山登り

栃木県日光市
鳴虫山、火戸尻山
なきむしやま:1104m
ほどじりやま:852m


                  



2022,12,23 訪問


(あまり参考になりません)
              
 栃百≠ノ火戸尻山という山がある.変わった名前の山だが何故そういう名前の山なのかは判らない.大体、火戸≠ニは、女性のあそこの事を云うそうだ.山の形がそんなんだろうか? 下野新聞社の栃百<Kイドブック(2005年発行)の写真に見る山の姿は、そうは見えない(と、思う) 

 その火戸尻山には2011年6月に一度登っている.(未レポ) 蕎麦屋さんの脇の林道をしばらく車で登って、山頂往復だったが、あまり覚えていない.ただ、林道終点が登山口で滝があったり、猫岩ってのがあって、やけに急な登山道を登ったっけ、、、位.

 わざわざ行ってその山一つでは、一日の時間がもったいないから、近く(とは言えないけど)にある、鳴虫山か、高平山と繋げて行く事にした.スタートは鳴虫山〜の場合往復にするか、県道を使って周回.この場合の県道歩きは結構長い.一方高平山からでは火戸尻山北の996P経由し一旦東沢へ下降.892Pからの南尾根に登って尾根通しで戻るか、県道に出て高平山登山口に戻るか、、だから爺の場合中々大変だ(周回を前提とした場合で、戻るという選択肢はない) という事から前者(鳴虫山から)に決めましょう.
 ルートは県道277号の滝ヶ原峠手前614Pから少し南、鳴虫山(登山道)1050m鞍部に出る尾根裾を登る.後は稜線を火戸尻山へ.駐車地は鳴虫山と火戸尻山の中間点付近の県道に.この道路は結構走っているが、駐車スペースは多くあったと記憶している.(実は良く、知らんけど・・)


早々に駐車地をみつけルンルン・・・だったが、、


瀧茶屋って、全然手前じゃないのサ(-_-;  戻る
 朝飯を食べ、今回は先日の笹目倉登りより少し早目に出た.そのお陰か通勤渋滞にハマる事はなく、案外スムースに走る事が出来た.が、爺の事.順調に・・行く訳がない.

 県道277号を日光方面に走っていくと、橋の手前右側に釣り人用の駐車場があった.5-6台は駐車出来そうなスペースがあり、釣り人等の為の駐車地でもあるとの立札も建っている.よしよし此処にしましょう、、と、ロクに地図も見ずに駐車.(お昼のカップラーメン用に)お湯を沸かしながら支度.ま、靴履く位だけど.

 
黒川に架かる橋(高橋)を渡って歩いて行くと、何か見覚えのある看板「瀧茶屋」があった.此処で思いっ切り思い出した.駐車地は「大滝」 を通り小集落(二又地区)を過ぎた辺りと決めていたのだった.それなのに大滝も小集落もすっかり頭のどっかに散らかってしまいデータの外.誰かと一緒じゃ恥かしかったろうなア・・・ 車に戻り、再出発.


釣り人が多いのか、あtこちに駐車スペースがあって ホッ


再スタート
 その後、適当な駐車スペースをみつけ駐車しすぐに出発.橋を渡り右側に林道がある所で、あれッ取り付こうとした斜面に獣除けフェンスが張られていますよ.早速ルート変更になるのか・・・この林道は以前、日光での仕事の帰りに此処を通った時、偵察がてら少し歩いた事がある.途中までだったが道は結構長く続いていた.良し!この道を行ける所まで行って、適当に登りましょう.とにかく上を目指せば稜線に出るのだから.

 林道を緩く登って行くと、道は涸れ沢を横断してさらに東方向に進んでいる. 一応、ガーミンを確認.概ね660m付近にいることが判った.大して高度を稼いでいない.涸れ沢の方にも林道跡がみられるので、それを辿る事にした.700m越える辺りで道(廃道)は尾根に上がり、杉、桧植林の中で終わった.此処で斜面に取り付く.植林帯の斜面の傾斜はそれ程でもなく。登りやすい.尾根に出ると、やはり(登る方向)左側は獣除けフェンスが施されていた.



フェンスが、、見づらいけど


林道を登ってみます


涸沢沿いに登って行きます


ハッキリした道型



展望は期待してませんが、




良く見える所も ふたコブの向こうが火戸尻山か? クッキリした稜線は六郎地山等か?



上の画像は此処で撮ったもの


林道が終わって植林帯の登り



針金のフェンス




 獣除けフェンスのこちら側≠登って行く.その傍には鹿道なのか踏み後がついている.登る事特に問題なく40分位で稜線に出た.しっかりと道もある.此処で、あれ?カメラのレンズキャップが上着のポケットに入ってない事に気が付いた.何処で落としたのだろうか? 寒い時にレンズキャップを着け、カメラをぶら下げて歩くと、体温だとかでレンズが曇ってしまうから、外してポケットに入れておき、晴れて暖かくなってから、レンズに被せる、、といったことをしている.まあ、外した時手がもつれて落っことし、御結びころりん如く崖下へ、、なんて事もあるからキャップを外しっぱなしにしている事が多いのだけど.探すのは諦めて鳴虫山へ向かいます.

 (D5600カメラのレンズキャップは3個落とした・・(-_-;; )


昨日か一昨日降った雪


996Pより150m北西地点 右にもフェンス 道はその間にハッキリ


桧植林帯の中の道


相変わらず両側にフェンス


右側フェンスの間から


おや、林道が



970m級小ピーク




地図にない林道 稜線はそこ




  稜線の道はハッキリしていて不安ゼロ.風も穏やかで日の当たっている所は暖かい.そこそこ気分よく歩いて行く.地図にない林道が近づいて合流.稜線ではすぐに登山道だけとなる.1000m付近で違う林道と合流.この林道には落ち葉が沢山積もっている.その落ち葉が吹き溜まりになっている所は足が膝近くまで埋まり歩きにくい.林道の右端で硬い所を選んで歩いて行く.

 霜柱が道の落ち葉が積もっていない所に出来ていて、長く成長(っつー表現でいいのか?)している.キラキラ輝く光景を撮れればと思ったが、光が当たらず上手く撮る事が出来なかった.

 落ち葉を避けて右端歩いて行き、気が着いた時は稜線に上がるのが困難になってきた.砂地斜面の上部がハングして乘り上がれない.ま、少し歩けば緩い所がみつかるだろう、と、結構歩いてしまった.所で、この林道は何処へ下りているのだろうか?

 ←落ち葉が道一面に積もって、踝10p上あたりまで埋まってしまう.


7-8p位の霜柱


尾根に上がれないからもう少し行ってみます


登れそうな所を探して


稜線に復帰して


鳴虫山山頂


展望はこんなもん
   林道から離れ尾根のやや急な斜面を登って、鳴虫山の山頂に着く.ほぼ同時に神ノ主山(こうのず)方向から単独男性(爺より多分若い)登って来て、ご挨拶.日光所野の人で家から歩いて来られるそうだ.何とも羨ましい.しばらく話をして、その人は同じ道を下っていった.カップラーメンにお湯を注ぎ、僅かに望める女峰山や、木の枝の間から見える男体山等をカメラに収め、お昼用カップラーメンを食べます.おお、雪が殆ど無いとはいえ、山頂は寒いから暖かい食べ物はそれだけで美味しい.おにぎりも一個食べ、長い尾根歩きに備えます(^_^)

 休憩を終え、ひたすら来た道を996P迄戻る.そこから特に展望もなく我慢の樹林内歩きだなあ、、と、思っていたら、すぐに桧樹林の前方が明るくなり、目の前にカヤト斜面の展望が広がった.南東方向の遠望が利き、先日登った笹目倉山、登り損ねた鶏鳴山などが良く見えた.こんな所があったとは知らなかったのでとても嬉しい.時間が推しているが構わない.どーせ、どっかでヘッデンだろうから.



女峰山、一里ヶ曽根、赤薙山など



往路では気付かなかったな〜


往路を戻ります


さっきまでいた鳴虫山


お!向こうが明るい



996P 南方向が開けてます




鶏鳴山と笹目倉山




 カヤトの展望地≠ゥらの斜面は尾根の中心を下る.道が、伐採などで寸断されているのか、所々判らなくなっていたり、薄かったりしている.伐採地の切れ目から樹林の中に入るとカヤトの藪がなく歩き易いが、すぐに(伐採地との)切れ目には獣除けフェンスが張られていた.これは、まずいと一旦登り返しは、ほぼ樹林帯に入った辺りまでアルバイト.こういうの、疲れます(-_-;;

 860m付近の鞍部を過ぎると緩い登りになり、祠が一つ置かれている.お参りする人もいないんだろう、一円玉も五円玉もない.置いて行こうかと思ったけれど、小銭は車に置いてきた.割れた茶碗が一個あるのが妙に寂しさを増す.一応手を合わせ、だだっ広く緩い斜面を登って行く.道は不明瞭だけどテープリボンや日光ではお馴染みの、黄/赤のマーク板が時々あった.桧の樹林の中を進んで行くと前方が明るい.伐採地で西側が開けていた.男体山がやや右手に見える.手前の稜線は三ノ宿山〜滝ヶ原峠の稜線だろうけど、良く判らない.その左手にも1000m級の山並みが見えるけど山名などは良く判らない.取り敢えず撮っておき、帰ってから調べてみよう.ついでに休憩.アップルデニッシュを食べます.ついでに方向などの確認を行います.

 ←2011,6,6 山頂は賑やかでしたねぇ


カヤト斜面


植林の切れ目を下降していきます


樹林内歩きが続く


寂しい祠



向こうが明るい、開けてるのか?




低山の山並み 逆光でハチャメチャ




男体山が見えました 右の白いのは結露(以下同じ)




左は鶏鳴山、笹目倉山ですね 




笹目倉山の右は天強山とか羽賀場山とかでしょうかね?

 桧の広い樹林帯の中、は見通しが効かないが、出来るだけ西側を通り尾根を外さないように下降していく.薄い踏み後があり、テープもしっかりついている.どの辺りまで下りて来たんだろうか、サングラスが帽子に挟まっていなかった.ん? どっかで落としたか?薄暗い樹林帯ではサングラスを帽子に挟んで歩くが、これまで(それで)落としたことはない.ありゃ〜 何処で落としたかな.仕方がない探しに戻りましょ.と、登り返す.急だね、この坂.さっきは快適に下りて来たが、こうなるとやたらきつい・・・

 休憩をした所を少し過ぎて、しばらく歩き、 そうだ、あそこで休んで帽子を取ったような気がする.と思い出し、行ってみると枯れ木の上に置いてありました.落としたのではなく、置き忘れてたんですね.何とも困った爺ですなあ(-_-;

 それからの尾根は広葉樹林などになるものの、展望はほぼなし.ひたすら歩き、あまり風がないせいか登りでは汗をかく.が、時々吹く風はさすが冬、凄く冷たい.ブツブツ言いながらも山頂に着く.いろいろあって、時間は15:45.相変わらずのんびりしてますなあ・・ 
 山頂は山名版がどっかの同好会(?)のものが一枚だけ. これで充分なんだけど、ちょっと寂しい頂です.
 結構急いだ気分もあるのだけど、思ってる程に足は進んでいないのだ.70と半分を過ぎたジジーだもの、仕方ないっしょ、、と、独り言.これではショートカットで県道に下りるのは止めた方がいいですな.



あれは火戸尻山? ノー、奥にピークが


きのこなんかどうだろうか?


火戸尻山 やっと着いた〜


おとなしく登山道を下ります


 予定では火戸尻山から北へ200m程の所から西に派生する枝尾根を下降して、県道に出る予定だった.しかし、この時刻では尾根下降中に暗くなってしまうかもしれない(その公算が大).真っ暗で急な尾根をヘッデンで・・・なんて、 此処は下山して県道歩きがかなり長くなるけど、登山道を下りましょう.と、近くの岩に腰掛けてコンビニお握りを食べる.何と、缶コーヒーとおーいお茶で温めてあるので、まだほんのり暖かい.むむ、これはいける.お茶を飲んで、さあ下山.(現在地形図に破線路はない)


 祠が二つある猫岩を見たり、斜面にうず高く積もった落ち葉に道を失いかけたりしながらも順調に下って来たのだが、登山道が伐採地を横断する所で道を完全にロスト.記憶では、この辺りからトラバースして滝(籠滝と言う名前だった)を見たりしながら林道に出たのだったが、今目の前にあるのは獣除けフェンスだ.多分、多分伐採林業などで通れなくなり、道は(下降)右手の樹林の中ではないかと思われたが、そこは薄暗いしこのままフェンス脇を下降した方が早そうだ.これは、まあ正解で10分程で堰堤のある沢に出た.が、此処で最後の凡ミス.しょうがねー爺だなあ.

 ←2011,6,6 の篭瀧


猫岩


堰堤
 沢を横断すると上に林道のガードレールが見えたので、上がったら林道に出た.まずい事に、これは堰堤工事用の作業林道だと思ってしまった.それなら、概ね登り方向に行けば道路(つまり瀧茶屋からの林道)に出るのではないかと.記憶では、瀧茶屋から上がってくる林道は車でも通れる結構立派なものだったから(と、記憶している) 

 まだ、足元は若干見えるのだが早目に、と、ヘッデンを点ける.目の前の道が明るいと、何だかホッとする.が、どんどん歩いて行きついた所は林道の終点だった.
えええーー?! 逆だったのお、、仕方がないから戻ります.途中、分岐のような所で導標のようなポール(行きで見逃した)を見た.それには展望歩道 林道≠ニ読めた.あああ、これは見覚えがありますよ.瀧茶屋から登って来る林道だから. 

 県道近くの導標のsh谷登山道≠ニ記された小さな立札があった.あそこで見失った道は此処へ出る様になってたのですね.前の登山道(篭滝経由)は、伐採地で寸断されていたようです.

 無事、瀧茶屋に下り、県道に出てテクテクと暗い中を一時間弱歩いて駐車地に戻りました.



県道近くの導標


瀧茶屋の看板



D810 鳴虫山から 女峰山、赤薙山




D810 996Pから 鶏鳴山、笹目倉山



D810 手前尾根末端、火戸尻山




D810 今回、出番は少なかったですなあ

D810≠ニ表記以外は Photo Nikon D5600 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.