◇滝見◇
日光市野門
野門沢の
支沢上流



                    



2011年9月18日
2011年9月24日

単独
(時間は参考にしない事)
                           
10m程の滝は右岸斜面を緊張して通過、沢に下りてその上流に少し高さのある滝を見た.近づいてみると垂直に水を落とす滝ではなく、角度のある斜漠といっところ.しかし水量が多いのでなかなか見応え充分である.岩を伝い落ちる水は変幻自在、撮影は楽しい.あちこち移動しながらカシャカシャやって後ろの少し高い位置に登ったら、この滝上に又滝の頭が見える.時刻はかなり経過しているので帰りを心配しなければならない.


 参ったなあ〜、、、と、思いながら気持はワクワクだ.急いで三脚とカメラをザックにしまい、飴をほおばって水を飲む.さあ、高巻き開始だ.時間の事はそれから考えよう(と、相変わらずお気楽)少し戻って左岸の急斜面に取り付く.
高巻きをしながらふと考えた.帰路、この支沢を戻るとして本流はどうするか? 同じルートを戻るとすれば15m滝を高巻き2段堰堤から急斜面を登ることになる. どの辺りで暗くなるか、急斜面登り中に暗くなってしまったらちょっと問題だ.これは却下.


 先程の沢登りパーティは下流の3段堰堤を巻いて遡ったのは右か、左か? (下流からみて)右は経験済みでとても巻ける様な地形じゃない.あそこを巻いて登れるなら、15m滝の梯子を越えるのは容易いだろう.左に巻道はあるのだ.


◆F7 25−30m位
 
■写真左
高巻きからF7を見る
11:25


■写真右
F8 50m級が見えた
 斜面は急だが木や木の根が豊富にあり特に困難はないが、結構上まで登るのでへーへーになる.やっと高巻きを終え沢に戻ると、かなりな高さの滝が向こうに見え驚いた.ドカンと50m級(は大袈裟かも知れない」が・・・) じっくり見いってる暇もなくそそくさと撮影し帰り支度を始める.来週、時間を作ってまた来よう.と、決心してあわただしく帰路についた.
(林道広場から遠望出来た滝はこれだと思う)

 少し急斜面はザイルを使いドンドン下りていく.10m簾滝は右岸トラバースを止め左岸を懸垂下降.本流15m滝は急ぎ撮影.2段堰堤はやはり右岸に巻き道があり、トラバースやルンゼの下降場所にはロープがあった.あわてず注意深く下降を続け、(下流の)2段堰堤に着いた時はややホットしたが、此処から左岸に取り付き一気に林道に出る尾根直登だ.踏み跡か鹿道か判らないがグングン(ヘロヘロ)登って行くと笹藪の中に顕著な踏み跡があった.


 薄暗くなってきてはいるがヘッデンを使うまでもなく足元は未だ見える.檜の樹林帯から林道に出た時は本当にホッとした.駐車場所に向かって歩き始め少ししてからヘッデンのスイッチをひねった.

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   此処からは9月24日の記録です
下流の2段堰堤上流に下りて、本流を遡行し3段堰堤は高巻く.途中左に支沢があるが先日の台風の為か岩石や土砂が押し出され、本流に積み上がり出合いそのものの形が変わっていた.初めの内はこんな沢があるとは思っていなかった(樹林内から流れ出ている沢があった事は覚えている)ので、ちょっと驚き少し道草気分で覗いてみた.すぐに二俣になり、どちらにも見えづらい滝がかかっている.その上も気になったがあまり長居も出来ないのでパパッと撮影して戻り、すぐ上に目的の支沢がありこの沢は樹林内から流れ出ている沢だと判った.自然の力は凄いと改めて驚かされた) =====以下、支沢出合いからF8迄は18日と同じなので割愛=====
■写真左
F8を高巻きから見る


■写真右
高巻き終了、上流の沢を見下ろす
上から合流するのは細い滝

12:30
■写真左
F8の頭


■写真右
沢の上流、手前は3m小滝、両岸登れず濡れながら直登するハメに
此処から2段滝の上にもう一つ滝が見えていたことは帰ってから判った.「カーソルを置くとその部分拡大」

 F8の高巻きはさすがに厳しい.右岸はハング涸れ棚があるからダメ.左岸のやや下流を下から見上げると斜面途中の壁下をトラバース出来そうだったが、実際登ってみると高度があり下が見えないので怖い.もう少し登って壁を越え、再びトラバースしたが小尾根を二つ越えた向こうが急なルンゼ.戻って結局尾根まで登り、シャクナゲ藪をトラバースして沢の見える所に行き着いた.
 右岸から細い滝が合流している所に下りる事が出来、少し滝下へ近づいてGPSを確認.1343mだった.滝下の標高は1261mだったので、誤差その他を考慮しても、この滝は50m級だった.滝頭までは怖くてちょっと行けない.少し休憩し、左に湧き水滝を見て上流に行くと滝が見えた.3m程の小滝を濡れながら越え、近づくと上段15m位、下段は2段で10m位の滝だった.此処までのこの沢は短い距離で大滝が4つもある実に驚く沢である.水量はまだ多いのでこの上にも滝があるかも知れない.高巻きの連続で疲れてはいるが、此処で引き返したら又来なくてはならない.(◆左はF9 2段滝)
■写真左
高巻き中にもう一つ滝が見えた


■写真右
支沢の支沢(アレ?)
■写真左
2段滝頭と、その上の滝
13:30


■写真右
上流の沢の様子
 2段滝の右岸は2段の涸れ棚があって、下段が切れているところがありそこを通って登れば巻ける気がしたが、手前のザレ場を登って切れ目に取り付くのが厳しそうだった.左岸下流に細い沢があり、登って少し緩くなってる小尾根に上がる.いい加減登ってトラバースしていくと滝の頭が見えたが、これは2段滝のその上の滝だった.2段滝下からは見えないもう一つ上があったとは驚きだった.その滝の左にも別の細い滝が合流している様でその滝下に下りられるかどうか探ったが、難しい様なのでそのままトラバースを続け、沢に下りたが水量が急速に少なくなりガレが堆積した勾配のある沢となっている.
 遡行を続けると、沢はすぐに二俣となった.右は4−5mの滑滝を懸け崖から水を噴き出して沢は終わっている.左は急勾配で最後にミニゴルジュを抜けると目の前に凄い崖が現れ沢が二つに分かれている、左は少ないが凄い崖下の中から、右は斜面の途中から大量に水が湧き出していた.カップに水をすくい飲んでみたがこの山域の他の沢同様詰めたく美味しい.
■写真左
二俣から左俣を見上げる.最上流に小ゴルジュ
13:45



■写真右
湧き水を落とす左俣の右沢
■写真左
数カ所から水がピューッと出ている
勢いはションベン小僧の水鉄砲位



■写真右
その上の崖
 ナギマークのある斜面を少し登りコメツガ幼木藪をくぐり抜け右の小尾根に出たら、藪のない尾根で鹿道もある.この尾根を登ると、上タケ沢と野門沢の中間尾根に出る様だが、時間的余裕もないので、遡行してきた支沢左岸尾根を降りて帰る事にした.西側に向かってトラバースしていき、僅かに水がある沢を横断して順調に左岸尾根に辿り着いた.尾根上は藪も薄く、これなら早めに出合いまで下りられそうだと思ったが、次第に急坂になってきて1550mを過ぎた辺りで崖に出る.右も左も下りられるかどうか判らず、結局支沢の方に(ザイルを使いながら)下りていく.
 下りてきた場所は2段滝を高巻きしたトラバースルートだった.随分下りたと思ったが、大して稼いでいない.これでは又、どこで暗くなるか心配だが、帰路のルートは判っているので休憩無しに下降していった.本流の出合いに着いたのは前回より遅い.これは駐車地手前の樹林内かその前の尾根登り辺りでヘッデンだろう.15m滝は今日は撮影せずに本流を下降していった.(野門沢から左岸に上がる所の)堰堤に着いた頃渓は薄暗くなってきたが、陽が落ちたばかりの空はまだ明るかった.
■写真左
遠くに県境の山々


■写真右
中央に川俣湖が見えた
■写真左
ナギマークの場所はそれ程ガレていない


■写真右
ナギから入った尾根の様子
15:05