◇滝見◇ 日光市(足尾) 丹平治沢 * 2021,5,26 訪問 爺 (あまり参考になりません) |
朝、家を4時前に出て途中鹿沼のコンビニに寄って、三川ダム駐車場に着いたのは5時頃.駐まっている車は4台.3台の人達は出掛けた後らしく、一台の(年配)男女は支度中.すぐに2台続けて入ってきた.気温は13度. 朝飯の力カップうどんにお湯を注ぎ、出来るまでうとうと.何だか今日は眠い.食べて支度をし、、、あれ!ネオプレンソックスの片方、親指の先が破れてますよ.使ってだいぶ経つからなあ.ま、いいか. 使わないと思うけど一応ザイルとハーネス等一式を(保険的に)入れておく.何だか重いなあ・・・ 男性2名の後に出発して最初の橋の所でふと、、あれッ 車のカギ締めたかな? で、出掛ける前には車を何時も撮っているから、D5600のモニターで確認したら、ドアミラーが閉じてない.←車はロックされてない. 戻って、ロックし再出発.丁度6時になった. 今日は丹平治沢の滝を撮影しに行く.前回訪れたのは2013年5月だから丁度8年振り.予定は沢を遡行し、50m大滝から支沢左岸尾根を登りオオナギ沢右岸尾根に回って下山.前回は大平山まで行ってしまったが、今はそんな体力も根性もない. 下手ですがD810で撮った画像もご覧になって下さい 1回目に訪れた時の記事(2005年7月16日) |
三川ダム駐車場 |
良く晴れている |
採石場から、石塔尾根 |
久し振りの松木川、水は相変わらず綺麗だし右岸にも緑が多くなってきた.林道終点からゲートを過ぎ下って大規模な工事現場に入って行く.(工事そのものは今年の2月にオオナギ沢右岸尾根を登った時見ているので知っていた.) 重機、資材などが置かれている脇を通るのかちょっと心配したが、登山者、一般歩行者用にしっかりと道が作られていた.とても、有難い. 左岸廃林道に上がり、凄まじい光景の足尾ジャンダルム≠見ながら丹平治沢出合の橋に着く.此処から沢の様子を見る事が出来たのだが、今は沢の両岸の樹木が大きくなってしまった.松木川左岸にも支流(支沢)が多くあるが、大小の滝が多くあるのはこの丹平治沢だけ. 出合少し上流の滝でさえ、木の枝葉に隠れてしまう様になっている.この滝は結構形が良いので三脚を出しデッパチ(D810)で撮影をしておく. この滝は左を直登出来るが、濡れている岩はかなり滑る. |
工事現場 |
登山者、一般者用の道 |
相変わらず凄まじい景観だけど、緑も少し多くなってきている様です |
廃林道 |
樹木が大きくなり、出合滝など見えなくなった |
出合滝 |
早速D810を出します |
左から岩が崩れ積み重なっている こうだったっけか? |
出合滝の上に這いあがると、右岸には大量の岩が崩れて積み重なっっている.その上に6-7m滝が頭を見せている.多分、以前と変わらぬ光景.ゆっくり時間をかけて撮影・・と、書きたいところだけど滝前は風が吹き下ろしてくる度に飛沫が飛んできて落ち着かない.ま、適当に撮って左の階段状壁を登り滝上へ. 少し間をおき、沢の上流に一枚岩の左側を滑り落ちる堂々とした滝が現れる.過去2回来ている滝なので、見慣れているか、、というと、そうでもない.気分的に新鮮である.左に行ったり、右に戻ったりしながら、下手画像を量産.フイルムだとこうはいかない.デジタルっていいなあ. 此処の上には左のガレルンゼを登り滝上に移動する.乾いた滑岩に立つのは実に気分がいい. |
6-7m滝 |
青空に良く似合う滝です |
左を登っている途中から |
滝の頭から俯瞰 |
滝の頭から松木川右岸 |
すぐに一枚岩の滝 |
通常水量ですかね |
滝下から |
岩肌のてかり≠抑えるにはCPLが効果的 |
巻いて登る途中から |
下の滝にくっつく様に滑滝 |
中倉尾根 |
左岸に砂防土塁 |
沢は平凡な様相ながらも着実に高度を上げていく.そんな所のゴーロ歩きは少々面倒だから、過去の行程と同じく左岸段丘の樹林内を登る.下生えは殆どなく露岩なども少ないので、結構歩きやすい.が、風などなく暑い.猿が数匹現れ逃げていく.しばらく登って行くと前方が大きな岩で塞がれ、その右は壁.沢に下りて遡行.涼しいからいいか. 小滝を幾つか見ながら遡行を続け、沢が狭くなって2段の滝が見えてくると、その奥には25m滝がある筈.沢は左、右と曲がっているから上流は見えない.右から2段の滝上部に回り込み、その頭を横断して大きい滝前に立つ.この辺りはこれまでと殆ど変わっていないようだ.水量は普通だろう.それでも、結構迫力はある.お腹が若干空いたので、バナナスペシャルを食べ、滑る岩に注意しながら三脚を立て、撮影を楽しんだ. |
歩き易い樹林の中(左岸段丘) |
主にリョウブ |
小滝 |
小滝 |
逆くの字の2段滝 |
すぐ上の小滝 頭を横断 |
25m滝 |
* |
ガレルンゼ(左)を登る |
まだ登るのか・・と、思ったら登り過ぎていた |
25m滝から少し戻り、左のガレルンゼを登って高巻を始める.記憶によると登って壁に突き当たりトラバースして小尾根を回り込む、、と覚えてる.ルンゼ(実はこれは間違っていて、(上流側からみて)手前斜面をンぼる・・だった)
をどんどん登るが狭くなるだけで壁が現れない.上まで登り過ぎたんだろうと、引き返し(下り方向からみて)右斜面に薄い踏み後をみつけた.後は壁際を通り記憶の通り小尾根を回り込んで、滝上流に下りる事が出来た. 後は特に問題なくゴーロ沢を遡行.25m滝を出てから45分位で二俣に着いた.左支沢も結構水量が多い.およそ2:1.5位あるか.その奥にも滝があるが、時間がかかるので本流を行く.右へ行くとすぐに6-7m程のCS滝が見える. この滝を越えるには瀑泉さんはじめ、沢屋さん達は右をよじ登って行くらしいが.爺には難しそう.過去2回共右岸の草付き斜面を登り小尾根を回り込んで支沢を横断し更に小尾根から上流の壁近くまで巻いた.今回もそうしようと思ってきたが、草木が育ったのか、特に茨系が多く斜面を登るのはイテテでかなりやっかい.そこで、ちょっと立っているけど滝のすぐ左側を登って小さく巻く事にした.大変かなと思ったけど掴まる物が多くやれば簡単で、すんなり滝上に出る事が出来た. |
小尾根を越えると |
沢に出る |
ヤマツツジだ |
小滝 |
二俣、右が本流 |
8mCS |
向こうから三角の岩の上を通過してこっちへ |
左に支沢、正面の尾根を壁近くまで登る |
同じ様なルートを辿り、50m大滝下へ登り着きホッとする.滝下に幾つか動物の白骨を見るが、異臭などはなく今回は実に爽やか.滝前の河原でゆっくりくつろぎます. 此処でも至福のひと時をおにぎりをほおばみながら過ごします. この大滝は全容が見えない.対岸の尾根に登って見ると、その大きさに驚く.50m以上はあるかもしれない.右脇にも水が落ちていて、こちらは25m以上あるかな? 右支沢を少し遡り、7-8mの涸れ滝(水は浸み程度)を見て、右の斜面に取り付く.鹿道を追い、尾根に上がって大滝を枝葉の間から眺め、滝見は終了. |
大滝が見えてきた |
右の岩稜を登って |
振り返る あれはオロ山か |
50m大滝 右に支沢滝 |
全容は見えない |
支沢の涸れ滝 |
尾根から |
部分を見る.綺麗な流れ そこの上に行くには滝つぼの前を横断する必要があるが・・・ |
へーへー言いながら急な尾根を登って行く.少しづつ標高を上げていくとヤマツツジ(蕾が多い)、ミツバツツジ、下からでは良く判らなかったシロヤシオ等が出てくる.ゆっくり眺めてる余裕もないが、それなりに登りの疲れを癒してくれる. 標高が1400m近くなっただろうとGPSを確認.1530m付近である事を確認.少し登って隣の尾根(東南側で実際は間に枝尾根があり見えない)の1545Pに向かってトラバースをする.実は前に太平山に登った時、オオナギ沢右岸尾根の1530m付近から1545P方向に踏み後が付いていたのを確認している. つーことは、1545Pに行けば後は踏み後をトラバースして、オオナギ沢右岸尾根に出られる.この付近の斜面に樹木は殆どなく、 密生している笹は矮小で掴まる物としては頼りない.トラバース中に滑ったり転んだりしたら、何もない所をどこまで落ちるか・・そんな事、誰も試したくない.鹿道でもあるのとないのとでは随分違う. かなり薄いが早速鹿道をみつけトラバース開始.しかし50m位進んだ所、枝尾根を回り込んだところで露岩&ザレ斜面に出た.鹿の足跡はそこで途切れ(というよりザレが流れて消えている?) 直進しているのか下降しているのか判らない.ザレの上に足を踏み出せず少し戻る.40m程登って先程のザレ斜面の上に出た.すると、前方やや右下に見覚えのある一本の木が.鹿道も見える.緊張感が解け、踏み後へ下りてオオナギ沢右岸尾根の1530m付近に着いた.後は下るだけ.急がず、景色を楽しみながら下降する. 駐車場着16:20でした. |
尾根を登る・・ |
登りにくい事は無いけど、急 |
ミツバツツジと皇海山 1520m付近 |
木の少ない尾根を登って |
トラバース開始 |
此処は通過出来ないなあ |
あそこまで登る |
右の一本の木が目標 |
あとは快適に・・ |
オオナギ沢右岸尾根 |
良い風景です |
Photo Nikon D5600 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.