◇滝見と山登り◇

日光市(足尾)
下中手沢から二子山
ふたごやま:1556m

                  



2014年 5月 3日 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
  今日は前々から気にかけていた足尾と群馬県境の山へ向かう事にした.予定としては下中手沢を遡行.分岐がいくつかあるがあくまでも水の多い方を追って行くというもの.詰めて小丸山〜二子山の稜線に上がる.ただ、上流部の沢はまだ残雪もあることだろうから現地で判断.帰路は、双子平を見て台石山(二子山の北東1520m峰)から北に延びる尾根を下る計画.下中手沢については、大きな滝はなく小滝が数個ある平凡な沢であると手持ちの資料(足尾山塊の沢=岡田敏夫氏)にある.この記述もあってアプローチが比較的楽な割に今まで訪れていなかったが、先だっての大佐飛山山行の疲れが中々抜けず体力がイマイチ.ま、年齢が年齢だからしょうがないが暖かい日が続くと、どうしても水が恋しくなる.ま、身体慣らし(沢慣らし)に丁度良いか.

 車を駐め支度をして対岸の山を見ると、アカヤシオが群れて咲いているのが判った.降りてくる尾根とは違うが、今日の帰路は期待出来るかも知れない.ゲートを越えて左に餅ヶ瀬川を見ると水が何だか凄い多さだ.此処から見る限りとても渡れる量じゃない.ちょっと心配になってきた.下中手沢にもし渡れなかったら、林道が僅かだけ(餅ヶ瀬川)右岸に通っている所で尾根に取り付き、回り込んで沢に降りよう、、と、考えた.取り敢えずその場所は通り過ぎ、ちょっとした広場にある小型変電施設の近くから沢に降りた.水門開閉施設? のある堰堤の上に出て沢は広くなっていた.そこの少し上流で膝まで濡れたが簡単に渡る事が出来たのでラッキー.下中手沢出合には満開のアカヤシオが迎えてくれて2度ラッキー.


ゲート 6:55


対岸尾根に見えたアカヤシオ


水量が多い餅ヶ瀬川


昨年秋に遡行した支沢出合滝 結構迫力的だった


下中手沢出合近くにあった


下中手沢の様子
 沢に入っていくと水量は多いが小滝がいくつか出てきた程度で概ね平凡だった.一ヶ所ゴルジュ風になり通過出来ないの左岸高巻きになったが、これが結構な高さまで追いやられ少ししんどかった.だが、そのお陰か資料にもあった古道を見つける事が出来た.沢を下に見て途切れ途切れの古道を追って行く.その内斜面が崩れている辺りで道跡はなくなり広い沢の右岸、左岸を適当に歩いて行く.道跡がどこで沢を横断したのか今度は右岸に現れた.標高1000m付近で、道跡は高みに上がって行く.道に沿って登るのも何なので沢を行くとすぐに二俣になった.水量は2:3程.多分右俣が本流だろうが左俣を少し覗いてみたら、分岐から100m程の所に滝が見えた.此処までフイルム撮影したのは2ヶ所だけ.滝に近づいてみると2段6m程だが水量が多いので結構迫力がある.一応撮影をしていく事にした.この沢の右岸を見上げると道跡が枝尾根の下を通っていた.左岸には見当たらない.


枝沢の滝 15m位


水が多く勢いが良い 釜に魚影は見えなかった


新緑が出始めた沢の様子


左岸の道跡


二俣出合いから左俣 8:45
 この上にも滝の頭が見えるので、右を小さく巻いて上流に出るとその滝は4m+3m程か.しかし、倒木と流木が下段にあって少々景観アウト.コンデジだけでパス.戻って本流を遡行するか迷ったが、ま、どちらも似た様なものだろうと方針を変更.この支沢を詰めて二子山に近い稜線(西側)に上がろうと決めた.少し遡ると二俣に出た.かなり広い.道跡はこの広い所に出て、消えていた.近くで崩れた炭焼窯を一つだけみつけた.又、この広い場所でキラキラ光るツブツブを持った白っぽい岩塊を多く見た.左から涸沢が合流していて、その中に白い雪の塊か? と、思って近づいて見たら岩だった.

子供達が小さかった頃、良く(上三川の)鬼怒川河川敷で水晶の形をした細かいツブツブが入った、そう大きくない石を見つけては喜んだものだが、この石に似ていたのでそういうものが入っているかどうか見てみたが、特にそう言う物はなかった.又、誰かが砕いたのか細かく割れたものが散乱していた.


滝頭にあるのはCSに見えるが岩 この岩山伏の額につける
冠(?)に似ているので、”冠滝”と称したいが、無理?(笑)


”冠滝”(笑) 上流の滝 手前白いのは残雪


よく目立つ白い石 これは直径30cm位


細かく砕かれた様な白い石 散乱していたのは
1ヶ所しか見てない


道跡を整備したと思われる石積み


右沢を選択 9:45
 少し休み、エネルギーの補給をして此処は少し水量が多いとみられる右沢を遡行していく.驚いた事に沢一帯におびただしい倒木があった.そう言えばこの辺り落葉の針葉樹系(カラ松?)になっていた.ただ、倒木などは新しいものではなく苔が生えたり、折れ口が古かったりだから最近のものではなさそうだ.くぐったり、跨いだり、回り込んだりで結構難儀する.その内、残雪が出てきて沢の少なくなった水はその中に消えていった.遡行を打ち切り、枝尾根に登る事にして取り付きやすい斜面を探すがどれも結構きつそうだ.左岸がかなり崩壊している場所から少し戻り、右の泥付き斜面に取り付いた.急なのに変わりはないが鹿道が斜めに上がっていたからこれを利用する事にした.(地図に1352Pと表示のある右側の北北東に延びる枝尾根) 登っている途中対岸を見るとアカヤシオが結構見えた.帰りはあの尾根を下るのだなと思うとちょっとワクワク(下るのはこの斜面から見えないもう一本奥の尾根なんだけど・・・その時はそう思ってしまった←この辺りから二子平が頭から離れつつある)


倒木が多かった所


残雪が出てきたのと水量が貧弱になってきたので
この辺りで打ち切り 10:00


鹿道を頼りに泥付き斜面を登る


鞍部の水溜まり 10:20
 さほど苦労もせずに1350m鞍部に着いた.藪もなく落ち着ける様な場所だった.西側に本流を遡行して上ろうと思っていた小丸山が見えている.鞍部中程には雪融け&雨水と思われる水溜まりがあった.登った斜面では全くなかったアカヤシオが西側の斜面には一分咲き程度で咲いている木が数本あったので、適当にパチパチ.ゆっくり休んで撮影を楽しんでいると上の方でちょっと太い(熊鈴の)音色が聞こえた.空耳かと思ったが、それはどうやら稜線の方から聞こえてくる登山者のものらしい.まもなく鈴の音は聞こえなくなった.

 アカヤシオは鞍部から登り始めても結構出てくる.花の咲いていない完全蕾の木も幾つかあった.稜線に向かっての登りはテープなどないが鹿道以上(と、思う)の踏跡があり登りやすい.1400mを過ぎた辺りからは密生するシャクナゲが出てくるが、下にははっきりした”道”があり困難はない.1450m辺りを越えると傾斜は緩み、シャクナゲから脛程度の笹に変わった.そこには細い鹿道が延びており一見気持ちの良い広い斜面になっている.”一見?”・・・下を向いて歩いていると沢山の鹿の糞だらけ.つまずいて地面に手をつこうものなら、、、、(笑) 殆ど乾いているので臭いはないが、もう少し暖かい時期ではどうなのだろう.これは稜線に着くまで続いた.


鞍部から見えた小丸山


まだ蕾の多い木


シャクナゲ藪に突入・・・と言う程でもないが、、


踏み跡がしっかり


笹斜面に出ましたよ〜



 稜線に登り着いた所から二子山はすぐで、2個の石柱を見逃して山頂を過ぎてしまう所だった.山名板は二枚とも左少し上.先日瀑泉さんが落ちていた山名板を掛け替えたという一枚もしっかり収まっている.展望はあまり良くないが、木の間から袈裟丸山の連なりが僅かに見えた.山頂から少し離れた所で倒木に腰掛けランチタイム.木々にはまだ葉が出ていないので日差しがありポカポカ暖かい.眠くなるので、さあ出発だ.アカヤシオはどの辺りで会えるだろうか? と、この時点で二子平の事はすっかり忘れてしまった.


稜線到着 11:25


二子山 山頂 11:45


残雪が残る二子山北斜面


残雪の中に靴跡(台石山に向かっていた))


台石山山頂 12:25


台石山 山頂にある標識 山名確認は出来ず


大きい平たい岩 大人が足を伸ばして寝る事が出来る


下降して行く斜面 もう間違えてるのだが・・・
 薄い笹の中の踏跡を追って急降下.北斜面なので残雪が結構ある.その中に台石山へ向かう靴跡があった.今日の新しいものではないから、先日の瀑泉さんのものだろう、と、その時は思った.しかし、先日の瀑泉さんの足元は地下足袋だったらしいから違う人の様だ.尖った角の無い岩が点在する斜面を一登りして台石山頂上に着く.平らな大きい岩がほぼ水平に鎮座しているのが何とも奇妙.少し休んで北の尾根下降を開始する・・・筈、だったが木に赤テープがあるのでそっちへ向かって下りてしまった.少し急だが踏跡もないが藪もないので気分は緩みがち.針葉樹林の中で広い斜面を下りていく.ちょっとした窪地で休んでいたらしい鹿が声も発せず逃げていく.尻尾は真っ白、毛並みは濃い茶色か.
 しばらく下降しても光景は変わらずだだっ広い.ちょっと心配になりGPSを確認してみる.ゲゲッ、目的方向とほぼ南に90度違う斜面を下りていた.仕方がないので真北に向かって下降気味の大トラバースを敢行する(表現程大袈裟ではないが、、).台石山を下りる時確認するべきだったと後悔しても遅い.しかしこのトラバースは中々気分の良い樹林の中だ.木々は密ではなく適当に間隔がり藪は皆無.下草はこれから出てくるのだろうが殆ど無い.落ちている枝や倒木もあまりない.しばらく歩き大きな窪地(沢の源頭のな場所)を横断すると仕事道と思われる道跡に出た.少し辿っていくと尾根に出たがこれは東に派生している尾根で目的の下降尾根とは違う.GPSで高度を確認すると1330m位だった


トラバースの緩斜面


同 左


下降目的の尾根に出ました♪ 13:35


何だかアカヤシオが・・・


下降尾根の途中にあるこの大岩からも、好展望


幅広い沢に下りた 14:45



堰堤が見えた この上流を徒渉すれば駐車地にドンピシャだったのだが、、、
15:15
 尾根を回り込むと針葉樹林帯からやや密な灌木帯になった.幾つか咲いているアカヤシオが見られたが、いずれも下から見上げる様になるのと、灌木の枝で遮られ綺麗さはイマイチ.ちょっと残念な思いをしながら急斜面をトラバースし、小尾根を乗り越えると赤いテープが目についた.安堵して少し休憩し、下降した途端かなりな数のアカヤシオに出会う事になる.それからの下降は派生する枝尾根が多く間違う事数回.アカヤシオにつられて数十メートル間違い下降し、慌てて戻る事も.さらには、餅ヶ瀬川に近づいてからも間違えは止めどがない.

 杉(檜だったか?)尾根の下降を終え餅ヶ瀬川右岸に着いた時、見えたのは大きな堰堤(GPSを確認しようとしたが衛星捕捉出来ず).悲劇(笑)はこれをあのキュービクルのある堰堤と思い込んでしまった事である.実は、この堰堤は車を駐車している所にある2段堰堤だったのだ.今、立っている斜面は急だがザイルで下りられない事はない.堰堤の上も広く水の深さも腰以下だろう.渡れると思ったが、どうせ下りるなら袈裟丸橋といえまつ橋の間の林道に下りる方が徒渉がないから楽.目の前の堰堤はその林道の下流方向にあるのだが、何しろ堰堤事態を間違って思い込んでいるから始末が悪い.うん!この堰堤の下流に行けば(橋と橋の間の)林道に直接下りられる...と、微塵の迷いもない(笑) ←地図をロクに見ないバ○爺

 どんどん右岸を下降していき、沢を二つ渡りズルズルのルンゼを横断して尚気がつかない.川に下りて下流を確認するが橋は見あたらない.まだかまだかともう少し下降し回り込むのが難しい岩に行き当たる.何だかおかしい、、、と、やっと気づく.地図の一点を指さして  も、もしかしてあの堰堤は・・・・( GPSを確認しようとしたがやはり衛星の捕捉が出来ない) 此処から戻るか、川を渡るか だが、どうせ汗だくな熱い身体冷やすには丁度良いッ と、ばかりに”渡る”を決めた.対岸は崖ではないから林道に上がるのも楽と言う事もある.だが、此処ではちょっと流れが早く渡れない.川に入りながら少し下降して行くとラッキーな事にインゼルになっている場所があった.流れが二つになるので強さが半減されている.太腿位まで濡れたが比較的楽に徒渉できた.良かった良かった. あれ? 何か忘れた(二子平)、、、が、 ま、いいか. 駐車地帰着 16:00









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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.