山登りでお花見

日光市(足尾)
塔の峰〜庚申山(2)
とうのみね:1738m
こうしんさん:1892m




                  



2021,5,14 訪問


(あまり参考になりません)
              
 (2) 塔の峰〜庚申山〜一の鳥居〜銀山平 (1)銀山平から塔の峰迄
 
 9:15、塔の峰に着いてまず腹ごしらえ.お昼はまだまだ先なんだけど、山行では腹が減ったら食べる.の、法則.山頂の枯れ木に座り、水を飲んでイチゴスペシャルを食べ近くを散策しながら撮影することにする.本当は9時前に着く予定だったけど、途中道草が予定より時間を喰ってしまって・・ま、いつもの事だけど.

 この付近のアカヤシオは旬のちょっと前.ほぼ全ての株が僅かの蕾を抱えて咲きまくっている.色も紅く鮮やかで散っているものは全くない.密度はどうなのか不明だけど、此処での目的は皇海山とのコラボ.自分でシーンは作れない自然頼み.あ、これも一か八か・・・か(意味がちょっと違うかも)

 あっちへ降りたりこっちへ登ったり、うまく撮れたかどうか判らないけど、(爺にとって)今季一番の綺麗なアカヤシオ見学が出来て、大変満足!.

 下手ですがD810で撮った画像もご覧になって下さい  1/2  2/2


皇海山との組み合わせ ちょっと花が左に寄り過ぎ


皇海山の真ん中を枯れ木でぶっつり・・ 中々良い場所が見つからない



綺麗な状態の花ばかり〜♪




少しましだけど、コラボとしては皇海山が目立たない




花に痛みはありません 蕾が少し




オロ山と、 これは上手くいったかな 自画自賛〜




白根山と、、ちょっと遠いけど まあ良しとしますかねえ




綺麗な木ばかりです




もう充分です



 気が付くと10時半を過ぎていた.1時間以上もウロウロしていたことになる.爺にしては見事なアカヤシオばかり見たので花見の目的はコンプリート.ここから帰ってもいい気分だが、予定してきた庚申山に向かう.一般的に庚申山への登山は一の鳥居から水ノ面沢(みずのつらさわ)沿いの参道(登山道)を登るのだけど、こっちからの道はない.

 山頂から見える庚申山に向かって笹斜面を下り、ダケカンバ帯を抜けて下に見えるカラマツ林へ下りてゆく.水が僅かに湧き出る沢を見るが、これは笹ミキ沢の支沢源頭だろう.手で触ってみたけどあまり冷たさはない.湧き出る水が少ないからか、渇水期は涸れてしまうのかも知れない.




駄目だよこんなの と、言われそうだけど、面白い・・・かな(そうか?)



下って


湧き水は僅か


沢沿いの踏み後


振り返って
 カラマツ林に入って行くと踏み後か鹿道か判らないけど、案外はっきりした道≠ェあり、辿っていく.所々に古いテープがある.鹿道は膝下位の笹藪の中に無数にある.適当に選んで進む.1662Pへ着くとアカヤシオが3度.此処でも綺麗に咲いている.此処ではD810は出さず、D5600で記録的+で撮っておく.近づいたり、斜面を少し下りたりしながらだから、足が留まるのは仕方がない.

 アカヤシオも終わり、開けた笹帯に出た.今年3月にこの辺りを通った時には見てないから、此処を北側に少し逸れた所を歩いたのだろう.(GPSログでも確認).仁田元沢とササミキ沢の分水処(分水嶺ではない) だね.(←支沢同志だけど) こういう所は鹿など居てもいいんだけど全く見ない.








1640m付近の鞍部 右が仁田元側


アカヤシオが又出てくる



後ろに袈裟丸連峰




この辺りだと蕾の方が多くなってくる








笹も低いので気分よく歩いていける 1660m付近 


笹が少し濃くなって鹿道を見失いがち でも、登ればいいだけ
 笹藪が濃くなってくるが、途切れ途切れながらも、未だ鹿道を追うことは出来る.カラマツからコメツガに変わり、抜け出ると少し広い笹藪の斜面に出た.丈は胸下程で鹿道を追うのも怪しくなってくる.右手(北方向)寄りにルートを取りながら薄い所を探しトラバース気味に登っていたら、右脛を倒木にガリッ.いててて〜. ズボンをまくって擦り傷の状態を見る.細い傷跡にうっすらと血が滲んできた.マキロンを振りかけて大きめのカットバンを貼り 手当終了.怪我が多いせいか、手慣れてきた様な気がする.←良い事なのか、そうでないのか・・・

 1750m級ピークは短い区間だが露岩で登り下りするのにめんどくさい.右をトラバースしピークの向こう側に出ると、そこは広い鞍部.最近まで水が溜まっていたような窪地と、流れた様な溝があった.此処も開けていて気分の良い所だ.水があり、テントが張れたら良い星空が拝めるかも知れないなぁ 重いテントその他一式担いで来られかどうかは別にして・・・


広い笹斜面


振り返って塔の峰



南側



樹林帯の中は笹藪が無いか少ない


あれ、庚申山かな 何だか遠いね・・オイ 


ダニは大丈夫かな


こういう所は鹿道を拾える 1750m級ピーク手前付近
 鹿道を外して、笹藪が密になり丈も胸くらいになってきて、登るのがしんどい.斜め右上にやや密な樹林帯が見える.あっちへ行けば、笹が少なくなるだろうと、進路を西寄り北西にとる.思った通り笹が少ないし丈も低い.ルンルン気分で登って行くと前方が明るい.まっつぐ進むと樹林が切れているようだ.ザックを下ろし水を飲んで何処にいるかGPSで確認してみる.標高は1810m付近. 庚申山北東稜線(又は尾根?)の30m位下にいる. そのまま登り、稜線に出てみよう.

 稜線に出ると、かなりしっかりした踏み後があった.そして、目の前に鋸山と皇海山が現れる.素晴らしく良い眺めだ.右へ目を移すと白根山、更に男体山と、稜線ギリギリにオロ山が見える.ゆっくり眺めていたいのだけど、道草を喰いすぎたから、此処は記録撮影だけにして、先へ登って行く.



まだ出てくる 殆どは三分咲き以下




庚申山 少し近づいてきた様な 1720m付近鞍部から 




1720m付近の広〜い鞍部



倒木あり


残雪あり 此処を登ると、、、

 踏み後は明瞭で、時々古いテープもある.登るに従って藪が濃くなるのか踏み後は左の樹林の中に逸れて続く.深い笹の中に残雪も見られ、道を隠すけどそれは僅かで、樹林の中に目を凝らすと道が見えてくるので、登って行けば問題はない.(左へ行けば庚申山の登山道に出るだろうし、右なら崖になるから判りやすい.) 
 特に方向を意識してる訳ではないけど、感覚として山頂より先に展望場所に着くのではないかと思っていたけど、勘は当てにならない.樹林の中を登って行くと小高い所に山名版が見えた.山頂に先に着きましたよ.人の気配は近くにもありませんね.此処にいてもしょうがないので展望場所に行って、お昼休憩にしましょう.こっちにも誰もいなかった.
 
 此処からの眺めも素晴らしい.






好展望場所  左、鋸山  皇海山が目の前に




日光白根山




男体山 左手前に大平山 右下にはオロ山  左奥は太朗山?



1860m付近


踏み後あり うっすらだけど


正面明るい所は展望場所かな? と、思ったら


山頂でした〜♪ 12:20



展望場所から








 お昼の(コンビニ)お握りを食べて、皇海山をD810で撮っていると単独男性がやってきた.その人は早速スマホで撮り、シートを敷いてお昼休憩するようだ.加須市からきたと言っていた.
 
 おしゃべりが好きなような人で、こちらが聞く訳でもないのにどんどん話しかけてくる.山の男性≠ニしては珍しい部類ではないか? コーヒー飲みカレーパンの様な物を食べながら 1500mを越えると途端に足が上がらなくなり、心臓バクバクになってしまう・・とか、こないだ鳴神山でカッコソウを見て来たんだ・・とか、甲武信ヶ岳では千曲川源頭の辺りで崩壊地通り抜けに大変苦労した・・とか、此処へは自転車で一の鳥居まできたが、すっころんで腕をちょっと痛くした、、など 話に切れ目なく 楽しい人の様でもあるが、じゃあお先に、と、中々切り出せない.何とか適当な所で 私、道草と足が遅いのでお先に下山します と、言ってそこを立つ.

 (一の鳥居で追いつかれた、自転車は電動アシスト付き.良いなあ) 

 そう言えば甲武信ヶ岳に行った事があるけど、あまり印象にないなあ.
 

 加須の人が皇海山の右下を指さしてこんな事を聞いてきた.
 あっち(国境平)の方から登る人は多いんですか? 随分ハッキリした道がありますね. ん、道?
 いや、松木川を遡ってのルートだから、それなりの人達が登るだけで、道は踏み後程度ですよ.
 で、よく見ると、成程よく見ると道か林道かと間違える程境界がハッキリしている.
 あれは、多分下生えの笹原で稜線だと思います.と、良く判らない説明をすると
 成程、と判ったような、、どうだか、、

 
私、結構単独で山登りする事が多いんですが、あそこ(皇海山)へ行くときは複数でないといけませんね. と、言っていた.

 


道は笹に覆われてるが、しっかりしている


遭難碑プレートがはめ込まれている岩(通り過ぎ、振り返って)


道はちょっと荒れ気味


梯子、崖のトラバース道


関東ふれあいの道(笑)


庚申山荘



 下山路の登山道は少々荒れ気味.落石などに気を付けながらゆっくり下る.沢の所で水を汲めると思ったが流れてる水が少なく、山荘に寄る.かなり軽装な年配のご夫婦が上がってきて、ご挨拶.明日の開山祭に出る為、今日は山荘に泊まるのだそうだ.ほほう、此処も開山祭とか、やるんですねぇ.

 水はWC脇の蛇口から汲める.まず水を出して空になったペットボトルに汲みグビグビッと喉を潤す.んまいなあ・・と、ボトルの底を見たら何だか、黒い苔(かノリか)の様なものが沈んでいる.ゲゲッ 何だこれは? ザックの中からまだ飲んでない缶コーヒーを空けてがぶ飲み.今飲んだ水を少しでも薄めようと訳の判らない努力.ムムム、無事に帰れるだろうか.(多分、谷の水を引いている管の中に溜まったノロ=@こういうのを防ぐ為谷から水を引く時は出しっぱなし、流れっぱなしにしておくものだと思うけど、蛇口に繋がれているホースからは水が僅かに流れ出ているだけだった.※水は止めないように、との表示はしっかりあるのだが)

 歩いて下っているうちに、何時のまにかそんな事は忘れてしまった.一の鳥居付近で二人(一人はあの加須の人、) 林道では二人のハイカーに追い抜かれて銀山平に帰着.中々充実の山行でありました.
 


鏡岩


ヤマツツジ 林道脇に沢山


ウツギ 林道脇に沢山


丸石沢 朝、左へ入って行った


駐車場着 16:45



ウワミズザクラ 林道で

D810で撮った画像  1/2  2/2           Photo Nikon D5600 

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