◇山登り◇
日光市
金精山〜白根山

こんせいざん:2,244m
しらねさん:2,578m

                    



2009年9月6日 訪問


(時間は参考にしない事)
                           
 栃木県の象徴の山となると男体山だろうが、標高が最も高いのは白根山だ.ここは人気の山で登山道も整備されているから、休日などはハイカーも多いだろう.今日は日曜日だが登ってみる事にした

 金精トンネルに着くと10台程駐められるスペースはほぼ満杯状態.何とか駐めることが出来たが、来る時間が(登山にしては)遅い(かも知れない)ので出発しているようで、1台の親子らしい一組だけが支度をしている.爺が朝飯を食べたり支度をしている間に、彼らも出発していった.駐車場奥の登山道入り口からは、先日根名草山に登ったばかりなのでよく判っている.丸木の梯子や階段は所々壊れているが困難な所はない.天気が良いので一汗かき30分弱で金精峠に着くと、先発の親子が休憩していた.峠からは男体山や湯の湖が良く見え爽快な気分になる. (登山口スタートは6:45)


 金精神社に柏手を一回だけ打ち軽く会釈して今日の安全を祈ったが、効くだろうか.神社の脇を通り抜け登って行く.ちょっとした尾根道に出ると金精山が良く見えその鋭い山容が目に眩しい.すぐに樹林帯の中に入り急斜面をジグザグに登って行くと、途中壊れた木組みの梯子があり少し注意しながら登った.こちらの登山道は長いあいだ整備されていないようだ.

■写真左
金精トンネル登山口近く



■写真右
金精峠
7:10

■写真左
金精峠から望む湯の湖と男体山


■写真右
壊れた梯子
 山頂は男体山と湯の湖が良く見え、平らな岩があって休憩にちょうど良い.早朝、車で登ってきた金精道路も真下に見える.ただ、登山道途中に亀裂がどうとかこうとか注意喚起の看板があったので、何だか落ち着かない.どの辺りに亀裂があるんだろうか.・・・調べたりすると時間がかかるので早々に出発する.一旦下り鞍部(国境平)からは水が流れ落ち掘り割り状になった泥道で登りにくい.両側には黄色い花が沢山咲いている.何という花だったかなと考えてみるが名前は判らない.ハンゴンソウみたいな形をしている.
■写真左
金精山頂上
7:50

■写真右
金精山から金精道路を眺める

■写真左
国境平
8:15

■写真右
尾根から展望
 平らな所を過ぎ樹林帯から抜けると、展望の良い尾根に出る.道は膝下の笹の中に良く踏まれていて歩きやすい.少し雲が多いが天気が良く気持の良い尾根歩きだ.湯の湖や湯元温泉街が下に見える.男体山は残念ながら上半分が雲に隠れている.ひと登りでガレの中の山頂に着いた.樹木の上に白根山が聳え立っている.この山はいつも遠くから見ていて、いつか登る時なんてくるだろうかと思っていたが、案外早くその機会が訪れたものだ.しかし、此処から見ると近いのだが、歩いて登るとなるとまだまだ遠い.名前がかすれて良く読めない山頂標識のある場所から少し西寄りに出ると、眼下に真っ青な五色沼が見えた.
 そう言えば、こちらからのルートはマイナーなんだろうか? 休日なのにハイカーを殆どみない.金精峠の親子一組だけだ.此処までは実に静かな山歩きである.此処から前白根山迄は明るい尾根歩きである.男体山を眺めたり(今日は雲に頭を隠していたが・・)白根山を見たりしながら暑い日差しの中を歩いていく.五色山からおよそ30分弱で前白根山頂に着いた.此処も白根山の絶好の展望台だ.五色沼も見事に映える.此処でゆっくり景色を眺めオヤツを食べて帰るのも充分な気がする程素晴らしい.この辺り、コマクサが咲くらしいが残念ながら季節が違う.
■写真左
歩き易い尾根道


■写真右
五色山頂上
8:50
■写真左
五色山から白根山
この頃は良く晴れていたのだが・・・



■写真右
五色沼
■写真左
歩いてきた稜線


■写真右
前白根山目指し、こらから歩く稜線
■写真左
前白根山頂上
9:15



■写真右
五色沼分岐
9:35
 前白根山頂から右に五色沼を見ながらやや急なガレ場を注意しながら下り、五色沼への分岐を過ぎ更に白錫尾根への分岐は右に折れ樹林帯に入って下降し林内を出ると立派な避難小屋に着く.前白根山では単独ハイカーの2人に会ったが、此処では6人位とすれ違った.小屋の前にはご夫婦らしき軽装(あ、爺も軽装)の1組が休んでいた.栃木市から来て、菅沼から白根山に登り此処に下りてきたという.前白根山に向かう予定だったが疲れたので五色沼へ寄って帰るのだという.その五色沼は近いか?と聞かれたので、地図(地形図)を出汁、「今此処でこう行くと分岐.標識通りに左に行くと沼はすぐだと思います」と、教えたら、地形図を見て「こんな地図初めて見た」と妙に感心されてしまった.そこで、どんな地図を見てるのですか?と聞いたら登山地図ではなく、B5版のとても簡単な(地図とはいえない)雑誌のコピーだった.
 夫婦ハイカーが立ち去った後、避難小屋の室内を見学しエネルギーを補給.白根山の登りにかかる.灌木帯の中を緩く登っていくと僅かで開けた急登になる.あえぎあえぎ登り足を止め振り返ると先程通ってきた五色山や前白根山が良く見えた.
■写真左
左に行くと白錫尾根だが、右に下りていく


■写真右
避難小屋
9:55

■写真左
避難小屋(赤い屋根)から河原の様な砂利道を歩く


■写真右
樹林帯を過ぎるとゴロゴロした岩が多い急登
■写真左
急登に疲れ歩を止めた辺り、五色沼の景色に癒される
10:25


■写真右
火口跡?
10:45
■写真左



■写真右
白根山頂上
16:15

 傾斜が緩くなったザレキ地は道幅が不明瞭で広い.この辺りハイカーが多く下りてくる.殆どが何人かのグループで、(小学生らしい)子供を連れた母子もいる.子供が”こんにちは”と大きな声で挨拶をしてきたので、「おっ、元気がいいな.注意してゆっくり下りれよ」と返した.下っていく後ろ姿を眺めながらああいうハイキングは楽しいんだろうな、、、等と想像したりもする.
 向こうに見える長い尾根は錫ヶ岳に続く尾根だ.よく見ると点が一つ動いている.登山者のようだ.錫ヶ岳に行って来たんだろうか? 錫ヶ岳はかなり遠くて大変だと聞く. いつか行くことがあるんだろうか.(この時はまだそこへ登ってみるとかの気持はなかったけど、平成22年7月と9月に登った)
 登っているうちに上の方でガスが出てきたようだ.火口の様な所出ると何人かが三脚を据えて写真を撮っている.頂上かと思ったが違うようで火口の向こうをみると岩山が此処より少し高い.一旦岩場を下り、再び登り返すと頂上で「日光白根山」の標識と三角点がある.ハイカーが多くいてゆっくりも出来ない.そそくさと撮影し向こうのピークに移動し緩やかな草斜面で昼食とした.此処にも多くのハイカーが休んでいる.ガスがあり周りは見えるが遠望は効かない.もう少し早く来れば素晴らしい展望が得られたと思うと、ちょっと残念.賑やかな声に振り向くと、中学生らしい集団が続々と頂上に向かって歩いていく.さすが人気の山だ.
■写真左
休憩場所の上を中学生の団体
11:25


■写真右
結構きつい下り
■写真左
登る人、下りる人


■写真右
弥陀ヶ池近くの案内板
12:00

 ガスが晴れないかと待ったが、ゆっくりし過ぎて遅くなってもよくないので出かける事にした.岩が露出した急な斜面を下りはじめるとまだ中学生の集団が登ってくる.そう言えば、別の登山口(ロープウェイ利用)からもかなり多くのハイカーが登って来ていたが、頂上はスーパーの特売日如くごった返しているのだろうか.
 急坂は続き、みんな恐る恐る下りていくので渋滞になる.更に下からもどんどん登ってくるので、その人達の登って行くのを待つので更に止まる回数が増えていく.森林限界から樹林帯に入り、傾斜が緩くなる
と五色沼への分岐に着いた.整備された道をゆっくり下って行くと、半袖半ズボンの極めて軽装の青年が駆け足で登って来る.トレイルランっていうものか?ハイキング道で結構忙しない事だ.ま、元気一杯にこした事はないが・・・.
 弥陀ヶ池は静かで水面は鏡の様だ.くつろいでいるハイカーが数組いるだけ.適当な場所を選びザックをおろして水を飲む.クッキーを食べて又水を飲む.デジカメで辺りを撮影し出かけようとしたら”どーも”と声をかけられた.あのザレ場ですれ違った母子だった.少し話をして別れたが少し疲れた様なお母さんをいたわるように歩調を合わせて歩いていった.”母さん孝行しろよ”とつぶやき反対の五色沼への遊歩道を歩きはじめた.
■写真左
弥陀ヶ池


■写真右
五色山への分岐
12:30
■写真左
晴れてしまった白根山(五色沼から)
12:35


■写真右
小学6年生だそうだ

 灌木帯の中の少し急な斜面を下りると五色沼が見えた.........対岸に数組のハイカーが見える.此処から見る山はダケカンバが黄色く色づいてもう秋を感じさせる.右手を見上げると、ガスが晴れていて白根の山頂が良く見えた.残念だけど又来る機会も出来よう.
 五色山への分岐まで戻り、右にルートをとると意外に急な斜面になる.前方にハイカーらしき青年が登っていく.いい加減登った所で展望が開け五色沼がとても良く見えた.青年ハイカーは歩を止め、三脚を据えて撮影し始めた.カメラ(デジカメとかフイルムとか)かと思ったらビデオカメラだった.神奈川だったか、埼玉だったかの人らしく此処の風景が好きで時々来ては撮影しているという.その後も二言三言話して別れ、五色山目指して登って行くと、上から小学生の列が先導の先生と一緒に下りてきた.先生は道を譲りどうぞと言ってくれたが、ちょっと人数が多そうだったので脇に寄り”いいえ、皆さんからどうぞ.何人くらいですか?”.先生「どうも済みません.85人です”との答え.内心 しまった! と思ったがもう遅い.延々と続く小学生に”こんにちは”を繰り返したのだった.
(駐車場着は16:45) 
2011/11/17編集