◇山登り◇ 栃木県日光市足尾 中倉山 なかくらやま:1530m 2020,3,7 訪問 爺 & abe様 (あまり参考になりません) |
(逆方向から来たのも含めて) 10度目の中倉山に行って来ました.その記念、、という訳でもないけど今回は石塔尾根を登り、井戸沢右岸尾根を下降の周回もどきを選択.道連れに秩父乙女(=
abe様) を誘います.この秩父乙女、あそこへ行くよ≠ナどういうコースかなど詳細は聞いてこない.二つ返事でOKだけ.ま、あの阿弥陀岳南陵も歩いた御仁で、大方の所は歩ける(登れる).何よりも、背負うザックの中は殆ど食料じゃないかっつー程、出て来るわ出て来るわ.ご相伴にあずかります(笑) 銅親水公園駐車場で、−4度.この季節はこんなものか、それとも暖かいのか? 他には他県ナンバーが一台だけ.既に出掛けたのか誰もいない.朝飯、支度を終え出発は7時少し前.abe様にどれ位時間が掛かるのか? と、聞かれたが鈍足コンビだから、一応行動時間は7時間位? と、伝えておく(ま、こればっかりは終わってみないと判らない). このコースを登るにあたって、心配事が一つあった.一昨日の夜に天気予報で、日光地方に大雪警報が出た事だ.石塔尾根に沢山雪が着いていたり、強風だったりすると、リスクが増大する.もし、現地(親水公園) で、その様に見られたら、何処か違う所へ、、、と、考えてもおいた.半月古道を大滝を見て半月山とか、中禅寺湖から社山とか・・・. 当日、足尾までの道路に雪は全く見られなかった.公園に着いて中倉山の方を眺めても雪は殆どない.風も無い.若干雲があるけどほぼ青空. おお、ラッキー. abe様のレポはコチラ |
銅親水公園(三川ダム)駐車場 7:00 |
尾根取り付き |
林道を仁田元方向に歩いてすぐ石塔尾根末端に取り付く.取り付きから急斜面が続くから急がない.低木や草を掴みながらフェンスのある所まで登ると、息があがってきた.判って居ても辛い登りだ.時々足を止め振り返ると秩父乙女はすぐ後ろにいて、早く登れと言わんばかり.今流行のアオリ≠ゥい
(笑) 横場山は三角点峰(仁田元1017m)で、此処の三角点を前回は見ていない.カヤトに隠されていたのだと思うが、今回は横場山の山頂に着きすぐに見つかった.地面から頭が10cmも出てないので、カヤトが元気な季節には見付けにくいのだね.横場山で休憩、セーターを脱ぐ.おお丁度良い.秩父乙女も上着の中の一枚を脱いでザックにくくりつけている.ザックの中は食料で一杯だから入らないか(笑) 今日はいつも持って来ている手袋を忘れた.山歩きには使っていない毛糸の手袋が車にはいつも入っているので、それを代用.最初は暖かくていいのだけど・・・ |
エニシダとカヤトを掴みながら登って行きます.疲れて振り返り |
あれが横場山か、、 |
辛い登りです |
一本ヤシャブシ |
横場山三角点(四等) |
* |
これから登って行く 石塔尾根 山頂が遠い・・・ |
横場山から一旦下ってキレット部分に入る.一つ目は岩場を左に少し下りてナイフリッジに登り返し、右の灌木帯をトラバースし二つ目に行く.此処も尾根の右を回る様に越え、ザラザラした小ルンゼを下降.三つ目は、(私達に直進は無理なので) 左斜面をルンゼに沿って5−6m位下降. 此処は掴まる物が乏しいので一応ザイルを出したが、必要なかった気もする.バンドを回り込みルンゼを滑らない様に注意深く横断.ツツジなどの低木に掴まりながら尾根に復帰し、ルンゼは終了.秩父乙女は何だか楽しそうだった.この辺りで、毛糸の手袋はもうボロボロ.内側の布が広く見えて来た.これあ、山頂までもたんなあ・・・ ホッとしてはいられない.急な岩場があり、越えて左側枝尾根との合流点(1000m付近)に登り着き、一息つく.此処を少し登れば一旦急斜面は終わり、なだらかな裸尾根になる.展望は抜群だけど、風の強い時は様注意な辺り.右も左も切れているから尾根の中央を歩く.バランスの良い秩父乙女はこういう所も得意だよね. |
一つ目、上に上がって 岩の向こうに回り込む |
雪が少しくっついてるけど、凍ってないから幸い |
二つ目、注意深く下りて来ます |
三つ目は、ルンゼの横断点(色がちょっと濃い所 |
尾根に復帰中 |
良い眺めなんだけど、、まだ遠い |
フウフウヘーヘー言いながらも、冗談交じりの会話は切れ目無い.山頂遠いね〜、とか 帰るにはもう駄目だ.そっちの方がおっかない とか.もしかしたら疲れの半分はこの会話にあるかも知れない(笑) 再び急斜面になり、1146Pを過ぎると右(側)に樹木が多くなってくる. 風のある時は此処まで来ると安心だが、今日は風が殆ど無い.暑い,,と言うほどではないけど、登りではやはり汗をかく.一昨日降った様な雪も少し残っているが凍結などはない.チェースパイクは必要ないかな. |
緑の時は気分がいいかも |
滝、水は流れてるようです |
尾根登りの醍醐味、左側の展望 奥に備前楯山 |
核心部を過ぎたといっても気は抜けません |
岩場小ピークは右のザレ場をトラバース |
樹木が出て来るとホッとする.まだ斜面は急だけど.石塔が近くなってきた |
井戸沢右岸尾根(1350m付近) との合流点に登り着き、急斜面から解放されて一安堵.疲れたあ〜〜と、汗を拭く.水を飲んだりリンゴを頂いたりで、暫く休憩して石塔(ローソク岩とも言われてるらしい)
に向かう.途中、そっちの方から話し声が聞こえてきたので、石塔に着いた時誰かいるのかなと思ったけど、そこを去ってしまった後だった.踏み後の雪に二人分の靴跡があった. 石塔の谷側に行き、岩場の上からの眺めは何度見ても見事.真下に今登って来た石塔尾根、帰りに下る井戸沢右岸尾根、何年(何十年か)経っても植物が生えない鉱滓の山.大平山、社山、男体山、半月山等々.此処から真下は松木が箱庭の様に、正面から左側にかけてダイナミックなパノラマだ(ちょっと褒め過ぎか) 此処で特に好きな眺めは、大平山から南東に緩りと長く延びる尾根(松木尾根)の様子だ. |
社山の後ろに男体山、右に半月山 |
井戸沢右岸尾根に合流 |
石塔尾根俯瞰 おっかないので端っこの岩に立てない.情けなーー |
お天気は安定 |
手前、なだらかな大平山南東尾根(松木尾根) その上、雪の稜線が何とも、、な風景です |
中倉山手前から |
中倉山の山頂に到着 12:00 |
ブナを見たいと |
いつ来ても、石塔の上のケルンを見て、そこに登るどなたかの姿を想像しては身震いする.その頂を2−3度見上げて中倉山の山頂へ向かう.雪があり、新しい2人の足跡があった.先程の声の人達でしょう.一般道から来てここに寄り、山頂に向かった様だ.ああ〜、お腹空いたなあ・・・・ 大した登りではないのにお腹が空いて足が上がらない.やっと稜線に出て三角点を通る時、秩父乙女が三角点を撮るのに一所懸命.聞けば、既に何度か来ているのだけど、三角点を見るのは初めてらしい.湿った雪が道の上に10cm位積もっているが、滑ったりする事はなくチェーンスパイクの必要はなかった.中倉山の山頂付近で積雪はない. 山頂だ〜.さ、お昼にしよう・・と、ザックを下ろしていると秩父乙女がちょっとブナを見てくるヨ.と、言って空身でそっちへ行く.うう、爺はブナよりお昼なんだけどなあ、、と、思ってるのを隠して やはり空身でブナを見に行く.ブナがよく見える所に着くと沢入山が一際高い.あはは、あそこに行くのはやっぱり無理だね〜 と、笑い合う. 沢入山の手前斜面に2人のハイカー、更にもう少し手前(ブナの向こう) にも1人のハイカーが見えた.山頂に戻る時は若者(男女)4人組と擦れ違う.中々人気がある山ですねぇ. |
オロ山、皇海山、沢入山 |
再び石塔 |
再び尾根分岐(往路は突端の左から、復路は右へ降ります) |
お昼は世間話を弾ませ、秩父乙女のラーメンをご馳走になる.おお、カップラーメンより遙かに美味しい.でも、ガスとかお鍋とか、、一人じゃ嵩張るしなあ.買ってきた助六寿司も食べ、お腹いっぱいです.感謝〜.又お願いしますね〜(笑) 食事している間に若者組がブナ方向から戻って来て下山していった. 山頂でも一時間程過ごし風も無く、良いお天気に恵まれたが そろそろ下山にしましょうと、後片付けして石塔に下りる.此処から尾根分岐へ行く斜面を歩いている時、後ろでドサッと音が聞こえた.秩父乙女の尻餅の音.振り返った途端、こちらも足がズルッでドサッ.大尻餅! 井戸沢右岸尾根は井戸沢側が崩落して、通過に注意する所もあるが平らな部分がないからか。総じて斜度は一定近い.踏み後もしっかり判る様になり、下山も問題ない.先に下山した若者達よりこの鈍足コンビでも早く林道に下りた.特別、急いだ訳ではないのだけど.ま、駐車場に行くまでに追い越されてしまったのだけど. 爺が写っている画像は秩父乙女に撮っていただきました. |
井戸沢右岸尾根下降中 |
エニシダが気に入ったようです |
↓の光景を撮ってました |
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バランスを取って登って来ます |
はい、お疲れ様でした 親水公園着15:30 |
デジ一 横場山から 中央付近の鋭鋒は1251P(三角点峰) |
デジ一 鉱滓 |
デジ一 横場山から 中央に大平山 |
デジ一 中倉山から オロ山、皇海山、沢入山 |
デジ一 男体山、手前に被って社山 |
デジ一 大平山(中央少し左) 黒檜岳は見えてるのかな? |
デジ一 中倉山から 左、半月山 |
”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P7800 二代目 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.