◇山登り◇
日光市
大真名子山、小真名子山

おおまなごやま:2375.4m
こまなごやま:2322.9m

                    



2008年9月9日 訪問

単独(リハビリ登山)

(時間は参考にしない事)
                           
 先週の「女峰山行」は天候が悪く大変だった.山は天気が悪いとガスが出て何にも見えないから、辛い歩きだけになってしまう(爺だけの感想だよ).やはり晴れてないと面白くないッつー訳で良いお天気狙いで山行を決め込んだ.
 
日光道を走り、大沢料金所を過ぎた辺りから前方に日光を代表する山々が見えてくる.左に男体山、右に女峰山、その間に二つのコブがある.そのコブの左は大真名子山で右が小真名子山だ.天気がよいのでくっきりと聳えている.うーーーむこの「フタコブラクダ」見るからに登り応えがありそう.
 

 光徳牧場への道を右に折れ、志津林道を通るのは初めてだ.道は狭いが舗装されていて走りやすい.太郎山方面の分岐を右に行き、間もなく駐車場に着いたが車が既に満杯状態で、爺の車一台のスペースがあるだけだった.見ると、殆どが他県ナンバー.平日でこうなんだから休日などはもっと沢山なんだろう.
 
 この駐車場から正面(東)に志津林道が続き女峰山へ、右(南)は男体山の広い登山道入り口.左(西)が樹林内へ入って行く大真名子山登山道入り口だが、、、暗い細い( ̄_ ̄;)
 数人が男体山の方へ歩いて行く.車が一台志津林道へ通り抜けて行った.
■写真左
志津乗越の駐車場
7:40


■写真右
登山道入り口
■写真左
八海山神像


■写真右
三笠山神像
9:05
 樹林内の道を緩く登って行くと、すぐに数本の石碑が建ち並びなかなか凄い形相をした「八海山神」が男体山の方向を睨み付けている.夜中に懐中電灯で見たらビックリするだろうなあ.腰抜かすかもしれん・・・等と勝手に思いながら先へ進むと、いよいよ急坂になってきた.木の根をつかみ草を食べ(草は食べない・・)キノコをみつけては撮影.又、急坂・・、息が段々あがってくる.時々休み息を整え、再び登る.休みがてら後ろを振り返ると、男体山が木の間から見えた.更に急坂はまだ続く.まるで縦位置の匍匐(ブドウじゃないよ「ほふく」だよ)前進だ.始めからこんなでは先が思いやられる.
 
登り始めて一時間ちょっと、八合目(後で知った)に着きこれ又凄い顔つきの「三笠山神」が、日光市内の方角を睨んでいる.結構な大きさがあるが、この銅像を持ち上げるのは、ヘリコプターなど無い時代にはさぞや難儀だったろう.この急坂だし.露岩の上に立つと東、北、西の方角が開けて素晴らしい眺望だ.此処から見る男体山は、砂防工事の跡は殆ど見られず下から上まで緑に覆われた穏やかな山だ.
 最後の難関だという「千鳥返し」は、正面にクサリが下がり左には鉄梯子が設置されている.爺は当然梯子だが、それ程危険というほどではなかった.尾根を緩やかに登っていくと、「座王権現」の立つ頂上に出た.

■写真左、
千鳥返し、左に梯子がある


■写真右
大真名子山、山頂
9:30
■写真左
山頂の社殿


■写真右
崩壊地
 社殿には新しそうなリンゴ、ナス、キュウリが供えてあった.爺は右の小さな石祠にお金を少し置き手を合わせた.頂上からはこの好天と相まって素晴らしいパノラマが広がっている.視界は360度.男体山、女峰、帝釈、赤薙、太郎、白根・・・遠くに燧ヶ岳、足尾の山々、奥鬼怒の山々.喉の渇きをお茶で潤し、持ってきたパン(アップルパイ)をかじったが、誠にうまかった.
 ゆっくりと休憩し、次の小真名子山目指して腰をあげる.太陽の日差しを浴びながら、シャクナゲなどの低木越しに太郎山や遠くの景色を見ながら、ゆっくり歩いて行く.又、キノコなどをみつけ撮影したりして気分良く歩き、およそ40分程の歩きで樹林内の急坂になってきた.
 樹林内を下りて行くと、所々木々の間から小真名子山が見える.次はあそこを直登か、等と少しうんざり気分.ま、天気は良いしキノコ等も結構生えているしそこそこ楽しい気分でもあるけれど.そんなこんなしてるうちに、鞍部に着いた.「鷹ノ巣」と名付けられている.展望はないが少し広く雰囲気の良い場所だ.
 倒木に腰をかけおにぎりを頬ばった.とても気持ちの良い一刻である.此処から小真名子山への登りは大真名子山程ではないにしろ、結構等高線が密である.ま、ゆっくり登るしかないな、等と思いながら樹林内の道に入って行く.すぐに数本の倒木が連なって道を塞いでいた.

■写真左
樹間から望む小真名子山


■写真右
鷹ノ巣
11:05
■写真左
樹間から大真名子山を見る


■写真右
小真名子山、山頂

 まもなく涸沢の様な急斜面になり、すぐに息が切れるので足元を確かめながらゆっくり登っていく.途中振り返ると樹間から大真名子山が見えた.登って行くに従ってそのピークが同じ様な高さに近づいてくるので、高度を上げているのが判る.キノコも多く生えていた.その中でムラサキシメジは特徴がハッキリしているのすぐに判った.茎が太くそれ程大きくないが5本程収穫出来た.
 樹林を抜けると、笹が出てきて道は緩くなった.すぐに、祠のある小真名子山山頂に着いた.ほぼ樹林に囲まれているが東側が少し開けて展望があり、シャクナゲ越しに女峰山などが見える.又、少し移動した電波反射板がある所では三角点があり、西側の展望が良く、白根山や燧ヶ岳が良く見えた.

■写真左
反射板と三角点


■写真右
恐怖のガレ場(下り取り付きから)
13:25
■写真左
屋根だけ残っている祠


■写真右
ガレ場を下から見上げる
(右)女峰山 (左)帝釈山  さて、休憩を終え富士見峠に向かっての道程だが、山頂を後にして歩き始めるとすぐに急斜面になる.それもすぐに終わると急傾斜のガレ場に飛び出した.これって崖ではないのか?左右に樹林帯があるのだからその中を下りれば良いのに・・・と思いながら、横移動し下降点に取り付くと20m程下から一人の男性が登ってくるのが見えた.下りる方向とほぼ一直線なので、此処でその人が登ってくるのを待つ事にした.ゆっくりだがグングン登ってくる.5m程手前で爺に気が付いたようで、そのままダダッと上り詰め挨拶もそこそこにザックを下ろし「ふーーーっ、きついーーーっ」と、笑った.お互いに軽く挨拶を交わしいろいろ話をした.
 練馬からきたということ、女峰山〜帝釈山と回り富士見峠から林道を志津乗越まで帰ろうかと思ったが、やたら長い林道なのでこっちを選んだけど、厳しい〜ということ、定年退職してるので時間に余裕が持て、こうして平日に来られる事、等々.何と、30分程話し込んでしまった.
 ガレ場は登りも辛いだろうが、下りも結構大変だった.浮き石だらけで踏み跡の小石は足を流そうとする.注意深く足を置きながら、ゆっくりと下りてゆく.およそ1時間弱で大きな落石もせずガレ場を下りホッとした.振り返り見上げると、今にも落ちてきそうな岩だらけでぞっとする.樹林の中に入り、ほんの少しで富士見峠に着いた.
■写真左
富士見峠
13:40


■写真右
荒沢の支流(涸れ沢)を横断


志津峠着 16:25
志津林道から見る男体山  峠からは長い林道歩きだが、爺の場合割とこういうのは嫌いではない.木や花(今はあまりないけど)、キノコなどをみつけながら歩くのは結構楽しいものである.意外な事に、途中女峰山やその近辺の山、志津乗越に近づくにつれ男体山などが良く見えるのだ.
 志津乗越の駐車場に着いたら、あのガレ場で出会った練馬の人が既に着いていて、汗を拭いていた.健脚な人だと感心し、又どこかで出会えたら、、と言い交わして別れ帰路に着いた.


 さて、明後日には入院して、その次の日は足の金具を取る手術だ.しばらくは山も歩けないから、リハビリ登山もここでお休みだ.

 (2011,10,12再編集)