◇滝見と山登り◇

日光市(今市)
今市ダム周辺の滝2
月山

がっさん:1287m

                    



2010年3月26日 訪問


(時間は参考にしない事)
                           
 先日に続いて今回も今市ダム周辺の徘徊、扇沢橋の向こうに見える沢だ.以前(かなり前)一度だけこの橋から(沢を)見た時、ダム湖に小滝をかけて注ぎ込むこの沢が気になっていた.流程が短く上流は等高線が密になっており、険しそうだ.橋から見る沢の水は先日ダム下流の沢を遡行の帰りに見た時より少ない様だ.ん、にしても今日も遅いスタートだ・・・


 出合付近の両岸はそう高くはないが崖っぽくなっているので、その小滝の上流に下りる事にした.ガードレールに大きく「月山→」と描かれている.案内があるのは有り難いが、こういう方法は落書き問題が出ないのかな.橋の脇にある階段を上がり、少し登山道(踏み後程度)を登り適当な所からトラバースして、沢に下りた.この頃から曇っていた空から雪が降り出してきた.遡行するとすぐに2段4mが現れる.

■写真左
扇沢橋から見る
9:45

■写真右
沢を下に見ながら下降点を探す
■写真左
2段4m


■写真右
早速ゴルジュが
 形が良いので、撮影していく事にした.この滝は右(左岸)を小さく巻く.沢には、流木が多い.ゴルジュにある1.5m程の小滝は、手前に釜を持ち両岸が切り立っていて通過が難しい.右壁をへつれば何とかなりそうだが、滑って落ちると膝上まで濡れる事必須.雪が降り少し寒い今日は濡れたら辛い.やむを得ず大きく高巻いたが、沢に下りる時3m程の岩陵が下りられずザイルで懸垂下降し、何とか沢に下りた.
 沢は勾配を増していき、流木がさらに散乱して荒れ模様だ.右にルンゼをかけ、大量の岩石と流木を押し出してきている.上流に又ゴルジュが見える.通過できるんだろうかと心配になりながら遡っていくと、木や岩がうまく折り重なっていて楽に通る事が出来た.右に水の滴る涸れ棚を見ながら(沢を)左に曲がると上の方に少し落差のある滝が見えた.

■写真左
大滝が見えた(中央やや右)
10:25


■写真右
傾斜の緩い滝
■写真左
大滝
10:30


■写真右
尾根から見下ろす大滝、上に中段の滝
(上段は木々と雪で画像判別出来ず未掲載)

 その前に大きな岩が見える.そこを通れるかどうか心配だったが、小滝を越え近づいてみると傾斜の緩い3m程の滝で右を難なく通れ、越える事が出来た.緩いS字を描く様に沢曲がって、滝の前に立つとそれは意外に高い落差を持つ堂々とした大滝であった.滝そのものは25−30m位あるだろう.細いが、降りしきる雪の中で美しい.
 雪は次第に強くなり、合羽も帽子もくっついてはすぐに融け濡れてくる.雪を払いながらの撮影はしんどい.(もともといい加減だから問題ないが・・)出来上がりに期待は持てないから、この滝の上に行く算段をしてみる.右も左も崖で登れない.左(右岸)手前に急斜面だがホールドが多く登れそうだったが、雪が積もり不安.右にガレルンゼがあり上の様子は判らないが、取り敢えずこっちを登ってみる事にした.
 ザラザラと崩れやすい岩屑を登って行くと、上方に涸滝が見える.2段5mは下部2mが少しハングしていて(爺では)辛い.左は垂直に切り立っている壁.右の小尾根に登ってこのルンゼの涸滝を巻く.この尾根から振り返り、大滝を見るとその上に2つ滝が見える.この大滝は全体で3段の滝らしい.中段は5−6m位、更に上段は木々と雪で見えづらいがやはり5−6m位.3段40mを越える大滝だった.

■写真左
登山道
11:50


■写真右
急斜面が緩んだ辺り
13:40

 小尾根は登るに従って急斜面になり、木がなかったらとても登れそうにない.沢の方に移動したいのだが間に急傾斜のルンゼがありこれも厳しい.更に登って行くと壁が現れた.左はルンゼの上、扇状に広がっていて壁との切れ目をトラバース出来そうだが、すぐ下に涸れ棚があり怖い.壁下を右に移動すると木が貼り付いている岩壁帯になっていた.そこを何とか登り詰め、820m程まできたが相変わらず沢の方には回れそうにない.仕方がないので沢は諦め、少し登ると尾根の(830m)登山道に出た.
 雪は小降りになり、空も明るくなってきた.
時間は11:50分、どうしようか暫く考えこの登山道を月山方向迄登って見る事にした.974m鞍部の辺りでは、沢の様子も判るかも知れない.積雪も大したことはなく、足首程度しか沈まない.風がないから寒くない.ゆっくり休憩を取って歩き始める.気分良く登って行き Yoshiさんが見たという945m付近では尾根の右下に水音が大きく聞こえたが、全体が真っ白で良く判らなかった.やがて、974m鞍部に出たがこちら(左の沢)も白くて良く判らない.
 
休憩し戻ろうかどうしようか考えたが何となく不完全燃焼なので、このまま登山道を登ってみる.行ければ月山迄行ってみよう、と言う訳で再び歩き始めた.ふと、先日の(右下の沢)対岸の尾根から見たこの上には急斜面が待っている.あれの直登はかなりきついな、、、等と思いながらも、いやいやきっとどっか回り込みながら登っているに違いない、、、等と自分に都合よく考え不安を払拭してみたりもした・・・・・が、甘かった.ジグザグ道どころか、まるで直登であった.あまりに急で膝をつきながら四つん這いで登った所もあった.こっちは、一般登山道じゃないんだなきっと・・・

■写真左
稜線の小ピークでは青空が


■写真右
岩場を回り込む所にロープ
14:05

■■写真左
栗山ダム



■写真右
頂上の祠
 尾根下降は特に問題なく、踏み後もしっかり確認出来て捗った.が、調子よく下ったせいか1000mピークから南に派生する尾根に引き込まれてしまった.1000mピークを越えもう少し東に歩き(地図の)鞍部から南に分かれる尾根に入る筈だった.GPSを確認すれば何て事ないのに100mも下降してから気づくという相変わらず「ちゃらんぽらん」な爺である.


 仕方がないので、沢に下りるとすぐに二俣だった.水量は少ないが両方とも同じ位.大きな滝が無い事を祈りながら(アレッ?)下降を続ける.祈りは通じたのか、下降に難はなく(イ)6m位の滝を左から巻き下りた程度であった.その後も小滝はあるが問題なく下降出来、700m付近では、(上流から見て)左から沢が綺麗な滝をかけて合流している.水は少ないが、(ロ)連瀑帯になっていて、上段の(ハ)2段10m程の滝は中々良い.ゆっくり撮影したかったが、時間が遅いのでコンデジに収め早々に下降を続ける. ジャジ沢との分岐手前では、大岩に隠れる(ニ)3段8m程の滝が勢いよく水を落としていた.
(駐車地着17:30)
■写真左
月山頂上
14:30



■写真右
今市ダム下降方面、登山道の様子
1000m付近だっけか?

■写真左
(イ)6m程の滝


■写真右
(ロ)連瀑帯の中段
■写真左
(ハ)2段10m滝
16:05



■写真右
(ニ)岩に隠れている滝