◇滝見と山登り

日光市(足尾)
深沢大滝、赤倉山
あかくらさん:1442m


                  



2019,2,15 訪問


(時間などは参考になりません)
下手ですがデジ一画像もどうぞ
              
 “・・の滝”と銘打っているのだけれど最近滝見がとんと少なくなっている.特別な訳があるのではないが、まあ何となく富士山、遠景の山や花等を撮ったりしていると、沢歩きに縁遠くなってしまった.年頭にいつも(心の中で)あそこの滝を見に行こう、、とか、あっちの沢を行ってみよう・・等と思うのだが、計画もせずに忘れてしまう.

 たまには、滝見もしておかないとHPのテーマタイトルを変えなくてはいけなくなるかも.と、いらぬ心配をしてまずは軽い所の氷瀑でも. ここ最近、何かと話題になってる「深沢大滝」.深沢古道(廃道)が傍らを通っているのでそこへ行くのには何の問題もない.ただ、道が荒れているから歩きにくいという程度(だろう)

 深沢大滝へ行くついでだから、これ又最近たそがれさん&そのチーム+αが設置しに行った、赤倉山他の山名板を見に行ってきましょう.と、計画.例によって前日(夕方)、地理院地図を印刷しようとPCを立ち上げインターネットに繋げようとしたが繋がらない.あれ? お昼にはしっかり見られたのに.

 一旦PCを切った時、“更新してシャットダウン”が始まった.まあ、まいどの事なので気にもせずそのまま出掛けて帰ってきて、起動したら前述の通り.内蔵ソフトは通常通り動くからPC本体に異常はなく、通信関連だなということはサル・・もとい、爺にでも判る.が、何でだ?? 更新が良くなかったのか? その夜、倅達も加わってあーでもない、こーでもないをし、LAN部分の故障だろうと結論.

 翌日は山行きを止め(その翌日に延ばし)、早速近くの やまだでんき、けーずでんき に行ったがLANボードなど置いてない.仕方なくネットで注文.地図は、ガーミンのものにした.



三川ダムから




雪が少ないです

 思わぬ騒動があった為ロクに計画もしなかったが、深沢大滝から赤倉山に登り、大畑山、茨倉山、古道と周回.赤倉山への取り付きは雨量計のある茶屋跡付近からとした.此処は確か、過去、瀑泉さんが登って行った尾根だと記憶しているけど、ネットが繋がらないので再確認は出来ていない.

 家を出たのは6時半頃.ゆっくりだなあ.日足トンネル先のコンビニで食料を調達.いつものくせで、三川ダムまで行ってしまった.駐車場手前の高台で気が付いたが、おお〜○知症近くなってきたか・・・.案内板後ろのベンチには散歩らしい男性が一人座っていた.すぐUターンするのも何となくなので、コンデジで2−3枚景色を撮り戻ります.此処の温度は−8度.

 三川ダムから走ってきて郵便局ちょい手前の深沢古道へ向かって左折.この林道、こんなにひどかったっけか、と思う程荒れている.おまけに雪が圧雪され凍っているから、極めてノロノロ走るが、普通乗用車ではかなり難儀するでしょう.林道終点まで行くのは止めて道が荒れる前の途中のスペースに駐めた方が安心.

 私は終点まで行き小広場にUターンして駐車.朝飯のカップ蕎麦を食べて出発.三川ダムから見た景色だと雪はかなり少ない.ワカンはいらないのではないかと思ったけど、一応持って行く.アイゼンは入れない.チェーンスパイクはそう荷物にならないので持って行く.靴は迷ったけど冬靴にした.撮影道具は久々に古いバサルト三脚と標準ズームを着けたデジ一.ザイルは20mだけ一本.下降道具は持たない.従って今日のザックは案外軽い.



林道終点出発 9:00


徒渉点


枝沢を横断.最初に登った時は此処の左斜面に取り付いた


雪は出て来るが僅か



沢の水は極めて少ない 3−4m程の滝

 たそがれさんも自身のブログでおっしゃっていたが、古道は岩石がゴロゴロしていて歩きにくい.今回冬靴だから靴底が固く、岩だらけの道にフイットしない.早々に疲れが出て来る気がしてきた.選択を誤ったかなぁ.

 雨量計がある深沢神社跡(二の茶屋跡)を過ぎると大滝はすぐだ.右の桧樹林斜面に付けられた薄い踏み後を下りて行く.滝全体が見られる自然の展望台に下り立つと、、あれま! 氷瀑が細い〜ッ ふたちゃんが訪れた時や、みー猫さん達の時に比べ、何とも情けない姿になっている.ううう、これじゃあ、三脚もいらなかったな.

 沢に下りて滝下へ行ってみる.右斜面(滝左岸)を登って、中段のテラスに立ってみる.滝下に下りてみようかと思ったけど、その気もなくなった.それでも数カットをデジ一に納めて、登ってきた斜面を戻った.此処は案外急で、地面は凍っているのか固いからザイルを使って下りた.


(雨量計傍の)茶屋跡


古道から右の踏み後を下りていく


大滝全景


沢に下りて滝下へ



滝下から




右斜面を登り、滝下を見下ろして おお、結構急です




中段テラスへトラバース (テラス付近の画像は何故か撮ってなかった・・・) テラスからの滝画像はデジ一で

ちょっと残念な滝見&撮影を終えて古道へ登り返し、 (雨量計のある)茶屋跡まで戻るのは止め、古道に登り着いた所から目の前の尾根裾に取り付いた.藪はなく登り易い.作業道かと思われる様な(薄くなった)道型を横断し、すぐに細尾根になった.左側にはフェンスが尾根に沿って張られている.細尾根は標高1200m付近まで続き、フェンスも終わりになった.

 やがて急斜面になるけど、四つん這いで、、と言う程ではなく長くも続かない.露岩が出てきて、これは直登出来ず左から楽に巻けた.岩場はこの辺りだけで以降出て来ることはなかった.木の根が這う広い尾根になり、勾配も緩んでひと登りすると、右から尾根が合流する1270m付近.

 気分の良い所なのでザックを下ろして少し休憩.お腹が空いたと思ったらお昼時だった.コッペパンを半分食べ、水分補給して出発.この付近から古いテープが散見される.概ねは今登って来た尾根を誘導している様だ.登りは良いけど下りだと迷いそう.利用してる人もいるのですね.


取り付きから登ってすぐに仕事道?


細尾根に出た


雪は時々出て来るが少ない.左はフェンス


急斜面だけど、藪もなく登り易い


あそこが


1270m付近の尾根合流点.直進で1314Pへ
 積雪はそれ程多くない緩い尾根上には赤松が点在、ツツジ等の灌木帯になっている.時々枝を張り出してくるが難儀という程のものでもない.春はヤシオツツジなど咲く所なのだろうか? 葉が出てしまうと展望のない歩きだろうけど、いまは樹枝間から多少見通しが利く.左前方を見上げると、赤倉山も見えて来る.

 右(北東)に笹原の様な裸尾根が見える.いや、裸というのはこちら側だけでその向こうは灌木帯になっているか.これは1400付近ピークからの東尾根だろう.

 1314Pを通り過ぎ笹野原の開けた斜面に出る.此処の光景は好みである.遠く(南側)の山が見える.沢が上がって来ていて、源頭付近には雪が若干吹き溜まりになっていた.そこには鹿の沢山の足跡が付けられていた.水を探しに来ているのだろうか? すぐに、稜線の道というか踏み後に出た.

 赤倉山への手前に小ピークがあり、そこは通らず下を巻く様にして鞍部に出る.そこからは稜線から西側斜面にこれまでより多く積雪があった.といっても、深い所で脛くらい.緩く登ってすぐに赤倉山の山頂に着く.



赤松と低灌木の尾根 歩き易い




開けていそうな尾根が見えますね 向こうに見えるピークは1514P(茨倉山)




1314P付近


笹野原が見えてきた



このエリアだけ開けてる.カラマツの立ち枯れも多い




地蔵岳(柏尾峠)は判ります




何本か合わさったと思われる大木、ミズナラ?



稜線の踏み後を赤倉山へ


赤倉山の山頂到着 12:55
 山頂にはたそがれさん作成の山名板がひっそりと掛けられている.リョウブの木にこちらからも、南側から登っても見える様に.なる程、しっかり考えられているなあと、思いました.小さいけど存在感はバッチリです.水を飲みながらじっくり拝見.上手く作るものですなあ.工作が得意でない私には羨ましい.

 山頂は木に囲まれて展望はない.雪の中に足跡は鹿と2,3日前か(もっと前か)の一人の靴跡があるだけ.一応三角点を確認し、笹の原から男体山が望める場所に移動する.半月峠の奥に聳える男体山は晴れてよく見える.隣の太郎山は木の枝が手前を覆い、イマイチだ.

 赤倉山からの稜線にはもう少し積雪があるのではないかと思っていたが、少ないですねえ、、



男体山




皇海山




雰囲気の良い所



枯れ木ベンチで休憩、、ワカンは不要だったなあ・・・


 気分の良い笹斜面を見て樹林の中に入る.点々と倒木があり、適当なのを選んで休憩.おにぎりを食べる.鮭ハラミとタラコの入った物.コンビニで買った時暖めてもらい、暖かい缶コーヒーとお茶を一緒にタオルで包み、保温バッグに入れて来た.結構暖かさが残っていて美味しい.

 所々に樹林の切れ目があり、展望が得られる稜線を気分良く歩き、茨倉山への登りは意外にきつかった.こんなんだったっけか、と汗する.が、茨倉山と思っていたピーク1446Pは「大畑山」の札が掛けられていた.実は、大畑山は何かの資料(だったかな)か、山行記録で 「鳥獣保護区」の赤い看板が設置されてるピークと覚えてしまっていたからだ.そっちは、茨倉山だった.今まで間違えて覚えていた訳だ.ま、特段損した訳でも損させた訳でもないからいいんだけど(汗)

 で、茨倉山から僅かの下降で林道に出た.以前は無かったもので、神子内林道へ出るには足倉沢源頭の左岸崩壊壁の縁を登って出ていたのだ.



大平山




神子内林道 奥に夕日岳、地蔵岳



雪の無い稜線


1446Pは大畑山だった


茨倉山かな


風がなく暖かい



茨倉山山頂



雪が深そうに見えるけど


大した積雪ではない



支線林道

 支線林道から神子内林道に合流する所に出る.皇海山などがよく見える茶屋跡(林道終点)まで行ってみようと思っていたが、時間も経っているから寄らずに帰る事にした.林道を下り、以前から気になっていた林道跡をちょっと見てみたいと思いそっちに入っていく.道はすぐ崩壊していて、そこを超えると終点広場になっていた.此処で今日初めて地図を出し、この広場から南に下る尾根は、深沢上流の二俣に下りている.林道下るよりは案外ショートカット出来るのではないかと、○平心がムクムク.藪もなさそうだし、此処を下りてみましょう.

 深沢の上流二俣までは、以前来た事がある.あの大滝から上流に滝らしい物はなかった.まあ、崖とか出て下降困難になったら、右か左の沢形に回り込めばいいだろうと下降開始.鹿道があり何の問題もなく左俣と平行に走る立派な鹿道に下り立った.鹿道というより、使われなくなった作業道と言っても良い位か.

 “道”を辿り始めてすぐに左足を枯れ倒木に引っ掛け、右足ケンケンを2−3回.左手で木を掴みノコッタノコッタ.が、これが枯れ木でボキッそのまま谷側へ横一回転半の大技.まあ、斜面が緩く落ち葉斜面を2m程の転がり滑落でソフトランディングだから、怪我はなし.しかし、ビックリしたなあ.ザックをぶつけた格好になったので、カメラに異常がなかったかどうかすぐにチェック.問題はなかったので一安心.


神子内林道に出た 14:50


日陰になる所は雪がある



林道から



廃林道を偵察


道が崩壊



そこが廃林道終点 (少し下りてから振り向き)




下降斜面 藪無し、崖なし




仕事道の様、、鹿道だと思うけど

 涸れ沢を横断し、鹿トレースを追って行き小広い台地に出た.薪ストーブの残骸や流しと思われるコンクリートの壊れた物があり、この辺りに茶屋があったのだろうと推測する.林道側から下りて来る古道が沢を横断する地点はすぐそこだ. 廃林道まで下りずに、この尾根が神子内林道に合流する辺りから下降すれば、結構な時間短縮になるかも知れない.

 後はただひたすら道を下るのみ.下流にあるやや大きい(といっても8m位←最初はこれが大滝と思っていた)滝を見て駐車地には17:30頃着いた.日が長くなりまだまだ充分に明るい.

 車で帰る時摩当駅を通る.駅構内の電飾が華やかだが、周りに誰もいないのでかえって寂しく感じた.

 さて、パソコンだけど家に帰ったら次男がいろいろやってくれていて、ヨドバシで買ったLAN(USB)カードを試してみたら、LAN関係ではなかったという.あれやこれやで結果HUBが原因だったという.今まで、HUBなど壊れた事がなかったので、全く疑いもしなかったのだけど、まあ直ってくれて有り難い.次男に感謝である.



沢を横断、雪上の踏み後は鹿



薪ストーブの残骸


流しか何かだと思うけど


判り辛いけど、、古道の徒渉点 15:45


橋がないから沢に下りて巻く(向こうから)



8m位の滝

下手ですがデジ一画像もどうぞ       Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.