滝見

日光市(奥鬼怒野門)
三沢上流へ挑戦
三沢(6回目)

9月21日、22日


                  



2009,9,20−22 訪問


(殆ど参考になりません)
              
 (21日朝)火をおこし朝飯はレトルトのお粥と食パンを一切れ.インスタントのコーヒを飲み、支度して出発.テン場を出て上流すぐの左支沢へ入っていく.支沢右岸(だったと思う)に2段の涸れ棚を見て、左岸に下りて来る尾根裾に取り付いた.斜面は緩く藪もない.間もなく木の根が多く這っている尾根に乗る.尾根にはかなり立派な鹿道があり、歩き易い.

 等高線1500m付近からは急斜面になり、登るのが大変になる.木の根に手をかけ、木の根に足をかけて一歩一歩登るが、たまらず右(三沢上流側)に逃げる様にトラバースした.急斜面の側面は壁になっていて、その基部をさらに上流側に歩いて行く.

  9月20日の記録


(21日)1420m付近の左枝沢


尾根に登る



尾根




此処ではまだ歩き易い




尾根から沢を俯瞰 大滝は向こうの左岸を通る



滑滝


登れそうな所がないか見上げながら・・・
 壁の一部が滑滝になっている下を横切る.しばらくトラバースを続けると下りられない崖に突き当たる.上は壁でどうにもならない.覚悟を決め 戻って、何とか登れそうな所を選び、やっとの事で尾根に復帰する.尾根上にはシャクナゲが多く難儀する事を覚悟したが、東側斜面に逃げるとシャクナゲはすぐに切れ、樹林の中の急登になった.鹿道を拾う様に樹林の中をジグザグに登って行く.

 GPSで1700mを確認.その場所では判らないけど此処では尾根分岐になっている.北西に枝尾根が伸びているのでそっちに下降して行く.樹木が密で見通しが利かず、足元も不安な斜面はGPSだけが頼りだ.

 1620m付近まで下りた時、人の踏み跡ではないかと思われる程の(多分)鹿道が出てきた.密な樹木もなくなり樹林の切れ目からは対岸も見える.風の音・・いや、滝の音も僅かながら聞こえる.



密なシャクナゲ藪


東側斜面



ま、こういう所も出て来るけど仕方ない・・・




まるで“道”



安定した良い天気だ


 このまま下降を続けると、(左)大滝手前の崖に出てしまう.高度を少し上げ、トラバースする事にした.涸れ沢とルンゼが次々に現れ、その上流は決まって涸れ棚になっている.何だか落ち着かない所だ.下は壁になっているのか切れている所があり中々緊張が解けない.

 やがて、斜面は緩くなり枝尾根を回り込むと、樹林越しに沢が見えた.おお〜、やっと着いたのかあ.もう正午になる. えらい、時間が掛かってしまったが、今日はテン場まで戻れば終了だから気持ちは楽だ.

 沢に下りるとすぐ上流に20m位ある滝がかかっている.太陽が滝の真上にあり、滝の頭が輝いている.手前には少し離れて4m位の小滝.その小滝の滝下に下りて沢を横断する、その下流すぐに滝が2,3個続き、見えづらいけど左大滝の頭が確認出来た.

 笹藪があり、小尾根を越えると右俣の沢が流れている.下流すぐには右大滝の頭が見えスパッと切れている.滑岩なので、沢靴と言えど(私では)おっかなくて近づけない.右、左の中間尾根には灌木が茂っているから、その木に掴まり、恐る恐る下を覗き込んでみるが、高くて恐ろしい.



トラバース、下流は涸れ棚


お!沢が見えた



(左俣)20m位、下は3−4m



まともに撮ると太陽が真上で ハチャメチャ


対岸にダルマ?


近づいてみると自然のもの


右俣 3m位
 右俣を少し遡行してみると3m位の小滝があり、その上に整った形の滝が落ちていた.15m位.それを越えるには左岸を巻くという事だが今日は時間が無いと思うので、下から見るだけ.巻けるのだろうか?という斜面.樹林だから一応手掛かりになる木は多く生えている.

 左俣に戻ると、太陽は滝頭から若干逸れて、木の枝に隠せば撮影も可能だろう.しばらく、あちこち移動し無駄フイルムの消費に努めた(笑) こちらの滝も綺麗な滝である.
 上流も気になったけど、時間も掛かっている.引き返す事にして往路の斜面を登って行き、小尾根を回り込んでのトラバースが早かったのか、右手にすぐ壁が出てきてその基部を歩く様になる.あれ?来る時こんな所、通ったっけか?? それ程危険は感じずに歩く事は出来るので、少し進んだら大滝の上から半分程が見えた.

 間違えた事に気付き戻ろうとしたが、此処から見る大滝(右)も中々のもんだ.今立っている高さは、大滝の頭付近だ.部分的に木の葉で隠れているのが惜しい.もう少し秋深く葉が落ちている時期に見てみたいものである.



上部は15m滝



右俣大滝


大滝中間尾根末端から下を樹幹越しに覗き込んだけど


左俣大滝上流の10m


少し上流の5m



右俣 大滝  右岸から




もう少しよく見える所で

 翌日、テントを撤収してもう一度大滝を観に行った.この滝に限らず同じ滝を2日続けて見る事なんて、滅多にない.1時間以上滝前でのんびりしテン場に戻った.帰りも同じルートを取る.沢通しでも良いかと思ったけど、ゴーロ沢を歩く気になれず、前日下降点までの登りを我慢すれば、あとは下り勝手だから気分的に楽.

 下降点に上がり休憩.笹原に座り込みパンをかじって無くなったエネルギーを補給.少し元気が出た所で出発.平に見える笹原も若干下っているから、歩きは快適だ.

 カラマツ林に入り、以前みつけた廃オートバイをみつけて行こうかと探して見たが、みつける事は出来なかった.小さな、祠にこれまでの無事を報告し、駐車地へ無事着いた.


(21日)テン場まであと少し


22日朝


オシロイタケ?


22日の大滝 20日に続いて2度目



何度見ても良い物は・・・良い

9月20日の記事      Photo Nikon P7800 

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