山登り

日光市
社山
しゃざん:1827m


                  



2018,12,31  訪問


(時間などは参考になりません)
下手ですがデジ一画像もどうぞ
              
 今年も最後の山行は大晦日、昨年と同じ社山だ.晦日の数日前から強い寒波があり、積雪や強風が心配された.幸い、30日に緩み31日はやや穏やかな一日だと予報された.ラッキーである.但し、積雪はどうだろうか? 情報がないと少し不安ではあるけど、いずれにしても行ってみなくては判らない.

 昨年の晦日社山では吹雪に見舞われた.一昨年はあまり積雪はなく、快適に登る事が出来た.今年はどうだろうか.ルートは南尾根から阿世潟、九蔵川林道(でいいのだっけ?)下降は今回も同じにしよう.一応地図は用意していくけど、これなら地図無しでも歩ける.

 南尾根の好きな所は展望の素晴らしさである.取り付きすぐから登るに従って左手に中倉尾根、オロ山、皇海山.右手に赤倉山、半月山、男体山.後方に袈裟丸連峰、富士山 と、順番に見えてくる.更に山頂近くでは錫ヶ岳、白根山なども (←条件が良ければね). だから、山頂まで飽きてこない.

 下山は、(中禅寺湖南岸尾根)男体山や中禅寺湖が見事だ.阿世潟峠から、足尾側へ下って行くけど概ねは樹林の中なので、ちょっとした我慢と林道に入ってからの長歩きに耐える事になる.これは、前半の素晴らしさのお釣り程度と思えば、苦にならない(そーか?)

 で、31日朝4時半出発時の気温は車載で−3度.走るに従って下がる下がる・・・.さつきロード辺りで−4度.小来川辺りで−6度.細尾峠(日足トンネル出口付近で)−8度.銅親水公園Pでは−7度だった.


銅親水公園P ふんわり雪 6:45


晴れて下さい〜
 さすがに空気は冷たい.朝飯の力カップうどんを食べ、さあ準備だけど外に出るのもちょっと躊躇する.駐車場にはうっすらと積雪があるだけ.雪が多いと登り途中の何処かで撤退と言うことになるかも知れない・・・等と思いながら出発.毛糸の帽子を被り歩きはじめる.上の案内板とかある所に、車(ライトバン)が一台駐まっていた.因みに駐車場には私の車一台だけ.

 北西の方角上空には雲が多く少し不安だが、今は風も殆ど無い.ゲートを過ぎ、仮囲いをくぐった先の林道には5cm程の積雪がある.久蔵川を渡り、南尾根末端に取り付いた.途中迄登ると積雪が踝程度になり、急斜面なのでズルズルと後ろに滑って登りづらい.早、チェーンスパイクを着けた.

 尾根に登り着くと、目の前に中倉山が雪を被って見事.少し登った平らな所を選び早速三脚を立てる.うーーん、今日も時間が掛かりそうだなあ・・




朝焼け (何だかピントが悪い)



取り付き


斜面が急になってくると少しの積雪でも登りづらい



中倉尾根




赤倉山



尾根上には鹿のトレース


天気は持ちそうです 
 雨量観測所を過ぎ、樹林内にも陽が差し始めると暑くなってくる.防寒ジャケットの下のセーターを脱いだ.歩き始めは少し寒いけどその内丁度よくなってきた.昨晩降った様な5cm程の新雪には鹿のトレースが新しい.時々、大きな声を出して左の斜面を数匹の鹿が駆け下りていく.相変わらず多いなあ.

 登る途中には随所に好展望地があって、その度に足が止まる.歩く(登る)速度が遅いのにこれでは一体山頂に着くのはいつになるのやら.そんな事を思いながら、どら焼きを食べ時々三脚を立てガシャガシャ撮りまくる.

 皇海山の見える所まで来たけど、皇海山は薄い雪雲がかかってしまって、ベールの陰にいる様だ.鋸山も同じで、スッキリ見える事に期待してきたからやや残念.左の遠くを見ると富士山がこれまた霞んでるけど何とか.




皇海山が頭を見せたが・・・ 中央は沢入山




眼下に三川ダム



陽が当たる様になってくると・・・


寒さが和らぎ、快適歩き. 速度は遅いけど



半月山も見えて来た




北の台地と皇海山

 1450mを過ぎた辺りで一応ワカンを着けて歩くが、鹿道トレースのお陰か、ツボ足とあまり変わらない気がする.今日は、チェーンスパイクだけでアイゼンは持って来なかった.昨年はアイゼンも持ってきたが結局使わなかった.雪が湿ってなければチェーンスパイクで充分である.装備は出来るだけ軽い方が良い.ワカンは1568P手前で外し、チェーンスパイクを再び着用.

 1568Pはその山腹を巻く様に付けられている道を、鹿もちゃんと心得ている様でトレースがありピークは踏まずに崩壊地(ナギ)に出る.ナギの縁(ヘリ)に上がると下から冷たい風が吹き上げてきた.風を避ける様にやや東側の樹林の中を登って緩くなると、次の登りになる.

 吹き溜まりがあって、そこを踏むと膝まで潜り難儀するが、シカ道トレースや、笹が出てる所は沈まず登り易い.しかし、この好天で気温が上がってるせいか、スパイクに雪ダンゴがくっつきだした.靴を杖でパンパン叩きながら登るんだけど、めんどくさいなあ、、 


鹿トレースは、左側に付いている


半月山が見えだしてきた



半月山




社山




あの稜線、歩くと気分が良いんですよね




何とか判る、富士山



笹の上を歩くと沈みません


まだまだ遠いね オイ!



崩壊地から




振り返って 1568P



目の前の緩やかな尾根を過ぎると又急登.風の強い場所です


風が強く吹いてくるのでなるべく東側斜面を登る
 1650m付近の急斜面を越えると、西から風が強く吹き付けてくる.とても冷たい.岩陰に隠れて、セーターを着込むとホッとする.大平山縦走路の上に黒檜岳が見えてくる.とても良い光景だ.風が強いので惜しいけど三脚を立てるのは止めた.かなり、道草も喰ってきたしなあ.



皇海山の薄雲ベール、今日はとれそうにありません




風が強く当たるので寒くなってきた.もう少し登って岩陰に一時避難




筑波山も何とか見えた



ああ、あともう少し


錫ヶ岳は雪雲の中



黒檜岳も見えて来た



登ってきた尾根を振り返り見る



社山山頂、新しい足跡はありましたが誰もいません 
そりゃそーでしょ 13:00だもの
 山頂に着くと、ラッキーな事に風は止み日差しが暖かい.ワカンを雪の上に置き、その上にエアマット(小さいやつ)を敷いて座り場所を作る.中々具合がいい.おにぎりは“鮭ハラミ”と“いくら醤油漬け”.暖かい缶コーヒー2個と一緒にタオルで包んできたのでほんのり暖かい.

 コンビニで買う時、お弁当を買うと、必ず 「暖めますか?」 と聞いてくるけど、おにぎりは聞いてこない.長野の小淵沢だったかのコンビニでは暖めるかどうか聞いてきたのを覚えているが、宇都宮、日光では聞いた事がない.いや、以前はあったかな.寒い時は暖かいおにぎりは美味しいと思うのだけど、こちらから「暖めて下さい」というのが順番なのだろうか?

 南岸尾根は数人のトレースがあり、とても楽に下降出来た.加えて、中禅寺湖や男体山が見事.風も時折湖側から強く吹き付けてくるが概ねは止んでいる.



足尾側




下山、トレースがあるので助かります ワカンを着けてる人が一人いたようです


マクロ



男体山はクッキリ (この光景、デジ一では撮り忘れてしまった・・・)




八丁出島




・・・

 雨量計(?)のピーク登りで、露岩を避けようと変に足を置いたら ウガッ! 右足が攣った攣った.しばらくそのまんまの格好でジッとし、収まるのをまったけどキツイなあ・・・

 阿世潟峠に着き、あまり水を飲んでいないのに気付いた.菓子パンを食べ、水を飲もうとしたら出て来ない.ちゃんと入っているのだけれど? ペットボトルを振ったらジャリジャリ音がする. 何と、シャーベット状になっていた.保温バッグの中の、残っている缶コーヒーを飲む.水は、、、ま、いいか.どうしても飲みたくなったら沢水でも飲めばいい.

 阿世潟峠からの道はトレースが全くなし.鹿の足跡もまばらだ.ワカンを着けようと思ったけれど、めんどくさいので止めた.2本目だかの枝沢を横断して道を外し、復帰するのに倒木を跨いだら又、右足が攣った.ううう.ミカン食べて、痛みのひくのを待つ.

 明るい内に(親水公園Pに)帰れると思っていたけど、大きな2段堰堤を過ぎた辺りで暗くなってしまった.駐車場到着は17:50. 勿論、誰もいません.


阿世潟峠


足尾側 踏み跡なし



あああ、もうすぐ暗くなる・・・

下手ですがデジ一画像もどうぞ    Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.