◇山登り◇

那須塩原市
前黒山

まえぐろやま:1678.3m

                  



2013年 5月 18日 訪問

爺 & yuki
(時間やルートは参考にしない事)
              
 ヨシ沼園地の駐車場に駐め、朝飯は例によってカップキツネ.ササッと支度をし出かける.今日のルート計画は全てyuki.これから登る前黒山は藪がひどいという事だ.そこで、少しでも藪歩きを少なくする為の一案らしい.甘湯沢の右俣を詰めてほぼ頂上近くへ登ってしまおうという無謀・・・もとい、見事な計画である.ま、しかしこの沢はかなり下流から涸れ沢だ.上流の方は笹が覆いかぶさってる藪沢かも知れん.等高線から見るに両岸は切り立っていそうだし、涸れ滝が出てきたら巻くのも大変だろう.んが、行く前から心配してもしょうがない.yukiのお手並み拝見しようじゃあ、、、ないか.

 車も走れる様な林道を歩き終点から樹林の中を緩く登って、すぐ涸れ沢に出た.「うーん、本当はもう少し登って伐採地を回り込みその上流から入渓しようと思ってたんだけど・・・・ま、いいか」 ふふ、もう計画ずれを起こしてやがる.我が家代々の家系ゆずりをしっかり受け継いでおられますなぁ〜(高笑)


ヨシ沼園地P 出発 8:10


林道終点


水が全くない甘湯沢右俣 8:35


樹林越しに伐採地が見えた


開けた明るい沢を歩く


涸れ沢を歩く!


中々の光景です


草が茂ってきたら緑の庭園になるかな? 9:45
 涸れ沢の中はゴーロで見事にに乾いているから、トレッキングシューズで快適.暫らく勾配の緩い樹林帯の沢の中や両岸を歩いていくと、やがて明るく開けてきた.大きな岩はなくなり広い苔の庭園を歩いていくのは、何とも気持ちが良い.日差しはやや強いが、(今の時期限定?)虫もいないのでここはのんびり歩きたいところだが、この先はまだ長い.ゴミ一つない広い沢をさらに上流に歩いて行くと、流木が目立つ河原になった.両岸が徐々に狭まってきて、いよいよ笹が覆いかぶさる藪沢になってくるかと思ったが、沢床に滑岩が現れてくる.

 それまで水は一切見なかったが、此処で僅かに浸み出していた.ただ、飲み水に汲めるような量ではない.それもやがて消え、沢は益々狭くなっていく.但し、両岸の笹薮は高いところにあって乾いた岩盤を快適に登って行く.沢は更に急になってきて、浮石も多くなってくる.足を置いた岩がぐらっと揺らぐ.足で抑えておいて、岩が落ちるかも知れないから気をつけろと後続のyukiに声を掛ける.yukiが注意しているのを確認して足をあげる.こういうのを何度か繰り返しながら上に登って行く.とにかく沢が極端に狭いから、一端落石が発生したら逃げようがない.少しばかり離れて登るより、ピッタリくっついてる方がむしろ仮に当たっても打撃が(転がりはじめで)弱いから安全な様な気がする (が、真似しないで下さいね)


急なガレ沢になってくる


滑床が露出している場所、僅かに水が


涸れ滝の二俣も楽々乗り越え右へ入って行く
10:10


窪地になっている沢終点 10:40


見える鞍部目指して、、、ふう、疲れたぁ


鞍部到着 10:50


山頂 11:05


日光連山
 狙ったな! とか、どう避けるか試したんだべ・・・など、悪態の応酬をしながら急なV字沢を登って行く.少し笹が覆い被さっている小滝めいたCSを乗り越えると傾斜は緩くなり窪地になっている沢終点に登り出た.窪地を乗り越え薄い笹薮の緩い斜面を登ると、1630mの鞍部である.此処はさすがに笹の密度が濃い.しかしその中に踏み跡をみつけ、難なく前黒山の山頂に着いた.笹は刈り払われていて休む場所があった.更に、西側へはハッキリした踏み跡があり、こちらからの道が一般ルートと判る.内心、もう少し笹藪が濃いと思っていたので、肩すかしをくらったみたい.時間は11:00でお昼にはちょっと早いから、後で食べる事にして取り敢えず周囲の遠望をコンデジでカシャカシャ.缶コーヒー(最近は「キレの微糖」)を飲んで下山にかかる.

 これもyukiの計画通り(甘湯沢右俣)左岸尾根を下降する予定だ.山頂から少し戻ると下降点と目星をつけた辺りに真新しいヒラヒラピンクリボンがあった.ふーん、誰かが登り下りしてるんだねぇ.今年3月に烏ケ森さんがこちらから訪れているが、テープリボンの類をつけない人の様だから違う人だ.下降尾根の1640m付近はだだっ広く尾根が分岐している.沢寄りに下りて行けば良いのだが下降初めの辺りはその沢形も良く(現地では)良く判らない.北北西に延びる尾根に引き込まれそうになる場所で、此処はGPSを併用して注意深く北北東に下りて行く.笹藪はそれ程でもないし、目を凝らせば踏み後が見えてくる.


高原山を見て さ、帰ろ 11:15


下降途中(1600m付近)から眺める1700ピーク双耳峰


下降尾根の様子1440m付近 11:50


フェンス外から伐採地 中央白っぽいのは作業林道


フェンス


ヨシ沼園地から続く林道とは別の林道 12:25



こっちが朝通った林道.右の林内から下りてきた
12:45
 1600m、1550m辺りの間違えやすい尾根分岐も無事通過.笹藪は部分的に密っぽい所があったが、下降には大きな障害にならなかった.グングン下りて、伐採地跡(植林はされている)に出た.下を見ると林道がすぐ傍まで上がってきている.その林道は往路の沢からも良く見えたので、それを使えば簡単に元来たルートに出られる.但し、目の前に柵(ネットフェンス)があるからそこへは行けない.どのみち、この尾根を最後まで下る積もりなので、フェンス越しに景色を一瞥し樹林の中に戻る.

 樹林の中の踏み跡を緩く下りていく途中、3頭程の鹿が50m位前方を横切るのが見えた.そのまま直進していくといきなり林道に出た.これは、日塩道路側(西側)から延びている林道だ.これは、横断して再び樹林の中を下降して行く.涸れ沢筋にやや急な斜面を下りていくと今朝通った林道に出た.此処からヨシ沼園地はすぐである.さ、車に戻って昼飯にしよう.”どーだッ 計画はバッチリだったっぺ”、”ん! 今日はイベントなかったな.おらの教育の賜だんべ かかかか・・・.”  駐車場着 12:55

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.