◇滝見と山登り◇

鹿沼市(*)

石裂山

おざくさん:879.4m

                  



2013年 4月 5日 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
 石裂山と書いて「おざくさん」と読む.聞き慣れていればどうと言うことはないが、初めて聞くと、え、どこよ?・・ って、読めなかったのは私だけ?

標高はそれ程でもないが、クサリ場やハシゴがあり中々険しく、それを目当てのハイカーも多いらしく結構人気のある栃木百名山だ.荒井川沿に走り石裂山荘脇を細い山道を通って加蘇山神社駐車場に着く.鬱蒼とした樹林の中は、杉の大木があり天狗でも出てきそうな雰囲気.そう大きくない沢が流れており少し上流には「清滝」があって一度撮影に訪れた事がある.こんな場所にある滝なので小さいが何となく幽玄、竜の子供でもいるんじゃないかっつー雰囲気.いつものコンデジで周りを2−3枚撮って気がついた.あちゃー、充電してくるの忘れた〜.電池残量が一メモリしかない.これでは、行程を存分に撮れないではないか.ということで、今回のレポは画像が極めて少ないのだ(涙)



加蘇山神社 10:35


清滝 11:45  
 参道の階段や神社施設を通り過ぎ、沢沿いの歩き易い道をゆっくり登って行くと橋があり右手に清滝がある.3mかそれ位.今日はフイルムカメラを担いできた.勿論三脚も.古賀志山でアカヤシオツツジが咲いたというので、こちらでも咲いてたらフイルムでキッチリ撮影しておこうという算段.この滝を軽く撮影し、次の竜ヶ滝は(訪れるのは2度目だが)初めてのフイルム撮影となるので少し時間をかけて撮ってみた.


 竜ヶ滝は大きい滝ではない.2段で6mかそんなもんだ.すぐ上の登山道脇に休憩の為の四阿屋があって、夏の熱い時期なら水遊びに丁度よさそうだ.何枚か撮っているうち、下で追い抜いた家族連れが追いついて、あずま屋で休憩していた.少し話をしてどこまで登るんですか?と聞いたら、上まで行くのだと言う.じゃあ、あの岩場を登るんですね.気をつけて と、先を行く.千本桂の脇を過ぎ沢を横断して小尾根を上がると、あずま屋があり、岩場が目の前に聳えている.クサリが設置されていて登るのに安心の様に見えるのだが、何しろチェーンの輪っかが太い.握力の乏しい私ではずるずる落ちそうで・・・・上に出て、あの家族連れが来るかどうか見ていたが来る様子はなかった.


竜ヶ滝 11:10 


足場はしっかりしている.但し濡れている時はかなり滑るだろう
 子供の頃、家から少し離れた所に小高い丘があり、そこは何か昔の建物があったとかで少し広場になっていた(今は開墾されて畑).雪解けにはその近くの斜面にカタクリが沢山咲き、婆さんに頼まれてよくカタクリを摘みに行った.球根は採らず茎をスポンッと抜いてとる.お浸しとか概ね晩のおかずの一品になるのだが、子供の頃はあまり好きではなかった.(昔、子供の頃のこの季節、緑葉物があまりないのでカタクリは貴重な山菜だったと聞いている) でも、フキノトウやツクシは食べなかったな・・・・


ちょっと横道にそれてしまったが、登山道は逸れていない.標識のある稜線に登り出て右に折れ、「東剣の峰」に向かう.10分程で東剣の峰につく.此処からハシゴになるのでその前に此処でお昼にしよう.北東に少し行くと展望が開けた場所に出る.此処で景色を眺めながらお弁当を広げた.朝作ってきたお弁当ジャーのご飯&味噌汁は温かい.至福ジャー(ッてか)ご飯を食べているとき、若いハイカーが登ってきた.軽く挨拶をかわし、青年は何枚かデジ一(デジタル一眼レフカメラ)で撮影し、ハシゴを下りて行った.

石裂山 山頂 13:05 

社が倒れていた月山 山頂 13:20
マウスで2010年1月21日の時


西剣ノ峰から下降のハシゴ 2010年1月撮影
 アルミハシゴはがっちり固定されているので不安はないが、高い所が苦手な人はゆっくり確かめながら下りると良い.西剣の峰を過ぎると又ハシゴがあり、下りて鞍部から、急登し回り込むように尾根に出て戻る感じで高みに登り南西に少し行くと石裂山頂だ.先程の青年が休憩していた.咲いてないですね〜とか、やや霞んでますね〜などと少し会話し、今度は私が先行した.木の根が這う尾根から一登りで月山山頂に着く.山頂の木造社は倒壊していた.前回(2010年1月)きた時はちゃんと建っていたので何だか淋しい.修復はいつなされるのだろうか?


此処山頂からの展望は遠くが霞んでいる.休憩している時、若者が登り着き周りを撮って先に急斜面を下りていった.ハシゴがいるんじゃないかと思われるような急坂を下りる.尾根から方向を右に折れ針葉樹林帯に入ってジグザグに降下していく.沢筋を降りて行くようになり、細い滝の上部をトラバースする様に通過しクサリ(だったかな)のある岩場は右側のルンゼを下降したが、こちらの方が安全だった.涸れ沢を過ぎると歩き易い登山道になり、ゆっくり下降して分岐に着いた.
分岐着(14:20)--P着(14:50)


当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.