山登り

茨城県大子町
八溝山
やみぞさん:1022m

                  



2025,4,18 訪問


(あまり参考になりません)
              
 本当に、爺はボケ爺である.
 
 昨年、栃百の萬藏山に登った時、林道でイカリソウを多く見た.特に珍しい野草ではない様だけど、花の形が際立つ特徴があり、面白いが爺では中々観る事が出来ない.それが、林道を歩いてて、脇の斜面に簡単に見つけることが出来た.こんなに簡単に見つかる物なのか? 
 
 その時は、栃百低山巡りをしていた為写真目的ではあまりなく、三脚は持っていかなかった.そこで三脚を持っていきしっかり撮りましょう、と、目論んだのは良いが、そこまでは結構遠い.イカリソウの生えてる所まではせいぜい登山口から10分位.わざわざ行って撮った後は時間が余ってしまう.そこで、 未だ一度しか行ってない栃百の八溝山≠ノ登って来ればいい.

 八溝山は山頂まで車道があって、(爺の)登山の対象になっていない.ま、下に登山口なるものがあって車道を横断しながら登る登山道≠烽る.が、何だかなあ・・・ で時は過ぎていた.それが、ヤマレコを見ていて、北の方(棚倉町)に一周出来るコースがあるらしい.じゃあ、イカリソウ撮影の後はそのルートで八溝山登山としましょう.で、決定

 で、地図を印刷していて、あれッ、八溝山は茨城県じゃないか? 福島の棚倉町でもあるぞ! ずーーッと栃百だと思っていたのだが、、、 (下野新聞社)栃百ガイドブックを見ると八溝山は載ってない.何故、栃百だと思い込んでいたのだろうか? 答え=栃百ガイドブックより先に購入していた随想社の栃木の山一〇〇≠ノ掲載されていたのを読んでいたからである. あああ、ボケ爺だなあ・・

    


駐車地出発


登山口



ハナモモ




 で、ボケ爺は朝7:30頃家を出て新4号は通勤渋滞.平出(4号合流)まで1時間強かかってしまった.(普段なら20分位) まず、萬藏山の登山口に向かう.昨年一度(その前にも一度)来ているとはいえ、ルートはサッパリ覚えていない.どこをどう走ってきたのか終始ナビ頼みで着いた時は10時を過ぎていた.

 食料も水も待たず、ザックにカメラ(D810)を入れ、D5600をぶら下げ三脚は担いで出発.ま、登山口入って近いから.ニリンソウやショウジョウバカマ、キクザキイチゲ、カタクリなどを足元に見ながら、堰堤脇の階段を登って林道へ.昨年生えていた斜面を見て唖然、、、刈り払いが行われていた.ダメだこりゃ.と思いながらも少しは残ってないか、、と、探したがみつけたのは離れた上の斜面に2株だけ.足元が崩れるから登れない.ズームで形が判る程度に撮って戻りましょ.



ショウジョウバカマ


シャガ 咲いてる株は未だ少ない



イカリソウ、これだけ




キクザキイチゲの群落




カキドオシ



山頂の駐車場


建物はWC 手前右に遊歩道入口
 登山口近くまで戻って、足元の草花など撮っていたら車に戻ったのは11:00近く.そこから八溝山に移動します.道が判らないからナビで.国道461号から分かれて雲巌寺を過ぎ、走って県道(?)28号を山の方へ.これが狭い道.上から車が来ませんように、と、祈りながら(走り)登って行く.幸い、山上の駐車場に着くまで車と擦れ違う事はなかった.12:30着で先着車1台あり.いやあ時間が掛かりましたなあ.間もなく、上から空身の男性が下りてきて、停まっていた車に乗って下りて行きました.

 三脚、D810は持たない等パパっと支度して、出発.駐車場にある案内板にこれから歩くルートの表記はありませんね.ま、そっちは福島県だからなあ.上から男女二人が下りてきました.登山の恰好をしてるから下から歩いて登って来たんでしょうか? 軽く会釈でご挨拶.お昼を過ぎているので、ランチパックを食べながら遊歩道を緩く下っていきます.



遊歩道は緩い下り


カタクリ


分岐 左へ福島県側


割と古い導標
 刈り払いなど整備された遊歩道は歩き易い.両側ササ藪だがその下にはカタクリが咲いていた.スタートして30分は掛からずに赤い板のある分岐に着く.赤い板は何書いてあるか判らないけど.左折し更に緩く下って行く.斜面が少し急になってきた辺りから、笹が覆い被さるように道を隠すが、足元は固く踏まれて道を外す事はない.

 時々ロープが出てきたりするけど、危険な所はない.どんどん下降していき、標高880m付近で林道に出た.峰越林道真名畑・八溝線というらしい.←案内板があった. この辺り一帯は「シロヤシオ希少個体群保護林」らしい.シロヤシオが沢山あるんでしょうかね.咲く時期はいつ頃なんでしょうか? ブワーーっと山中一杯真っ白になるのかな? 等と適当な事を考えながら、林道から再び登山道に入り、下降していく.


此処はまだ刈り払われているが


膝上の笹


林道に出た


少し歩くと遊歩道入口


それ程急斜面ではないけどロープ


藪のない緩斜面 テープが道を指示



*

 笹が切れた広い斜面にはカタクリの花が点在している.未だ咲き始めのようで、斜面一帯に葉が生えているから、満開の時は見事な景観になるかも知れない.685P(ピークっぽくはないけど)には木を四角に置き、良い休憩場所が作られていた.展望はないけど広々として気持ちが良い ※今は虫が少ない時期だから 水飲んだりクッキー食べたり、カタクリ撮ったり等、ちょっと休憩していく.

 下降を開始し、道脇すぐにイワウチワを見つけた.辺りを見ると、密生という訳ではないがかなりな範囲で生えているのを見る.足元にも.踏みつけそうになったり、生えているのが見えず踏みつけてしまったり、・・・ごめんなさい.イワウチワは林道(鹿ノ又線)へ下りるまで観る事が出来た.沢は綺麗な水が気持ちよい音を立てて流れている.案内板に沢名はなく、「久慈川源流」とだけなっている.

 此処からは沢沿いの林道歩き.ゆるゆるした登り.ニリンソウがt頃どころに群落を作って咲いていた. 



イワウチワ 花ではなく葉っぱがうちわ≠フような形をしているから




花瓶山の様に群生してはいなかったが、生えてる斜面は広い



下り着いて林道


林道歩き


道端に、何とかネコノメソウ


種類が違う、何とかネコノメソウ


エイザンスミレの固まり


ニッコウネコノメソウ


コゴミ


何とかスミレ


ハルトラノオ


林道終点
 ちょっとした草地の広場が林道終点.此処から道は登山道になる.踏み後を追って沢沿いを緩く登って行く(勾配はキツクない). 750m付近地図の二股は、左の沢の方が水量が多く本流でしょう.テープとやや広い踏み後で真南(左俣右岸)に進む.間もなく再び二股.790m付近.沢方向にも、中間尾根にも踏み後がある.テープは尾根に付いているから、沢から離れ尾根登りとする.藪のない斜面にはカタクリ(の葉っぱ)が密に群生している.中々の規模である.花はポツポツでこれから沢山咲くのだろう. 
 さらに登って行くと足元、左右の斜面に白い花が(点々だけど)咲いている.イワウチワが此処にも咲いていた.左の斜面をトラバースするような道が分岐していて、尾根直登よりそっちの方が良い道に見えるが、分岐の導標などは見当たらない.尾根を選択し登って行く.間もなく斜面は笹に覆われ足元の道は隠れてしまったが、テープを追い地面の固さを感じつつ登って行くと勾配が緩み、胸高のササ藪の稜線に出た.擬木で組んだ手摺りがあり、その下は何か平らな広場? そのまま、手摺り沿いに歩いて林道と車道が交わる所に出た.

 出た所には導標とかはなかったけど、そこから林道に少し入ったところに遊歩道の導標があった.あそこ(尾根とトラバース道の分岐)からトラバース道を選択すると、此処に出てくるんでしょう.


ユリワサビ


ハナネコノメソウ


沢右岸の登山道


緑色はカタクリの葉 右にも左にも後ろにも 花はまだ少し


こっちの尾根にもイワウチワ


尾根登り


ササ藪


稜線



八溝山、下は平らな土地



左から出てきて、林道20m先に遊歩道の導標


山頂は林左へ
 舗装路を山頂に向かって歩いていると、少し賑やかな(シャンシャン、、と)音を出しながら女性が(車道を)登って来た.挨拶してパパっと通り過ぎ、あっという間に上に行ってしまった.早いですなあ・・

 山頂Pには誰もおらず、車も爺の一台だけ.展望台は今は無料になってるようだけど、景色は霞んでるし、一人で中に入るのも何だか寂しい.入るのは止めて三角点を確認し駐車場に戻った.

 それにしても、登山は普通下から登って山頂とかピークとかを目指し、下りてくるという行動が普通だと思うけど、今回は山頂スタートで、下まで下りて戻ってくるという変則登山.爺も、初めてです.


茨城県側の下山口


山頂へ



八溝嶺神社



展望台


山頂、三角点
 Photo Nikon D5600 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.