山登り

栃木市、鹿沼市(粟野)
谷倉山
やぐらさん:599m


                  



2025,1,9 訪問


(参考になりません)
              
 不動岳から下山して星野遺跡に移動.さて、どう行くんだっけ?地図もGPSもあるけど、眼鏡がない事には役に立たない.2011年1月9日に初めて登った時は、道を失いながらも割とすんなり登下降出来たから、それ程難しい山とは考えていなかった.(←つまりナメていた) まあなんとかなるでしょ、、等と低山だからと言ってこういうのは良くないデス.

 その時に登った 覚えている事と言えば
 沢沿いを登っって行った.山頂に大きな通信施設があった.僅かだが展望があった.何とか姫の遺跡があった・・・位 
 もうちょっと調べておけば良かった.

 星野遺跡公園の駐車場に14:00過ぎに着.特に支度はなくお握りを1個と、リンゴのデニッシュを入れて出かけましょう.あとクッキーを少し.ちょっと遅いスタートだけど
    


星野遺跡公園P 14:15


人家の脇の道
 さて、どっちへ行くんだっけ? 前回は殆ど導標や案内板の類を見なかったと記憶しているが、そこは(栃木だけど)百名山.案内表示の一つや二つはあるだろう(後から設置されてるだろう).と、前回の記録は殆ど見てこなかった.地形図に破線路もない.この駐車場にはそういう導標とか、公園全体の案内板もない.もしかしたら、駐車場所を間違えているのかな? 他に駐まってる車はないし歩いてる人もいない.ムムム、出直すか? と、一瞬迷った. でも、一度来ているんだし、、の、経験≠ェ勝ち、出発.

 人家の脇の道を遺跡・・何とか の、標示板があって、そっちへいくとソーラーパネル群がある平地に出た.前はこんなのなかったし良く判らない.その中を歩いて行くと、林道の分岐に出た.



ソーラーパネル 向こうは三峰山


林道


倒木があるけど若干どけられてる


割と歩き易い



 植林帯に入ってもそれまでに導標類はなく、若干不安を覚えたが、そのまま進む.一応午後4時までに稜線に上がる事が出来なかったら引き返すという事にし、ヘッデンの点検をしておく.途中から、GPSをonにしておくが、眼鏡がないと詳しい事は判らない.ただ、おおまかに通ったルートは(表示が)太い線だから判るから、万一の場合この太い線を辿ってくればいい訳である(そーか?)

 山仕事とかに使用されていない林道は崩壊が進む.丁寧に造ったであろう土留めの石垣等壊れている.暫く歩いて、小滝のある沢二股に出た.道も崩壊が激しく、どうやら此処までか.踏み後とみられるものがない訳ではないけど、とくにテープなどはなさそうだから、登山者のものではなく、猟師か山菜採りなどに利用されてるものかも知れない. さて、此処からどうしよう.




小滝、左に沢が分岐している.道は焼失



適当に取り付いて登ります


多分、作業道です
 水飲んでクッキー食べて辺りを観察.ちょっと戻った左岸斜面が登り易そう、、と、即判断.鹿道(ここらは猪道?)っぽい細い踏み後を頼りに登って行きます.いい加減登って枝尾根風の地形に出ると、涸れ沢が下に見え、その右岸(こちら側)に道が見えた.多分仕事道か.その道を辿って登って行くが、やや広い窪地に入って道は消えた.この窪地から上を見上げると、稜線が割と近く見えた.

 稜線に登り上がるとしっかりした踏み後がある、右へ行くか左に行くか思案しながら一応GPSを確認.登山道の表示がないくらいで、等高線や文字は判らない.景色右手の方を見ると、樹間の向こうにピークが見える.あれがそうかなあ等と思ったりするが、判らない.左手は登りになっている様だけど、樹林が濃くこれもよく判らない.取り敢えず右手に行ってみるが、暫く歩いた所で下りになっていく.これは、違うな・・ と、引き返す.


広い窪地を登る テープは林業のものでしょう


稜線に出た


起伏がないからドンドン歩いてしまう


ゲッ 下ってる 逆だったな 戻ります(涙)



戻る




 登ってピークっぽい所を二ヶ所ばかり越えると、右手の斜面が伐採されていて開けていた.前もそうだったか? カヤトを掻き分けて通信施設の前に着き、フェンス沿いに回り込んで気に架けられていた山名板を探したが、見つからなかった.ま、山頂にはこの施設があったんだし、登り着いた事は間違いないし、時間が推しているからいつまでも此処でウロウロしてる訳にもいかない.お握り食べて下山しましょ、と、再びフェンスの傍に戻ってみると、何とフェンスの中に山名板がありましたよ.さっき、此処を通ったのに回りの木ばかり見てたのね.まさか、フェンスの中に置いてあるとは思わなかったし.

 時刻は午後4:35.5時半位までは、明るいとは思うが、植林帯の中ではもう暗いだろう、と手元が明るいうちにヘッデンを着けておく.準備万端は良かったが、下る尾根を間違えてとんでもない所へ下りてしまった.

 もうすぐ陽が沈む時刻、筑波山がやや赤味を帯びてきて中々綺麗だった.切り開かれている尾根の右側に付けられている踏み後を下って、左側へ移動する踏み後を探したがみつからない.カヤトで大した藪ではないから、適当に(尾根の)左側に移動.踏み後らしきものとか鹿道(だろうと思うもの)などが無数にあり、下山道が判らない.適当に下って、更に支尾根(だと思っている)左に移動しながら下降を続けていたら、林道に出た.そりゃあ歩き易いので林道を下る.本来なら位置確認をするべきだが、前述のとおり眼鏡を忘れて来てるから、時間を無駄に消費するだけ.



ひたすら登る


開けた、と思ったら



伐採地




展望広がってる



あそこが山頂


足とられる
山名板はフェンスの中に・・ 16:20

下山だけど、道はどこだっけ?



  倒木など殆どなく歩き易い林道は、、罪(笑) 
 暗くなりつつあることも手伝ってドンドン下りに拍車がかかる.ヘッデン点灯ギリギリで林道を出た.で、林道を出た事と、回りに幾つか民家の明かりと街路灯ホッとしながらヘッデンを点けて舗装路を歩くとすぐに橋.え!往路で橋なんてあったっけか? 橋に川や橋の名前の板は付いてなかった.※此処で橋の下に灯りを向け、下流側、上流側を確かめるべきだった、、 

 街路灯があるとはいえ、点々と建ってるあいだが長い.人家もまばら.下りて来た所は遺跡の更に東寄り(右側)だろうと思い、橋を渡った所で左折.少し歩くと左前方に明るい建物が見えてきた.ん!工場? おかしいな、不動岳からこっちへ来るとき、そんなの見たか? その(当たっていた)疑念を打ち消したのが前に見える右から左に上がって走る数台の車のライト.ああ、あれは(大越路)トンネルに向かう車だ.あそこを越えると鹿沼へ行ってしまうから、あの道路を横断して、少し歩けば遺跡に着くだろう、と、一安心. ※交差点まで行って道路標識を見れば、自分の位置が判った筈なのだけど、正面に道路の下を横断す隧道があり、短縮できるぞラッキー と、ばかりに通過 何たる不運.

 街灯も殆どない疎らな人家や、明るい家だなと思ったら美容院か? その前の道を通り野太い声の犬に吠えられビックリ.大きな農家の家の前では自動の照明が歩くたびにパッパッと着き、不審者に思われそう.車のよく通る歩道のある広い道に出た時は、あとは遺跡の看板が出てくる所まで歩けばいい、、と、ホッとした. (しっかり間違ってるんだけど・・)



こっちから登って来た方が楽だなあ




筑波山、、って見とれてる場合じゃない.下山しないと(^_^;;




 歩けど歩けど遺跡の看板が出てこない.間違いなくこっちなんだろうか?少しづつ不安になってくる.道を確認したくても歩道は誰も歩いていない.時々犬に吠えられながら歩き続ける.「ホタルの里」とかいうのが出てきたりする.
 かなり歩いて、道は川の近くを並行して歩くようになる.ただ、間に木々が多少ある様だから流れとかは見えない.橋が出てきたので、その橋の上に立ち下の川の流れを見たら、えッ!上流に向かって歩いていたのかよ・・(-_-;;  

 橋を渡った所で橋の名前は「加戸沢橋」 これ、加戸沢っていうのか?かなり幅が広い川≠ネんだけど.脇に作業小屋みたいなのがあったから、ザックを下ろし、家に電話をした.「あたしゃ、どこにいるんでしょ」 すぐに調べてもらって 「その川は思川の様だけど」 「永野川じゃないの?」 「ガソリンスタンドある? 赤い自動販売機ある?」 「GS閉まってるけどあるよ、自販機もあるなあ」 「いる所判ったよ.そこから8km戻って、目薬の木≠フ看板のある所で又TELして!」 「ホイ、判った」 ふう〜8km戻るのかあ・・・

 
余談:一度目に来て下山し、駐車場での事を思い出した.
 3人だったか4人だったかの中年男性パーティが、丁度着いたタクシーから下りて来た.登山口へタクシーで来るなんて、何て豪勢なと思った.リーダーっぽい人とご挨拶.その人曰く「いやあ、参った参った.山頂から反対(つまり、粟野川側)に下りてしまって、そこからタクシーで帰ってきたんだけど、一万なんぼ かかってしまった.あはは」
 

 Photo Nikon D5600 

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