山登り

栃木県鹿沼市
石裂山
おざくさん:879.4m



                  



2020,4,15 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 石裂山は2017年4月に行ってからだから3年振りとなる.やはりこの時期、その山への狙い目はアカヤシオ.見頃の時期は例年だと4月20日〜25日辺りなので、まだ少し早い.この山には東、西剣ヶ峰から山頂、月山にかけて多く、やや険しい登山道脇に観る色の濃い花は一見の価値がある(←私見です).

 それなりに、花の盛りとなれば待ってましたとばかり訪れるハイカーも多い.中にはマイクロバスを駆って大人数で来るグループもいる.登山口の駐車場はそれ程広くないから、行って駐められなければ、狭い道をUターンし、学校跡とかに駐める事になる.

 まだ(時期的に)早いと思ったけど、今年は各地で開花が早いとの情報が飛び交い、ちょっと偵察に行く事にした.本当は(スーさん慰霊登山で)会津駒に行きたかったのだけれど、新型ウイルス惨禍の中そっちへ行く気にもなれず石裂山に行く事にした.毎年続けている慰霊登山は夏ぐらいになったら行ける様になるのかなあ.

 朝8:00過ぎに出て駐車場に着いたのは9:20分位.通勤渋滞に巻き込まれるかなと思ったけど、案外スムース.ット中の最後のコンビニ(7−11)に寄ってお昼のカップラーメンとおやつを買う.この時、いつ買ったのか判らないマスクを初めて着けた.そう言えば、自分の車に乗ってマスクを着けてる人が多いなあ.外に出る時だけで良いんじゃないかと思うけど.そういうものではないのかな? 聞くところによると、マスクで新型ウイルスの侵入は防げないらしい.自分が(感染とかしていて) 相手への飛沫感染を防ぐものだ・・・と. 見識のある人達によれば、着けないよりは着けた方が良いとの事.でも、みんなマスクって何処で買ってるの? スーパーとか、ドラッグストアとか、いつ行ったって棚にないものねえ.(因みに、風邪、インフルエンザに罹ったのは・・2005年辺りだったかな、案外丈夫だねえ←爺) 
  下手ですがデジ一画像もどうぞ
 



西剣ヶ峰から石裂山



爺の車は、これ−−−−−−−−−−−↑  


何だろ?


タネツケバナ?


登山道(参道)



 お昼のカップラーメン用にお湯を沸かしてる時、男性(60代位)が出掛けて行った.こちらが出掛ける支度をしていると、その男性が戻って来て 「登山は神社の階段を上がって行くのですか?」 と聞いてきた.林道のような道を行っても、階段を上がって行っても行けますよ、と教えてあげたら、「左(反時計)周りが楽だと聞いて来たんだけど」 と言う.まどっちも変わらないですよ と、返事.男性は 「地図を忘れちゃって・・」 と、苦笑いして車に戻って行った.

 出発し、先日来た時にあったハナネコノメソウは未だ咲いてるかなと、見てみたが終わってる様で花は無かった.清滝を過ぎると、道はかなり荒れている所があった.昨年の水害のせいだろうね.竜ヶ滝の所の分岐では、直進し、すぐに「千本桂」 で、この辺りネコノメソウやニリンソウが多く咲く所だが、ニリンソウの花は、全く見られなかった.



ヤマブキと清滝




登山道(参道)




荒れている道



四阿の向こうが分岐、右へ少し下りると・・・


竜ヶ滝 







 休憩には早いけど、ネコノメソウなどの花をマイクロレンズで試し撮りしてみる(雨巻山に続いて2回目だけど) 実は今回、爺が持ってる小さい方の三脚(バサルト)の、センターポールを短く切った.どうせ、ポールを伸ばして使う事はないし、脚の金具に錆が出てスムースに動かない.CRCスプレーを吹き付けたら若干良くなったので、最大開脚での低位置でも撮れる様にしちゃったのだ(←思い切ったねえ爺)

 上手く撮れたかどうかは別にして、改造(って僅か)三脚の使い勝手は案外良かった.これなら丈の低い高山植物にも対応出来る(だろう、多分).三脚の重量も幾らか軽くなったし(大してならないけど) 小1時間程過ごして千本桂を後にする.出発してからこれまで誰とも合わない.三密≠ヘパーフェクトクリアだ.




千本カツラ



開脚ギリギリまでカット


ハナネコノメソウ


フタバアオイ(ピントがずれた)


中ノ宮 向こうが 「行者返し」



 片付けられてないままの倒木群を見て沢を横断し、ひと登りすると 「中ノ宮」 に着く.重いクサリが垂れ下がっているちょっと長い岩場だ.初めてだと下から見上げる光景はインパクトがある.慣れない人は怖じ気づいてしまうかも知れない.足掛かりなど豊富なので注意して登れば問題はない.こういう所が苦手な人が石裂山の山頂だけを目指すのであれば、駐車場で会った人の言う通り反時計周りで登り、山頂を踏んだら戻るのが良い、というのも頷ける.

 奥ノ宮は角度の緩いハシゴを登って行くけど、特に用事がないからパス.広い源頭の窪地を回り込み尾根に付けられた道は木の根の急登で、こちらは結構注意を要する.足を引っ掛けたり、岩に躓いたりで転倒しどちらかの斜面に転げ落ちたら人生ご苦労さんのダメージになるかも知れない.

 急登が終わるとアルミハシゴと橋で、これは中々強固に設置されていて安心.此処で、空身(水は腰にぶら下げている) の、爺より年配そうな単独男性が下りてくるのと擦れ違う.そう言えば、この山で四日前(11日)に滑落死亡事故があったと言ってたなあ.



クサリ岩場 中段位




クサリは太くて重い 汗ばんでいる素手で掴まるのは要注意、滑り止め付きの軍手などは良いかも知れない



奥の宮へ通じるハシゴ


急斜面慎重に登る



両側が切れ落ちている尾根



ハシゴや橋はアルミ製で堅固に取り付けられている


カタクリ斜面なんけど・・・



 カタクリが多いと言う落ち葉斜面は、ポツリポツリ咲いているだけで、葉っぱも多くない.まだ、旬ではなく芽などは落ち葉の下なのだろうか? ま、カタクリはこれからもどっかで見られるから特に探したりしない.ジグザグに登り、主稜線に上がり、木の根が露出した道から、長いハシゴ下りが出て来る.

 このハシゴは、途中2ヶ所程体を(少しだけど)移動する所がある.登りでは良いが、下りだとちょっと怖い.鞍部にはカタクリが咲く草斜面になっている所があるのだが、ほぼ咲いていない.急斜面を登り返して西剣ヶ峰に着く.此処から少し離れた所に展望台があり、石裂山の眺めがいい(冒頭の画像).その展望台でカップラーメンのお昼にする.この辺りアカヤシオが多いのだけど、蕾も多いから花はこれからなのかも知れない.咲いてるのも痛んでるのがある.先日の悪天にやられてるのだろう.




東剣ノ峰からハシゴを下る




中々長く高度感もある. 足が縮こまない様に.



登って西剣ヶ峰


出てきたアカヤシオ、あまり良くない



 昼食を終えて、近くで良さそうな咲き具合の(アカヤシオの) 木を探すけどあまりない.適当に撮って展望台を後にする.西剣ノ峰からハシゴを下りて登り返すと石裂山の山頂.お!男女若者(だと思う)二人が食事休憩中.邪魔すると悪いし、展望もイマイチ.アカヤシオもまだまだ.どうぞ、ごゆっくり と挨拶して月山に向かう.あ、山頂名板を撮るのを忘れたが、ま、いいか.

 月山なら、もう少しアカヤシオが咲いてるだろう.と、淡い期待を持つ.


西剣ヶ峰から又ハシゴで下りる


石裂山山頂近くで 貧弱



石裂山の山頂から



右、植林帯 左、雑木の尾根道


月山 山頂
 木造の祠がなくなった月山の山頂には石造りの祠が新しく祀られてあった.山頂には誰もおらず、何だか寂しい気分だが三密≠ノならず、これはこれでいいか.
 木が育っているのか、何だか展望が悪くなってる様な気がする.

 月山の北斜面には結構アカヤシオが多くあり、下山しながら楽しめるのだけど、殆ど咲いていない.道の右側(東南側)に一本だけ満開で状態の良さそうなのがあったが、崖で近寄れない.こっちも早かったなあ・・・ しょうがない、別のカタクリ群生地に行ってみよう.

 葉っぱが僅かで蕾も殆ど無い.イワウチワがポツンポツンと咲いてるだけ.不発だなあ. 




月山、山頂から ちょっと背伸びして




イワウチワ




奥に月山




 登山道に戻って植林内の道を下りて行くと前方に石裂山で休憩していた二人組が下山中だった.4−5m岩場下り(クサリあり) で女性がやや難儀しながら下りていた.男性が上で眺めていた爺に気付き、休憩しはじめた.気を遣っていただいたのだろうか.

 下山中、左に3段の滑滝(通常は涸れていると思った) に水が流れ落ちている.水量が少ないので、あまり目立たないが中々綺麗な滝である.最下段の下に来て撮っておこうと思ったが、時間が掛かりそうなので止めた.

 駐車場には2台しか残っていない.爺のと、山支度を解いている中、戻って来たあの若者達の車だ.駐めてる位置が山側なので、爺の後から来た車だろう.すると、左回りで石裂山山頂往復か、懸命だ.

 お出掛けし、コンビニ等に入る時はマスクを付けている.買えた訳ではない.家の中、あちこち探したら、何時買ったのか判らない紙マスクが出てきた.埃を払ってそれを今も使っている.買い物の僅かな時間だが、どれ程効果があるのだろうか? それでも、レジさんスタッフさんに安心感を与えられるなら、それでいい.今度、手作りマスクに挑戦してみようかなあ、、、ボタン付けもズボンの裾縫いも出来ない爺に、そんな高等技が可能とは思えないが・・・


下山路でもニッコウネコノメ


ハルトラノオ


ハコベ?


モミジイチゴ(キイチゴ)



ヤマブキ

下手ですがデジ一画像もどうぞ    Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
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