◇山登り◇
那須塩原市
黒滝山と百村山

くろたきやま:1,754m
もむらやま:1,085m

                    



2011年6月26日 訪問


(時間は参考にしない事)
                           
 先週の(奥鬼怒)黒岩山は遠くて疲れてしまった.その疲れがまだ相当残っている.年だから1週間、10日位では回復しない.しかし、登山道歩きならゆっくり行程で大丈夫だろう・・・っつー訳で行き先に選んだのが何故か此処「黒滝山」.


 大佐飛山の夏山藪漕ぎ山行の話が持ち上がっていて、実行日も間近い.同じ稜線沿いにあるのだから、藪の案配を様子見しておくのも悪くないっつー訳が、此処に決まった訳だ.


 ただ、半分リハビリみたいなもんだから取り付きから楽な方が良い.いろいろ調べてみると舗装路の林道があってそこに梯子が架かっている所から登ると、少し距離が稼げるらしい.


 当日はあまり天気が良くない.雨覚悟で車を走らせ、百村本田から林道に入りしばらく行くと通行止めのゲートがあった.土砂崩れかなにからしい.この林道は木の俣川方向に通じているのでそちらから来られれば良いが、入り口付近に通行止めゲートがあると、(梯子のある)登山道取り付きまで歩く事になる.
■写真左
巻川橋
8:10


■写真右
取り付いた所

■写真左
尾根到着


■写真右
登山道入り口
8:50
草むらに気をつけて! 小さくても毒はある  大巻川に架かる橋の所から支沢右岸尾根を登り林道に出る事にしよう.と、橋の脇の広場に車を駐め、簡単に支度をして看板と石垣の間から支沢に入ると左岸には踏み跡があった.さほど苦労もせず支沢右岸尾根に出ると、踏み跡は更にハッキリし上に続いている.難なく舗装の林道に出ると、右方向の斜面に梯子があり、登山道入り口の標識もしっかりあった.
 登山道はそれ程急斜面ではなく笹藪もない.総じて歩き易くガスが多少出ているので快適という訳にはいかないが悪くもない.稜線に着くと右から登山道が合流していて更に道は歩き易くなる.ガスは無くなるが樹林の中で展望はない.登山道脇にカタクリ群生地がありロープで仕切られていた.
この後も樹林の道の両脇は笹、展望はほぼないので、レポは途中を省略.

■写真左
分岐に向かって


■写真右
カタクリ群生地
9:35
■写真左
三石山山頂
9:50

■写真右
登山道の様子
■写真左
那須見台
10:45


■写真右
那須連山は雲の中(残念)
■写真左
笹が刈り払われてる登山道
急斜面ということでロープがあるがさほど必要ではなかった



■写真右
山藤山山頂
11:10
■写真左
少し藪っぽい登山道


■写真右
河下山への登り.猿が多くいた
■写真左
河下山山頂
11:45


■写真右
黒滝山が見えた〜(ちょっとガス)
ギンリョウソウ 多く見た  此処まで樹林の中、笹の刈り払われた急斜面(ロープ有)、幾つかの山名の付いたピークを歩いて行くが、途中1箇所だけ間違えた所があった.河下山から一旦下降して右に曲がり、沢に下りるのだが、曲がる手前が笹に覆われて道が不明瞭になる.ゆっくり注意して歩けば何て事はないが、勢いでまっすぐ突っ切ってしまった.今まで(踏み後で)固かった足元が柔らかになった.ん!これは違う様だな、とすぐ戻って復帰できたが、そのまま笹藪尾根を登ってしまう所だった.
 沢の中を少し登り、樹林の中に踏み後を追って行くと左に分かれる踏み後を一瞬見逃し、少し通り過ぎてから あらっ!今、道が左にあったな? と、そっちへ歩いて行くといきなり山頂だった.拍子抜けしてしまったが、取り敢えず着いたので良かった良かったと、山の形をした山名板をパチリ.ガスで遠望は効かない.空は今にも雨が降ってきそう.ササッとおにぎりとサンドイッチを食べ引き返す事にした.
■写真左
山頂手前も樹林の中


■写真右
山頂
12:05

■写真左
百村山山頂
14:25


■写真右
左に踏み後があった所
 帰路も特に困難な所はなかったが、三石山の下り付近で雨が降ってきた.雨具をつけ取り敢えず百村山を踏み、同じ所を戻るのも何なので、鉄塔経由としたが舗装林道までの尾根歩きが非常に長く感じた.尾根が緩く下降して中々高度を落とさない.雨はドンドン強くなってくる.(ブラブラ)梯子に出るのかと思ったが、どこを間違えたのか梯子はなく大きくカーブする地点の林道に下りた.
 此処から登る時に出た林道の場所までは結構ありそうだ.成り行き任せの脳天気爺は先を読まない事をちょっと後悔.反省しながらとぼとぼと、林道を歩き始める.が、左に何やら樹林内に下りる鉄の階段をみつけ、おおっ、これを下れば下の林道に近道出来るに違いない!と、深く考えない悪いクセが出る.
■写真左
17号鉄塔
14:45


■写真右
舗装林道に出た
15:10
■写真左
道路左の鉄の階段


■写真右
樹林内の様子
鉄の階段を下りると微かに踏み後は下へと続いている.仕事道だろうが、樹林(桧か杉)内は藪もないので見通しは利くし歩きづらい事もない.尾根形を下りて行き岩に阻まれるが回り込んで更に下降する.水の流れる沢に出て、そのまま下降していくと堰堤が二つ.ブルー色の綺麗なバックウオーターがある二つ目の堰堤手前辺りから草藪が出てきて、トゲ付植物に悩まされる.その堰堤を越えると、左岸に林道が出てきてそれを辿り、駐車地の約1.3km手前に出た時は、雨はバケツをひっくり返した様な土砂降りになっていた.
■写真左
バックウオーターの綺麗な堰堤


■写真右
巻川支沢左岸林道から向こうに巻川林道に出る
16:00
駐車地着は 16:25