◇滝見と山登り◇ 日光市 社山 しゃざん:1826m 2017,5,31 訪問 爺 & yuki (時間やルートは参考にしない事) 下手なデジ一画像もどうぞ |
yuki が、先日の鶏頂山に続いて今度は社山に行こうと言い出した.未だ本調子ではないので、楽なルートが良いとも. 社山は幾度か登っている.殆どは足尾側からで、数えたら8度だった.最初に登ったのは、古道沿いの長手沢を遡行してだった.それからはカラ沢上流右俣から南尾根経由.大平山(松木山)から稜線を辿って.南尾根末端から登って・・・は、2度.九蔵川上流左俣は2度.阿世潟からは一度だけ.と言う事は、今回登れば9度目か. 社山は、とても良い山だ.展望が素晴らしい.例の足尾歴史も要因なのでしょうが、中禅寺湖の眺めや男体山、白根山、錫ヶ岳、足尾の主な山々、皇海山、富士山、筑波山等々. その中で何と言っても一番うっとりするのが、大平山に続く稜線だ.なだらかに大きく広く優しい光景だが、その深さと長さ故、おいそれとハイカーが簡単には入れない. で、ルート決定を任せたら、阿世潟から社山に登って大日尾根に取り付き、途中沢に下りて周回という事だった.爺もその沢は登下降に使えると思っていたから、二つ返事. 朝、6:30 に家を出て歌が浜奥のゲート前駐車場には8:10分.新緑と言ってもオフシーズンであり平日だから充分空いているだろうと思ったら、空きが2台しかなかった.爺の後、すぐに1台やってきて満杯.次に2台きたけど手前に路駐か. 支度をして出掛けたのは8:25.後から駐車した車の人も後ろから出発してきた. |
狸窪付近から男体山 |
ゲート近くの駐車場、満杯 |
出発〜 |
社山が尖ってます |
中禅寺湖を挟んで男体山が大きいけど、気温は高めなので、この時間ではやや霞んでいる.釣り人が点々とだが阿世潟まで結構いた.駐車場の車は釣り客のものか? 新緑と合わせ波打ち際でのんびりと釣りをするのも良いかも知れない.鮒とか鯉しか釣った事のない爺は釣り方を知らないから駄目だけど・・・ 阿世潟から指導標識に従い、登山道に入って行く.此処から、阿世潟峠までは初めての道だ.少し荒れた丸木の階段があったりするけど、それなりに歩き易い道だ.ただ、急斜面をトラバースする様に設けられているので、よろけて斜面に転がり落ちたらえらいこっちゃであるんだけど. 分岐から15分位で、見慣れた阿世潟峠に着いた.右は社山.左は中善寺山を経て半月山.直進は足尾だが、そっちへの道は道形としてはあるものの、踏み後+ 程度だから歩く人は少ない. 少し休んで社山に向かう.間もなく視界が開け、風も殆どなく気分が良い.右に男体山や中禅寺湖、左に足尾の山々を眺めながら、ややのんびりと登っていく. |
道端にシロヤシオが1本だけありました |
阿世潟峠への分岐 |
釣り人、右に観光船 こういう風景は好きです |
ゆっくり登って・・・ |
阿世潟峠 |
社山に向かって、此処から結構急登が続きます |
樹林の中を登って |
社山は、表日光連山や半月山に比べてハイカーは少ないらしい.それでも、道は良く踏まれて歩き易い.左に新緑を少し過ぎたカラマツの樹林を見ながら、此処は我慢の尾根直登.額から汗が滲み、その内身体が汗ばんでくる. 今まで登りに使ったのは、実は一度だけ.長平沢(九蔵沢上流)の上流無名沢を詰めて、カラマツ林から登山道に抜け出た事がある.足元はスパ長で、時間もやや遅かったけど山頂を踏んできた. 登山で結構辛いのは、登りに疲れて上を見ると山頂の様なピークが見え、小躍りしてそこへ登り切ると更に上にピークが見えるといった具合.ガックリくるのだ(爺だけか?) 此処も例外ではない.ただ、此処は展望が良いので救われる. 右を見ながらヘーヘー、左を眺めてフーフー、疲れて立ち止まり後ろを振り向きオオーー. |
開けると男体山、隣に太郎山 |
急登に疲れて振り返ると、半月山. 手前重なってるのは中善寺山 |
アカヤシオですよ.黄色いのはモンキチョウ |
陽が当たってる登り坂、厳しい熱さではありません |
疲れてしばしば振り返ります. |
旬のシロヤシオ バックが緑だったりすると良く映えますね |
例によって山頂と思える上のピークは山頂ではなく、この辺りの登りが結構辛い.下山の男女一組と擦れ違い、間もなく山頂.三角点と山名板だけ撮って、休憩は西寄りに少し離れた所.水を飲みちょっとお菓子を食べる. 少しして、駐車場で後発した男性2人組が到着した. 休憩中、南尾根を眺める.長いけど良い尾根だ.うっかりして撮影しておくのを忘れてしまった. 休憩を終え、樹林の中へ入って行こうとした時、後から来た2人組に皇海山はどれか?と訪ねられたので、教えてあげた.ついでに左の台形が鋸山だとも. あら〜、皇海山も鋸山も撮ってなかったよ.良く見えてたのに・・・・ |
汗が出てくるけど時折吹く風が心地よい |
山頂か? いいえ・・・ |
足尾側の風景を撮っていたら、カラスが2羽喧嘩しながら急降下し画像に収まってしまった |
社山 山頂 |
シャクナゲが満開 |
中央上が黒桧岳、奥左に大平山、そこに辿る稜線が穏やかだけど長い. |
南尾根の下降点は黒桧岳方向への分岐でもある.指導標などは皆無だけど、シラビソだかコメツガだかの低木の中に古いテープがあるので、判る人は判る.その樹林の中に入ると、目印(黄/赤の板やテープ等)が多くあるから、樹林の中に入ってしまえばむしろハッキリとしてくる.中禅寺湖側はシャクナゲが多く生えていて見頃.樹林の中の下りは長く続かず、すぐに開け、此処でも男体山が大きい. 砂礫やガ礫の緩斜面にはシロヤシオが点々と生え、花も旬の様だ.少しデジ一に収め、笹斜面の中の道を登って行くと、上から猛然と単独ハイカーが下りてきた.挨拶を交わしたが、何か急いでいるのかその人は走る様に去ってしまった.軽装なのでトレランの人かとも思ったけど、スタイルは登山者のそれだ. 黒桧岳分岐から大日尾根に分かれて、開けた展望地に寄った.此処からは中禅寺湖が”唇”の様に見え、戦場ヶ原や小田代ヶ原(少し)、千手が浜、太郎山、山王帽子山、白根山、錫ヶ岳などがよく見える絶好地である.まずはお昼休憩.倒木枯れ木に座って、景色を眺めながらおにぎりをパクついた. |
樹林の中の踏み後を下降 |
すぐに開けてきます |
しつこいけど、、、男体山 |
あの斜面を登った所が分岐 |
適当に撮影を終えてやや深い笹を漕ぎ急降下.(標高)1530m付近の鞍部に着き、そこから枝尾根を下降.藪のない急な枝尾根は、溝の殆どない沢靴もどきのトレッキングシューズではズルズルとかなり辛い.案の定、思いっきり滑って1.5m程ズルッと落下.先に下降している
yuki は爺の声でちょっと振り向いただけ.すぐに下降して行ってしまった. 急降下が終わると広い二俣だ.かなり気分の良い所.どちらの沢にも僅かだが綺麗な水が流れている.近くに鹿か何かの骨が散乱していなければ、飲んでみたいところだけど、止めて手を洗うだけにしておいた.その沢の水もすぐ下流で地中に消える. 平で起伏のない(疎林とまではいかない)樹林の中は下生えもなく歩き易い.適当に歩いて、阿世潟峠分岐の手前100m程の遊歩道に出た. |
分岐に着きました.と言っても大日尾根の表記はありません 此処は右に折れ、笹の中の踏み後を追って行きます |
振り返って社山 |
おお〜1 |
おお〜2 |
おお〜3 ・・・でもアカならもっと良いんだけど |
急斜面を下りて、右へ更に急降下していきます |
沢に水が出て来ました |
広い〜 |
どこでも歩けます |
阿世潟分岐に着きました |
一株だけ咲いてたニリンソウ |
キノコ、名前は判りません |
下手なデジ一画像もどうぞ Photo Nikon P7800 二代目 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.