山登り

那須塩原市
小蛇尾川2 釜沢偵察

                  



2012,5,12 訪問


(時間は参考になりません)
              
 前回の小蛇尾川探索は水が多く計画変更などでやや不完全燃焼だった.沢の水量が少なく徒渉が楽なら、もう少し速く行動出来るかも知れないが、やはりネックは塩那道路のゲートが開いている時間帯だ(午前8時〜午後6時).

 まあ、また土平駐車場に泊まってしまえば良いのだが、この年でも最近仕事が結構忙しく二日休むのが難しい.そこで、釜沢上流を探索するのにどの程度時間が掛かるか、途中、テン場に適した場所があるかどうか、偵察を兼ねて再び小蛇尾川に赴いた.今度は爺より格段に足の速い次男を同行し引っ張ってもらう事にする.

 8:25スタート!(←これがもう少し早ければなあ・・・)

  フイルムバージョンはこちら、下手ですけど・・・
 


前回に比べて水量はかなり少なくなってる


イワナ沢



イワナ沢8m滝

 土平の駐車場を前回とほぼ同じ時刻に出発し、枝沢をイワナ沢に下降して途中8m滝は少し撮影していく.水量が減っているので見間違う程の変わり様.

 他は全てフイルム撮影をパスし釜沢出合いの二俣まで一直線に下降する.途中、小蛇尾川の左岸には軌道跡と思われる道形や法面補強の石積みが各所に見られた.多少笹藪だったり、崩落している個所もあるが総じて歩き易い(沢の中より).

 出合いには古いツエルトがいつから張ってあるのか置き去りにされていた.




左(イワナ沢)から下降し小蛇尾川に合流



水量は多いが前回ほどではなく容易に徒渉出来た.
大岩の左上に笹と同化しているYuki


軌道跡の石垣


水は見事と言える程 綺麗


左岸の軌道跡、結構歩き易い



釜沢出合いに到着 (沢は画像奥左側から)



張り残されたツエルト


釜沢の水も本流に負けじ劣らじ
 左岸から合流する釜沢も実に綺麗な水である.遡行を開始するとすぐに滑床になり続いて小滝が連続して出てきたが、濡れた岩床部分が極めて良く滑る.こういう場所、アクアステルス(2人共同じ)は弱い.足に緊張感を抱かせじっくり遡って行くがそれでも滑るものは滑るので大変だ.

 3m程の滝がある場所は右にやや水量のある枝沢が合流している.この枝沢出合付近は5−6m程の細い滝だ.尚も遡行を続け、両岸が切り立ちやや渋い所をへつって越えると中々見応えのある滝が出てきた.15m程あるかも知れない.早速撮影に興じる.Yukiはその間、(滝直登は無理なので)巻けるかどうか偵察




オオ〜




オオオ〜



沢床は滑るので水線を歩いて行く


軌道跡


軌道跡は荒れてるので沢内を遡行


渓が狭まってきましたよ



15m滝 中々立派です

 撮影を終え、Yukiが偵察してきた右の涸れ沢を登って容易に滝上に出る事が出来た.この涸れ沢を登る最中、上部に石垣を見る.なる程、下流から続く軌道はこの辺りへも来てた様だ.と、いうよりもっともっと奥まで続いているに違いない.

 続いて、深い滝壺を持った4−5m位の滝が前方を塞ぐ.現在時刻が11:20分.上流二俣迄行けそうな気はしたが、帰路、別の沢を遡行するルートをとるつもりだったから撮影を終え、軽くエネルギーを補充し、沢を下る事にした.


巻いて滝の頭


すぐに小滝、此処で引き返します



釜沢出合い本流から下流を見る.すぐそこに堰堤

 釜沢出合い迄戻り、気分の良い河原で昼飯とし、(小蛇尾川)下流堰堤の下、右岸から入り込んでいる支沢は出合いに見事な滑滝を架けているが、縦横無尽にロープが張られているのが残念だ.何かの機械を点検する人の為のものだとは思うが、もう少し上手に張れないものかと、苦笑を隠せない.

 沢慣れしている人や釣り屋さんなら、特にロープは必要としないでしょう.快適に遡る事が出来る.

 蛇尾川流域の特徴である水の綺麗さ、清楚さは此処も例外でなく穏やかな渓相と共に癒し系的風景だ.


堰堤の上から俯瞰、右から支沢が合流


(本流左岸)ロープが張ってある道を少し下流へ



支沢出合いに段瀑 中央右の白いのは逆光のフレア




太いロープが・・・



尖り岩のゴーロ沢


滑床も出てきて



3m程

 綺麗な小滝やそこそこのCS滝などを撮影しながらのんびりと遡行した.水は一旦涸れるが再び、三たび現れ途中から空近くになったペットボトルに補給.沢が直角に曲がる辺りでは滑床になる.

 二俣に着きどちらを選ぶか迷うが、水の多い左へ行き、次の二俣はやや勾配のきつい右を選んだ.渓はV字になりやや険しさを増していく.1160m付近では10m程のCS滝が現れた.岩に挟まっている岩が崩れてきた土砂を積もらせているので、越えて行くのに難儀ではなかった.

 水は極端に細くなり、沢はまるで竹を割り縦に置いた様な程細いトイ状になって、ギボウシの生える広い窪地に消えていった.膝上の笹斜面は急ではなく、18号鉄塔付近の登山道に登り着いたのは丁度15:00ゆっくり歩いても駐車場には40分もあれば着くだろう


水が少なくなって・・・


ほぼ涸れ沢に


難儀しながら登ります


僅かに水がサラサラと



笹藪漕ぎ


登山道に出ました

 フイルムバージョンはこちら、下手ですけど・・・ Photo Nikon S6100 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.