◇山登り◇ 栃木県日光市 足尾、釜5峰の1峰近辺 到達標高点:1780m ![]() 2025,5,13 訪問 爺 (あまり参考になりません) |
1,親水公園〜大ナラキ沢上流の中間尾根取り付き迄 2,中間尾根〜標高1780mで引き返し〜小足沢右岸尾根〜松木川(このレポです) さて釜五峰の第一峰を目指し、大ナラキ沢上流の二俣中間尾根に取り付き、急斜面をまず7-80m登って左斜面にアカヤシオを一株だけ見る.ん?一株しかないのか? 咲いてる花はほぼ終盤.中には枯れて濃いちゃいろになっているのもある.花びらは落ちてない.寒さにやられたのだろうか?.細尾根で傾斜が緩い所で一休み.一応位置確認してあれま! 目的の尾根とは違う所にいますよ.(東側の尾根) どこで間違えた? この尾根は結局のところ目的とした尾根と1600m手前で合流する.このまま昇りましょ.あまり横幅が広くない尾根はザラザラの砂地.足を置いた所から崩れて誠に登りにくい.少ない木の根を掴みながら登って行くけど、休憩に良さそうな(勾配が)緩くなる手前で右太腿がビビッときた.うううイテテ.攣ってしまった.しばらく立ち尽くして痛みが消えるのを待ったが、重いような違和感が残った.これあ、登りで足を踏ん張る度に攣りが来るなあ・・・と、覚悟を決める. |
![]() これは綺麗なミツバツツジ |
![]() 砂地の尾根 1340m付近 |
![]() オロ山、北尾根 |
![]() 1400m付近 |
![]() シャクナゲが咲いていた 一株だけ |
![]() 沢入山、ピークに見えるがオロ山北尾根 |
![]() オロ山 |
![]() 熊棚ですよ・・ |
![]() 気分の良い斜面 登りは疲れるけど |
![]() 匂いが強い水溜り |
![]() 昨 |
![]() |
右足をいたわりながらも、登る毎に後ろに広がる風景は素晴らしい.皇海山の全体はまだ見えないが鋸山の奇形は中々面白い.皇海山は近く大きい.黒々としているのは、シラビソ(かコメツガ?)とかの原生林だそうで、そこはさすがに手つかず.今日はお天気が良いので、少し多くの人が皇海山登頂に向かっているかも知れませんね.釜五峰のうち3〜5峰が良く見える.その東側は絶壁. 大きな岩が1個、尾根の真ん中ほどに鎮座している.その上に直径15p位の平たい石が、上の裂け目を塞ぐように乗っかっている.誰かが乗っけたものでしょう.この辺り一般のハイカーはまず来ない.RRさんを始め、Yoshiさんとか瀑泉さんとかたそがれさん、、等々の錚々たるメンバーが訪れているらしい.展望を少し楽しんだ後、僅かに下って小鞍部を気分よく過ぎると、ゲゲッ 細尾根がジョンッと突き上げている.こ、これ登るのかァ、、、 攣った足がうずき出す. |
![]() 笹が鹿に食べられて矮小に |
![]() 木の葉がある時、後ろの風景は見えない |
![]() 松木川 1650m付近から |
![]() 大平山? 左奥が黒檜岳? その手前三角はシゲト山ですかね |
![]() うんせうんせ きついなあ〜 |
![]() 皇海山 葉のない季節は良く見える |
![]() |
右下の沢形斜面(腰高ササ藪)を登るか、と思ったが、よく見ると細く薄い鹿道が登るようについている.覚悟を決めて、チェーンスパイクを履き、急斜面の鹿道に取り付く.鹿に喰われ矮小な笹を数本掴みで身体を引き上げながら登って行く.灌木が張り付いた壁は登れず、基部沿いに右に巻くがその前に、左手にある岩峰が気になった.下からもちらちら見えていたのだけど、近くへ来てみると中々特徴敵.ははあ、これが〇ロ岩か? 面白い形をしている. 細い鹿道は壁の基部に沿って斜めに登っている. 途中から沢形上部のササ藪に向かっているものと、壁の上部尾根に登っているものに分かれている.喘ぎ喘ぎ登った尾根は展望はそれ程ではなく、木の根が地面を覆う細尾根だった.(登り方向)左は切れ落ちている. |
![]() ポツンと一個岩(^_^; 1700m付近 |
![]() 白い毛の戦慄 持ち主は何処? |
![]() 左に鋸山を従えて、堂々ですね |
![]() よく倒れないで、まあ〜 |
![]() もう少し登った所から 下の尾根は釜五峰 凹が国境平 右手前はカモシカ平か? |
それ程急ではないから普通に登って行くと、キレットに出た.左に幅の細い廊下が続いていて、そっちへ行くと良い展望が得られそう.注意して末端まで行くと、遠くに雪を被った(多分)武尊連峰が見えた.皇海山は木の枝越し、手前に大きいのは釜五峰の第三峰(で良いのかな) カモシカ平が緩く奥に延びている.国境平は、此処からは見えない.足元は200mは切れ落ちてるんだろうか? 風も無いのに股の間がスースー.恐る恐るUターンし戻る.ふ〜おっかなかった・・・ 一旦下降しキレットを通過.登り返しで又右足(太腿)が攣る.足を引きづるようにして尾根の分岐(右から合流する尾根は昨年同時期に登って来た.GPSに軌跡がある) にやっと着き、攣りの収まるのを待つ.此処から(標高)30mくらい上がると第一峰1828mだけど別に何がある訳じゃなし、此処から下山する事にした.昨年登ったこの小足沢左俣右岸尾根を下りて行けば、松木川の渡渉も2回で済む.休憩しようと倒木に腰かけると、辺り一面に鹿のんこ.これまで気にせず登って来たが、凄い量だなあ.短い丈の草地になど、うっかり座れない. |
![]() 岩峰の壁は登れないから、基部を右に回り込んでいく |
![]() 少し広く急な窪地状の笹斜面 斜めに登って |
![]() 尾根に出た |
![]() 岩場のテラス |
![]() 遠くに雪を抱く武尊 |
![]() 向かいに見える2峰 |
![]() 怖くて覗けない |
![]() 1780m 尾根合流点 |
![]() これから下る尾根 |
![]() 気分よく下る、、と言いたいけど足元は鹿のンコだらけ |
![]() 快適に見えるけど、休憩場所に悩む、ンコで |
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この尾根は二度も下っているから勝手は判っているつもり.下りだから足の攣りもない.少しルンルン気分で下って行くとイヤア〜な匂い.ムムッあれか? 大岩があってそこを下り回り込むと大岩の下が平になっていて鹿の骸が・・・ 見ないように通り過ぎるけど、匂いが鼻について、、、 1570m付近の尾根分岐は、現地では間違えやすい.上からどんどん下って来ると、(下り方向)左が傾斜が緩く下り易い.が、下ってすぐに左に沢が見えてくる.ま、、地図を見れば更に下って、右へ右へとトラバースをしていけば、下降予定尾根に復帰は出来る. ※今日は時間が多少あるから、小足沢左俣(1400m付近)を見てみる事にした. 渓の中腹に白い花を付けた木が一本あった.シロヤシオかな?と、一瞬喜んだけど、オオカメノキでした.残念. |
![]() 大平山とか黒檜岳とかでしょうか |
![]() 抱きつ木 昨年も撮ったけど(笑) |
![]() オオカメノキ 一本だけ |
![]() 下降ルートは右の尾根だけど、偵察的に沢に下ってみます |
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沢に険しさはあまりなく小さな滝をかけて水量は多い.水は冷たいが何だか飲む気にはなれなかった.湧き水ならいいんだけど.どこをどう流れて来た水がこの沢に合流している事を考えると. 右岸斜面に踏み後があり、トラバースして、尾根に復帰.後は、松木川に下って明るいうちに三川ダム(銅親水公園)の駐車場に着いた. |
![]() 小足沢左俣 1360m付近 |
![]() 鹿道? ヒトの踏み後? |
![]() 斜めに上がって安全地帯 |
![]() 松木川に下りました |
![]() 廃林道の左崖崩壊進行中、、何とかならないもんですかねえ |
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Photo Nikon D5600 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.