山登り

栃木県日光市
男体山
なんたいさん:2486m


                  



2024,6,6 訪問


(あまり参考になりません)
              
 男体山は日本百名山とか栃木百名山などと言われ、そこそこ有名な山である.ただ、私自身はあまり(嫌いではないけど)気にしている山ではない.この前登ったのはいつだったろうか? 調べてみたら2018年12月に中宮祀から登っていた.その時はもう登りに来ることはないかなと、思った.冬という事もあるけど、良く覚えているのは、風が強く、寒く、山頂の剣が凍り付いていた、、位.

 で、何故登るかな、、と、思ったかというと、これ又深い意味はない.志津峠からのんびりと花などを撮りながら登るのも、風流かな・・・と、日光白根山を始め、女峰山や男体山など花は多い山なのである.

 という訳で、ちょっとお花の時季にはちょっと早いけど、朝二時半頃家を出て梵字駐車場には四時過ぎに着. 支度してちょっと早い朝飯代わりの力カップを食べ、5時に出発.マイクロレンズを忘れた事に気が付いて取りに戻り15分のロス.花撮りでマイクロレンズがないのは、朝飯に納豆が無いのと同じ(←爺の場合だけど・・) 気温は4度.今日は暑くなるという予報だから、薄手のシャツに中厚手のパーカーを羽織ってきた.ちょっと、スースーするが、歩いていればその内暑くなるでしょう.

 
画像が多いので別ページに纏めました.下手ですがご覧になって下さい.
  D810で撮ったもの
  花だけ、それ程珍しいものはありません
 


梵字P 先着車は1台


一日晴れるといいね〜


マイヅルソウですね


スミレ
 裏男体林道を緩く登るように歩いて行く.マムシグサが沢山咲いている.ただ、低山とは種類が違うのか、丈が低く、あの独特の模様がない.ユモトマムシグサ≠ニかいうのかも知れないが、その内成長すると模様が出来てくるのかな? とにかく沢山生えていますよ.
 石垣の上にマイヅルソウが少しだけど咲いていた.後は、ズダヤクシュかな、株が小さい.斜面に張り巡らされた太い針金のフェンスの間、苔むした岩の上等々沢山咲いている.まだ朝早く、太陽は出ていないから、明るいとは云っても撮影には未だ光の量が足りない.一応フラッシュ撮影しておき、帰りにゆっくり撮りましょう.

 林道脇に見た草花(だと思う)で、見た事がない形のものを見つけた.上が四枚葉、下が七枚葉.上の葉には放射状の針(何て言うか判らない)みたいなのが八本だか九本だか出ている.何となくツクバネソウに似ているなと思った.帰りにはキッチリ撮る事にしましょう、と、尊場はフラッシュでチャチャッと撮っておく.



林道


そこ、巴橋 向こうに見えるのは男体山北尾根裾


湯殿沢橋から 太朗山 


大真名子山


志津峠(志津乗越)


こちらは、大真名子山登山口
 志津林道(志津乗越から)は奥で土工事が行われていて、それの為か距離標が1kmピッチで立てられている.それによると、梵字Pから志津峠までは5kmの数字.ううう、そんなにあったんだけ.志津峠の手前付近から、シロバナノヘビイチゴの花が道の両側に多く咲いていた.実は食べられる.

 志津峠からは林道を右に折れ少し歩くと男体山の登山道入り口がある.笹に覆われいるが導標があるのと、志津小屋の案内が建っているから判りやすい.覆い被さっている笹に朝露はなく濡れなくて良かった.

 志津小屋を通り過ぎ、お地蔵さんや社が建っていてやや賑やかな小広場は、何だか見覚えがない.初めて男体山に登った時、此処を通ってるはずなんだけど、、 (帰ってからその時の画像を見てみたらしっかり撮れていた)
 



そこ右 志津小屋入口 7:00


志津小屋


いろいろ、、


あります
 涸れ沢を横断して一合目の標柱がある.此処から暫くは樹林の中の登りだ.

 概ねはシラビソだろうと思うけど、爺にはコメツガとの区別がつかない.登山道は掘割になり長い距離で抉れている.段差が大きく乗り越えるのに困難な所は、手前に必ず巻道がありテープも付けられていて、心配ご無用.ただ、この樹林内歩きが意外に長く、風もなしで蒸し暑い.鳥はウグイスの鳴き声ばかり.

 五合目の標柱がある所で小休憩.パーカーを脱ぎスーーッ涼しさを感じます. イボイボの滑り止めが着いた黒い手袋も手から外して登り再開.(此処で手袋片方を落とした、下山時にみつけ回収) 此処まで、こんなんだったけかぁ と、初めて歩く様な気分.


標柱


掘割の登山道


二合目の標柱を過ぎると、堰堤のある涸れ沢


道は又、樹林の中へ



太朗山



木の根が露出し歩きにくい


相変わらずこんな様子
 2225mPを回り込むと崩壊地に出る.ああ、この場所は覚えていますよ. 女峰山、大真名子山が良く見える.赤薙山など北西から西側は雲に覆われている.男体山から見下ろす中禅寺湖、社山などもガスの中だろうなあ.
 時間を掛けて撮影を楽しみます.今日は、D810も花を撮るための三脚(小さい方)も持って来た.まあ、爺はどうやって撮ってもブレるし、下手だし、だから 気休めだけど.


 崩壊地付近では色の濃い小さなイワカガミを多く見た.一旦、コメツガ(多分)の中を登るがすぐに赤っぽいザレの登りにくい道になる.おお、この辺りも覚えていますよ.木(ダケカンバ)の丈が低くなり、登るに従って後方120度(もう少し)位が抜群の眺望.白根山、燧ヶ岳、太朗山、女峰山等が良く見えます.当然、足が止まり同じ様な写真を撮りまくり.


崩壊地


休憩、撮影タイム



左、大真名子山 中央ピークが女峰山、その左は帝釈山、右は独標かな




赤い壁が目立つ



*


コイワカガミ


*


道は荒れた斜面



太朗山




燧ヶ岳ちょっとズーム



*


*


凄く赤い


八合目


まだ、女峰山迄雲がかかってない


そこへ上がると更に展望が広がる



手前右、太朗山 ちょっと低い山王帽子山 そのちょっと奥で台形は高薙山ですかね
その奥は燧ヶ岳 太朗山の後ろは会津駒ケ岳、まだ雪があります



陽は差してないが風がないから結構暑い


*



奥宮が見えました




 登山道の傾斜が緩み九合目に着く.六合目、七合目は見落とした.帰りに探して撮る事にしましょう.歩き易い良く踏まれた道の両側には丈の低いシャクナゲ.まだ幼いのか、これから咲くのか蕾一つ見当たらない.葉は、皆綺麗である.

 ミネザクラが左斜面の下方に見え、撮りに下りてみようかななどと考えていて、辺りを見回すと道の脇にも数本あった.どれも満開状態.花が下向きについてるから、ミネザクラだと爺でも判る.幾本かの株の中に白っぽい花をつけてる木もあった.隣に普通のもあるから、比べる事が出来る.


女峰山、ガスに隠れそう


此処からは傾斜があまりなくて、楽


丈の低いシャクナゲ 花も蕾もありません これから?


ミネザクラ 丁度旬



日光白根山、湯の湖なども




つい撮ってしまいます



 山頂、奥宮などにはパラパラと計7人位.もう少し多いかなと思ったんですが、意外に少ないですよ.剣のある最高点には何人かが順番待ち.女性が剣の前で手を広げたり、上げたりして相方さんに撮ってもらっている.楽しそうで良いですね.一通り、、で空いたところでパパっと撮るが、真っ白な雲の背景に剣は飲み込まれ、映えません.案の定(帰宅して)画像を見たら、雲の白さと一緒. 

 奥宮とか、二荒山大神、釣鐘など 一応、あちこち撮ってウロウロ.中禅寺湖方向は雲が多くかかっていて遠望が利きません.太朗山神社に下りて、あれ?こんなに整備されていたっけか?と、道を振り返ってみたり.かなり忘れていますね・・ 
  再び刀剣の脇を通り、往路で確認しておいた、何か建物があった様な基礎の所でお昼休憩.此処まで来る人はいないようです.小バエが煩い.


山頂〜 9:45
 

奥宮


*


太朗山神社



中禅寺湖



二荒山大神


建物の跡 10:45
   赤ザレの道斜面でミツバオウレンを撮っていたら、上から単独男性が下りてきてご挨拶.中宮祀から上がってきて三本松に下るそうだ.いやあ、大変だなあ〜 下りの道の状態を訪ねられたので、道は少々荒れ気味だけど、テープはあるし、一本道だし問題ないと思います.気を付けて、と見送る.花撮りの続きをしながら、ゆっくり下る.

 2300m付近迄下りてきて右の斜面を見ると、ミヤマカタバミが沢山咲いていた.大して珍しくもないけど折角だから撮っていく事にした.ミヤマカタバミの中にヒメイチゲもあり、もう少ししたら、又別の花でも咲くのだろうか?
 そんな事を思いながらその斜面をちょっと下っていったら、右に特徴のある岩峰が目に入る.あそこに行けないものかと、更に下り岩壁に近づいて様子を見てみたが、登るには時間が掛かりそう.ザイルを持って来てないから戻る(下降)にはちょっと. 素直に戻りましょ.


画像では判らないけど、ミヤマカタバミが沢山


向こうは壁でその下に下りて行くと



岩峰があった.こっち側の壁にチムニーだかガリーだかがあって登れそうだが
下降する時、ザイルがないと辛いと思う 上から回り込んだ方が簡単かな

 下ってきた斜面を横断して尾根に出ると、あれ涸れ沢?が目の前に.そのすぐ下には残雪が広がっていた.そこを横断しなければ登山道に復帰はしないのかな、と、残雪を踏んで向こうの支尾根へ乗り上がる.へ!又涸れ沢(の窪地).正面は岩壁で登れそうにない.その対岸下は木が多い斜面に見えたので涸れ沢を下降していったら、上から見ると木に隠れて見えなかった壁が出てきましたよ.駄目だ、コリャ.

 少し戻り左に残雪の涸れ沢を見て急な尾根を登り、右の涸れ沢が窪地を造っている下を鹿道が横断しているのをみつけ、辿って行くと上部が平になっている様でロープが張られているのが見えた.出た所は崩壊地の上、2230m付近の登山道だった.因みに最初に下ったミヤマカタバミの斜面は弁天河原の源頭(上流左俣)に当たる部分でしょう.

 六合目、七合目は又見落とした.後は淡々と志津乗越へ下り、林道脇の草花を撮りながらダラダラ歩き.往路で見たツクバネソウに似た花を探したが、どうした訳か、見つける事は出来なかった.場所はしっかり覚えておいたと思ったんですけどね・・・ 梵字P着 15:45

 ←山頂の剣


残雪 下り方向を撮っている 左の斜面に移動して


尾根越えたら又急な涸れ沢 左岸は樹木にか売れて見えないけど壁


左上にロープが見えました


登山道に出ました



はい、お疲れさん・・・って、まだ林道歩き5km残ってるでしょ、、14:15

 Photo Nikon D5600 

HOME  /  閉じる

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.