◇滝見◇ 日光市野門 三沢(18回目) 2019,6,14 訪問 爺 (殆ど参考になりません) |
昨年秋、2週続けて上流を探索した.予定通り見る事が出来たのだが、私では時間が掛かる為コンデジだけの撮影で済ませていた.「栃木県の滝」 を撮って歩くに至って、その殆ど全てはフイルムだったり、ここ数年はデジ一に納めている.曲がりなりにも自分が決めたスタンスで滝巡りを行っているつもり(自分だけの解釈で上手下手は別(^_^;;
). 滝撮影の場合デジ一だと三脚を持って行かなくてはならず、荷が重くなるのと、現地での撮影時間が長引く為、秋などは帰り道で暗くなるのは必須.ヘッデン歩きでも別に構わないのだけど、女峰山登山道の歩きにくさを思うと、暗がり歩きは やはり二の足を踏んでしまう.日の長い今の季節なら遅くなったとしても、小丸山辺りまではヘッデンがいらずに戻る事が可能と思う. 天気の良い14日を選んで実行.もう少し後ならキスゲ平に花などを観る事も出来るのだけど、気持ちに焦りが生じているのか、ワクワク感も手伝って出掛ける事にした. ※気持ちに焦り・・・・東北遠征を計画していて、それとダブってしまいそう ※ワクワク感・・・・・・・雨が少し降り続いている為、滝の水量が多くなってるかもしれない. 5台くらい駐まっている霧降駐車場に着くと、上空は雲一つ無い青空.今日の予報では晴れで夕方頃から雲が多くなるらしい.すると、女峰近辺だと午後はガスが出たり、雨が降ってくるかも知れない. 下手ですがデジ一画像もどうぞ |
霧降駐車場 6:00 |
標高差250mを、ほぼ木階段で登る ふう〜 |
レストハウスから少し登った所 良い光景でしょ〜♪ |
朝飯代わりの力カップを食べている間に、カメラザックを背負った人が出掛けて行った.今日はザックにバサルト三脚をくくりつけ若干重い.水は現地で美味しいのをいくらでも飲めるのでペットボトル1本だけ.ザイル、下降道具は外せないので、大した軽量化にはならないけど気分的にお〜今日は軽い、、 「天空階段」 は急がずに登る.人工的階段は(私の場合) 腿にくるのだ.花でも咲いていれば、それを観ながら登るので自然ゆっくりになるのだが、咲いているのはミヤマカラマツとユキザサがポツンポツン.レンゲツツジも少ない.シロヤシオ(ゴヨウツツジ)は終わっている.足が留まる回数は減る(だから、早い!・・という訳ではないんだが、、) しかし(今は)天気が良いから、やっぱり足が止まる. 小丸山の展望台に着くとカメラザックの男性と単独女性ハイカーがいた.(2人とも丸山の方に向かった様だ) 天気は良いのだが、遠景はやや霞んでいる.焼石金剛へ登っている途中で振り返ると、下界はかなり雲が湧いている.時々デジ一を出して風景撮影.その間に男女それぞれ2人.トレラン風若者1人に抜かれた. |
ニッコウキスゲはもう少し先 |
元、スキー場だったんだよね |
疲れて振り返ると、高原山 |
+ 赤薙山は三角のちょっと左奥になる |
暑くなってきました |
焼石金剛(と言う場所) |
下の方、大夫雲が出てきましたね |
中ノ沢 何度見てもいいなあ・・と思う |
樹林内には入らず直進 |
赤薙山山頂 8:15 |
赤薙山への登りだけど、木の根が大きく露出していて歩きづらい.いつも思う.今では樹林内ではなく、尾根通しにしっかりした道が出来ている.まあ、我慢の登りだ.汗が噴きだして、ヘーヘーハーハーしながら赤薙山に着く.下で追い越された単独女性が休憩中.此処には特に用もないので雲竜渓谷方向を樹幹から一瞥し先へ進む. 途中、道から脇に逸れた岩場の上は男体山や、奥社跡などの展望がいい.ザックを下ろし少し休憩.その間に先程の女性、続いて男性の単独ハイカーが通り過ぎて行った.雲竜渓谷はガスが湧き下を隠し始める.又、早々とガスに包まれてしまうのか. この稜線の岩場には小さな白いイワカガミが沢山咲いていた.高山植物などいろいろ咲くのだろうが、その他はまだこれからというところか.殆ど見ない. 奥社では男性ハイカーが一人休憩していた.このルートは長いですね、 等と少し話をし、出掛けて行った.此処のピークにはシャクナゲが生えているのだが、まだ花は咲いていない.水を飲んでカンロ飴を口に含み、こちらも出発.一里ヶ曽根に入り、ヤハズの手前辺りからシャクナゲが少し咲いていた.もう少し(日にちが)先になれば、花が沢山咲いて見事な眺めの道になるだろう. |
ヒメイワカガミ |
登山道 |
右、奥社跡(2209P) |
赤い壁 |
男体山 |
雲竜渓谷を俯瞰 |
奥社跡への登り |
奥社跡 9:30 |
シャクナゲ |
こちらは蕾 |
ミツバオウレン |
イワカガミ |
下降点に入る手前で、GPS確認.今日は出来るだけ沢(三沢左俣)源頭付近へ下降するつもりでいる.但し、目的はあくまでも下の方の滝撮影だから無理はしない. コメツガ(?)の幼木とシャクナゲの混合藪を下降して行く.それほど密ではないが、枝が煩い.鹿道も時々出て来るけど、すぐに消えてしまう.藪の隙間から白い河原が見えた.枝をどけながら遮二無二そちらへ寄ってみると急な涸れ沢でその上が源頭ではないかと思われる、それ程大きくない窪地が見えた.下には、涸れ滝があるのだろう.切れている様に見える. 右岸を木に掴まりながら下りていくとやはり涸れ滝だった.それ程高さはないので、右岸を懸垂で下降する.又すぐに涸れ棚か.ハングしてる様でちょっと下が見えない.覗き込むと落ちそうなのでそれは止めた.右岸を巻いて藪の中から沢に降り、浮き石と、足を置くと崩れる茶色のザレ斜面をトラバースする.下流に再び棚の頭らしきものが見えたので、適当な所で右岸に上がり樹林内の混合藪を下降. あっちへ行ったりこっちへ戻ったりしながら沢から離れずに下降を続けると、やがて、かなり高い涸れ棚の上に出た.結構幅があるようで東側に大きく巻いてやや広く藪のない尾根に出た.尾根を下降し沢に下りている浅いルンゼがあって、少し下りると下には滝が見えた. |
下降中 向こうに白く見える沢 |
上に壁が見える.あの辺りが源頭か |
同じ位置から下流方向 下に涸れ滝 その下の白いのは残雪 |
涸れ滝 上の方に壁の層がある |
その下には涸れ棚 残雪はその下流だった |
又、涸れ棚 |
ルンゼを下降して行くと、下に一度目に来た滝が見えた |
滝下に下りて上流を見上げると、昨年(秋)来た時はガスで見えなかった上流に涸れ棚が聳えていた.滝の水量は少なく、2条滝が1条にしかなっていない.ちょっと期待が外れて残念だけど、気を取り直して辺りを観察しながらコンデジで記録撮影.取り敢えずデジ一でも撮っておこうとザックを下ろすと、、あれッ 三脚がないッ! ななな、何だ・・・ 下降するまでは確かにあったと思う.(ザイル出した時やハーネス等着けてる時も三脚はザックから外さなかった、、と、思う←考え込むと段々自信がなくなってくるが・・) いろいろ考えてみるけど、判らない.藪に持っていかれたか? 1.3kgあるので( 帰ってから次男の yuki に ) 無くなった時軽くなったとか感じなかった? と、言われたが、滝下までほぼ緊張感があった為ザックを下ろす事はなく、感覚が鈍ってしまっているのか全く気が付かなかった. デジ一はあるので取り敢えずガシャガシャ.低速シャッター撮影は適当な岩場の上に置き、動かない様にして撮った.傾きや構図は帰ってからトリミング・・・だな. |
涸れ滝(棚)40m 水の流れている滝は画面から外れている下流 11:10 |
こうやって撮りました |
下流にある滝 |
(奈良)大峰山へいった時の三脚画像 |
下に続く滝も同様に撮っておく.うーん、肝心な所に大きく平らな岩とか横に這っている木とかはない.そう、都合良くはいかない.世の中とおんなじ. 引き返し点は一度目に来た時と同じ場所.上の滝(三脚がなくビックリした所)まで戻って、水が湧き落ちてる所で空になったペットポトルを満タンにする.此の水も美味しい.此処からはGPSの軌跡を追いながら、キョロキョロとゆっくり登って行く.今日下降した軌跡があるからといって、それを忠実に追っていけるとは限らない.藪に入ったら足跡がついている訳ではないし、景色だって似た様なものだ.GPSにも誤差はあるだろう.それらしい場所では右へ行ったり、左へ戻ったりしながら探してみる.みつかりませんでした. 帰路、稜線の登山道に上がるとガスが出ている.まあ、雨が降らなければいい.往路では随分道草して写真を撮って来たが、復路は淡々と歩くだけ.その点、ガスで景色が見えないのは むしろ、、、有り難い. 三脚探しに後でもう一度来てみましょう.見付けられる自信はないけど.三脚はジッツオのバサルト(現在製造されていないもの)で、かなり使い古し、雲台プレートが半分欠けてしまっているから、みつからなくても半ばあきらめもつく(かな・・・). |
中々難しい |
3−4m程の滝はデジ一撮影割愛 |
続く滑滝も割愛 ううう、綺麗な流れなのに |
水は少ないけど綺麗な滝 |
・・・ |
此処から見るのが大変な沢が続く |
←の滝の下にはすぐに滝の頭 引き返します 12:55 |
ガス(帰路) |
ガス(帰路) 17:05 |
ムシカリ (オオカメノキ) |
ヒメイワカガミ |
レンゲツツジ |
下手ですがデジ一画像もどうぞ Photo Nikon P7800 二代目 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.