山登り

日光市
日光白根山
にっこうしらねさん:2578m
まえしらねさん:2373m
ごしきやま:2379m



                  



2019,9,27 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 日光湯元から白根沢コースで前白根山を経由し、白根山の山頂を踏み下山は五色山から中ッ曽根コースという周回をしてきた.

 白根沢コースは下山に二度下降した事はあるけど、登りに使った事はない.一方、中ッ曽根コースは登ったことはあるが下降した事はない.そこで、白根沢コースを登りグルッと回って中ッ曽根コースを下りてくるという計画.どちらから回っても要する時間は同じでしょう.但し、白根沢コースも中ッ曽根も急で荒れている.段差が大きかったり笹が覆い被さってたり.更には急坂が途切れなく続く.クサリ場とか岩場などはないので危険個所は少ないのが救いか.体力が落ちている年配者には辛いルートだ.(※白根沢コースはある程度整備が進んでいました)

 五色通り東駐車場に車を駐め、朝飯のカップキツネにお湯を注ぎ、出来上がる間に支度を整えておく.っつっても、ザックにコンビニで買ってきた水と食料を入れ、登山靴を履けば終わり.で、いつもは力カップなのにカップキツネ? 、、ま、コンビニでは力カップは売ってない.スーパーで買い忘れただけの話.

 朝飯が済んで出発.気温7度はシャツだけだとちょっと肌寒い.歩けば暑くなってくるから、それまで薄いペラペラパーカーを着ておく.それと、山のお天気は変わりやすいのでちょっと厚いパーカーも持って行く事にする.見上げると雲一つ無い青空. 2016,8月の中ッ曽根から前白根山

   下手ですがデジ一画像もどうぞ



駐車場近くの案内板 白根通りが往路でもみの木通りを帰ってくる



五色通り東駐車場 6:55


キャンプ場の脇を通り


スキー場の中の道 正面に見えるのは五色山


登山口
 スキー場の中の道をゆるりと登っていき額に汗する頃、白根沢コースの登山口に取り付いた.さて、此処から標高差約520mの急登になる.そして、登り切った先には素晴らしい光景が広がるのだ・・としんどい思いを振り切って登っていく.汗をかいて、ペラペラパーカーを脱ぐと冷たい空気が汗を更に冷たくし気持ちが良い.だからといって、登るスピードが上がるという訳ではないけど.

 登山道は尾根ほぼ一直線だから、厳しい登りだ.有り難い事に木の根で段差が大きくえぐれている所には、木組みのハシゴが架けられていた.おお、こっちがある程度整備されてる様だから、下山ルートの中ッ曽根もそうに違いない.あっちも、えぐれがひどく笹藪も密だったからなあ←淡い期待を持ってしまった.

 1960m付近になると傾斜は若干緩み、2170m辺りでは歩き易くなった.風も無く、木の枝濃しに見上げる空には雲一つ無い.実に見事な青空である.



鎮魂碑


木の根の急登


掘り割りの急登


有り難いです



緩く見えるが、、、急です.



す、少し緩くなったかな・・


久々に導標が、



温泉ヶ岳(ゆせんがたけ)



登りづらい所には丸木が、、有り難いです


外山鞍部


中禅寺湖


天狗平
 天狗平では、ダケカンバ林が逆光で美しく輝いている.早速デジ一を出して撮影していると、女性単独ハイカーと男性2人組ハイカーが通り過ぎて行った.稜線に出て、以前緑沢を遡行し詰め上がったピークで燧ヶ岳が見えた事を思い出した.ちょっと寄り道になるけどそこへ行って見ると、葉の間から燧ヶ岳が綺麗にみえた(若干霞んでるんだけど)

 道に戻り、此処からは厳しい登りではないから ザックからデジ一を出して肩に掛けて歩く事にした.気に入った風景があったら、素早く撮れるからだ(←上手下手は別)  この辺りのダケカンバも綺麗だ.左には時々開けている所があり、岩の上に立つと白根山が大きい.更に、白根の裾から続いてる様に見える白錫尾根が延びている.素晴らしい光景だ.足が先へ進まなくて困った.




ダケカンバと背の低いシャクナゲ



燧ヶ岳


前白根山へ



日光連山










白根山




白錫尾根、左ピークは白根隠山

 前白根山の山頂には誰もおらず、ほぼ360度の展望は下手くそカメラマンの手に負えない.取り敢えず白根山から右周りにバババッと撮っておく.少し五色山方向に下ると五色沼が青い.沼周辺で休憩してる人や歩いてる人はいないようだ.紅葉にはまだ少し早いけど、木々も夏の濃い緑から淡い黄色、黄緑色になっていて美しい.

 水を飲み、おやつのコッペパンを齧って避難小屋の方に下降.このザレ場斜面には色の濃いコマクサが多く咲く.移植された物かどうかは判らないが、とても綺麗なものだ.今はそれがどの辺りに生えていたか不明.下降し平らな所で五色沼への分岐に着く.五色沼へは寄らずに直進.シーズンならハンゴンソウの群落がある道の脇にはゴマナのような花が沢山咲いていた.

 気分の良い開けた道を少し登った途中の小ピークでは男体山と中禅寺湖がよく見える.又、足が止まる.これあ、下山時ヘッデンだな.と、出発時点灯試験を行ってきたが、再度確認.予備電池もあるかどうか確認.大丈夫ッとばかりにカメラを持ってあちこち走り回る.何と、ハクサンフウロが一輪だけ咲いていた.


少し登って・・・


前白根山 10:20



五色山




五色沼と白根山



前白根山からの下り


五色沼分岐、水場も通る


ゴマナのような花が沢山 ノコンギク?


あそこのピークも好展望



前白根山




男体山と中禅寺湖




白根山 迫力あります



一旦、樹林の中を下る


カニコウモリ
 樹林の手前には「白錫尾根分岐」 がある.大量の枯木が置かれて通せんぼしている.山に慣れた者や慣れてない者等多くのハイカーが通るので、こっちへは行かないようにしているのだろう.だけど、(行ってはいけない方の)この先には栃木百名山≠ノ選定されている 「錫ヶ岳」 がある.白根隠山や白桧岳などの名山もある.白錫尾根などは、白根山や日光連山の好展望台ではないか.惜しいんだけどねえ.

 避難小屋には誰もいないが、すぐに五色沼方向から男女一組、前白根方向から単独男性がやってきた.軽く挨拶して少し歩き、白根山の登りに入る前にある導標の傍で休憩にした.さっき、パンを食べたばかりだが腹が減ってはまともに登れん、、と追加補充.そこへ先程の男女組がわー、これ登るのか〜∞ひぇぇぇーー%凵A賑やかに樹林の中を登っていった.単独ハイカーは、少し離れた所で休憩をするらしい.あ、タバコを吸ってますね.愛煙家は何処へ行っても気にしながらタバコを吸わないといけないので可哀想です.世の流れだから仕方ないけど.

 休憩を終え、デジ一をザックに仕舞いダケカンバの樹林の中に入っていく.


避難小屋、脇を通って正面へ 11:05


通り過ぎて振り向きカシャッ


ダケカンバ林の登り


樹木が少なくなってくると道は急になる



 白根山への登りは急斜面部分でおよそ(標高差)250mの登りになる.中々厳しい.休み休み登って、3分の2辺りまできたら、先に登り始めた男女組が休憩していた.女性、足が攣ってしまったのかしきりに腿をさすっている.しんどいっすね〜∞足があがらなくて・・%凾ニ挨拶を交わして先へ行く.上からはどんどんハイカーが下りてくる.もうすぐだよ∞頑張って≠フ声がひっきりなしにかかる.相当へたばっている様に見えるのだろうか? まあ、ヘロヘロなんだけど.

 噴火口跡は左から反時計周り 時計周りに進む.いつも(まだ、過去2回だけど) 来てる時はガスで遠景を余りよく見て無い.今日は違う.お昼だから若干霞んでるとはいえ、遠くまで見える.デジ一を出して撮っていたら、電池残量がない、、の警告.予備電池に取り替えて撮影続行.沢山撮ってしまったんだなあ.まあ、駄目結果っつーのも多いんだけどね.



五色沼



しんどい登りです


若干緩くなるが、砂利で足を滑らせたりします



振り返って日光連山




遠くに赤城山か、手前ピーク、錫ヶ岳



山頂手前から、画像では判別出来ないがハイカーが沢山


良いお天気ですよ



スキー場が見えその上は武尊山かな

 狭い山頂には数人がたむろしていた.山名板の写真を撮らせてください≠ニ、断ってコンデジを出して2−3枚.展望は良いのだけど、下の方で撮る遠景とほぼ同じだし、長い時間居て下からドンドン上がってくる人達に迷惑をかけてしまうのも申し訳ない.すぐに戻ろうとしたら周りの風景を撮っていたおじいさん(ま、私も爺さんだけど) が、証拠写真を撮って頂戴≠ニ、カメラを手渡された.オリンパスのミラーレスかな? 良いカメラをお持ちで.そのおじいさん、燧ヶ岳を見ながら、こないだあそこに途中迄登った時、具合が悪くなって山頂には行けなかったんだよ∞あ、そうですか.≠ニ、簡単に相づちを打って、では下りますので と失礼した.

 山頂を下り北側ピークに登り返し、草混じりの緩斜面でお昼休憩&デジ一撮影.楽しいねえ.時間を忘れてしまいます.しかし、いつまでもそうしてる訳にもいかず 13:15下山開始


奥白根神社


神社から少し下って登り返して山頂 12:30



燧ヶ岳、しっかり見えてます.右の平らなのは会津駒ヶ岳か




左から太郎山、女峰山、大真名子山、男体山、手前は前白根山




菅沼 燧ヶ岳との間にあるのは四郎岳




岩場の下降開始

   下降中、熟年男女の一組ハイカー(女性の方)が苦労して下りている.岩場やガレ場が苦手のようで、座り込みながらズリズリ下りて下の岩に足をつき、そこに又座り込んで・・・を繰り返しながらだから、時間が掛かっている.脇を通り抜けさせてもらう時、シンドイですね≠ニ、声を掛けると下りは苦手で、、あ、登りもそうだけど≠ニ、笑い顔.分岐では、弥陀ヶ池の方から恰幅の良いヘルメットお兄さんが舐めてかかってしまって、えらい大変だった≠ニ、苦笑いしながら登ってきた.その下りの途中で行き会った壮年男女1組はいやあ、道間違えて山頂には行けなかったんだよ≠ニ、照れ笑いしながら通り過ぎた.どう間違えたかは聞かなかったが・・・悲喜こもごも だなあ.

 弥陀ヶ池は当然ながら紅葉にはまだ早い.それでも僅かに色付き始めている所もあり、静かな湖面とのコラボが美しい.此処はデジ一で数カット.幾組かのハイカーをロープウェイ方向に見送り、出発.すぐに分岐で左の斜面に取り付く.それ程厳しい登りではなく、間もなく広い草地に出た.特に地名は無いようで導標も見当たらない.顕著な踏み跡が五色沼方向に延びており、何処へ続く道だろうと少し行ってみる.

 五色沼と、白根山を仰ぎ見る自然の展望台だった.道草せずに五色山へ行こうと思っていたのになあ・・・


端っこのV字になってる切れ目を越える


すると、菅沼が見えて急降下が始まる


座禅山分岐


弥陀が池、菅沼コース分岐 13:50



弥陀ヶ池



分岐から五色山へ向かう


野原がありましたよ



五色山へは左から登って来て右へ行く.展望地から振り返って




五色沼、前白根山



笹の道を


緩く登っていく
 五色沼から登って来る道の途中にある好展望地に寄り、本日何度目かの五色沼、逆光の白根山を見て五色山に向かう.歩き易い道を緩く登り五色山に着いたのは丁度午後3時.普通の人なら下山終了して駐車場に着いてる時間だよね.白根山がよく見える方に行き、座ってクッキーを食べる.そこへ、賑やかな若者三人組が上がってきた.

 此処でも逆光白根山や日光連山を撮り、15分後下山開始.途中、開けた斜面で温泉ヶ岳やら、念仏平などを眺め撮る.その左にあるピークは根名草山だろう、多分.奥深い所にある山だ.先週登ったばかりなのに感慨深い.そんな、道草をしていたら単独の男性と先程の若者三人組に追い抜かれた.

 国境平では右折し中ッ曽根に入ると道はすぐ笹藪に覆われる.胸丈の笹を掻き分け、段差に気を付けながらゆっくり下降していく.前回登りに使った時はガスであまり見えなかったが、結構展望がある尾根だと判った.上からガサガサと単独若者男性が下りて来て、挨拶.先に行ってもらうが早いなあ.



白根山は逆光



五色山は穏やかな山容


五色山、山頂 15:05



白根山の反対には日光連山



金精山に続く道


開けた笹の急斜面、右の溝が旧道



温泉ヶ岳、なだらかな念仏平、左のピークが根名草山



国境平


中ッ曽根の道に入るとすぐに胸丈の笹藪
 展望を楽しんだりしながら下降して行き、五色沢(右俣)源頭付近(の上)で尾根から外れ、笹藪が乱れている所があった.一部、五色沢に下りている様に見える.それを立ち止まって眺めていると、その下にいた若者三人組+さっきの若者一人がいて、下りないでこっちこっちと手を振っている.道が判らなくなった おじいさんハイカーだと思われたか.ま、似たようなもんだけど.

 実は、一昨日(25日)にこのコースで遭難事案が発生した.単独ハイカーの道迷いで同日にヘリで救助されたという.この辺りかなと思って眺めていたのだけど(^_^;;

 3+1人組と合流し、みんなで固まっておりましょう、、と、いうことになった.若者3+1+老1の五人組がガサガサやりながら下りていく.深い笹藪の中には大きくえぐれて、難儀する所も数カ所.更に倒木が何ヶ所かで道を塞ぎ、くぐり抜けるのがこれ又難儀.加えて若者達のスピードに着いていくのがやっとだが、お陰で下降スピードが速い早い.

 湯葉見平(1870m付近)を過ぎて樹林に入り笹藪が切れた所で、若者三人組は大休憩をするので別れ、若者1人と一緒に下降を再開.若者1人はあっという間に見えなくなってしまった.駐車場に着いたのは17:20頃.彼等のおかげでかなり早く着いたと思う.疲れたが、、、感謝である.


笹藪の中には大きな段差になっている所が数カ所あり、下降では要注意


導標を見るとちょっと安心しますね(2120m付近)



温泉ヶ岳




笹藪を下降する若者3人+1人 は、早くて着いて行くのが・・・




段差が連続、先頭の若者(オレンジ服) は高い段差を下りてるから姿が隠れた
東京、千葉からきたという若者達.とても元気がいいです.
最後尾の若者は、朝十時に湯元を出発したそうだ.何という早さでしょう.時々振り返って爺が着いてきてるかどうか
確認してくれている.感謝です.



斜面終了


お疲れさん 17:15 駐車場まで5分位
 下手ですがデジ一画像もどうぞ    Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.