山登り

日光市(足尾)
大平山〜社山
おおひらさん:1954.6m
しゃざん:1827m




                  



2021,2,22 訪問


(あまり参考になりません)
              
 三川ダム〜オオナギ沢右岸尾根〜大平山〜社山〜南尾根下降 
   2/2  記事1/2

 
 大平山の山頂から縦走路を社山側に歩き、1954P付近で昼食休憩を終え、12:45出発.社山に15:00位に辿り着ければ、南尾根を下って明るいうちに林道に下りられるだろう、、と、思っている.稜線の中央からやや足尾よりを歩いて行く.松木尾根・・と思って眺め、でーごろで撮影.まてよ? と、地図を出して確認すると、拭沢(はらうさわ)右岸尾根とでもいうのだろうか、松木尾根はその向こうに隠れるように見えている.拭沢には大きな滝がないというので遡行はしていなかった.これからも行くことは、多分ないだろう.

 稜線は、さすがに風が強く吹き抜けていくのだろう.鹿のも、人のも足跡は皆無で風紋が雪面に付けられているだけだった.鹿の殆どは風を避けて樹林の中を移動しているのだろう.足尾側の風景に見とれながら進んでいき、黒檜岳への分岐導標は見逃してしまった.戻って確認しようかと思ったけど、めんどくさいのと特に必要もないので止めた.(今日はほぼ風がない)

 左手(北側)、樹林帯の梢の上に いきなり男体山が姿を現す.突然だから、多少の驚きで、一人オーーッと声を出してしまった.この男体山は冬季には閉鎖され、登山禁止となっている不運な山だ.どっかの私物だそうで、(冬は)管理が困難だから、、らしい、と聞く.

 
下手ですがデッパチで撮った画像もどうぞ 1/2  2/2



半月山



迷い易い樹林帯の中、雪は緩み時々だが深く沈む所がある


樹林帯を出ると又快適尾根、腹減ったな〜


昼食休憩はそこの穏やかなピークで 12:15


←の所から稜線



社山が頭を僅かに (三角の突起)




男体山が梢の上に 黒檜岳分岐は過ぎていた 東寄りの1940m付近
中禅寺湖南岸尾根に入っている


2014年10月
 中禅寺湖南岸尾根に入ってから、高度を少しづつ下げていく.足尾側渓斜面には殆ど雪がない.稜線も中央から渓側は部分的に笹が露出していて、鹿に喰われている.鹿の足跡も多い.当然、糞も凄い. 
 1850m級のピークを、登山道(破線路)は右寄りに付いている.雪は融けていて踏み後がハッキリ見えている.その踏み後に鹿の糞が敷かさる様に見えているのには、やや閉口した.今はシューだから、雪の上を歩いているのだけど. 

 1816Pの手前に木々のない平らな場所がある.確かこの辺りに導標があったと思っていた.歩く人も少ないのと、鹿道が広くつけられてしまった事によるのか、道≠ゥら外れた所に立っていた.この付近だったかなあ、、、と、見回してみるけど、みつからなかった.風化して倒れ、雪の下になっているのか?(2018年3月に訪れた時にも見ていなかった気がする←殆ど覚えていない・・・)

 そこから道は、一旦30m程下りて1816Pに登り返す様になっているが、1816Pの左(西側)斜面がトラバース出来そうで、若干のショートカットになる.ピークまで登らなくて済むから、少しは楽だろう.此処から見る限り、伐採なのか煙害なのか、その左側斜面は開けている. 下りに差し掛かると・・・



振り返って


足尾側



大平山がもうあそこ(あのピークの向こう)




男体山



風は殆どありません


葉の多い季節だと、男体山は見えないだろうなあ



社山、右は半月山、1870m付近




日光側




足尾側




導標があったのはこの付近ではなかったかな?


 

 1815P手前鞍部の更に手前、下る斜面上部に出ると、中禅寺湖が見えてきた.その向こう(対岸)に、男体山は勿論、太郎山、山王帽子山がしっかり姿を見せ それに、於呂倶羅山とか高薙山、根名草山などの2000m級山々も見えているのだろう. これまで3度、此処を通過しているけどこんな光景を見ていただろうか? 白根山はまだ木の枝の向こうで見えてないが、これから進むにつれて姿を現してくるに違いない.本日のハイライト2番目と言っていい.
 少し進んで(下って) 黒檜岳が黒く茫洋とした山容で存在感を示し、その右奥に白い山頂の白根山がそれと判る姿で見えてくる.デーゴロで、デッパチで撮りまくる.時間が掛かっているが、後悔するよりはいい.

 ※斜面は概ね雪に覆われているが、雪が解けて露出した笹の所には大量の鹿の糞が、、、雪のある所の、やや平らになっている所にも、、、ザックを下ろす場所に苦労する. 加えて、この陽気で何だか匂ってくる気がする.



中禅寺湖 真ん中は太朗山、その左山王帽子山




白根山、左端は黒檜岳(ちょっと欠けたか)

 長い行程になると、一度や二度は間違いを犯す.いつも、いい加減な爺はしょっちゅうだが・・・ 鞍部に下りて1816Pの登り返し途中から左(西側)斜面へとトラバースを開始する.はじめの内は良かったが、斜度のある所や雪のない所があり、そのままスノーシューで通るもんだから、何だかバランスが悪い.露出してる低木にシューを引っ掛けたり、小さな雪庇を踏んでずり落ちたり・・・ 

 四苦八苦しながらコメツガだかシラビソだかの樹林帯を何とか抜け縦走路に復帰.余計時間が掛かってしまったんじゃないか・・・ 出てきた樹林を振り返ると何となく踏み後の様なものが見えたが、巻道にでもなってるのがあるのだろうか? 

 目の前には1792Pの背後に男体山が聳え、右手に見える社山も大きい.が、未だ遠い.見える尾根上の雪は少なくなっている.スノーシューは、コッペパンを食べながら、雪の全くない1770m級小ピークで外す.足が軽くなった.(ザックは又重くなったけど・・) 此処からの眺めも良いから、ゆっくりしていたいけど、先へ進む.



難儀したトラバース斜面


稜線に復帰



踏み後の様に見えるが、鹿の足跡




1760m級ピークから振り返って 直線状に下りている足跡が爺のもの 



1760m級ピーク スノーシューを外す


見えるピーク1792P 一瞬あれ越えるのか、、と、思ったり・・
 1792Pの巻道(南側斜面)は、無雪期には笹で踏み後がハッキリしてなかったが、今は鹿も利用するのか、しっかり見えている.但し、その巻道に入ってからは踏み後も不明瞭になる.高度を落とさず進んで行けば、又、踏み後は現れたり、再び消えたり.

 巻道を抜け出てやや南東に折れ、無数に付けられている鹿の足跡に引きずられ、小ピークに向かって上がってしまった.此処は、裾を左カーブして大日尾根の頂点(1750m級ピーク) に向かうのだけど、樹林で稜線が一時遮られる為か、案外間違えやすい場所でもある.(←爺だけか・・)

 大日尾根の頂点も右をトラバースして巻く.涸れ沢の源頭横断は、一部凍っていて注意が必要だった.本日最後の登りは中々しんどい.樹林帯に入る手前でチェーンスパイクを着ける.開けた斜面に積雪は殆どないけど、樹林内は雪が融けず凍っている可能性がある.登って行くと案の定、至る所で凍っていた.此処の登りでは踏み後やマークを見失い、山頂から100m近く離れた南尾根に出た.




白根山、左に錫ヶ岳が見えてきた



巻道は薄い踏み後


踏み後不明、だけど前方が見えるので問題なし


あのピークへ行ってしまう様になるが、道は左に見える樹林の上
但し、踏み後は雪の下


笹は上の方が全部食べられて芝生状態




又、男体山と太郎山




左に登って行く足跡 これに騙される




黒檜岳




間違いに気づき下降 見えるピークは大日尾根頂点の1750m級ピーク









社山



大日尾根頂点の巻道を出て振り返り


社山、山頂直下の樹林帯
 当然、誰もいない山頂へ着いたのは16:00丁度.何と予定より1時間も多く掛かってしまった.太陽が未だ上にあるとはいえ、林道へ下る前に暗くなるのは確実.南尾根のどの辺りで暗く予想をしてみたが、考えてもしょうがない.転がっている石柱に腰を下ろし、梅干し入りおにぎりと、デコポンを食べる.おにぎりはイマイチだったが、デコポンは美味しかった.柑橘系は元気が出る.早々とヘッデンを着けて準備万端 15分後出発.何も考えず下るだけだ.

 南尾根の標高1250m付近まで下りて来た時に陽は皇海山の左側に落ちた.辺りはまだ明るい.皇海山の背後の空が少し赤味を帯びている.とても良い光景だ.つい、見とれてしまう・・・(なんて、のんびりしてる場合じゃないと、思うけど・・) 下降を続け、雨量観測所に着いた時はほぼ暗くなってしまった.若干足元は判るので歩けるが、此処から少し急斜面が続くのでヘッデンを点ける.踏み後はしっかり判るからノープロブレム.

 昨年暮れで往復に使った二号堰堤へ下るルートの降り口がみつかるかどうか、唯一心配だったが特徴のある場所だったのでこちらも問題なし.それどころか、ヘッデンの強い明かりが幸いしたのか、しっかりした踏み後が照らし出されて、極めて安全に二号堰堤の所の林道に下りる事が出来た.
 誰もいない三川ダム駐車場に着いたのは19:00ちょっと過ぎ.いやはや、時間が掛かりましたなあ.


樹林の中


社山、山頂 16:05


下降開始


南尾根



南尾根から 辿ってきた中禅寺湖南岸尾根、奥は黒檜岳






下手ですがデッパチで撮った画像もどうぞ 1/2  2/2   Photo Nikon D5600 

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当レポは
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