山登り

栃木県日光市(足尾)
社山
しゃざん:1827m



 
                  



2023,12,31 訪問


(時間は参考になりません)
              
 (社山大晦日登山)7回目の山行 ※社山は18回目
 数日前から天気予報とにらめっこ.12月30日迄は好天なのに、狙い撃ちしたように31日は荒れるという.2019年12月31日の時の事を思い出した.あの時は大寒波襲来で、途中撤退した.さすがに今回はその時ほどの寒波ではないようだけど、良くないらしい.3日位前迄は、日光地方は晴れマークもあったので期待したのだが、前日にはそれも消えて曇り後雨(小雨らしいが)となってしまった.ま、これ位なら大丈夫かなと、大晦日山行を実行.

 今回は少し早目に行動しようと午前3時半頃家を出る.鹿沼のさつきロードを過ぎた辺りで、ツエルトを忘れてきた事に気が付いた.まあ、それ自体は(非常時が起きて)使う事は無いと思うけど、雨が降るだろうし風も強いだろうから、山頂などで休憩する時 樹林内で雨風を凌ぐときに使える.チェーンスパイクやらその他雨時用品は概ね持って来ているのだけど.

 日光方面へ行く時いつも寄る大沢IC手前のコンビニでお昼などの食料を買い込むとき、カッパをついでに買った.出来るだけ大きい方が良いのだけど、M と L しかなかったのでLを.すっぽり被れればいいか.

 銅親水公園の駐車場に着くと先着車が一台.おや、珍しいと思ってたら、まもなくその車は出ていった.駐車場の外気温は2度か、え!に・ど 暖かいなあ.
 


親水公園駐車場 5:35


尾根への取り付き
 定番の力カップを食べ出発.未だ雨は降ってないけど上空は明るくなくても判る曇り空.雨が落ちてくるのも時間の問題でしょう.D810は置いて行く.雨の中じゃ大した風景写真も撮れないでしょうから.いつもぶら下げて歩くD5600は、コンビニから20Lのゴミ袋を買い、すぽっと覆って雨が掛からないようにしておく.雨具の中とかじゃないから、ササっと撮る事が出来る様に.爺、やるなあ!

 雪が全くない林道を歩いて安蘇沢林道の取り付きは顕著な踏み後がある.勿論テープもあり迷う事はなくなってしまった.主に松の樹林の中をジグザグに登って尾根に上がった頃、ポツリポツリやってきた.雨量観測施設に着く頃には少し多く降ってきたので、早目に雨具上下を着ける事にした.その前に中厚手のセーターは脱いでおく.



雨量観測施設


赤倉山


キツイ、カヤトの急斜面


そこ、展望が良いのだけど今日はダメ
 今日は大晦日
NHKの紅白歌合戦≠見たのは
いつの事だか、ちょっと覚えてない
今じゃ、出場歌手達の90パーセント位
名前が判らない、どう活躍したのかも
判らない. としょりだものねえ・・・
 雨は幸い本降りにならずに小雨+α位だが、小降りではない.風も吹いてはいるが強くない.鹿が多いこの尾根、今日は鳴き声一つしない.嵐の前の静けさか? 嵐がきたら困るなあ・・.等と考える余裕のある緩やかな尾根歩きは、この南尾根で最も急な斜面になっていく.カヤトが密生し、鹿道こそあるものの濡れたカヤトが道≠ノ倒れて滑りやすい.此処は過去、チェーンスパイクを着けて登ってる事が多かったから、あまり難儀さを感じていなかったけど、雪も積もってない、地面も凍ってないからという事でチェーンスパイクは着けてない.

 一本だけ離れて立っている松に辿り着き、いつもなら皇海山がエッヘンと姿を現わすのだけど、今日は真っ白(ちょっと灰色)の中にお隠れ.残念だけど、辺りをササっと撮って緩くなった尾根を進みます.三角点の傍を通るのだけど、カヤトに隠れている.探す事は特にしません.




中倉山




雪ではなく雨



トボトボと


ガサガサと



社山 雨の中で見ると何だか遠く感じます・・

昔、かなり昔の紅白歌合戦で
三橋美智也が歌ったのは「古城」
好きだったですねえ、声も良いし
当時の紅白歌合戦というと、完全に
男女に分かれて、この歌のバックコーラスも
どっかの少年合唱団が担っていた
 次の急斜面(1350m付近)を登りきると少し開けた笹斜面になり、大平山へ続く稜線がみえるのだが、やはりガスの中.樹木がないと少しの雨でも風に乘って叩きつけてくる.カメラを(ゴミ袋の覆いから)取り出す時、ゴミ袋に付いていた雨滴がカメラにベチャベチャっと・・.むむ、これの対策は考えてなかったなあ.取り敢えずチャチャっと撮って樹林の中に逃げ込み、タオルで拭き取ります.

 1568Pは直登せず、右に巻道がある.まだ遠そうな社山の山容を眺めながら巻道を終えると、又、急斜面.此処を登れば後は楽なんだけど、子の斜面の道は主に(登り方向)左側に付いている.その谷側から吹上げてくる風がこれまでより強い.更に雨を加えて冷たい.冬だものねえ.カメラをザックに仕舞って此処から少しの間撮影なし.

 風を避けて(登り方向右側の)樹林内に移動すると雨風は防げるけど、踏み後なしの笹急斜面で登り辛い.凍ってないのが若干の救いだ.



半月山




開けた笹斜面、振り返って南東方向




大平山に続く稜線はガスの中



一瞬、オロ山がかろうじて見えた


1568Pを巻いて安蘇沢(右支沢)崩壊地



左崩壊地を過ぎると急斜面が待っている

又、三波春夫が歌った「俵星玄蕃」
歌詞が長かったけど
歌い終わっ時、家族でテレビに向かって
拍手喝采

そんな事を思いながら歩きました
 露岩帯では風は吹いているけど雨はかなり弱くなっている.大きな岩の所で小休止.何だか東や東南方向は雲が切れて日が差してるんじゃないか? こっちも晴れてくれないかなあ.喉は乾いてないけど取り敢えず水飲んでアップルデニッシュを一個食べる.

 此処からは丈の短い笹尾根の開けた斜面を登り、シラビソだかコメツガだかの中を通り抜けて山頂到着.ま、誰もいない.大晦日でお天気が悪いから当然ですね.雨はパラパラ程度にまだ降っている.風はあまり強くないけど、吹いてくると寒い.山名板をパパっと撮って、庇岩の下に入って休憩します.

 この下は雨が防げて風も吹き付けて来ない.ゆっくりと休める.例によってペットボトルの暖かいお茶に温められてほんのりとあったかいお握りとコロッケパンをいただきます(←何だか定番になってきたなあ) 休憩を終え、下山は中禅寺湖南岸尾根.これも定番.かなり濃かったガスは少し薄くなってきて男体山や太朗山などが(頭は雲の中だけど)見える.



露岩帯から登って来た尾根




露岩帯から東南方向



此処は積雪が多い場所なんだけど


あそこ、山頂


雪、殆どありません.後ろの男体山は身体上半分ガスの中 10:20


・・・



山頂から 左に庇岩




 下り道は僅かに凍っている所があるが、チェーンスパイクはなくても大丈夫だった.尾根下りでは雨もやみ風も僅か.写真を撮りながら下降し阿世潟尾根に到着は丁度正午.お昼休憩は山頂で済ませてしまったからお腹は空いてない.お茶飲んで休憩しアップルデニッシュを一個食べる.雨具は此処で脱ぐ.あ〜何だか開放感.

 峠から足尾側へダラダラと下って行く.道筋はハッキリしているし、判りにくい所は有志の方がテープを付けてくれているから迷う事はない.ただ、多く積もった枯れ葉の下には岩屑がゴロゴロしていて、結構歩きにくい.


下山しましょ


下山中



ガスが取れてきましたよ




中禅寺湖、割と穏やか



雪のない登山道


振り返って



太朗山、山王帽子山も見えてきました




南側、晴れてるみたい 富士山は見えないけど



白根山方向はダメ


半月山


阿世潟峠 12:00


足尾への道



右側の沢の滝

2024年1月1日能登半島地震
災害に遭われた方々に
心よりお見舞い申し上げます
 堰堤下の沢を渡り廃林道へ出てまずは一段落.林道の使用目的はもうないとみえて、落石だらけの道、過去の雨水災害で壊れた橋などは補修されずそのまま.所々にあるカーブミラーは長い間メンテナンスなしに残っているのだろうけど、ミラーとしての映りや輝き(?)は失われてないように見える.金属に何かを蒸着して作ってあるんだろうけど、大した技術だと思う.崩壊が続くこの山域には大きな堰堤が幾つかある.堰堤の上は土砂が埋まってしまっているが、いつまで持つんでしょうか?
  等々思いながらも今回の林道歩きは何だか長く感じながら.銅親水公園に帰着.駐車場には一台車があった. 駐車場帰着は15:20でした.

 今年も最後の詰め山行を無事に終えました.来る年が良い年になれば良いが.



堰堤の下を渡渉すれば


見上げると、あらま青空かね


自撮り



此処の上流にある橋が壊れているから(鉄骨はその残骸)
沢を歩いて右岸の林道へ



ミツマタ そうだ、来年は此処で花見をしよう

 Photo Nikon D5600 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.