◇山登り◇ 芳賀郡益子町 雨巻山(1回目) あままきやま:533.3m 2008,5,16 訪問 爺 (あまり参考になりません) |
宇都宮篠井の本山頂上で、御婦人ハイカーと少し話をした時「雨巻山」(って何処だ?)の話が出た.爺が滝見をしている旨の事を話した後だったが、その山の近くに足尾山というのががあってそれに登る途中に清滝という名前の滝があった、という.ちょっと気になって、その雨巻山を栃木百名山ガイドブックで調べてみたら、益子町なのでそれ程遠くない.ハイキングコースも充実している様だ.その清滝とやらはガイドブックに載ってはいないが、標高も手頃だし遊歩道も整備が行き届いているみたいだし、早速行ってみる事にした. 真岡市街から県道257号線を東に走り、山本で県道297号線に入る.ガイドブックにある大川戸は(爺の持ってる)道路地図には載ってない.が、地蔵院というお寺」を目指せば全く問題ないのだが、、、例によって迷い癖が又出てしまった. 山を越えて集落の手前にY字路があり、電柱の側に「雨巻山登山口」と標識があった.フム、此処を右折ね♪ と、何の疑いもせず右へ曲がる.しばらくは舗装だったがその内道路は狭くなり砂利道となった.又、Y字路があり左に「雨巻山沢コース」、右「雨巻山尾根コース」とある.ガイドブックの地図にそのようなものは載ってない.??だが、取り敢えず尾根コースの方に行ってみよう(←大川戸の事はすっかり忘れていたバカ爺(-_-; ) ま、道も悪くないし. |
右から来て左に行ってしまった(帰りに撮影) |
左(沢コース)、直進(尾根コース)とある (帰りに撮影) |
林内の駐車地 出発9:50 |
尾根コースの登山口 林道終点にも登山口有あり と、親切 |
桧の林内に入るとすぐチェーンが掛かったゲートがあり、その手前に3台位駐められる空き地があった.ここでガイドブックを見た(遅いッ) ”駐車場とトイレが整備されている”とあるが、そんなものは何一つない.間違えた!が、この時は、何処を間違えたのか判らなかった.ま、目の前に「雨巻山登山口」と、しっかりした標識がある.良し、此処から行ってみよう.GPSだってあるし・・・・げげっ、関東中部のメモリーを持ってくるの忘れてるではないか(涙) 取り敢えず、ガイドブックのコピー片手に、林道を歩き出した.天気は良いし、道端には黄色い花が沢山咲いている.歩き易い林道をゆっくり登っていくと、登山口を示す真新しい標識があった.標識には「この先林道終点にも登山口があります」との但し書きも書いてあった.薄暗い登山道より少しでも明るい林道の方が良いので、迷う事なく林道終点を目指した. 終点の少し手前、これも真新しい木組みの階段があった.(町の)力の入れようがこれで判るというもの.間違って来ても何の不安もない! |
林道終点の登山口 |
登山口から登ってすぐに尾根上の分岐 |
凍坂.門毛って? 山頂方向へ進みます |
階段は取り付きのみですぐに終わり、あとは土が露出した急斜面だ.滑らない様に注意しながら尾根迄登るとそこは分岐になっていた.ははあ、(林道歩きで)通り過ぎた登山口から来ると此処で合流するらしい(と、一般的に推理) 左、雨巻山方面を目指す.尾根の登りの途中、紫がかった花が十数本咲いていた.(後で判ったがヒメシャガという花だった) 分岐の所には必ず標識があり、安心である.が、どうやらガイドブックのルート図にはない場所を歩いている様な気がする.尾根は明るく良く踏まれていて歩き易い.およそ20分位で、桧の樹林斜面を登り両側が笹に覆われた道を過ぎると展望台に飛び出した. ガイドブックには展望好適地と書いてあるだけなので、最近出来たものかも知れない.木の防腐剤の匂いが新鮮だった.展望台に登ってみると少し霞んではいるが西側が良く見えた.山の斜面が採石か何かで大きく削り取られていた.その左にはゴルフ場も見えた. |
又、分岐 右、”高峰方面”とあります. 直進して、、、 |
笹の道を過ぎたら |
展望台がありました |
展望台から |
展望台から |
雨巻山 山頂 11:20 |
オレンジ、ご馳走様 |
展望地から、一度下り少し登り返すと雨巻山山頂だった.山頂は広く、女性ハイカー2人がベンチでくつろいでいた.軽く挨拶をすると、”空身できたの?”と少し怪訝な様子で聞いてきた.”足を怪我してリハビリしてるんですが、まだ重い物を担げないんです”と、つい、いい訳等してしまった.ザックを背負わず、普通の靴、ウエストポーチだけってのは登山にはおかしいイデタチかも知れない. 少しの間、会話を交わしていたらオレンジをどうぞと薦めてくれた.丁寧に御礼を言い有り難くいただいたが、美味しかったのは言うまでもない.その内、二人は展望台に行くと言って荷物を置き爺が登って来た道に消えて行った. 山頂の中央に箱が備え付けられてあった.蓋を開けてみるとパンフレット(ガイドマップ)が沢山入っていた.それを見ると、爺が登ってきたコースは「栗生・雨巻山尾根コース」らしい.マップには概ねの所用時間が書いてあった(おっ足尾山の近くに「清滝」の表示も♪).ベンチに腰を掛け検討してみた.取り敢えず「御岳山」まで行く.それまでの尾根道の状態を把握し、戻るかどうか考える. |
ツツジとキアゲハチョウ |
山頂の様子 |
山頂脇には山ツツジが咲いていて、それに蝶が沢山群れている.黄色いアゲハや黒いアゲハなどだ.何とかして撮ろうと思ったが、中々留まってくれない.留まったので近づくと又飛んでしまう.何枚か撮って、山頂を後にした. しばらく下っていくと、「猪転げ坂」という急坂に出た.道はジグザグにつけられているので、ゆっくり注意して下りたが逆は辛いだろう. 急坂を下りきると尾根道はなだらかになり、少しのアップダウンで鞍部に着く.「峠」という場所だった.此処から峠コースといい大川戸鉱泉(閉館中)近くに行ける様だ.そこを見送りミヤマシキミの花を見ながら先へと尾根を歩いていった. 「峠」からおよそ20分位で「御嶽山」頂上に着いた.樹木に囲まれてあまり展望が良くないが北東方面が望め、足尾山と思える山も下に見えた.足尾山への道を確認してみると、ゲゲゲックサリがある急斜面ではないか.止めた止めた! 足に金具が入ってる状態で、こんな所は無理.戻ろうと簡単に決めた.ベンチに座りおにぎりを頬ばりながら、ガイドマップを見て「峠コース」を下りて、大川戸の林道に出途中「メインコース」から「栗生・沢コース」に回り込んで駐車地まで帰るという周回コースにしてみよう、と決定した |
縦走路 |
ひたすら樹林の中を歩きます |
御岳山に到着 12:40 |
「峠」まで戻り |
「峠」迄戻り、右に折れ下り一辺倒の峠コースを下って大川戸の林道に簡単に出る事が出来た.今度は林道を雨巻山方面に登って行くのだが、一旦登山口近くまで下り、又登り返すのは何だか複雑な気持ちだった(笑) メインコースの入り口まで、林道を歩く.歩き易いが単調な道だ.黄色い花を撮るのも飽きたし(笑) こういう時、沢筋に滝などがあればいいんだがなあ・・・等と思ったりしながら歩いていくと、建物が見えた.大川戸鉱泉だろう.今は訳があってやってない様だ(と、これは情報を仕入れておいた) 何気なく歩いて行くと、黒っぽい大きな犬が道路脇に繋がれていた.”吠えられるかな!” 恐る々々通っていくが、じっとこちらを見ているだけだった.温和しい犬だった. |
歩き易い峠コースの下り |
峠コース登山口を出て 13:35 |
林道に出ます 13:45 |
大川戸鉱泉(休業中) |
メインコースと標識がある登山口の手前で沢に下り、飲み終わった(お茶の)空のペットボトルに満タンにしておいた.道は小さな沢を渡り、緩く登って行く.山腹を巻く様にして尾根に取り付き、徐々に傾斜を増していくが、比較的歩き易い. やがてそのまま登って行く「雨巻山」方向と、トラバースする「三登谷山」方面への分岐に出、後者の方を歩いて行く.又、尾根に出ると、やはり「雨巻山」方面と「三登谷山」方面の分岐だ.(此処で間違えた) ←此処は左の雨巻山方面に行き、途中から沢コースで下りれば良かったのだが・・・ 右に折れて三登谷山方面に歩いて行き、見晴らしの良いピークに出ると.標識があり”あれ、栗生の沢コースは? ・・・”で、間違えた事をすぐ悟ったが、、、後のカーニバル.戻ろうかと思ったが、めんどくさいからそのまま進む事にした.道はつながっているんだし... 三登谷山との分岐に出て「展望コース」へ方向を決める.このルートで町道に出られそうだし、展望と言うからにはそれなりの眺めも良いのだろう. |
メインコース |
三登谷山分岐(稜線下) 右に行ってしまった |
稜線登山道 |
展望コース分岐 |
展望コース分岐から |
展望コース分岐から 雨巻山 |
ま、結果的にはこっち(栗生展望コース)を選んで良かったのだった.分岐からすぐ岩斜面を下り、少し登り返して標識のあるピークに出る.少し下って露岩の尾根になった.此処から雨巻山などがよく見えた.筑波山は全く見えなかった.少し進んで前方が切れてる”展望台”に着く.此処からの景色もなかなか素晴らしい.時間もあることだし、ゆっくり景色を満喫した. 下山のコースは少しの露岩尾根を過ぎると桧の樹林帯に入った.下生えがなく桧の葉が敷き詰められ所々で踏み後が薄くなっている.目を凝らせば判るのだが、日が落ちて薄暗くなると迷ってしまうかも知れない. その内樹林帯も過ぎ、東電の巡視路と道を同じに歩いていくと、小さな沼(だと思ったら堰堤があった)で、鴨が2匹羽を休めていた.休耕田を左に見て間もなく町道に出た.車の駐車場所まで1.6km程.15:50到着.結構長く感じた.(2011/10/15 再編集 |
展望コースは岩尾根 |
末端部分も好展望 14:45 |
急斜面の下降、滑らない様に |
桧樹林内の中を緩く下降 |
東電の巡視路に出ました |
標識はあります |
右から町道に出ました.左側、ガードレールの所に標識 15:25 |
てくてく、向こうの森へ 駐車地着15:50 |
Photo PENTAX Optio M40 |
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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.