山登り

栃木県鹿沼市
尾出山
おでやま:933m




                  



2024,2,14 訪問


(あまり参考になりません)
              
 今回は栃百の2回目狙い.展望とか、見どころとか、は初めから期待しない.訪れた尾出山、一度目は2011,12,4だから12年以上前になる.覚えているのは、登山口が東側(永野川)からでちょっとした林道歩きと、高圧鉄塔と、(尾出山の)山頂直下が結構急だった事位.と、書いてるうちに そうだ、仙台から訪れたという御夫婦ハイカーさんに、林道終点で会っていたのを思い出した.少し話をしたように思うけど内容はさっぱり記憶がない.

 朝飯を食べ、家を出発したのは午前7:30頃.覚悟していた通勤渋滞に掴まり、さつきロード(有料)から鹿沼インターへ.通常なら15分も掛からないところ、40分も掛かってしまった.まあ、後は通勤などの渋滞になるような所はないから、一安心.鹿沼インターから東北道(E4)にのり、次の西方P、スマートICで下りる.え!僅か一区間で500円 も取られるのか! ううう、高いぞ東北道.

 下りて西方smICを出るとすぐに国道293号で道に詳しくない爺でも間違えない.途中コンビニに寄ってお昼の食料を調達.県道200号に右折.以前は旧道£ハったが今回は川沿いのちょっと広い道を走った.旧道を走った時の感覚で 旧道と交わる交差点を標識も見ずに直進してしまった.←左折して200号なのに、直進で県道283号を走ってしまった.何の疑いもなかったからドンドン走り続け、何か採石場の様なダンプが数台、重機が数台作業している所に出た(道は続いているが) ん、これはおかしいな? と、案外早目に気が付いた(といっても結構走ってきてしまっていたが・・・)

 戻って200号を北上.適当な空き地を見つけて駐車.支度して出発出来たのは10時頃になってしまった. 
 


駐車地 9:55出発
 


お天気良好



 道を秋山川の上流に向かって歩き、取り付き予定の右支沢出合に着く.同時に大きな4駆車がやってきたからやり過ごそうと脇にどいていたら、運転手に「写真かい?」 と、声かけられた.そうです.と答えると下に駐まっていた白い車はあんたの? と、問われ「そうですけど、駐めてまずい所でしたか?」 と、答えると、「いいや、全然構わないんだけど、駐めたまま帰ってこない人がいるもんでね.じゃ、きをつけて楽しんで来てくださいね」 と、上の方へ走っていった. どうやら森林組合の人らしかった.

 藪めいた入口の沢に入って行くと、古びた案内板があった.ガーミンの地図には沢沿いに道があり、それが尾出峠に続いている.今日はこの道を辿り、尾出山に登る積もりだ.果たして、入口が藪で覆われ、案内板がこんな状態で道がまだ残っているのだろうか? 

 (入口の沢右岸にテープがあったが、何処へ導くものなのかは判らない.その後通ったルートに山頂までテープなどは見受けなかった)



道路は凍っている


支沢出合



こんな所に案内板、誰が見る?



此処はまだ普通の廃林道


堰堤が結構多くあったから、道は工事用だったんですね


雪が少し、歩くのに支障はない


ゲッ!
@
 

 あまり歩かれてない様相の道は、歩き始めてすぐに倒木の嵐.木の下をくぐったりかわしたりしながら、取り敢えずはあまり苦労無しに歩いて行けた.その内倒木地獄から抜け出せると思っていたがその気配はまるでなく、両岸が険しく切り立ってくるに従って乗り越えるのが難儀に、くぐるには隙間が狭く、対岸に渡るにも難儀の連続.此処から斜面を登って右岸尾根に登る事も考えたが、急すぎて取り付きも大変.戻るか・・・とも思ったけど、大分奥まで来ているし、戻るにしても倒木の大群だ.

 半分後悔しながら何とか林道終点っぽい所に出た.(が-みん)地図にある道≠探してみたがそれらしいもの、テープ、導標などはみつからなかった.仕方がないので右岸斜面に取り付き直登開始.暫く登り鹿道をみつけ上流側へトラバース気味に登って行くと金属フェンスにぶつかった.

 暫く、フェンス沿いに登って行く.何だか傾斜が増してきているようだが、気のせいかもしれない.フェンスのこちら側は倒木があったり、低灌木の枝が煩かったり、フェンスの支えがあって直登ができなかったりする.一方、フェンスの向こう側は杉の樹林帯で下生え、低灌木の類はなく鹿道も散見される.向こうへ行けないかどうか、更に登って行く.



ゲゲッ!




ゲゲゲッ!



ふう〜


この状態が続きますように・・と、祈りながら



しかし、、これだ、、 A




ひえええ〜ッ



ん、林道の終点の様な 
B


左斜面に取り付きます


判り辛いけどフェンス


寝っ転がって擦り抜け、ザックを回収 
C
 そこからフェンス沿いに登って行くと、30cm程下が空いている.ザックを下ろして空身でくぐり、ザックを引き寄せ回収.

樹林の中をトラバース気味に登って行く.倒木地獄とは各段に違い楽だ.(急で辛いけど・・) 仕事道のようなものをみつけ、辿って行く. 広い窪地を横断する時、左上に鞍部が見えた.一瞬その鞍部に登り上がれば尾根に出られるから、そっちへ行こうかと思ったが、道を歩いている楽さ加減で道歩き≠継続する.枝尾根を回り込んだ所で前方を見ると、やや広い沢形一面に倒木.もう御免だ、勘弁してくれー、、と、戻る.

 再び(今度は立派な)仕事道をみつけ、戻るように辿って行く.どうやら、この道はあの鞍部に向かっているようだ.戻る様に緩く登って思った通り、鞍部に出た.鞍部からは広い尾根をやはり緩く登って行くと、4-50m登った所で道は尾根から外れ、トラバース気味になる.何となく尾出山に向かっているような気がして構わず辿って行くが、沢形に出て道を見失った.



杉の植林帯の中 広い窪地上に鞍部が 直登した方が近いけど、鹿道は倒木を避ける様に横断



あれは尾出山か?


また倒木 前進不可・・ 
D


これは仕事道か?


鞍部に到着
E


ぐんぐん歩けますよ


沢形を横断して、左岸斜面へ 
F



 沢形を登って行き、次第に急になっていくので沢形の左岸斜面を登る事にした.掴まるものが少なかったが、地面は凍り着いてなく、靴が食い込むから割と登り易い.雪は時々出てくるけど、暖かさで表面が融けて湿っぽい.滑らないからチェーンスパイクも不要.疲れてるけどそれ程苦労せずに尾出山西の尾根810m級鞍部に登り着きホッとする.

 尾根に登山道らしきものは見当たらないが、藪もなく歩き易い.もう、お昼を過ぎているし尾出山の急登が控えているから、日の当たる所を選び休憩.保温ボトルのお湯をカップラーメンに注ぎ、出来上がる間、お握りを食べる.本当は尾出山山頂でお昼、、という算段だったけど・・・ ふう〜、此処まで時間が掛かってしまったなあ.ま、いつもの事だけど.



木の枝越しに 南西側




同上 南寄り



雪はあるけど暖かい


尾根到着 
G


820m級ピーク


歩き易い.尾根だけど両側が切れ落ちている
 両側は切れ落ちている尾根だが、やや広く歩き易い.ルンルン気分で850m級鞍部に着き、急斜面を見上げて、一瞬たじろぐ.正面に木も手掛かりも少なそうな岩場が立ちはだかっていた.ロープなどない.左に3-4m高さのチムニーがあったが、右側から岩場を登れそうな気がしたのでまず取り付いてみた.登れなければ、チムニーを試してみよう.概ね、こんな岩場には木の根が張り付ているんだけど、此処に張り付いているのは枯れ根っこばかり.幸いなことは岩が滑らない事だった.何とか岩の上の(三つに分かれている)木の下まで登り、ホッとする.ちょっと冷や汗だったなあ.

 (左の)チムニーの上は木の根っこがあるけど少しハングしてるようで、そこを登ってくるのもかなり困難を伴うに違いない.黄色い丸いものが落ちていた.何だろうと近づいてみると、ミカンだった.上から落としてしまったんでしょうかね.此処で落としたのなら、拾っていくものねえ.
 この斜面、下りに使用する時はザイルが必須.両側に巻ける道はなさそう.切れ落ちているから.



本日の核心部  左、チムニー 右、岩の間を抜けて登れそうだが切れていて崖 H
正面3本の木に向かって岩稜を斜めによじ登る.見た目楽そうだけど割と難儀




鹿道だと思う この上から岩稜下は見えず下降ではザイルが必須と思う



まだ少し急だけど、穏やかな登り


尾根左側の眺望 北方向になるから古峰ヶ原などが見えている?


山頂 誰もいません 13:20


上永野三角点
   山頂には予定より1時間以上経ってから着いた.まあ、爺の予定なんざ、あってない様なもんだから気にはしないけど.ただ、こんな時間じゃ不動岳など目標のはるか外.高原山辺りまでがいい所でしょ.パパっと辺りを撮って尾出峠方向へ下降する.道は良く登られていると見えしっかりしたもの.踏み後が不明瞭な所には、岩のペンキやテープなどが切れ目ない.スムースに峠に下りたら、小さな板に「嶽ノ越」とあり(尾出山峠)と添え書きしてあった.

 雪があり、川久保方向に多くのハイカーと思われるトレースがあり、これから行く高原山へは数人の足跡.でも、此処の峠ってこんな(東側が)開けてたっけ? ※一度目に来た時の画像を見たら、桧の樹林帯の中だった.伐採が行われてたんですね.


下降路


下降路 岩にペンキ



嶽ノ越(尾出峠) 13:45 川久保方向 I



登りだけどきつくない


山田山


 ん! 山田山=H このなだらかなピークは前回通ってるはずなんだけど、まるで記憶がない.きっと、後から名前を付けたのかも知れない.でも、お馴染みのM大プレートもありますね.前回は見逃したのかな? (←前回撮った画像がしっかり残っておりました・・・ 右) 
           
特に変化もなく大久保の頭に到着.導標が二枚あり、一方には木浦原の表記.此処を下ればあの林道に直接下りられるのかな?

 倒木に座って瓶型缶コーヒーを飲み、ミニクロワッサンを食べる.いつもはアップルデニッシュを買ってくるのだけど、ファミリーマートには売ってなかった.以前もFMに入った時売ってなくて、その時はスイートデニッシュとかいうサツマイモ味←スイートポテト が、案外美味しかったのでそれ狙いで入ったのだが、それもなかった.仕方がないからミニ・・な訳だが、ほんのり甘みでそこそこ美味しかった.

 さあ、高原山へと一旦下降.ちょっと降りた所で へ?帰りは此処を登り返すのか? なんだか、無駄に疲れてしまうような気がして、止めた止めた、高原山には特別な用事もないし.戻ります. で、大久保の頭から南西の尾根を下山することにした.此処からの尾根下りは急斜面も少なく、間違えそうな所には下降方向ではなかったが小さな板もあり問題なく下る事が出来た.それからも特に困難な事もなく高圧鉄塔の所に下りて、此処からは東電巡視路を下降.苦も無く町道に出た.ただ、入口に登山道の導標などはなかったが、庚申塔の石碑が幾つか並んで建っているからすぐ判る.
           


大久保の頭にある導標 上が木浦原≠フ板
 J


あれが、高原山


気分の良い下降尾根


木漏れ日ハイキング気分K



高圧鉄塔下に出ました L



東電巡視路出口の庚申塔


お疲れさんでした〜♪ 15:50
 Photo Nikon D5600 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.