がるnobをみて、(爺、笑いをこらえるのに必死)

 上大久保バス停 約1km 1,700歩 バス時刻≠ニ書かれた赤テープが木に巻きつけてある.おお、ご親切にと、道を外れテープに従って左の踏み後を下って行く.しばらくはテープも多く付けられていたが、広葉樹混じりのだだっ広い樹林帯の中でテープも踏み後も見失ってしまった.まあ、葉の間から大芦川右岸の山並みが見えるから、それに向かって下って行けばいい.藪もないし急でもない.

 暫く下りて、仕事道なのか登山道なのか判らないが、踏み後があった.それを辿って行くと、すぐに鹿避けフェンスに当たる.踏み後はそこを突き抜ける様にしているけど、フェンスに扉とかはない.仕方がないのでフェンスと並行に下って行くとすぐに舗装路が下に見える.ラッキーと、下りてみたら2.5m位の高さの擁壁があり、降りられない.フェンスの端っこに掴まり、回り込んで擁壁のない所に出て、舗装路にストン.

 舗装路をのんびり歩いて10分程で県道に出た.そこには下大久保バス停があった.



右にあるテープを最後に、見失う



踏み後はあるのよね


フェンスに当たり、その脇を下降して行くと舗装路に〜


歩いて


県道に出ました 15:00ジャスト あとは県道をテクテク戻るだけ








随分広く伐採されてるのすね、長安寺の上




D810 高畑集落




D810 

D810と表記ある以外は Photo Nikon D5600 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
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