◇山登り◇
日光市(川治)の南平山
なんだいらやま 1,007m
                    



2008年6月14日 訪問

単独 (リハビリ登山)

                           
 「黄金」と聞くと、金銀サンゴがザークザクを想像し、誰でもピクッとするだろう(笑).もし掘り当てれば、訳の分からなくなってしまっている年金なんか何のそので、竜宮城、(キャ)ハワイ、カジノに入り浸りOKになるのだ.が、しかし何やらの黄金(埋蔵金)伝説は各地にあるだろうけど、概ねは未だ夢幻の世界にある様だ.これから登るこの山にも「朝日さす夕日輝くこのおかに、漆千杯黄金千杯」という詩(うた)が伝えられているという.平家の落人がお家再興を目指して財宝を隠し、そのありかをこの詩に記したのだそうだ(これだけで判るか、).昔からこの手のものは意味不明で常人には理解不能.インディジョーンズか金田一耕助あたりでないと解けない(笑)

 ま、夢は夢としてこういう歴史過去への想いを抱きながらの登山も悪くない.
も、もしかしたら偶然お宝がみつかるかもしれないし・・・


 テニス場のある川治運動公園の駐車場に車を駐め、野岩線鉄道の一本橋脚橋の下を通り抜け、黄金橋を渡る.左にアジサイ公園を見ながらのんびりと遊歩道を歩き、大きな杉木立の道は暑い日差しを遮ってくれて涼しい.
■写真左
一本橋脚で地震は大丈夫かね(^ ^;


■写真右
鉄で出来てる黄金橋
10:30
■写真左
遊歩道から分岐するところにある案内板


■写真右
三段の滝(橋から撮ったもの)
 まもなく、登山道入り口の案内板がある所に着いた.すぐ近くには沢があり橋が架かっている.案内板には、公園全体の他に南平山への登山ルートなども記されてあった.それによると、片道2時間程かかり往復5時間は要するとの事であった.
 左の沢には小さいながら滝があり、それには三段の滝と名前が付けられている.全体で5mあるかないか程度だが、綺麗な水を落としていて、涼しげだ.沢沿いの道を登登って行くと、沢の中にポリタンクや空き缶が多く捨てられているのが見える.対岸上を見ると道路が見える.成る程、ゴミはあそこからか・・・.少々気分を壊したが、気を取り直して歩く.5分程で、「頂上まであと3km」の標識が出てきた.

■写真左
林内の登山道と距離標識


■写真右
少し明るい尾根道
■写真左
鉄塔下の開かれた場所から見る五十里湖方面の山(多分)
11:15


■写真右
分岐
11:40
 日があまり差し込まない林内の急な登山道をしばらく登って行き、やがて尾根に出るとほんの少しで高圧鉄塔の開かれた場所に出た.(実は唯一の展望場所だった) 一休みして尾根の林内の中を緩く登って行く.比較的大きな木(ミズナラ、コナラ、カエデなど)を見る以外何もないので、ひたすら登る.あ!200m毎に道標が出てくるらしいから、見通しをつけるには良いですな.でも、登りだあ〜〜
 足元から、カサカサと音がして50cm程の小さな蛇がゆっくり動いている.アオダイショウの子供だ(後から調べたら、小さい頃の特徴ある紋様で判った)
 小さくても蛇は蛇、ビックリしたあ.
 一旦、平らな場所に出たが、そこは分岐になっていた.左1.5km 右1.6km 当然短い方へ道をとる.又、登りだ・・・はあ〜〜
■写真左
あずまや


■写真右
頂上です.
12:20
■写真左
黄金伝説の案内板


■写真右
三等三角点
  見通しも何にもない場所に四阿があった.疲れてはいたが、何となく休む気にもなれないのでそのままジグザグ道を登って行く.男女一組と男性一人旅の2人と軽く挨拶を交わしすれ違った.又、同じ様な林内の道を登って行く.ふ〜〜 
 あと200mの標識が出てきた時は又元気が出た.上の方に何となく頂上の雰囲気を感じていっきに登り出た.見通しも何にもない頂上だった.・・・いや、案内板と石を置いただけの祠はあった.それと、三角点も・・・・
 
頂上にある看板にはこの山の伝説が書かれている.ざっと読み、おにぎりをほおばり、僅かに葉の間から見える山を一瞥して、林内を下った.ピークを踏んだ事は踏んだのだが、、、、
下の案内板に着いた時、そこを出発してから丁度3時間が経っていた.
(2011/9/20再編集)