山登りでお花見

栃木県鹿沼市
唐梨子山
からりこさん:1351m



                  



2021,6,18 訪問


(あまり参考になりません)
              
 クリンソウと言えば奥日光の千手ヶ浜が有名だけど、見に行く人がとても多い.ゆっくりと写真を撮っている気分ではない.ま、どうせ行ったところで群落の一部とか、接近した花とかだから、近場で人のいない(少ない)所へ行った方がベター.

 かなり前(2008年)に偶然クリンソウの群落地を通った事がある(←レポはリンク切れ中) ガスの中を通り抜けてその群落を見た時はビックリし、感動したものだ.千手ヶ浜のそれとは比べ物にならない小規模なものではあるけど、撮影を楽しむには充分である.此処のクリンソウはどなたかが植樹されたものだということだが、ご苦労様である.

 朝飯を食べ、洗濯など終え出掛けて地蔵岳入口に着いたのは10:30頃.近くに止まっていたのは森林組合の軽バンが一台だけ.簡単に支度して出掛けます.ここんとこ、雨が多いから沢水も多いのではないか、それなら登山道途中の滝も撮って行きましょう.D5600でどう撮れるか、、の、練習も兼ねて.と、三脚を持ってきたはいいが雲台を忘れてしまった.台座ネジの1/4inch 側で直接取り付けは出来るのだが、それだと細かい操作が出来ないから、三脚は持って行かない.


地蔵岳入口手前に駐車


地蔵岳入口 10:40


ジシバリ?
 林道を歩き始め、最初この季節に来た時は黄色いイチゴ(モミジイチゴ?)が沢山なっていた事を思い出し、辺りをウロウロと見てみたりするが、みつけられなかった.んーッと、どの辺りだったけかなあ.ま、今日は帰りもこの林道を通るから、その時又探してみましょう(←すっかり忘れてしまった) 

 林道終点(実際は少し延びている) から幅広の道に入り、緩く登って行く.右からは大きな沢の音.初めて来た時は滝でもあるのかと思い、所々で見に行ったが、殆どは堰堤だった.幅広の緩い道は終わり登山道に変わる.登ってすぐに沢を横断するのだけど、このすぐ上流に滝がある.水量は大したことがないから迫力という点ではイマイチだが、この辺りの滝としては中々のもの.名前が(通称を含めて)付いてるかどうかは判らない.



林道終点


道幅の広い登山道


登山道らしくなる


沢の上流の滝 葉が茂って見えなくなっている



滝左岸中間付近から




右沢から落ちる滝

 今日は、クリンソウが目当てで 山 (地蔵岳とか夕日岳とか) には登らない予定だから、ちょっとこの上を探索などしてみましょう.(花だけ見て戻っても何だかつまらない) 足元は沢対応ではないが、両眼とも広いから沢の中を歩く必要はない(※広いと言っても急な斜面だけど) 湿っていたり苔が生えている岩は良く滑る.

 沢はこの滝で合流している.左沢の右岸植樹林帯を登り、滝上に出る.中々綺麗な小滝が連続していた.滑る岩に気を付けながら上流へ行くと、4-5mの段々になった滝があり、その上は穏やかになり水はあっという間に消えている.


左沢上流には連続する小滝


左沢上流 3-4m位



4-5m位の綺麗な滝  が、上部は蔓が煩い



水は消えた


尾根を登って行くと道型が横断していた 1100m付近
 右沢はどうかなと、沢を横断し小尾根に出たところで滝とかありそうな雰囲気は感じられず、下降して登山道に復帰しようと下りかけたが、ふと思い付きGPSをONにする.この尾根をまっすぐ登って行けば唐梨子山の近くに出る事が判った.さほど厳しさもなさそうだし、迷う所もない.GPSを詳しく見たところ、小規模の湿地帯がある.ああ、あそこね(←登山道の脇に僅かだがクリンソウが生えている所) で、藪のないやや急な尾根を登って行く.

 お昼時で、お腹もすいたが、檜の植樹林帯は何だか陰気臭く薄暗い.少し登り続けると植樹林帯が切れ、ナラ、松の混交林になりやや明るい.露岩がある所でお昼休憩をする.鳥のさえずりは聞こえるが姿は見えない.獣の雰囲気はなし.持ってきたお湯をカップラーメンに注ぎ、出来る間コンビニお握り(チャーハン味)を食べる.露岩の脇の地面をよく見ると鹿の糞が転がっている.ちょっと匂いがしそうなので、棒きれで片づけた.匂いはしなかった. 

 休憩を終え登り再開.蒸し暑くすぐに汗をかく.木の根が多く、危険個所はほぼない.展望も殆どなく、時折樹幹から南方向が僅かに望めるだけ.



お昼休憩した所


歩き易い尾根 1220m付近
 膝下の笹が出てくる辺りから斜度は緩くなり、気分の良い登りに変わる.噴き出していた汗も、木の間を擦り抜けてくる弱い風が心地よい.僅かな水が流れる沢があり、更に登って行くとバイケイソウが生えている湿地帯に出た.クリンソウは?と探したけど見当たらない.登山道脇で見る湿地帯より、少し広いので登山道はもう少し先だろう..

 少し歩いて行くと、十数株のクリンソウが咲いている小湿地帯に出た.その向こう側には登山道があった.取り敢えず此処を撮り、登山道を右へ行き間もなく平らな唐梨子山に着く.相変わらず何処がピークなのか判らない所だ.山名版だけ撮ってほぼ素通り.誰か歩いているかなと思ったけれど、ツツジも終わった季節の平日なんて、あまり面白味もないんだろう.
 ちょっと長く感じた歩きでハガタテ平に着く.直進で地蔵岳だが登る気はまるでないので、右に折れ下降してクリンソウ群生地へ.



気分の良い森です




バイケイソウ





クリンソウ


登山道に出て


唐梨子山 13:40



カラマツの風景



ハガタテ平


群生地の入口 右にテープの目印
 群生地では多くのクリンソウが旬だった.

 下山途中の支沢をちょっと覗いてみてみましょう.と、道草.幾つかの綺麗な小滝を確認して駐車地に帰着.古峯神社を過ぎる頃に、雨が降ってきた.



クリンソウ














*




輪になって咲いてるのが名前の由来



バイケイソウの群落も


地蔵沢の支沢
 滝.



中々綺麗な渓相です




5m位 此処から上流はガレが堆積した沢になる

 Photo Nikon D5600 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.