山登り

栃木県宇都宮市
篠井本山
もとやま:562m



                  



2008,4,25 訪問

リハビリ登山

(あまり参考になりません)
              
 前回の古賀志山では登山道を途中から間違えて、岩場登りをやらかしてしまった.踏み後ルート等はしっかりしていたから、特に問題はなかったが足の方はまだ本調子とは言えないのだから、山選びは慎重にしなくてはならない.そこで、
 標高差は500m前後 : 明瞭な登山道があること : 標識がしっかりしていること、多少急なのは仕方がない→足首コキコキ曲げのリハビリにもなる.続けて天気が良いこと : 要する時間は最大3時間程度と、一応決めよう.一応だが、、

 本山は宇都宮市中心部から見るとほぼ北に位置し、国道119号を日光方面に向かって車で走り桜並木を過ぎる辺りから、山並みが右に見える.これを篠井連峰と呼び、その主峰が本山(561.6m)だ. 篠井連峰の登山口は幾つかあるが、本山に登るには「子供の森公園」(こんなのがあったのね(^^; ) からの方が良いらしい.駐車場もある.
 ウエストポーチに携帯、クッキー、おにぎり1個、お茶のペットボトル.首に非常用の笛、GPS.ベルトにデジカメなどの支度をし出掛ける事にした.(支度の最中、髭をはやし鎌を片手に持った老人と御婦人が登山口に入っていった.どっかで見た事がある感じの人だった)
 登山道の入り口を入ると、桧の林内になりやや薄暗い


登山道入り口 10:45


林道に出て
 林内を緩く登って行くと林道に飛び出し、先程の二人連れが前をゆっくり歩いていた.林道を少し歩くと、登山道が林内に分かれている.二人連れは林道をそのまま行ってしまったが、爺は標識通り林内に入って行く.道は再び林道に出るが、林道はすぐ終点になり又々林内の道になる.左に涸沢を見て、道は少し急になり岩屑で少々歩きにくい.涸沢にはニリンソウが群落を作って咲いていた.

 ニリンソウの中にシロバナエンレイソウもみつけた.こっちで見たのは初めてなので、何となく儲けた気分がした.花を終わらせたカタクリも沢山あった.やがて涸沢も終わり急斜面を登って額に汗をかいた頃尾根の分岐に出た.時々風が吹き上げてきて心地よい.標識には左「男山・本山」 右「榛名山」とある.歩き易い尾根を榛名山の方に向かう.



舗装路が切れ、砂利道になって


まもなく林道から分かれる


男山への分岐 右へ行く


ニリンソウ



左に沢を見ながら登る



ヒトリシズカ


シロバナエンレイソウ


あそこが稜線


稜線の分岐は右へ(榛名山へ)



 緩い傾斜の尾根を登っていくと、ツツジがあちこち綺麗に咲いていた.鳥のさえずりを聞きながらゆっくり登っていくと、急な岩場に出た.階段状になっているので、それほど問題ではないが慎重に登って行く.鞍部に出て一休みしようと、杖を木に立てかけたら杖がうまく寄り掛からず斜面に落としてしまった.途中で止まったので、そのままにしておき少し登って榛名山(524m)の頂上に出た.

 頂上は平らな所が直径5m位.ほぼ樹林に囲まれているが、西の方角が少し展望がある.鹿沼方面だ.やや霞んでいるので遠くの山容はよく判らない.突然一人の女性が勢いよく登って来た.軽く挨拶を交わすと、石造りの祠に手を併せて、又勢いよく下って行った.




岩場



榛名山 山頂には祠と古い山名板 11:40


周囲は灌木 ミツバツツジはまだ蕾



山頂からの眺めは樹上越し

(女性ハイカーと) 話をしている中で、滝巡りをしているのだけど、怪我をしてしまいリハビリ中で高くない山登りをしている旨のことを話したら、皆さん山で怪我するとリハビリも山でなさってますね.そう言えば、雨巻山にも確か何とかという滝がありましたよ.と、教えてくれた.雨巻山というと益子町だから、我が家からもそう遠くない.今度行って見よう.  頂上を後にし、落とした杖を拾い尾根を下って行く.分岐を本山方面に向かうと左に針葉樹、右は広葉樹と見事に分かれた明るい尾根歩きになった.気持ちよく歩いていくと、徐々に急坂になってくる.小ピークを越え下る途中で ”あ?「男山」 はあのピークを左に行くんだった”と、間違い(でもないが)に気がついた.ま、帰りに寄ればいいか・・と、先へ行く.道はどんどん急になり、最後の登りではロープがしつらえてあった.本山から派生する尾根に登り着き、一息ついてから本山頂上に向かう.(帰りは戻らなかったので、男山に寄る事は出来なかった)

 頂上に着くと、女性ハイカーが食事中だった.”先程の方ですか?”と、聞いたら「そうです」 と返事が返ってきた.早い! いろいろ話をしながら遠くを望むと、本山からの眺望はかなり良い.霞んでいるのが残念だが、日光連山や高原山などが僅かだが見える.


雰囲気の良い稜線


左から上がって来て、向こうが男山



ヤマツツジではないですね



ロープが設置されている


本山(もとやま)山頂 12:45



山頂からの眺め




山頂からの眺め




ミツバツツジと蕾のヤマツツジ

 しばらくして、お先に と、女性ハイカーは先に下って行った.爺はデジカメで景色や、頂上の周囲一面にあるツツジなどを撮って、おむすびを食べて少し休憩してから頂上を後にした.当初はここから戻る予定だったが、下篠井登山口の方に下りてみる事にした.来る時起伏があったということは、戻りも起伏があるのだ.出来れば楽な方がいい.

 明るく気分の良い尾根歩きが続き、秋ならキノコなど多く見られそうなので秋も来てみようかなどと思いながら歩く.時々少しのアップダウンがあるがそれ程でもない・・・と、思っていると岩混じりの急坂(崖に近い)が出てきた.ロープはなかったので、木や根っこに掴まりながら下りた.あれ!男山へ行くの忘れた・・・ま、いいか.

 林内の斜面を下りていくと、まもなく飯森山の分岐に着く.あとは標識に従って道を行くと林道に出る.ヤマブキの黄色い花が多く咲く針葉樹林の中を歩いていく.やがて、舗装された林道の開けた場所に出たら、ニリンソウが沢山咲いていた.
(2011/10/14 再編集 2020/6/14画像入れ替え追加、レイアウト変更等)


振り返って山頂


下篠井の方に下山する事に



ルンルン気分




ロープが欲しい岩場



壊れかけた導標


飯盛山分岐、直進 13:25


近道は行かず、林道を歩きます


ヤマブキ


林道にも導標があり安心


町道に出ました 14:15



ニリンソウの群落




ニリンソウとムラサキケマン




ツツジとニリンソウ

 Photo Pentax Optio M40 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.