◇山登り◇ 栃木県日光市 松木川から三俣山1 みつまたやま:1980.2m 2024,5,10 訪問 爺 (参考になりません) |
足尾銅親水公園Pを午前4時頃には出発したいと、家を午前2時頃に出るつもりが、ちょっと寝過ごしてしまい2時半出発.結局何やかやで公園Pを出発したのは、ヘッデンの必要が無くなった4時半頃.気温は2度.中厚手のセーターにペラペラパーカで丁度良い.久蔵沢に架かる橋の表面は白く霜が張っていた. 今日の予定は、三俣山まで行けるかどうか.ただそれだけ.ルートは(小足沢左俣右岸尾根) 県界尾根1847m峰の南東尾根を登る.ま、大方は何処まで行けるかな・・何処で引き返すのかな・・の、ゆるーーい計画. そこを登るのは初めてなので様子がイマイチ判らない.過去に登ってる人がいるかどうか、調べてみたら きたっちさん が下降していた.きりんこさん とか、RRさんとかは踏破済みでしょう.瀑泉さんも歩かれてるかも知れない.ソウソウたる人達ですね. 彼らのルートは参考になっても、時間はまるで参考にできない.何しろスピードが違う.爺の場合鈍足のくせに道草好き.困った事にヘッデンを二個(勿論各器に予備電池用意)持っていて、真っ暗闇なんぞ何のその、、だもの.(いや、いつも明るいうちに帰って来ようと努力はしているんですがね・・) |
親水公園駐車場出発 |
今日は真っつぐ |
採石場 |
松木村跡 |
中倉山が少し赤く染まる |
久々に歩く松木川の廃林道は荒れ放題.オオナギ沢を過ぎてからは崩れた斜面の岩塊が積み重なっている所が各所に.何だか、そういう場所が増えた気がするなあ.丹平治沢近くの松木川右岸は相変わらずの荒涼とした風景.いつも凄いなあ、、と思って立ち止まり見る.丹平治沢の橋から見られた、奥の滝は木々が育って葉をつけてるから、頭が僅かに見える程度.もしかしたらしたら今日が見納めかも知れない.そんな事を思いつつ奥へ. 崩壊地は続き、落ちてきた岩を避ける様に付けられている踏み後は、釣り屋さんのものでしょう.放置された重機もそのまま.大きな機械だけに、風化するまでにはまだまだ時間が掛かりそう.こうしてみると長い林道歩きも、それなりに退屈しない. |
* |
中倉山 |
林道ゲート |
オオナギ沢 |
朝日が当たる |
ジャンダルム |
仮橋があって |
新しい工事用道路? |
廃林道 すぐ向こうに崩壊地帯 |
対岸に見える滝 |
有名なブナ |
赤倉山かな? |
丹平治沢出合付近から、松木川右岸の岸壁 |
此処は以前と変わってない気がする 左岸ルンゼ |
重機が2台 |
崩壊地は5-6ヶ所 |
河原歩き |
ウメコバ沢 |
・・・ |
ウメコバ沢出合上流から振り返って |
小足沢出合の滝 |
さ、渡渉〜 |
小足沢は右岸から合流する沢で、出合ゴルジュに滝が落ちている.その上には大滝があって下とは少し離れているが連瀑を作っている.その沢右岸尾根に取り付いても登るには難儀至極.尾根の傾斜が緩くなる安全地帯までに、例え登れても爺では体力を使い果たしてしまいそう.爺の場合、尾根末端からではなく少し離れた所から、安全地帯めがけて登って行く予定. 右岸河原歩きを続け、左岸斜面に取り付くには松木川本流の渡渉が必須.水量が多いので飛び石伝いにという訳にはいかない.なるべく浅い流れを選び登山靴を脱ぎ素足で流れに入る.冷たいッがすぐに痛いッになる.深い所で膝位、幅はせいぜい4-5mだけど、ううう、痛い・・・ 渡渉を終え、対岸河原に上がると足が火照ってくる.又、登山靴を履き中厚手のセーターは脱いでおく.急登になるから汗をかくだろう. ここまで来たら、一応盟主様(皇海山)の姿を僅かでも見ておこうかと、望める所まで行ってみる.お天気が良く雲一つない青空に、盟主様は良く映える.うん、登るより眺める山だね〜(爺の感想です(^_^;; ) ただ、栃百2ターン目をやってる爺としては、登るのに、、どうしようかなあ〜だ. |
渡渉を終えて、スパッツ着けて |
ヘルメット着けて イザッ |
盟主様 |
そこ(右岸枝尾根)を登って |
急なガレ沢、ガレ場を登って小足沢右岸尾根の安全地帯へ登り上がる.林道歩きと渡渉と急斜面登りで少ない体力を消耗してしまった.さて、こんなんで何処まで行けるんでしょうか? 尾根の安全地帯で沢音は聞こえない.←そうだったっけ? 少し下流側に行けば、大滝の姿や滝音が聞こえるんだろうけど、今日はそんな余裕はない.少し下った所の岩場で出合側の風景など観る. 水飲んで、クッキー食べて尾根登りをスタート.リョウブの中の登りはそれ程厳しい斜面ではない.1250m付近の砂地になっている主尾根に着く.此処は尾根の分岐で、北東側に鹿の足跡が多く付いている.小足沢に降りる(鹿の)ルートでもあるんでしょう.こういう所って、下降ではその足跡に引きずり込まれやすいんだよね. 辺りを観察して、岩場に登り、眼下の風景を観る.松木の渓、北西側には小足沢本流が三俣山〜黒檜岳の稜線まで長々と延びているのが見える.此処まで来ると、松木右岸も左岸もとても緑濃い.多少煙害の影響もあるんでしょうが、爺には判らない. |
安全地帯 |
尾根登り、傾斜が少し緩くなるが、ヒーヒーヘーヘーと、、 |
松木川 |
小足沢本流(右俣) 沢が突き上げる稜線には三俣山か?、あれ ・・遠いねオイ! |
新緑 |
1269P |
開けただだっ広い所 |
岩場のピーク |
岩場のピークに上がって |
* |
皇海山と鋸山 |
1260m辺りは狭い岩尾根になっていて、その上に立つとぐるりと展望が良い.皇海山や鋸山が良く見える.その岩尾根を西に下る僅かの所にシャクナゲが生えていた.蕾とかは特になく、此処以外(登ったツーとで)見かける事はなかった. だだっ広い鞍部はガスとかが濃い場合方向を見失いそうな場所だけど、穏やかでホッとする.獣の姿はなく気配も無いように感ずる.足元に鹿の糞などは見かけない.ま、食べる草など生えてないからなあ.遠くで(ウグイスかな?)鳥がさえずっているのは聞こえる. 昨晩、此処の鞍部から小足沢左俣へ下降し、中間尾根を1847Pに登る計画もしてみた.しかし1700m付近に細尾根があり、両端の等高線が極めて狭い.そこを通過できるかどうか不安がかなりあったので、その尾根登りは止め、南西側1828Pに上がる尾根登りにした. |
シャクナゲ、蕾とかは見られず |
黒檜岳とかですかね? |
1828Pから県界尾根はすぐで、そこの合流点ピーク(1850m級)に着いたら、引き返すかどうか検討する事にしていた.尾根は相変わらず下生えもなく登り易い.それも1300mを越えると少しづつ勾配が増してくる.当然足への負荷も増してくる. ザレ地を登り、尾根の中心付近に露岩が積み重なっている場所に出た.そこそこ展望が効き、平らな岩もあって休憩に丁度良い.近くの露岩の上にはケルンが積まれている.RRさんとか、その他の方たちの通った軌跡を示すものでしょう.爺も、小さな岩を一個拾って脇に並べ、恐縮ながら仲間の一端に入れてもらいます. 今日はD810を置いてきた.これだけで荷物を2kg減少させることが出来る. 荷物としては、補助ザイル20m、雨具にツエルト、いつもと変わらない食料.ザックは結構軽いと思う. 2へ 続きます. |
広い尾根 登る時はいいが、下りでは間違いやすい←爺の場合特に |
1310m付近 |
ケルン 9:12 |
Photo Nikon D5600 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.