◇滝見◇

日光市(旧今市)
今市ダム周辺の滝3


                    



2010年4月1日 訪問

単独



(時間は参考にしない事)
                           
 前回、雪に見舞われた大滝の上に見えた2つの滝が気になり、出掛ける事にした.天気もまずまずだが、今日も家を出るのが遅くなってしまった.家からこのダムまで1時間半位で来られるから、そういうクセになったのかも知れない(反省を頭に浮かべつつ).大滝の右、左とも爺には厳しそうなので、今回は右岸からいっきに大滝の上に出る計画だ.それでも等高線の密な場所を上手くトラバース出来るか心配だが、行ってみなきゃ判らない.


 扇沢橋の近くから斜面に取り付き、尾根を標高650m近く迄登りトラバースを開始した.途中1ヶ所だけ急な泥付き斜面で、樹木がまばらな所があり高度感も手伝って緊張しながら通過する.小尾根を回り込むと、下に滝が見えた.2段目(中段)の滝かと思ったが、滝下におりてみると下流にもう一つ滝が落ちていた.

■写真左
斜面をトラバース
10:15

■写真右
小尾根を回り込んで滝を見る
■写真左
上段の5−6m滝


■写真右
中段も5−6m、俯瞰撮影
 下流の滝の下が切れているので、それが前回雪見(笑)の大滝だろう.すると今いる所は上段の滝下だ.先日対岸尾根から見た時はもしかしたら10m位あるのではないかと思ったが、5−6m位だった.パパッと撮影を済ませ、中段(下にある滝)に下りるかどうか考えたが大滝の崖が目に入りちょっと怖い.無理して年寄りのヒマラヤ水になるのも何なので、上から撮影して誤魔化した(笑).
 さて、上段の滝は木に掴まりながら左岸を巻いて上に出る.ほんの少し遡ると階段状6m滝があった.これはわけなく越えられ、上に3m程の滑滝が繋がっているのが判った.此処までで、大滝からの連瀑帯は終わり、沢は一旦穏やか風になった.ただ、渓は相変わらずV字状になっていて、圧迫感がある.
  岩がゴロゴロした沢を遡っていくと、再びゴルジュ風になり、三日月形に屈曲する3m程の滝があった.水流の中に足掛かりを得て突っ張りながら登るが、中々愉快であった.沢は勾配を増して右に曲がると2段の綺麗な滝が現れた.上下とも落ち口が同じ様な形をしていて面白い.撮影しようと滝下に近づくと、右ガレ斜面からカラカラと音を立てて小石が落ちてくる.立っている河原は少し離れているので落石でも大丈夫と思われたが、しょっちゅう落ちてくるから、何だか落ち着かない.
 手前のガレルンゼを登り、岩が重なっている所を乗り越えると根っこごと倒れた太い枯れ木がルンゼを塞いでいた.根っこを回り込む様にして、左斜面を這い上がる.小尾根に登り着きルンゼの上流を見ると、(東南に伸びる)尾根近くに壁が立ちはだかっているのが見える.登山道はその上か、、、と、思いつつ小尾根を回り込むと上段の滝下からルンゼが上がって来ていてその向こうが見上げる壁になっている.
 これは駄目か!と思いつつこの小尾根を少し下降すると、うまい具合にバンドがあった.ルンゼを注意深く横断し、このバンドの向こうが崖でありません様にと祈りながら通過する.幸い崖ではなく落ち葉の積もった緩斜面だった.

■写真左
大滝落ち口


■写真右
階段状の滝
11:10
■写真左
三日月形滝


■写真右
2段10m程の滝
■写真左
ルンゼ下に見えるのは2段滝の上段
右のバンドを通る


■写真右
(標高850m)10m位ある滝
12:45

 2段の滝の上から急速に水が少なくなり、一旦涸れ沢となるが100mも遡ると水が復活した.小滝が幾つか続き、流木の散乱するV字谷は歩きにくい.標高850m付近で、落差10m程の綺麗な滝が現れた.滝前が少し広く、落ち着ける場所だったので大休憩&昼食とした.空は曇りだが青空も見えている.風もないから寒くはない.
 休憩と撮影を終え、此処も右(左岸)のルンゼを登り途中から小尾根を回り込む.岩場を避けて落ち葉の積もった斜面を下り始めた時、滑ってそのまま5m程直滑降してしまった.下の方には落ち葉が深く積もっていたので何の問題もなかったが、ズボンのお尻に思いっきり泥が着いてしまい、一人で笑う.沢は傾斜を緩め水も少なくなりやがて涸れてしまった.

■写真左
CS2段
13:35


■写真右
広くなだらかな樹林帯
■写真左
974m付近の尾根


■写真右
樹幹の間からみる(さいわい橋上流の沢の)大滝
■写真左
対岸の連瀑群


■写真右
下る尾根道(結構急です)
14:45

 左岸に登れそうな斜面を探しながら涸れ沢を遡ると、CS6mが水を落としている.水はすぐに沢に消えていった.左を小さく巻いてCSの上に出ると、沢に殆ど水がない.CSの間から湧いて出てる様で、何だか不思議な光景だった.
 CSの上は涸れ沢が三俣で広く平らな、何だか落ち着ける所だった.休憩を取り右の小尾根を登って行くと、僅かで(東南に延びる尾根の)974m鞍部に着いた.今日は、この登山道を下りる事にする.途中、954m付近から、さいわい橋上流の沢の大滝が樹間より確認出来た.更に、前回行き詰まった”高落差の滝”と思われるものも、遠望出来た.何とそこには崖(おそらく100m以上)に段瀑となって落ちている.細い筋だが、上に2段程 下に数段であった.次の目標が出来たな・・・と、苦笑.尾根道の踏み跡を追いながら下りていく.