山登りで三脚探し

日光市
赤薙山、奥社跡



                  



2019,7,30 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 左足(指)を怪我して一週間、靴を履けるようになったので気にしている三脚を、探しに出掛ける事にした.何処に落としたかは判らないけど、その時歩いた軌跡が記録としてあるので、ガーミンGPSを見ながら辿れば発見は可能だろう(と思う).みつからなければ、探すのに努力したと言う事で、それはそれで諦めもつく.

 三脚を落とした日の山行

 落としたと思う所の候補は、、(後から考えて)多分2個所.下降中にコメツガの低木藪の場所.標高2150m付近だ.次にシャクナゲ藪は2100m付近の辺り.藪漕ぎ中、三脚の何処かを枝などに引っ掛けて、藪に持ってかれるのは、後者の方が可能性大.

 足の指が治っているかどうか不安だけど、登山靴の中で遊ばないようにバンドエイドでしっかりし留めておく.で、急がず歩けば大丈夫だろう.痛みが出たりで辛くなったら早目に引き返しましょう.

 荷は軽くする、、と、言っても当時のルートを忠実に辿るのでザイルと下降道具は必要.熱くなりそうなので保冷バッグに水、コーラと保冷剤を入れて持って行く.熱いと食欲がなくなるのでグレープフルーツも持って行きましょう. 普段持ち歩くデジ一は当然割愛.これだけでもかなり重さの感覚が違う.
 


駐車場 日付写し込み設定解除してなっかた・・・


天空階段
 霧降(キスゲ平)の駐車場には一台いただけ.誰もいないから出掛けた後のようだ.朝飯の力カップを食べ支度を済ませて出発.レストハウス前の駐車場には4台程.天気が良いと言ったって平日だしね.まずは、天空階段≠フ1445段.これが、結構足にくるんですよね・・・

 木階段は足に優しく、左足は靴の中で多少の違和感はあるものの痛みとかはない.花のピークは過ぎてるかも知れないけど、シモツケやタチギボウシ、アヤメなどが咲いてるから急がず登れる.背中を陽にジリジリ焼かれながら登って行き、半分も登らないうちに汗だくになってしまった.

 展望台に着いて一休み.足(の、指)は痛くない.何とかなりそうだ.真上は青空だけど赤薙山にはもう雲が湧き始めている.これでは今日も又ガスの中でしょうなあ.と、思いながら水分補給して出発.「焼石金剛」 迄は踏み後が数ルート.決まった道になっていないから、それぞれ歩き易い所を登り下りしてるうちに、こうなってしまったんでしょうね.単独ハイカーさんに追い抜かれる.



ヒヨドリバナ


コバギボウシ



クガイソウ



ノハナショウブ


クガイソウ


アカバナシモツケ



奥に高原山 RAW撮影では日付記録設定がされないらしい



ニッコウアザミ?


ニッコウキスゲ


カントウヨメナ?


小丸山 此処までは晴天
 赤薙山の登りでは、もう下りてきた屈強そうなハイカーさんに、早い下山ですねとご挨拶.早く登り着いてしまったのでとのご返事 うん、納得 赤薙山の山頂では単独ハイカーさん、男女1組が休憩中.ご挨拶してしばし談笑.どちらも、用事があるとかで女峰山へは行かず、ここから戻ると言う事だ.こちらは、「ヤハズ」 付近までと言おうと思ったけど、判り易い場所で「一里ヶ曽根」 の近くと答えておいた.更に、どうして? と聞かれたので落とし物の三脚を探しに と言ったら、ちょっと驚かれた.そりゃあ、そーだね.三脚を落としてくるやつなんてそうはいないもの.

 ガスがかかり始めた赤薙山を出発.雲竜側からどんどんガスが湧いてきている.かなり歩きにくい稜線道は左足にあまり負担をかけたくないと庇いながら、つい右足が負担を負う事になる.奥社の登りで右足太腿が攣りそうになった.何とか騙し々々奥社跡に着いた.座って休み、コーラを半分だけ飲んだが久々に山に持って来たコーラは、保冷剤でで冷たく (極めて)美味しかった.コッペパンを食べている時、赤薙山方向から鈴の音が聞こえてトレラン風カップルが上がってきた.ガッチリした体格の(足にタトゥを入れた)若者とスポーツマンの様な体型の女性.どちらも、タンクトップスタイル(短パンの素足) 手ぬぐい位しか入ってないんじゃないかと思われる超ミニザックを背負っているだけ.挨拶だけして通り過ぎる.すげーなー・・・




此処では強くないけど風があり、時々涼しい



高さ5cm程 オニノヤガラみたいだけど?


一輪だけのツリガネニンジン


コメツツジ


焼石金剛


イワオトギリ


赤薙山山頂





開けた岩場から 奥社跡(2203P) 左の雲竜渓谷からガスが沸き上がってくる



モミジカラマツ


ミヤマカラマツ
 心配された右足の攣りそうな感じもなくなり、左足は違和感が強くなったけどまだ大丈夫.稜線道も少しは良くなったから気分的にも楽になる.

 下降点に着き、ヘルメットを被り一通り装備しGPSでほぼ同じルートを再確認.前回ルート上をジグザグに下りていく.上下左右&後方を見ながら努めてゆっくりだ.が、最初の30m下降はあろうことか、二度目に下降したルート上を下りてしまっていた.ま、この辺りは藪などではないから落とした可能性はない.2200m付近で前回ルートに復帰し、沢(三沢左俣)源頭付近へトラバース気味に下降.沢に出る途中少しのシャクナゲ、コメツガの混合藪があるので、丁寧に見て歩く.しかしシャクナゲの背丈は低いし、コメツガ幼木の密度は濃くないので此処ではなさそうだ.沢の源頭に出た.こないだ出た所は確かこの下だった.樹林から沢に出た所も、思い出してきた.

 5−6m毎にGPSを確認して歩くより、記憶を頼りに斜面全体を見渡しながら下降して行く方が良い気がする.GPSを見るにはいちいち眼鏡(老眼)を出さなければならない.何だか面倒だ.前回の下降は大きく蛇行しながら下りた訳ではない.2150m付近迄は沢からあまり離れずに下りた・・・と、記憶している.


ヤマイグチ


ベニハナイグチの仲間か?(帰路)



「ヤハズ」 を過ぎて




源頭

 コメツガの密藪斜面に出て、鹿道を頼りすぎ右へ大きく逸れてしまった事に気が付き、修正.前回は沢右岸を下りて来た事を思い出した.そして草付きの涸れ滝を懸垂で下り、その下の涸れ棚は鹿道に頼って尾根にトラバースした筈だ.涸れ棚突端から少し戻るように登って鹿道に出る.5−6m程進んだ所で、えっ さんきゃくのあたま? あったーーー!  1人大声を出してしまった.7−8割は諦めていたので、自分で自分に感激してしまった(笑).

 落ちていた所は、コメツガ幼木藪でもシャクナゲ藪の中でもなかった.落とした日の帰路確か此処を通った筈なのに、その時はみつけられなかったのは、藪の中に落とした≠ニ、思い込んでいたからか.

 急斜面を登って戻る時、やはり左足が少し痛み出した.我慢して登り時間がかかったけど稜線の登山道に出た時はホッとした.道で装備をほどき身軽になって更に安堵感が沸き上がる.諦めずにやれば、何とかなるものだ.坂道では上りも下りも左足が靴の中に当たって若干痛む.腫れてきてるんだろう.山の長歩きはしばらく控えた方がよさそうだ.




草付き涸れ滝




涸れ滝の下の涸れ棚




三脚、みつけた〜〜♪ 此処は大して藪ではなかった.涸れ棚を回り込む時、5−6m程三脚がある方から
この、鹿道に登って来たのだった.多分枝か何かに三脚のプレート部分でも引っ掛けてザックから抜けて
しまったのでしょう.(と、振り返り想像)



ゴゼンタチバナ


タカネニガナ?



三沢左俣探索の軌跡(ガーミンmap)





無事回収し家に持って帰った三脚
上:ストッパーを引っ張ると中のボルトが見える.上部に僅か錆が見える
左:雲台プレートが割れているのはかなり前から.雲台取り付けネジも僅かに錆
他にダメージはなかった.

一ヶ月以上山中に置かれっぱなしにされていた割には腐食が殆ど無い
頑固な職人が多いと言われるフランス製だけの事はある
(今このメーカーはイタリアのグループ)

 Photo Nikon P7800 二代目 

HOME  /  閉じる

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.