山登り

芳賀郡益子町
雨巻山高峰(雨巻山塊54回目)
あままきやま:533m
たかみね:520m



                  



2022,3,17 訪問


(あまり参考になりません)
              
 雨巻山(及びその山域)は西側の大川戸、栗生或いは堂ヶ入沢といった方からの登りが多く、東側から登ったことは殆どない.登山道入り口が少ない為と、爺はそっちの地理不案内が要因であるからなのだけれど、そもそもそっち(東側)から登る必要性(というか、わざわざでも登りたいという何か)がない.
 そこで、今の時期、草花が咲いてる訳でもないし、同じ山塊だから登ったって同じだろう、、と、初めて東側から登ってみる事にした.

 そこで、いろいろ考えた末、雨巻山〜高峰〜仏頂山とした.仏頂山は初めてで、何でもヒメハルゼミの発生地だということだが.で、ルートを右から(仏頂山から)とすると、最後に雨巻山への登りがある.高度差はそうでもないけど、後半の疲れた足ではかなり辛い.やはり、まずは雨巻山から反時計回りとするのが楽だろう・・・という事でルートは簡単に決まった.問題は取り付きである.

 取り付きに関しても足尾山、北の尾根裾からだと爺にとって行程がメチャクチャ長くなる.要は雨巻山を通過すれば良いという事にするから、地形図にも破線路がある中深沢から雨巻山北の稜線に乘るとしよう.大川戸から沢コースで登ってくる道との十字路になる所だ.後はダーーッと高峰とか仏頂山とか回って上小貫に下り、ひと山越えて戻る.うーん、時間はどれ位掛かるのだろうか.爺はスーパー鈍足だからなあ.

 朝ドラを見て家を出る.インターパーク付近でちょっと渋滞したものの、大きな時間ロスにはならない.サッと地図を見て判った積もりでいたが、いきなり益子CCの道に入ってしまって焦る.むむ確かゴルフ場の方へ行くんだったよなあ、、と、覚えていたんだけど・・・ 暫く走って、 あ、希望ヶ丘CCの方か.更に、深沢≠ニいう表記されたでっかい道路標示板が出てきた.なあんだ、簡単じゃないか、、っと右折.今度は、雨巻山から下りてくる破線路の取り付きが判らない.ゆっくり走って、後ろから来た軽トラックにクラクションを鳴らされた.脇に寄って追い越され気味に済みませんと頭を下げる.軽トラックの運転手さんはニコニコと手を振って走り去った.
 


そこの道型に取り付く もう11:05


ササ藪の登りになります
 誰か人がいたら道を聞こうかと思ったけど、誰も歩いてない.うーむ. 右に神社が出てきた.持ってきた地図(地形図コピー)を見て、あれ!破線路取り付きよりも7-800m過ぎてる.戻るかと思ったが、適当な所から登ってしまおう・・と、駐車場所を探し、何とか駐車.何だか妙に疲れてしまった.思考力も低下し、此処は何処?あたしは・・・の世界に今一歩.
 実は、雨巻山から高峰への縦走路はこの県道286号を横断しているのだが、拡大して印刷した地図ばかり見ていたので、もう少し走ればその横断場所だったのだ.(広く印刷した地図摩勿論持って来てはいたが、細かいから眼鏡をかけないと良く見えない) 駐車した場所の斜面には道の様なものが上がっていた.

 支度をして、GPSをONにしその道≠ノ取り付く.少し登ると茨と笹混じりの藪になるが、道型はハッキリしている.


濃い藪に見えますがそれ程でもありません


檜の樹林帯の中の登り
 更に登って道は左にカーブし、沢型を横断するようになっているので、右の尾根型を登る事にした.だが、方向は雨巻山から南に逸れていく気がした.尾根は藪が少ない. もっと、西側に行かないと、と思ったが藪の濃さと、トラバースするのが面倒になり、そのまま尾根を登る.檜の樹林帯と灌木帯の境界線を登るようになり、傾斜が緩んでホッとしたら登山道に飛び出した.(三角点扇形≠フ南) 

 登山道の脇には壊れた石祠があり誰かがお参りした様な形跡はない.但し、登山者が通りすがりに置いて行ったお賽銭が30枚近く供えてあった.雨巻山塊では祠をあまり見た事がない.唯一、清滝の上の登山ルートに壊れたのがあっただけか.

 1円と5円が二十数個、その上に細い んこ 二本.これを残した輩は誰だ、いくら壊れている祠だからといって全く罰当たりめが(^_^;; (多分猿か)



祠のある登山道に出ました


両側は笹、道は歩き易い


三角点 398.6P
 GPSで確認すると雨巻山から結構南側に距離を作って出てしまった.雨巻山の山頂を踏むかどうか迷ったけど、取り敢えずけじめ≠ニして登って来よう.←特別な意味はないけど・・・ 三角点を通り、道は総じて歩き易い.露岩もなく、栗生からの分岐を過ぎるとひと登りで展望台に着いた.結構男女(女性が8割位)のハイカーがお昼休憩中で、ベンチは満席.そのまま、雨巻山の山頂に向かう.今日の天気は概ね晴という事だったが、高曇りでやや蒸し暑く感じた.山頂に着いたら休憩中の男女ハイカーは6人程と、こちらは意外に少ない.端っこのベンチにザックを下ろしたら、汗がブワッと噴き出した.

 此処で昼食休憩とし、カップラーメンにお湯を注いで出来上がるのを待つ間、汗を吹く.何気なくカメラを見ると、あれッ 撮影モードダイヤルがM≠ノなっている.あらま、これまでマニュアルモードで撮ってましたよ.
 先日、古いレンズを使って試したときにモードを変えて、そのままになってたんですね.ま、大したのはないと思うからいいけど.何をやってもいい加減な爺でした・・


分岐 左へ行くと栗生 直進して・・


展望台


雨巻山山頂 12:15 ここでカメラがマニュアルモードに
なっているのに気付く (-_-;;


プログラムモードにして撮り直し
 休憩を終えて元来た道を戻る.ハイカーが大勢いた展望台には二人だけ残って、あとは荷物を置いて何処かへ行っている様だ.多分、カタクリの群生地でしょう.もう、咲いてるのかなあ.そこの群生地はそれ程規模が大きい訳ではない.まあ、カタクリは今後至る所で見られるだろうから、先の行程の長さを考えて素通り.

 栗生分岐から三角点、祠と戻り下って県道に出た.深沢峠らしい.此処には導標があったが、車が駐車出来るスペースはない.高峰への方向を指す導標も見当たらない.
 地図では県道を深沢方向へ行くと道路が分岐している.ん!その道路は通った記憶がある.峠だか乘っ越す所に車を数台止め駐められる場所があり、確かそこら辺りが高峰の登山口になっていた様な事を思い出した.



アオキ



栗生分岐 直進で戻ります


再び三角点


再び祠 往路は左から出てきました



導標のデザインが変わってます.薬師堂≠ニかにも行けるようですが
踏み後は薄いです



露岩もなく歩き易い



深沢峠に向かってる様です


県道に出ました



 ←この辺りへ来ると導標のデザインが違ってくる.所轄する自治体が違うからなのでしょう.此処は茂木町.雨巻山の方は益子町?

 その車道へ行こうと県道を戻るように歩き始めたら、道路の反対側に保安林≠フ黄色い立札があってシカ道程度の踏み後が登るようについていた.

高峰西に延びている尾根から派生する北向きの支尾根に上がれば、その登山口に行けるだろうとみて、その踏み後に取り付くと、登って間もなく両側の笹が刈り払われ、広い登り道になった.間もなく支尾根に出て更に明瞭な踏み後になる.10分程で舗装路が見えてきて、下りるとそこに登山口があった.おお、爺の記憶も中々ではないか.駐車スペースには赤い車が一台駐まっていた.


導標はないけど薄い踏み後が樹林内に


笹が刈り払われて広い道になってます



何のストレスもありません 爺は花粉にも案外強いしね



登山道(遊歩道)入口


砥石の採掘跡



擬木の階段

 整備された遊歩道は広い.擬木を使った階段は結構しんどい.下りだとかなり踏まれて地面が固くなって滑りやすいだろうから、あれば階段は有効である.勾配が緩み右に(ハイカー等は進入禁止)道を見ながら山頂手前の510m級ピークに着く.芝生の様に円を描くようにやや勾配の付いた広場には、あの赤い車の持ち主でしょうか、ハイカーが真ん中辺に陣取り休憩中だった.そこは、南方向に笹越しに筑波山などが見えた.霞んではいるが中々雄大な光景である.

 今日はD810は持って来なかった.どうせ展望も多く期待出来ないルートだし、(遅い時刻出発の)長歩きではゆっくり撮影してる暇もないだろうから.

 休憩を終え、まずは高峰の山頂を、次は仏頂山を目指すことになるが、時刻は既に14:00を過ぎている.高峰へは10分程で着く.此処は展望はない.三角点を撮って、導標を見ると仏頂山へは3.2kmとある.う〜む、結構ありますなあ.この辺りから頭の中は奈良駄峠からエスケープかな・・・等との思いになる.


ベンチ、テーブルが随所に


展望場所に到着



霞んでるけど 加波山、筑波山




こっちの山並みは?



取り敢えず高峰へ


山頂 三角点はあるけど展望はほぼありません
 樹林の中の道は歩き易い.ちょっと勾配のある所には階段が設けられている.公園の中の道みたいだ.特別見るものがないからか、要所に導標があり、仏頂山○○kmと出てくる.奈良駄峠に下りて15:00近い.仏頂山方向の目の前には階段がある.止めた、此処から帰りましょうと簡単に左折.少し下ると、へえ〜、車が放置されてますよ.今は人が通るのも狭い荒れ方だけど、この車が通れる程、前は広い道だったのでしょう.そう言えば、峠を降りてすぐに町道終点≠フ小さな標柱があった.

 ←この先に大きな岩が有ります 下にもおりられます=@と描かれている.下とは県道の事? 但し利用する人は多くないのか踏み後は薄い 展望地の5-6分程手前


パックリ割れた岩


歩き易い道です  


南飯田分岐


階段を下って


奈良駄峠 町道側から振り返って


仏頂山方向の階段



へ?

 淡々と、だらだらと、とぼとぼと 歩いて舗装路になり上小貫の集落に出る.時々家の前で何か作業してる人はいるけど、道を歩いている人に会うことはなかった.林道小貫深沢線≠ノ入ると更に単調な林道歩き.登って下って深沢に着く.2-3軒のポツンと一軒家もどきを過ぎ左手に雨巻山が見えてホッとする.

 道脇の畑、田んぼには猪避けの電気柵が張り巡らされている.田んぼの向こうに県道深沢線が見えているから、此処から田んぼを突っ切れれば駐車地はすぐ10分と掛からないだろう.砂利道で軽トラックが一台は優に通れるくらいの幅の田んぼ道があった.その向こうにも幅の広いあぜ道が続いている.おお、ラッキーとばかりにその道へ入って行くと、左にカーブした所であぜ道への道は電気柵に塞がれていた.仕方がない、戻って車道を更にずーーッと歩き、思いっ切り遠回りした形になって、駐車地に辿り着いた.最後は何とも疲れました・・・.


これでも、町道山口奈良駄線


集落がある所に出ました〜♪


林道深沢小貫線


この砂利道を行ったら田んぼを横断できると思ったのに


ぐるっと来て、あっちが県道286号


駐車地帰着 17:15



あっちの道は林道深沢小貫線 見える山は高峰か?




おまけ

 Photo Nikon D5600 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.