山登り

栃木県日光市
前白根山、白根隠山(1)
まえしらねさん:2373m
しらねかくしやま:2410m



                  



2023,2,28 訪問


(あまり参考になりません)
              
 1/2 白根沢コース〜前白根山  2/2 前白根山〜白根隠山〜下山

 白根隠山は地形図にピーク表記や名前はないが、前白根山から望むと白根山の麓(に見える)から、南に延びる尾根(白錫尾根と呼ぶ)の、先っぽ付近にやや鋭鋒的存在の山だ.(白錫尾根自体はまだ先に延びている) 

 白錫尾根の全区間は、2010年7月の錫ヶ岳登山で一度歩いているが、長く辛かった事しか覚えていない.部分的に楽しい所もあったけど.その時、白根山は見えていた筈だが、あまり画像がない.植物(花とか)は多く生えていたんだろうか? 錫ヶ岳と白桧岳(2394P)は二度訪れているが、殆ど笹帯だったと、記憶している.

 で、夏に訪れた(通過した)白根隠山はどうだったかというと、山頂はまるで覚えていない.当時のコンデジ記録画像を見ると、(往路)白根山はガスで見えていない様だ.(戻りは霞み白根)そこで、季節は異なるけどそっち(白根隠山)から白根山を撮ってみよう、と、思い立った.ま、理由は簡単.



湯元駐車場で AM4:30頃 D810 24mm域 ISO2500 30sec f4.5



出発 5:35


スキー場



 日光湯元の駐車場に4:30着、いやあ、温泉の匂いが車内に充満してくる.こ、これは凄い.スカシ5発以上の濃さだなぁ(5発の濃さを嗅んだ事はないけど(^_^; ).寒いけどエンジンを止め、外の空気が車内に入ってくるのを防ぐ.外気温は-8度.車内はすぐに寒くなってきた.あ、エンジン(エアコン)は切らなくても室内循環にすればいいだけだったが、これまで一度もそのスイッチを押したことがなかったから.考えてみれば、前照灯(ふ、古いッ言い方)、ワイパー、など殆どAUTOにしっぱなしだからなあ.
 ちょっと早いが朝飯の力カップにお湯を注ぎ、外に出て空の写真を撮っておく.いやあ〜、くっせーーーー.

 支度をしてヘッデンを点け、歩いてスキー場に向かう.入口に登山届BOXを見て、あら、届け出用紙を持ってくるのを忘れてしまいましたよ.



極めてなだらかなスキー場


朝日に浴びて赤く・・・ならないか
 スキー場はブルドーザーみたいな大型機械2台で整備している.その機械が通った後は、凄く平.力が籠った整備ですなあ.右側のリフト終点まで緩く登って、白根沢コース登山口の少し上の尾根型に出る.まだ汗をかいている訳ではないが、これからの登りに備え、防寒ジャケットの下の中厚手セーターを脱いでおく.
 
 雪はかなり締って固いから、チェーンスパイクでも充分だけど、今日は持って来なかった.登りの針葉樹林帯を抜けると、積雪も多くなるので此処からアイゼンを着ける.白根沢コースはすぐに、辛い急斜面が始まる.
 
 今の時期以外なら、菅沼から登った方が幾分楽なのだけど、群馬側では丸沼高原スキー場入口から冬季通行止めになってしまっている.んじゃあ、スキー場から登ればって事になるかもしれないけど、白根山に登って下りて、帰りに又登って、、なんて(爺には)現実的ではない.




右が白根沢 アイゼン履いてスタート



初っ端にこれがくる


緩く見えても辛い登り


まだまだ、、、続く


青年、早い〜!


尾根登り一枚目の導標
 急斜面の雪面には結構踏み後があり、固い.アイゼンが良く効き、道が急でなければ快適なんだけど. 後ろを振り返ると、梢の間から温泉ヶ岳が見えてくる辺りで、屈強そうな若者に追い越される.擦れ違い時に若者は「こっちから登った事がなかったので来てみたんだけど、噂通りきついっすね」 と、明るく笑って話していた.ザックのサイドポケットには短めのピッケルを収納している.白根山を目指しているんでしょう.早い早いあっという間に上に消えていった.

 積雪が多くなり、柔らかい所も出てくるが踏み後があるので問題ない.先程の青年の足跡以外は薄く雪が被っているから、今日此処を登っているのは爺含めてまだ二人.ま、平日ですからね.




温泉ヶ岳



二枚目


外山鞍部


←三枚目の導標が出てくる辺りから、ぼちぼち斜面が緩くなってくる.外山鞍部手前の急斜面を登りきると、急な所はほぼ終わり、夏道でも冬道でも中々しんどい.背後に男体山や、中禅寺湖を見ながら、やや開けた斜面は気分がいい.途中から天狗平に抜けるトラバース道に入るのだったと思っていたけど、その踏み後に気付かず登り続け、2325Pを通ってしまった.まあ、大した登りではなく、(古い)踏み後も多くそこには付いているから、皆そこを登って行ってるんでしょう.

 天狗平からの踏み後を合わせ、ダケカンバの広い尾根は何処を歩いてもほぼ沈まないから、快適に登って行ける.それにしても、ダケカンバは青空にとても良く似合う.(←爺だけの感想です(^_^; )



登って行くと2325P



お馴染みの目印


*



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黒い外山 奥に日光連山




戦場ヶ原と男体山




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筑波山



*


*


どこでも


快適歩き
 快適に、、と、言っても疲れるものは疲れる.へーへー言いながら庵沢、緑沢の中間尾根が合流する2360m級ピークに着いた.風が少し吹いているけどそれ程強くない.中間尾根の方(ピークの肩付近)へ行くと、見事な男体山始め太朗山、大真名子山などのお馴染みの日光連山.そして、戦場ヶ原と中禅寺湖も綺麗に見える絶好の展望地だ.誰もそちらへは行って無いようで踏み後とかは皆無.足跡を付けるのがもったいない感じがして、気持ち奥に回り込むようにして肩に出た.

 ザックを下ろして水を飲み、汗を吹いて栗どら焼きを食べる.最近のお菓子ってとても甘味が強い≠フが多い気がする.それとも年喰って「味わい力」が変化して来たのか? でも、んまいなああ・・



青空に良く似合う




*




中禅寺湖




男体山




太朗山、女峰山(鋭鋒)、小真名子山、大真名子山




 D810を出し、風景を撮影を楽しむ.が、あんまり時間も掛けていられない.白根隠山へ行ってそっちからの白根山を撮る.このお天気はその目的にピッタシゴンゴンではないか.そそくさと、そこでの撮影はおしまいにして、前白根山に向かう.

 梢の間から白錫尾根が見える.その左端に一段と高く見えているのが白根隠山だ.此処から眺めると少し遠い.無事、行けるんでしょうか? さらに歩いて行くと左前方に、日光白根山が大きい.青空と見事にマッチング.迫力と存在感は抜群だ.棺桶に体半分突っ込んでいる様なとしょりでも、不安の中に久し振りにワクワクしてきた.  続きます.


あれが白根隠山 むむ、結構遠いねオイ


そろそろ出掛けないと


木の向こう、徐々に


白根山が見えてくる



前白根山(右)と白根山

 Photo Nikon D5600 

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