山登り

栃木県佐野市
閑馬岩峰群〜金原山
〜桜山〜一床山

かねはらさん:427.4m
さくらやま:325m級



                  



2019,3,27 訪問

爺 、abe様
(時間などは参考になりません)
              
 「アカヤシオがそろそろ咲き出したので、いがねっすか」 と、秩父乙女(abe様)から久々にメールが来た.雁ヶ腹摺山をコンプリート出来ず、大月のそれは秋に行くと後回しにした.先週の久々の袈裟丸山は結構きつかった.遠かったり、高い山は止めて足慣らしに仙人ヶ岳にでも行こうと思っていたから、「金原山だよ・・・」には、丁度良い.咲き始めのアカヤシオ見学も悪くない.

 行程を聞くと、金原山〜三床山の縦走で車2台使用 で、どうかな? と. ふむ、これは決定事項じゃないみたいで、お伺いを立てているのだね・・と、にやり.金原山へは一度登ってるけど、そこから桜山迄のあいだは未知.桜山へは2度ばかり(三床山方向)から訪れている.桜山で見た、大姫山(地図に名称表記はない)は、どういう所だろう、、、が、案外気になっていた.そこで、返信には

 閑馬岩峰群を経て金原山〜桜山〜三床山の縦走敢行だぞ! で、abe様の返事は一言「お任せ」 うーむ、結構ブランクがある筈なのだがサクッとくるねえ. 取り敢えず詳細は後回しにして、待ち合わせ時間だけを指定しておく.鹿嶋神社に6:30.一台で閑馬の駐車地に行きグルッと回って鹿嶋神社へ下山という寸法.

 家から鹿嶋神社までは一般道で約1時間20分位.5時少し前に出て普通に走り、コンビニに寄って神社の駐車場には6:15分位に着いた.ほぼ、同時に秩父乙女号が入ってきた.平日だしこの時間じゃ誰もいないんじゃないかと思っていたけど駐車場には一台あった.我々が予定だの行程だの話してる間に、先着車の男性が出発していった.

 爺の車で、閑馬に移動.駐車出来る空き地をみつけ、簡単に支度してスタート.


車をデポして出発 7:10


涸れ沢の踏み後に入って行きます


尾根に登って、下の方


藪はなくなるけど登りがしんどい
 涸れ沢の踏み後に入って行くとすぐに倒木が前を塞ぐ.1ヶ所目はかわしたが、次に現れたのは前方が倒木でビッシリ.早々に嫌気がさして右岸斜面に取り付いた.急ではあるが、鹿道?猪道?があって、それ程難儀もせずに緩い傾斜の尾根へ登り着く.330m付近だ.緩い所の斜面には笹が多いが歩きづらいという程の事はない.ただ、尾根には道があるのではないかと思っていたから、ちょっと当て外れ.

 斜面が少し急になってくると笹藪も無くなる.450m付近を過ぎると更に急になってきて、猪鹿道を選びジグザグに登った.後ろに、「又、こんな所を・・・」 と、abe様の視線を感じてきた.ま、まずい 早く稜線に登らなければ(笑)

 ヘーヘー言いながら祠が2個ある520m級ピークに着いた.此処が第6峰で良いんだろうか? 特に名板もないから、違ってるかもしれないけど適当に決断(^_^;  abe様に手で6をイメージしてもらい記録.周囲にはアカヤシオが何本か.蕾の物が多いけど、花を咲かせているのもありさい先の良いスタート第1峰めになった.気分が上向いた所で次の5峰へ向かいましょう.此処からはいわゆる登山道ではないけどしっかりした踏み後がある.




樹幹から、閑馬金原



此処を6番にしよう (^_^) 祠のあるピーク 8:10


案外広い



蕾だけど、綺麗




あと、2、3日?



撮りましょう


すっころんだ後なのでへっぴり腰・・・


ユニークな岩です


第5峰
 小ピークを北西に進み次の登りで深い落ち葉に隠れている枯れ木に左足を引っ掛けた.体勢が崩れ残そうとした足もやはり隠れている枯れ木につま先を取られ、前のめりに方からユラーリと倒れた.こういう場合手でかばうと概ね突き指したり、(としょりだから)手首の骨折なんて事になりかねない.今日はデジ一を持って来てはいるけど三脚とか、望遠ズームはお留守番だから、ザックは案外軽い.

 あはは、転んでしまった〜  後ろでabe様にしっかり見られた・・・ 更に同行者を飽きさせない失態は続く.

 次のピーク(此処が第6峰かも知れない)に着き、そのまま直進.下生えがあまりなく気分の良い広い尾根を緩りと下りていく.abe様が、良い所だねえ〜 と、感心している.ん!こんな所通った記憶がない.前回は南枝尾根から、灌木の多い痩せ尾根(稜線)に出たはずだ.・・・ 此処は知らん振りして、「一応地図で確認しときましょうかね」 と、地図を出す.北東の485Pに向かってました.abe様もスマホでしっかり確認してた.あははははは

 オラが前回第5峰(でも良い)とした岩場に着き休憩.此処はこれから巡る岩峰群の良い展望場所でもある.第4峰が尖っていて、第3峰の左奥に第1峰が案外遠い.ただ、今日は下山後林道歩きとか町道歩きがないので、気は楽だ.


5峰過ぎての岩場 休憩に最適です


そこからは岩場が連続 ロープが新しい


うんしょっと(寒ッ)


ないすしょっと



岩場から 右、4峰 中央は3峰(だよね) 奥に1峰 遠いね、オイ



小規模ナイフリッジ 注意して


第4峰 9:10
 第4峰へは岩場を通過する所が多い.やや厳しい所には、真新しいトラロープが現状ロープに追加設置されていた.どなたが設置されているのか有り難い事である.小規模のナイフリッジ的岩場を登り、第4峰.少し下って登り返すと第3峰(で、いいか?).

 第2峰の登りは岩壁の右を巻いたと思っていたが、正面やや左に新しいロープが垂れ下がっている.が、確か、こっちだったなと巻き道を登って上に出た.下る場合はロープを利用した方が良いかも知れない.第2峰を過ぎて風が右(東)下から強く吹き上げてくる.結構汗ばんでいるので、冷たいのが心地よい.ひと登りで第1峰.ぐるりと展望が利く良い場所だ.此処では不思議と風がない.お昼にはまだ早いのが、少し残念.

 少し休憩して出発.落ち葉の急斜面をズルズルやりながら下降し、WCの残骸も見学(笑).桧の樹林帯では風が吹く度に目がムズムズしてくる.花粉症ではないけれど、最近こうなってしまう.低山歩きの辛いところだ.abe様はならないらしい.岩稜帯歩きの緊張から解放され、鈍足コンビは世間話に花を咲かせながらのんびり歩きになる.


振り返って第4峰


第3峰



第2峰の岩場は右を回り込みます.ロープはこの向こう側にあります



第2峰


1峰も尖ってますよ


第1峰


こういう下りは苦手です



1峰から男体山








左は桧林 風が吹くと目が何だか


金原山の登山口、左へ入って行きます
 林道に出ると、車が4台駐車していた.水分を摂ったりしながら休憩し金原山へ向かう.

 金原山へ向かう道で下る斜面を落ち葉掃きをしている女性ハイカーがいた.この辺りの山岳会の人でしょう.挨拶とお礼を言って通り過ぎ、ひと登りで金原山へ.三角点のあるピークだが展望はない.この後アカヤシオが出て来る.白いの、ピンクの、やけに赤いのなど様々.木は大きくないけど、まだ花の少ない時期なので見とれてしまう.今日は、この花を目的に訪れているのだという事を、思い出した.

 花をみつけては撮る事を繰り返してるもんだから、鈍足に足枷をして歩いてるようなものだ.まだ早いけど一応ヘッデンとか持って来たか聞いておく(笑) 前方から二人の男性ハイカーが来た.女の人はいなかったか?  と、訪ねられ、金原山の向こうで見たと返事. どうやら、この人達も登山道の整備をしにきてるのだろう.お礼を言って別れる.


金原山は中央のピークで右は無名峰


林道から15分もあれば到着してしまいます 10:45



金原山からは、アカヤシオが出てきました −1
















 (道草喰いながらだけど)金原山から10分位歩いた所に祠がありました.少し新しげだねと思ったら、背中に平成十二年と彫られている.何人かで持ちあげたんでしょうが、結構たいへんですよね.

 「六地蔵」 はちょっと予習をしておいたのですぐ判ったが、「蛙岩」 は、それらしいのはあるけど判らなかった. (名板が見つけられなかった(判らず通り過ぎた?) ま、退屈しなくていいんですけどね.

 天ヶ岳でお昼にしましょう、、の予定で歩いているが、何だか遠く中々辿り着かない.小ピークがポコポコあって結構疲れる.そろそろかなと思ったピークは「林山」の札が木にくくりつけられていた.こういう名前の山もあったのね.

 次の小ピークは岩場で東側の展望が若干ある.登山道がこのピークを巻いてる事もあって、道から外れ気味だしお腹も空いてる.天ヶ岳に着くのは何時になるのやら、、で、丁度良いから此処でお昼にしましょう.


斜面に多く咲いてるので、撮影には苦労


登山道は良く踏まれパンパン


どう撮りましょうかね


カシャッ



六地蔵



林山


お昼休憩〜
 近くで舞ってるチョウを撮ったりしながら、お昼休憩もゆっくり摂って出発.所々出て来るアカヤシオを見ながら再びののんびり歩き.特別しんどい様な所もなく木に囲まれた天ヶ岳に着く.あるのは木に掛けられた小さな山名板だけ.休む所でもないから先へ行く.

 行程はアカヤシオの観覧、道草で再び、三たび遅くなる.「大姫山」も名前からして何かあるのかなと思ってたが似た様な所で何も無し.山頂の様子、名板も撮り忘れてしまった.

 桜山への手前で、「あそこを過ぎると、登り下りは烏ヶ岳位かなあ、つつじ山はそうでもないよね」 等、二人とも前に来た事があるので、話題は簡潔に.どさくさに紛れて 「一床山」 にいきたいのだけど」 後ろから何となく呟きが・・・


チラホラ


出てきます 色が綺麗ですね


道、パンパン


天ヶ岳 13:10



−5

 モシモシ、今一床山って言ったか?
 「うん、展望良いしね」
 「あそこさあ、一旦かなり下りるんだよねえ」
 「そうなんだけど・・」
 「迷ってるのか、まあ 桜山へ行ったら決めましょうかね」 ←やっぱり 「つつじ山」 周りで、、と言うと思ってる.    で祠がある「桜山」に着いた.どうする? と、訪ねると 
 「行く!」 
 ええーーーッ 今14:00.一床山周りだと三床山を外しておよそ2時間掛かるね と、念を押し覚悟を決めて下降する.沢横断点まで(標高差)200m近く迄下りる事になる.そこから再び170−180m近い登り返しだ.此処まで歩いて来てヘロヘロなんだけど(笑)

 沢横断し、左岸が刈り払い&灌木伐採されていて明るい.少し休んで再開.涸れ沢を回り込む辺りでカタクリを見る.そう言えば、桜山下りた所でカタクリ咲いてっかなあ、言ってたが此処の事か.なる程、これも狙ってたのね.(そうじゃない、と 手振って否定してたけど(大笑))


危ないよ〜


これ、何度聞いても覚えられなかった(-_-;


落ちるよ〜


桜山 14:00


桜山から南西尾根を下降します


林道から(左手の)沢を横断 左岸が伐採&刈り払いされて明るい
 カタクリを撮ったりして・・・何度目の道草だか.

 一床山への登り返しは思ったよりきつく感じなかった.足が麻痺してしまったか(笑) 山頂に着きベンチに座って食べたりコーヒーをいただいたり.結構時間が経っているのに保温ボトルのお湯は温かく、美味しかった.こういうの、元気が出るねえ.

 休んでいると西側から単独男性が上がってきた.こんな時間でも登って来る人がいるのだねえ.

 少しして男性ハイカーが二床山方向へ下りていった.辺りの景色を撮り、我々も二床山へ.二床山から高松の分岐を過ぎ、小三床山への分岐を一瞥し岩場とか小ピークを越えながら三床山から下っての鞍部に着く.そこから下り勝手の沢コースを選ぶ.落ち葉が堆積した判り辛い道の印象があったけど、落ち葉は両脇に掃かれ標識もしっかり新しくなり、とても歩き易い道になっていた.

 鹿嶋神社には17:00ちょっと前.そこから秩父乙女号で閑馬の駐車デポ地へ.いやあ、車って楽だなあ〜♪ お疲れ様でした.


沢を横断した所で小休憩


あれ、道はどっちだ?



今年お初のカタクリ 背景がないと、どこで撮ったんだ〜 てか




ポツポツだったけど、広範囲に結構咲いてました



ヘーヘー登って


一床山、山頂〜♪ 15:15



デジ一 山頂から








二床山 15:55


分岐は沢コースへ


落ち葉が掃かれていますよ


鹿嶋神社 16:50



高松

”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P7800 二代目
私の写ってる画像はabe様からいただきました. 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.