◇山登り◇

鹿沼市
石裂山
おざくさん:879.3m

                  



2014年 4月 26日 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
   今日は天気も良さそうだし何処かへ行きたいと思ったが、こないだの大佐飛山行脚の疲れがまだ残っている様で身体がやや重い.困った時の近場でアカヤシオ見学にしようかと思ったが、先週がどうもピークだったらしい.すると、今頃は標高800m辺りから上かも知れない(別に根拠がある訳ではないが) じゃあ、石裂山辺りかなと見当をつけ出かけて見る事にした.但し、通常のルートでは今からだと駐車場所の確保は怪しい.此処は、賀蘇山神社側から登ってみよう.そっちは、以前登山道があったが今では廃道化している様なので登ってる人はいないだろう.

 賀蘇山神社は入粟野から横根山(日瓢鉱山)に向かう道沿いにあるから判りやすい.この神社の上には五月不動滝とか太郎次の滝があり、結構通ったものだが、此処数年は訪れていないから懐かしい.神社の駐車場に車を駐め、支度をして出かけようと林道入り口に向かったら、きっちり立て札が・・・ 「立ち入り禁止 土地所有者(山林所有者だったか) 行こうかどうか迷ったが、止めた.誰かに咎められても良い気分はしない.車に戻ってちょっと考え、反対側の加蘇山神社へ行き、車を駐める事が出来たらそっちからのんびり登って花見を楽しもうと決定.特に拘りがないからこういう時の切り替えは早い(方だと思う)

 南摩ダム計画でちょっと複雑な事情の上久我を通り抜け、荒井川を渡って左折.古い校舎跡に中型2−30人乗(?)のバスが駐まっているのを見て、もしかしてあれは石裂山のツアーバス(これがビンゴ)か、等と思いながら林道に入って加蘇山神社に着く.案の定駐車場は満杯状態.が、手前の道路脇に一台分のスペースを確保出来、何とか駐車.支度をして満杯の車を見ながら歩き出す.遅い時間だが御夫婦連れと思われるお二方が出発準備していた.橋を渡る手前の右斜面にスミレの花が咲いていた.珍しくもないが、のんびり行脚なので取り敢えず撮っていこう.


賀蘇山神社駐車場にある案内板


石裂山登山道の案内標識


駐車場の奥、林道入り口で引き返す 10:15


こちらは加蘇山神社 11:25


斜面から登山道を見る.中央ちょっと左が橋


斜面を直登


尾根 破線路の踏み後あり 430m付近


鳴蟲山 赤色鉄塔は100mを越えるそうだ


596Pと思う場所 12:10



 近接撮影をしたが良く撮れているかどうか判らない.他に良い被写体がないかと上を見回すと何となくこの斜面は登りやすそう.そう言えば地形図には神社から 596P を通って破線路がある.これを辿ってみようと方針変更.尾根に向かって登っていく.急斜面だが藪はなく鹿道もあって登りやすい.檜の樹林尾根に倒木はあるが、古いのでこないだの雪によるものではない様だ.特に歩きにくいと言う事はなく(そこそこ快適に)596Pを目指す.暫くして尾根上に直径6−7m程の平らな広場に登り出た.596Pだろう(GPSは車に置いてきてしまった).遅く出たのでもう12:00を少し過ぎている.倒木に腰を下ろしサンドイッチに缶コーヒーのお昼をしよう.鳥のさえずりもないが虫もいない.風も無いがそれ程暑くもない.このこんもりしたピークに祠とかがないのが何となく不思議な感じがした.木々の間から北東側に見える形の良い山は鳴蟲山(724.6m)だろう.大きな赤い送電線鉄塔が特徴的.


垂直岩場 直下降は無理なので左から巻いて下りた


歩き易い尾根 新緑で尚気持ち良い


特徴のある松の木 12:45


ツツジが咲き始めています


左:檜樹林 右:広葉樹林


トリカブトの群生 810Pへの登り途中


アカヤシオが出てきましたよ


 尾根をほぼ西に向かって登っていく.一部岩場だったりやせ尾根が出てくるが、それ程困難な所はない.咲き始めたツツジを眺めながら北東から交わる尾根の分岐に出た.そっちからも破線路があるので、しっかりした道に出るのかなと思ったが、これまで歩いてきた尾根とそう変わらなかった.810mピーク(破線路分岐からやや西)に登る手前の斜面にはカタクリの群生があった.花はまだ早く咲いているのは僅か.間もなく月山からの登山道に合流したが、歩いている所がロープの外になっていたので慌ててロープの中に入る.二人のハイカーと挨拶を交わし、月山の登りに入ろうとした時上から賑やかに女性グループが降りてくる最中だった.女性グループだけかと思い先に降りてもらって ”何人くらいですか?”と聞いたら11人だそうだ.上に見えるのは7人位だからその後ろから4人降りてくるのか.ま、休憩に丁度良い.最後尾の男性(爺より上?)が”イワウチワは咲いてましたか?”と、訪ねられた.それは見なかったというと”登山道の脇にある大岩の側”に咲いてるのだそうだ.爺は、大岩を知らなかった.


アカヤシオ


月山のアカヤシオ



 月山の頂上近くに登り着くと、そこらじゅうアカヤシオだらけ.満開状態だった.濃いピンクから白っぽいものなど様々.中々綺麗だ.頂上に着くと同時に石裂山側から男女二人が登ってきた.頂上にもアカヤシオがあって男体山と組み合わせて撮れるらしいが、今日の男体山は薄雲りの中でハッキリ見えない.手前のツツジを撮ろうとしていたら、又石裂山方面からハイカーが次々と登ってきた.撮影を早々に切り上げ(石裂山方面に)降りていこうとしたら、続々と登ってくる.上で待ってたが中々切れない.総勢24−5人はいた気がする.もう、登って来ないのを確かめて急いで降りた.

 石裂山の頂上は幸いに誰もおらず、水とおやつのバウムクーヘンを食べゆっくり過ごした.その後、東剣の峰で若い男女二人組ハイカーと挨拶を交わし、のんびりと千本カツラを見て駐車場に戻った.沢沿いにはニリンソウやイチゲ、ニッコウネコノメソウが咲いていた. (千本カツラ 15:25   駐車場 16:10)


石裂山で

ニッコウネコノメソウ
ニッコウネコノメソウ

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.