◇山登り◇ 栃木県日光市(足尾) 塔ノ峰 とうのみね:1738m 2023,5,10 訪問 爺 (参考になりません) |
塔ノ峰1、 丸石沢右俣中間尾根〜 塔ノ峰2、 塔ノ峰〜庚申山お山巡り登山道〜庚申山荘 登ってる途中で、仁田元側の斜面にツツジとは違うピンクの塊が見えた.シャクナゲですね.斜面を少し下っての道草になるけど、見えてしまったんだから近くへ行ってみましょう. 丁度良い見頃のシャクナゲが数株あった.株は丈が若干高いものの、急斜面の下に位置するから、上から見下ろす形になり、花を鑑賞できる.山中にあってかなり綺麗だけど、アカヤシオは騒がれるのに、シャクナゲを(山に)見に行こうという事を、あまり聞かれない.ついでに見られればという感覚であろうか? シャクナゲを撮って、斜面に咲くミツバツツジを観ながら、尾根に登り返す.滑って転ばないようにしないとね.こんな所で滑り落ちたら、一生見つからないでしょうから.ま、それもいいかな(笑) 下手ですがD810で撮った画像もご覧になって下さい 1/2, 2/2 |
ミツバツツジが中々途切れません |
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シロも |
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お!シャクナゲだ |
盛り上がって咲いてます夜 |
傷んでいる花は見当たりません |
尾根に復帰し急登から開放されてホッとし一休み.水を飲んでアップルデニッシュを一個食べます.1450m付近を過ぎると、ミツバも少なくなりシロは見られない.アカヤシオが出てきてはいるのだけど、木の残っているのは一輪、二輪の僅かな花びら.風に吹き飛ばされているのか落花もない.この辺りは完全に終わっている.これでは、やはり、山頂付近も終盤になっているだろう.少しは期待があったのだが、今年は早い. シャクナゲが生えているのは右手(仁田元側)が殆ど.何か環境が影響してるんでしょうかね? 真っ白な花びらのシャクナゲも幾つかある.ハクサンシャクナゲは白いが、内側に緑黄色の斑点があるというから、こちらはアズマシャクナゲの白バージョンでしょう. |
尾根、復帰中 |
尾根に戻る |
シロも蕾が多くなってきた |
尾根上では・・ |
ツツジがほぼ消えた |
大平山と、男体山 |
尾根上に花はないが |
少し仁田元側の斜面に |
わさわさと、 |
真っ白な花も |
気持ちの良い鞍部 |
登って丸石沢源頭に近い所は、カラマツ林の斜面が見事.こういう風景は人によって好みがあるのだろうけど、新緑の時のカラマツ林風景は、結構見ていて飽きないです.木の根ばっかりの登りを過ぎると、急登が始まる.ゼイゼイ言いながら登って、傾斜が緩むと笹斜面になる.此処には踏み後やルートにテープがあった気がしたけど、見渡す限り何もない.ま、無くてもササ藪膝上程度でそれ程苦にならない.登り気味に東へ行けば、舟石新道からの道(踏み後)に出る筈だ. その踏み後を何処かで見逃し、見覚えのある大岩に出る.その下の斜面を下っても踏み後は無いはずなので、戻り気味に登って行くと、踏み後に出会った.塔の峰に行くには別に踏み後を辿らなくても構わないけど、ササ藪漕ぎよりは薄くても問題ない. |
カラ松林 |
木の根だらけの尾根登り |
笹斜面に出た |
塔ノ峰着 11:00 |
塔ノ峰に着くと、まず前方に(盟主)皇海山が目に飛び込む.雲一つない青空にクッキリ.いい光景だ.み〜猫さんもブログでいってる通り、山名板は見当たらない.こじんまりだったけど、とても似合ってた(と、思う)文字デザインのもので、ちょっと残念.此処からはアカヤシオが二株ほど見られる.何となく未だ状態が良いようだけど・・・まず、お腹が空いたので休憩しお握りでも食べましょう. 仁田元側から吹き上げてくる風がやや冷たいから、山頂から少し離れた木の下にシートを敷いて座り込み、皇海山を眺めながらおにぎりを食べる.辺りの地面をを見ると鹿の糞がちらばっている.乾いて匂いが無いから、別に構わない.この辺、何処へ行ってもこうだから、仕方がない. |
綺麗に見えるけど傷んでる |
綺麗に見えるけど、 |
中央奥に男体山、被って社山、右に半月山 手前は中倉尾根 |
皇海山と右、オロ山 |
休憩を終え出発.今日は此処から庚申山の登山道を目指す.特別意味はないけど、あのお山巡りの登山道を登ってる時、標高1600m付近のササ藪を眺め見て、塔ノ峰の方からトラバースを繰り返して来られないか・・と、思っていた.ルートが厳しく駄目なら、笹ミキ沢上流からうんと下降し庚申山登山道の仁王門&モりへ出よう.沢からそこへは以前笹ミキ沢を遡行した時、詰めのルートとしたことがある.尾根から下降する時ザイルを使ったが、一応今日も用意してきてはいる. その前に、まずは期待してないけどアカヤシオ見学.その期待通り(?) 殆どの株が終盤を過ぎ、花びらが傷んでいる.適当に撮って下降し、水が湧いて出ている所へ降りる. |
白根山 |
塔ノ峰を下りて |
湧き水 左下の草地に毛 |
此処、笹ミキ沢上流右俣源頭、湧き水のすぐ脇に鹿だか何かの大量の毛.足先だかの毛付き骨もあった.小沢の中には散らばってないとはいえ、(例え湧き水だけど)ちょっと汲む気にはなれませんねえ.ま、今は足りてるから問題ないけど.此処でGPSをONにしておく. 笹の中の沢右岸踏み後(鹿道)を進み、沢右岸をトラバース気味に下降していく.ササ藪が切れて、下生えのないやや広い尾根型に出た.尾根の反対斜面は下るのは可能だけど、かなり急で掴まるような木も多くない.尾根を下降し、トラバース出来そうな所を探す. 右下に岩ゴロ斜面が見える.涸れ沢かな?.いや、ただの斜面だろう.鹿道も特にみつからないから、そこをトラバースすることに.特に危険もなく小尾根を一つ越え、同じ様な岩ゴロ斜面を横断.笹斜面に出た.笹上部などが鹿に喰われ、少し密な膝上藪となっている. |
塔ノ峰からの軌跡 |
ササ藪の中に鹿道 @ |
笹が切れ、広い尾根に上がる A |
下りられる所を選んで B |
岩ゴロの斜面横断 C |
すぐ上、少ない湧き水だが喉を潤すには充分 渇水期は涸れてしまうかな? D |
水が流れ落ちている小沢をいくつか横断(4ヶ所位だったかな?) 最後の一つは水が結構多く流れている沢だった.大量の湧き水が上の方で出ている様で、そこを見て来ようかと思ったけど、そんな余計な体力はないから止めた. その沢の少し下流に、急な岩ゴロの沢型がありそこを登る.乾いた岩で崩れた様な後がないから、笹斜面から移動し岩に掴まったりしながら登る.しっかり汗を絞られ、休み休み笹が広がっている広い尾根に出た.風が弱く吹いてきて心地が良い.この尾根に鹿道はあるが、踏み後っぽいのはない.ちょっとの休憩を終えて、トラバース続行.斜面に下りて行くとすぐに下りるのに(爺では)困難な斜面になった. ザイルを使えば降りられると思うけど、此処は右へ右へと楽に下りられそうな所を探しながら回り込む.結局、(楽に)下降できるような斜面はなく、小尾根に上がった.乗越で回り込み、トラバースを続けようとしたが、そっちは急でダメ.その小尾根を登って行く.すぐに急になり登るのが辛くなってくる. |
(トラバース中)最後の水のある沢 渡ってから撮る E |
広い尾根に出る F |
尾根を登る G |
庚申山 H |
緩やかに見えるが結構急 I |
上部に岩が見えた.壁では無いから右とか回り込んで上に行けるようではあるが、近くまで登ってみないと詳細は判らない.左の大きな窪地(笹ミキ沢右枝沢の源頭) は、上に剥がれやすい様な岩が壁になっている.これは登れない.壁下はザレの急斜面.横断は難儀の様だが、良く見ると獣の足跡が横断している.ふむ、そこは大丈夫かな、、と、ゆっくり横断する. 又、これまで枝尾根だ.これまで越えてきた枝尾根、小尾根と同じ様な風景で、何処にいるのか判らなくなるから、尾根の中心辺りでGPSを確認する.子の枝尾根を真北に登って行くと、1750m級ピークになり、庚申山へ登った時のルート(登山道ではない)でもある.GPSにもその軌跡が現されていて、あそこへ行けば以前歩いた所へ出るんだな・・・と、妙な安心感.ただ、今日の目的は庚申山の(お山巡り)登山道に出る事、、だから、この尾根も横断.岩混じり斜面をトラバース.今度はやや広い尾根型が出てくる.尾根上は笹原で樹木は疎ら.前方に木々の間から庚申山が見えた. トラバースを続けられるかどうか心配したが、尾根の向こう側(トラバースに向かう側)は、何とか下る事が出来そう.. |
壁 J |
ザレに獣の足跡 K |
気分の良い斜面 L |
滝下からM |
木に掴まりながら下ると、沢が見えたがそこをちょっと下りるのは難儀そう.尾根を少し下りて沢に近寄ると、滝があった.対岸は崖で登れそうにない.下流にも滝がある様で、滝下に下りても沢を下れず対岸斜面も登れずではどーにもならない.今立っている尾根を下流側に(滝があると思われる所の更に下流迄)下降し、沢に下りられる所を探して下りる.二段3m+3m位で、その上の滝も合わせ連瀑になっている.恐らく上流にも滝が連続してるのだろうけど、今日は滝見ではないし、沢装備でもない. 沢は水は少ないが、流れ落ちている. 今いる所は、GPSを確認しなくても判る.登山道はもうすぐ、この笹斜面を登ればそこにある筈.そう思うと人間げんきん≠ネもので疲れも何のその!になる. お山巡り登山道に出、後は順調に下降して「宇大 嶺峯山荘」 から、一旦戻るように庚申山荘へ行く.水を空になったペットボトルに入れ、アップルデニッシュを二個食べ、下山.山荘で2名、途中単独2名.男女パーティ3名、2名それぞれ一組.皆さん山荘泊で皇海山でも行くのでしょうか? 今日はヘッデンかなと思ったが、日が長いから明るいうちに駐車場に戻る事が出来た.駐車場着 17:55でした. |
やや笹深い斜面を登って N |
登山道に出ました〜♪ O |
宇大 嶺峯山荘上の滝 |
猿田彦神社跡 |
庚申山荘 15:10 |
ウツギ |
Photo Nikon D5600 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.