滝はちょっとで山登り◇

那須塩原市
若見山

わかみやま:1126m

                  



2012年 4月 22日 訪問

爺 & yuki
(時間やルートは参考にしない事)
              
 栃木百名山でもあるこの山、ガイドではイワウチワが咲くので結構人気らしい.花追っかけのミーハーではないが展望もロクにないこの山にただ登るのではつまらない.花の咲くシーズンを選んで訪れてみよう.ただせっかく行くんだからもう少しなんつーか、ほら、ワクワク感とかあった方が楽しいだろ・・・と、今まで見向きもしなかった「元尾頭沢」.様子を知っておくのに丁度良い.

 (故)渡辺美智雄の半身像がある小広場の駐車場に車を駐め、支度して歩き出しすぐに橋の手前から沢に入る事が出来る.アプローチが実に楽.水はそこそこ綺麗だが少ない.堰堤を過ぎ滑沢は気持ちが良い.水道の黒とグレーのパイプが左岸伝いに敷設されていた.


園地(小広場)の駐車場


滑床の流れ、左岸には水道?のパイプ


小滝


堰堤(上)が目線に入る滝


小滝が連続


護岸工事の跡
 傾斜の緩い滑の小滝を越え、形が良いと思った半円の滑滝があったが、すぐ上に堰堤があり、これは(フイルムでの)撮影はしない.あまり変化のない沢だろうと思って来たが、大きくはないけどそこそこ綺麗な滝が出てくる.両岸の木々はまだ葉を出していないので沢は明るい.右に涸れ沢を見る850m付近、本流の少し上流に4−5m位の滝が出てきた.これはフイルム撮影をしておかないと、これから上には三脚を出す光景がないかも知れない(笑) この頃から少しガスが出てきた.

 ガスは益々ひどくなり視界もだんだん効かなくなってくる.ガスの中に(無理があるが大きく分けて)3段7−8m位の滝は、流木などが煩く残念だ.標高1050m位の三又状の付近では上流が真っ白になり殆ど見えない.水も少なくなってきたし、この辺りで遡行を打ち切り、910m付近迄戻り休憩.右涸れ沢を登ろうか相談したが、藪もないので尾根形を北の小ピークに向かって登る.初めの内は笹も無く快適だが950mを過ぎた辺りから徐々に笹(スズタケ?)が出てくる.990m小ピークは、胸上の笹藪中に踏み跡があった.一旦降り緩く登って1030mピークに出ると笹藪も薄くなり、白いテープも出てきて踏み跡は明瞭になってきた.イワウチワも散見されるが大群落と言う程ではない.ただ、蕾も多いのでこれから沢山咲くのだろう.


滑滝が続く上流にガスが出てきた


晴れていれば癒し系


支沢だったかな?(失念)


3段7−8m程の滝


益々濃くなるガスに嫌気がさし引き返す


地図にも表示があるガレ沢、この右斜面に取り付く


やや急だが藪もなく歩き易い


辿り着いた稜線はスズタケ藪


伐採の跡のワイヤー


イワウチワ
 若見山への登りは意外にきつい.広い斜面で時々踏み跡を見失うが、南東に向かって登って行けば良いので難しい事はない.元々展望のない頂上はガスでさらに悪い.軽いおやつを食べ、下山にかかる.一旦鉄塔に出て、そこから尾根道(の様なもの)を下りて行くが、どこでどう間違えたか踏み跡も無くなってしまった.位置を確認したら南南東尾根830m付近の西寄り斜面だった.戻るにはちょっと下りすぎている.地図ではこの下の沢に林道が延びている.そこへ下りて国道へは簡単に出られるだろう・・・と、例によってお気楽.

 沢には少し水が流れていて上流を見るとゴルジュっぽくなっている.興味半々で覗いてみたら、滑滝があった.水は少ないから迫力などはないがサラサラと綺麗.元尾頭沢ではあまり撮影出来なかったので、これで少し補充出来た.あとは、淡々と林道を歩き国道に出る. 


若見山 山頂


鉄塔


清水沢に下降(見づらいが右に水流)


2段滝の上に・・・


7−8m程の滝

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.