山登り

栃木県日光市
社山
しゃざん:1827m



                  



2022,12,31 訪問


(あまり参考になりません)
              
 1/2 阿世潟〜社山山頂

 今年二度目の社山山頂から縦走路に入ってすぐにシラビソ樹林の中の急降下になる.積雪はそれ程でもなく、樹木が多い所ではやや固く締っていて歩き易い.吹き溜まりは所々あり、そこへ足を突っ込むと、膝上まで沈む.鹿は、上手くそういう所を避けているようで、鹿トレースを下って行くと、かなり楽に下降で来た.

 樹林が切れると、さすがに積雪は多く、鹿トレースも谷側の方に散らばったりして、ツボ足では困難になってきた.適当な所を踏み固め、ワカンを履くことにした.ワカンはいつ以来だろうか?昨年は一度も履いてない.爺のワカンは(古いから)履くのが面倒で、留め金具もしっかり機能するかやや不安.だけど、(爺の)スノーシューは重いから、結構辛い.

 右に履いたワカンはきちっと装着できたのだけど、左は留め具が何だか緩い.普段整備なんてまるでしないから、しょうがない.紐をぐるぐる巻きにして何とかカッコだけはつけた.これで、1792Pまで行けるんだろうか? やや、不安.

  下手ですがD810で撮った画像もご覧になって下さい
 


夏道は不明、適当に下降していく


途中、展望のある場所で.白いピークが1792P


樹林を出た


ワカン装着で下降
 ワカンを着けるとさすがにツボ足とは違う.概ね快適に歩ける.が、下っていてすぐに、ストックの片方にアクシデント.抜けてはいけない2段目がスポッと抜けた.抜けるのは普通長さ調節の時のストッパーの下で、此処はストッパー共々ビニールテープでぐるぐる巻きにし固定.調節は出来ないが、簡単には抜けない.それが、そのストッパーの上から抜けてしまった.(説明が下手で済みません) こんなのありかーー.

 一応、抜けたシャフト(ポールではなくパーツだとそう呼ぶそうだ)を元に収めても、すぐに抜けるから、杖として使えない.ザックに括り付けて片手ストック歩行になってしまった.

 露岩の小ピークはこれから下る大日尾根の向こうに男体山が聳える.社山の南岸尾根とは又違った光景だ.勿論中禅寺湖も良く燃える.




画像中央やや左、スキー場(上級者コース(笑))の様な斜面に向かいます



その前に岩の小ピークで良い景色を鑑賞しに


振り返って社山



中禅寺湖



男体山


富士山、まだ見えてますよ



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・・・



斜面中央付近のトレースは鹿さんのもの.そこを歩いてきた


分岐への登り、鹿トレースは左樹林の際を直登
 1700m鞍部に下りると、社山側からの鹿トレースに合流でき、ワカンは必要ないほど.黒檜岳分岐の約50m急登(の鹿トレース)は左の樹林の際を登るように付いている.斜面の中心部を登ってないのは、雪崩とかそういうのを警戒しての事だろうか? この斜面、ちょっと見た所では雪崩など起きそうにないけど、山の住人達は少しでも危険があれば、それを避ける行動をとるのでしょう.

 分岐には導標がある.文字もまだハッキリしている.時間はまだ早いから左に折れ10m程高い所迄行ってみる事にした.100m位の距離だけど、尾根の中心から北側へそれると深く沈み込む.吹き溜まりや小雪庇は左側(南側)なのだから、と、選んで右側(北側)を歩いたら、結構難儀をしてしまった.

 露岩ピークはとても気分の良い場所だった.実は此処に立つのは初めて.縦走した時は殆ど巻いて素通りだった. 目の前に1792Pが見える.なだらかな斜面は、それ程務づかしい様には見えない.このまま行こうかと思ったが、不安要素があるから止めた.



分岐 年に何人この導標を見るのだろうか?


分岐から西の小ピーク



露岩ピークから 予定はあそこのピークだったけど、無理はしません.後ろの黒いのは黒檜岳

 露岩ピークでお昼休憩をすることにした.風もなくポカポカと暖かい.コンビニで買ってきて保温バッグに入れてきたお茶はまだほんのり暖かい.一緒に入れてきたお握りも少し暖かい.何とかおこわと何とかチャーハンを美味しくいただきます.(かなり)以前の様にパサパサしない.
 景色はというと、名前のない近くの縦走路ピークの後ろには黒檜岳が、雪の白さで更に黒い.渓の向こうには群馬の山々、男体山や太朗山、中禅寺湖も眼下に.白根山は又雲で頭を隠してしまった.手前の備前楯山や中倉山は判った.だが、此処から皇海山や袈裟丸山などが見えないのがちょっと残念.予定していたあそこの1792Pでは見えるだろうか?

 残念な気持ちを少し残しながら、昼食&撮影休憩を終え下山にかかる.分岐まで戻り、大日尾根を緩く下降していく.広い尾根に鹿トレースはなく、雪は柔らかいから結構沈む.鹿は何処を歩いているのだろうか?(って、鹿さん頼みかよ、、オイ) 



・・・




男体山、太朗山、戦場ヶ原、中禅寺湖 社山側から望む光景とは又違う 




白根山は相変わらず雲の中




名残惜しいが、戻ります

再び分岐


男体山もそろそろ飽きてきた


疲れて立ち止まり



社山、眺める方向ではまるで形が違います



半月山が見えた


雪が固ければ楽しいんだろうけど・・・
 展望地に寄って尾根の急斜面になると、不思議なことに鹿の踏み後がそこら中について、ワカンもいらないくらい.雪をどけ、その下の笹を食べていたんですね.鹿の足跡の来た方向を見ると、殆どが南斜面を移動している様だ.笹を探しながらなんでしょうねぇ.
 その急斜面の途中から鹿も尾根の中央部を下っていてくれているから、こちらとしては有難い.調子の悪いワカンは、騙し々々ゆっくり歩いたせいか外れないでくれている.雪と鹿トレースのお陰で下降はとても捗った(と、感じた)

 鞍部まで下りてきて、此処からは右の斜面を下る.積雪はかなり少なくなり、沈むこともそれ程でない.沢形に下り、倒木のある所でワカンを外す.更に歩き易くなり、快適な下りになった.



好展望地




・・・




・・・




・・・



中々しんどいっス 振り返って自分の足跡


鹿トレースは僅か


尾根下降中


鞍部に到着


ワカンはあそこの倒木で外します


アイゼンだけで充分快適



下には鹿トレースがきっちり




 1400m付近まで下りてくると下に道≠ェ見えた.そこにもあると思っていた鹿トレースだ.湖の方に向かっている.ほぼ平地なので積雪は若干多く、トレースを外すと膝上までくる.鹿さんのお陰で何の問題もなく中禅寺湖周回歩道に出る事が出来た.

 駐車場から車を出して、第一駐車場付近では十数人の若い男女や子供が男体山を眺めている.夕焼けで赤いとかいう訳ではないが、年の暮れを此処で過ごすつもりなんでしょうか.いろは坂(下り)はあまり車は多くない.紅白歌合戦とかは見ないから急ぐ必要もない.安全運転で帰りましょう.


人はこういう歩き方はしないがなあ、、(^_^;


ほぼ一直線



歩道に出ました〜♪




今日一日良いお天気、、ありがとさん

 D810で撮った画像  1/2 阿世潟〜社山山頂  Photo Nikon D5600 

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