◇山登り◇
宇都宮市(大谷)鞍掛山
くらかけさん:492m
                    


2008年4月16日 訪問

単独(リハビリ登山)

                           
 昨日、超満員の大谷森林公園駐車場で行き先変更を余儀なくされ、多気山に登ってしまったが、これが、あにはからんや足の調子が良かった.歩けた事にホッとしたり、嬉しさに感激したりで、今日は、ゆっくりと公園内を散歩しよう、、細野ダム付近に珍しい植物など見られるかも知れない、ッツー事で再び公園に向かった. ・・・・・・が、又昨日と同じ超満車.一体ここでは何をやってるんだ? 確かめてみようと思ったが、特別興味も沸かないので今日は「鞍掛山」に向かった.爺は別にピークハンターではないので、大変だと思ったら何処からでも引き返せる.鞍掛山の登山道途中には不動滝があり、十数年前に一度来たことがある.
 

 射撃場脇の林道入り口で、杉林の中に草花の大群落があった.どこでも見られる紫色の「ダイコンの花」だ(実はabeさんに教えてもらった).ま、雑草の分類であろうがこれだけの規模になると見事なものである.ただ、この林道は市内から近いのでゴミも多い.沢があるが、その水が綺麗なだけにゴミが余計目立ち、気分を阻害されてしまう.
 登山道入り口の広場についてビックリ.木々に覆われ草茫々だった所が、立派な案内板が立つこ綺麗な広場になっているではないか.

■写真左
案内板.イヤーーー、立派


■写真右
懐かしい鳥居
■写真左
鞍掛不動滝


■写真右
洞穴(戊辰戦争の時、難を逃れる為当時の宇都宮城主が身を隠したという伝説がある)

 デジカメをベルトにはめ、携帯とGPS、クッキー、お茶のペットボトルが入ったウエストポーチを巻いて杖をつき歩き出す.鳥居をくぐり、林内の広い登山道をゆっくり登って行く.林は間伐されているらしく、明るい.小鳥のさえずりも新緑にマッチ.登山もなかなか良いものだ.足が完全に治り、滝見復活後も時々山登り(だけ)をやろう、、、と、思ったりもする.
 首の無い神像二体があり、やがて道は水の少ない沢と合流し、沢の中を歩く様になる.濡れた岩の足を置く時、やや緊張するが特別な事もなく見覚えのある「鞍掛神社」=鞍掛不動滝 に着いた.
 滝は4−5m位で水は少なく細いが、両側が岩壁に囲まれている.神社といても社はなくこれ全体をいうのだろうか.滝の左手に洞窟があり、何やら御神体みたいなものが祭ってあった.滝を後にして、再び登山道に戻ったがやや登りが急になってきた.道が水に洗われているのか石がゴロゴロしてきて登りづらい.
 一汗かいて標識のある分岐についた.本によると、左は岩コースでクサリ場などがあるという.右は尾根コースとあった.←当然こちらを選ぶ.歩き始めると道は歩き易く広葉樹林帯で気持ちが良い.と、思ったのも束の間、すぐに急(ほんとに急(-_-; )な登りになった.

■写真左
尾根に向かう明るい道


■写真右
滑りやすい急斜面

■写真左
尾根に到着(分岐になっていた)


■写真右
岩混じりの尾根を登る
■写真左
真ん中に見えるのが「栗谷沢ダム」


■写真右
古賀志の山波
 急斜面は露出された地面が滑りそうで所々穴が掘られ、足場を造っている.上の方ではロープもあった.休み休み登る途中上を見上げると、満開の山桜がほんの少し風に揺れている.この急斜面、時間がかかった様な気がしたが、分岐から15分程して尾根の鞍部に着いた.
 そこは分岐になっていて、左が頂上方面.右にも道があったが誰かが迷わない様に枯れ木が置かれていた.少し歩くと岩混じりになり、僅かの距離だが慎重に登った.
 
東面が開けていて、小さな沼がキラキラ光っている.ゴルフ場があり白いビルの様なものが見えるから、沼は栗谷沢ダムだろう.その遠くはちょっと霞んでいる.やがてちょっとの急登で大きな岩の上に出た.そこは180度の展望台になっていて、南面に昨日登った多気山が見えた.又南西には(多分)古賀志山がギザギザの山容を見せている.中々素晴らしい景色だ.
 鈴を着けた50代位の人が登ってきて、汗を拭きザックから双眼鏡をだして遠くを鑑賞していた.しばらくして、挨拶を交わし話をして頂上はこの先だよ、と、教えてもらった.GPSで確認は出来ていたけど・・
 中間に短いロープが掛けられている3m程の岩を下りたが、爺にしてみればロープは上からあった方が良かった.尾根道を歩いていき途中「大岩展望台」という標識があった.成る程先程の場所をいうのか.
 大岩から10分かからずに三角点のある頂上に着いた.低山の悲しさ、灌木に囲まれ眺望はない(今の時期木々の間から少し望めるが、霞がかかって(ToT) ) ちょっと休憩をとり引き返した.此処まで、出会った登山者は一人の(中年)女性を含めて3人.静かな山だった.
(2011/10/14 再編集)
■写真左
大岩展望台


■写真右
三角点