山登り

栃木県鹿沼市
夕日岳、地蔵岳
ゆうひだけ:1526m
じぞうだけ:1420m



                  



2020,5,8 訪問


(参考になりません)
              
 今年のアカヤシオはあまり良くないという.ま、アカヤシオ自体に思い入れがある訳ではないので、見る事が出来なくても全然構わないんだけど、一応ミーハー的に行ってる事にした.ここんところ、長い山歩きもしてないから体力も落ちているんだろうなあ・・と、やや不安要素も少し抱えて.

 家を8時少し前に出て、何処にも寄らず古峯神社へまっしぐら.閉ざされていると思っていた神社の駐車場は開放されていて、広いそこに車が2台程駐まっていた.大型連休も過ぎたし、来る人も多くないか.先へ進むと登山道入り口には2台の車が駐まっている.その手前の路肩には軽トラックが一台.山菜採りかも知れませんね.

 先へ進んで、カーブNo20の所のスペースに駐車.お昼用のお湯を沸かし、保温ボトルに入れて出発.此処でちょっとミス.前日、晩ご飯の買い物時に、ついでに買っておいたカップラーメン、水、おやつの大福、コッペパンを別々の袋に入れておいた為、ザックに入れる時もう一つの方を忘れてしまった.大福と、コッペパンの方だ.林道をしばらく歩いて気が付いたのだけど、ま、いいか・・で、今日はお昼のカップラーメンと常備してウエストポーチに入っているカンロ飴2個だけ.うむ〜、ちょっと足りないけど、

 この林道を歩くのは4度目になるが、今日は案外長く感じた.(今は終わっている)林業の跡があちこちに仕事道路として残り、ちょっと風景が変わっているせいもあるかも知れない.
 


駐車地


新緑です


ツボスミレ


ジュウニヒトエ・・か?


この辺りから登山道になるかなと思ってたけど・・


ヤマドリゼンマイ?





 林道から登山道になり、大岩がある沢を横断する所がある.そこから上流を見上げると滝が見えた.アカヤシオもさほど期待出来る訳でもないし、帰りは此処を通る予定ではないから、撮れる光景は撮っておきましょうと、右岸を滝に向かって登る.

 足元に、アオイの葉が(まばらだけど)見える.もしや!と思って、歩きながら手で葉を寄せながら数株探したところでその中の一つにあ!花だ=Dカンアオイの花の様だが、初めて見るものなので何だか嬉しい.今日一番の収穫になったかも知れない.

 滝前に着くと、水量はそれ程多くないけど、中々綺麗な滝である.上は判らないので見える所7−8m位.左に5m位のチムニー状.荒井川大滝で壊してしまった標準ズームを新規購入した中古ズームの写り具合試験を兼ねて三脚を立てる.あれ、、リモコンを忘れてきましたよ・・・しょうがねーなー、セルフタイマーで撮影しましょ.



最初の徒渉点 この沢の上流(左)に滝が見える


カンアオイ



滝 「栃木の山100=随想社1996年第9刷」 禅頂行者道のページにはルート上に滝が明記されている
初めてこのコースを歩いた時は、この滝を目印に登ったのだが、茂った木の葉で見る事が出来なかった
その時の山行は、途中でコースアウトした為、それが原因でこの滝の傍を通ることが出来なかった、と思い込んでいた
これまですっかり忘れていたのだけど、滝前に立ち突然思い出した





滝左岸のでかい岩



ミツバツチグリ?


フデリンドウ 一株だけ
 セルフタイマー撮影だと、何枚か撮るとめんどくさくなる.それでも頑張って10カット程撮影し、滝は終了.登山道に戻る.登り再開してすぐにニリンソウがチラホラと出てきた.マイクロレンズに替えて地べたに座り込んで撮っていると下から男性ハイカーが上がってきた.挨拶して、少し話をし、先に行ってもらう.こちらは、再びニリンソウ撮影.

 道脇にコバイケイソウが沢山出て来る所を過ぎ、杉樹林帯を急登してハガタテ平に到着.先程の男性ハイカーが休んでいた.こちらも脇の倒木に座り、お昼休憩とする.男性ハイカーは爺と同じ位の年齢か、小柄だが屈強そうな雰囲気だ.いろいろ話が弾む.まかべから来たと言っていた.車は、下の大きな駐車場に駐めてきたとも.登山口までは登り15分程のアルバイトで、舗装路登りは疲れると笑っていた.とても、穏やかな口調で、久し振りの山中会話は楽しいものだ.


登山道に復帰


ニリンソウ


産卵中 蛙が数匹


コバイケイソウ


ツメクサか? 小さい花


登ってあそこがハガタテ平



地蔵岳へ、先行するまかべの人.途中で道を譲ってもらった

 地蔵岳への登りが、やや足に来て辛かった.花も蕾もなくては見るものがない.祠に手を合わせて山名板などを撮っていると、男性ハイカーが勢いよく登って来た.挨拶をし、「夕日岳まではどれ位時間が掛かるのでしょう?」 と、聞かれた.地蔵岳の山頂では、葉のない時期は樹幹の間から夕日岳が眺められるので、指差して「夕日岳はあれ」 と答えると、ひえ〜〜 と言いながら、汗を拭いていた.

 聞くと、古峯神社の駐車場から三枚石に登り、グルッと回って来たという.帰りはハガタテに戻り、古峯神社の登山口に戻るのだとも.頑張って!別れ、先に行ってもらう.高根沢の人らしい.

 稜線にアカヤシオは殆ど見られない.三ッ目に近づいて数える事が出来る程の花を付けた木が2−3本.いつもこうだったけか?

 三ッ目
から少し花が付いてる木が数本見られる程度で、夕日岳に着いてしまった.高根沢の人が休憩していて又情報交換.話をしてる間に、夕日岳は行こうかどうしようかと言っていた、まかべの人が上がって来た.



地蔵岳


三ッ目



日光連山




 夕日岳から戻って三ッ目の登り返しで、上から大きな犬が下りてくるのが見えた.ゴールデンレトリバーですね.飼い主と思われる単独女性が後ろから下りてくるのも見える.脇にどけて先に降りてもらおうと思ったら、女性が犬を呼び戻し、「どうぞ、登って来て下さい」 と、言っている.挨拶をして(犬は)「何歳ですか?」 と聞くと、「迷い犬を飼ってしまったので判らないけど15歳位ですかねえ」 お座りして鳴きもせず中々お利口な犬である.

 三ッ目を過ぎると、大きなザックを背負った男性ハイカーがやってきた.どうやら先程の(犬連れの)相方さんらしい.夕日岳山頂にテントでも貼るのでしょうか?

 ハガタテ平に着いて時刻を確認したらもう15:45分だ.ま、此処から元来た道を下りてもいいのだけど、久々に行者岳を回ってみようと直進.まあ、2時間もあれば駐車地に戻れるでしょう、と、舐めてかかった.



・・・




・・・



戻ってハガタテ平


どこが山頂だか判らない 唐梨子山



ロゼットはクリンソウ 花はまだまだ先



存在をすっかり忘れていた


そう言えば、こういうものもあったな金剛童子



 前に、行者岳を過ぎてから左下の支線林道にショートカットして下りたことがある.そこを通ればかなり時間が短縮出来るだろう、、とも、思っていた.今日、地図は持ってきていなかったが、そこへ行けば下降点なんざ簡単に判る、と、甘〜い考え.

 唐梨子山を過ぎて、次は行者岳だと思っていたが、大岩山である事などすっかり忘れていた.更には、行者岳を過ぎて、ショートカットした下降場所は、やや開けた様な笹帯だったと うろ覚え.それらしい所は見つからない、当てが外れると急にお腹が空いてきた、食べる物もなし、やむなく 「大天狗大神」 まで行き、「巴の宿」 を右下に見て県道をテクテクと駐車地へ.ヘッデンこそ使わなかったが、暗くなってしまった.あーー、疲れた、疲れた.

 翌日、何年振りだろうか、足や腿裏が痛く歩くのに難儀した.


行者岳 ああ、、もう17:20


大夫陽が傾いてきてますよ 行者平



大天狗大神




デジ一




デジ一




デジ一




デジ一 ニリンソウ




デジ一 日光連山 (男体山、大真名子山、子真名子山、女峰山




デジ一 男体山




デジ一 女峰山、一里ヶ曽根




デジ一 白根山

”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P7800 二代目 

HOME  /  閉じる

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.