◇山登り◇

宇都宮市
鞍掛山〜古賀志山

くらかけやま:492m
こがしやま:583m


                  



2013年 11月 17日 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
 鞍掛山登山口近くに車を駐めたのは午前9:30頃.朝ご飯を食べ、洗濯やら何やかやしてるうちに時間が経ってしまった.前日、仕事の打ち合わせで筑波学園方面に行き往復運転などでグッタリ.今日も天気が良いのは判っていたが、遠くやハードな場所には出掛ける気がしなかった.家でゴロゴロしてようかと思ったが、天気が良いと判ってるとやはり出掛けたくなってしまう哀しい性分.こういう時は、アクセスが家から近くそこそこ面白い山が古賀志山.ただ休日の好天となると家族連れやハイカーが極めて多い所でもある.人見知りの爺はちょっと臆してしまう.

 そこで、鞍掛山からグルッと回って古賀志山には午後に着く様にすれば、多少の喧噪から逃れられるかも知れないと言う訳だが、前述の通り何やかやで家を出たのは8:45分.

 駐車出来る場所には既に4台程駐まっていて、御夫婦と思われる1組が出発準備中.オラが準備している間にもう一台入ってきた.支度を簡単に終え登山口の鳥居に向かって歩き出す.鳥居をくぐって少し登ると「鞍掛山神社」がある.登山道から右4−50m程逸れた所にあるのだが、神社といっても木などで造られた社がある訳ではない.細い滝が落ちている傍に岩穴があり、その辺りをいうのだろう.滝の左脇には「鞍掛山神社」の表示板が取り付けられている.以前訪れた時はもう少し水が多かった気がするが、今日は極めて少ない.


登山案内板では”くらかけさん” 9:50


鳥居をくぐって・・・


少し登ると鞍掛山神社


分岐で別れたおじいさん


展望岩手前の登り


展望岩 10:30
 沢沿いの薄暗い杉か桧の樹林帯を緩く登る様に歩いていき、少しの急登で尾根コースと岩コースの分岐に着く.そこには、おじいさんが休んでいて挨拶を交わした.もう下山するという.これから男抱山(おただきやま)に登るのだとも言っていた.元気なおじいさんだ.岩の苦手なオラは迷うことなく尾根コース.天気が良く暑くなってきたのでジャケットを脱ぎ薄い布の上着(何て言うか判らない)を着た.鞍部手前の急坂ではやはり汗をかく.上から単独の男性が下りてきて、道を譲ってくれている.急ぎ登って擦れちがいにお礼を言って相手の顔を見てビックリ.向こうも同じくビックリした様子で久し振りのご挨拶.何と相手は設計事務所のT氏だった.山をやってると言う事は知っていたが、主にメジャーな山が多い事も聞いていた.前日、”所”の忘年会が那須であり(ってえらい早いな) その帰りだという.こちらが古賀志まで足をのばす計画の事を伝えたら、車の中で同乗者が休んでいるので行きたいけど大岩までのピストンだという.う〜〜ん、中々(笑)

 それから15分程話し別れたが、とっぱじめに思いがけない知り合いに会うとは.大岩に着いてもう背中は汗だく.誰もいないから上を全部脱いで汗を拭いたが、時折吹いてくる風が気持ちよい(春の様だね) 汗に濡れたシャツ(爺のは安物だからすぐに乾かない) を着込むとヒェ〜ッ、冷たぁ〜. 鞍掛山の頂上はピークっぽい所にはなく道の通る途中といった感じ.三角点と標識板を撮って前進.


展望岩から


展望岩から


鞍掛山山頂 10:45


急斜面に露岩


猪倉峠 この左右に道形 11:25
 先日足尾「餅ヶ瀬」で凄い紅葉を観てきたばかりの眼に、この辺りの紅葉を比較するのは酷.(色としては)まだ、始まって間もない感じがするが、木々の葉は結構落ちてしまっていてお陰でその間から遠くの景色が拝めるから歩いていて飽きがこない.中々良いコースではないか.が、ややアップダウンが多い.長い登りとかではないからまだ救われるが、コース中登っているか下りているかで、平な尾根歩きみたいな場所が意外に少ない.変化を求める人には溜まらないだろうが、穏やかな性格の爺(ほんとか)には、穏やかな起伏が有り難いのだ(笑)
 露岩帯や岩場も結構多いので油断ならない.更に、古賀志山近辺の標識の多さに比べてこちらは限りなく少ない.鞍掛山山頂を過ぎて次に標識を見たのはかなり歩いた「猪倉峠」だった気がする.ま、一本道で判りやすいから、テープリボンの類も少ない.

 猪倉峠には名残の林道跡っぽいものが横断していた.その昔、35−6年程前鞍掛トンネルがなかった頃、金精様が祀ってある(鞍掛?)峠から射撃場まで林道を車で通った記憶がある.荒れた道だったが沢沿いで秋はアケビなどが採れた事も覚えているが、今の地図を見るとこの猪倉峠ではなく、ゴルフ場を横断する道だったかも知れない.当時、ゴルフ場なんぞはなかったが、、、、遠い話だなぁ〜(笑) 等と思い出にふけりながら桧樹林の中を登っていくと、でーーーんと岩場が.げげっ登れないじゃないか・・・心配ご無用だった.左に道が付いている.


振り返ると鞍掛山が


岩場を登ったりして・・・


494Pへの分岐 直進だと494Pへ行ってしまう
12:15


日光連山


 その後も岩場やアップダウンがあり、汗が引いたと思うと又汗をかく.日光連山が良く見える展望尾根やちょっとした岩場を越えると494Pの分岐に着いた.古賀志方面よりそのピークに導く赤ペンキが目立ち、ボーッとした頭で登って来るとついそっちへ行ってしまいそう.慌てて地図を確認し、古賀志方面へと下る.鞍部は両側から林道が上がって来ている様で特に宇都宮方向は近そう.此処から、559Pは近そうで遠い.焦らずゆっくり歩こうと決め、展望の良いピーク(540m付近)でスティックパンを2本食べた.更に後をひいてもう一本.バターだけの味付けみたいだがこういう時は美味しい.鞍掛山からこれまで来たこの道で会ったハイカーは2組3人だけ.皆、鞍掛山に向かっていた.

 平らな岩の上に出てしまいその先は下りられない.(岩の)右下を見ると道がある.その道の向こうから2/3丈パンツに薄着の青年が登ってきた.交差は出来ないので岩の上で待っていたら、向こうが気付き軽くご挨拶.下りようと思ったら今度はオバサン2人がやってきた.同じように待っていたが、オバサン2人は爺に気づかずそのまま登って行ってしまった.歩いている間ズーーっとお喋りしていて、端々に介護が大変とかいう言葉が聞こえたが
元気に歩いて、元気に歩いて疲れないのカネぇ.いやいや、パワフル.
 そう言えば、駐車場で爺より先に出た御夫婦はどっちへ行かれたのだろうか.此処まで先へ行くハイカーは見ていない.かなりな健脚で先に行ってしまったんだろうか? 

 又岩場が立ちはだかる.此処は左に踏み後が登っているのでそっちへ行くと岩場を登る様にロープが張られていた.登って回り込むと、何と岩峰に向かってロープが設置されている.反対側に下りられそうな所はなかったと思うが、登る人がいるんだねえ.爺は登れません.


岩場がよく出てきます・・・


ロープを使って


559P到着 13:10


伐採地で見たウルシ


伐採地からの展望
 559Pに近づくと数人の話し声が聞こえた.おお、やはりそこまでは人気があるらしくハイカーがきているのだなとひと登りして丸太ベンチのある559Pに着いたら、あれ? 青年が一人だけ.ラジオを聞きながら景色を楽しんでいたのだった.爺は此処でゆっくり遅いお昼にする.青年はその内鞍掛の方へ下りていった.此処からは古賀志山が良く見え、鳥人間達が沢山飛んでいた.此処には寒暖計があり8度くらい.風も殆どないのでまあまあの気分.でも缶コーヒーは温かい方がいいかなぁ.

 お昼を終え、後は帰るだけ、、、、で、ねぐ 古賀志山があったなあ.ちょっと面倒臭くなったが、それ程遠くないので一応山頂を踏んでいこう.展望の良い伐採地を越え、富士見峠を過ぎガガッと登って古賀志山山頂.十数人のハイカーが屯(たむろ)していた.犬も一匹.長居の用はないので富士見峠に戻り、細野ダムから舗装された林道を歩いて駐車地へ戻ったが、それ程長い林道歩きではなかった.着替えて、車を出そうとしたら、あの岩場で会った青年が歩いてきた.森林公園に車を駐めているという.乗っけて行こうか?と申し出たら、最後まで歩くからと丁寧なお断り.うーーん、骨のある青年の言葉.断られたのに気持ちが良い.

 今日の晩ご飯は焼き肉と言う事なので、どーーんと奮発しちゃおう.さて、牛ロースは・・・た、高いな、、、
豚で良いか、、、野菜を多くすればいいだろう.健康的だし・・・


古賀志山 山頂 14:00


細野ダム着 14:30


林道分岐 右が鞍掛林道 14:45
駐車地着 15:05

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.